田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

花嫁は夜汽車に乗って~第二談

2017-05-25 18:55:00 | ヒゲの盤上の世界
住み込みで、滋賀県のびわ湖で働き始めたヒゲ。
ひょんな事から総アガリ(調理師全員が仕事を辞める事)になり、
思わぬ休日が取れました。
月に2.3回の帰宅しか出来なかったのが、なんと連泊可能に。
やっと、カァちゃんと新居に落ち着いた時間を持つことが出来たのです。
            
              ≪ 学生時代のテレビもそのまま ≫
        ≪ こんな時間も ≫
そんな或る夜、ヒゲ夫婦は気になっていた寿司屋さんを訪ねました。
新居のマンションの目の前にあるんです。
古いタイプの寿司屋さんで、“ざこば寿司”と云う珍しいネーミング。

ひとしきり堪能したヒゲ夫婦。
見ると、ご主人は客と将棋を楽しんでいます。
やがて相手の客が帰ると、困ったな〜とヒゲの方に視線を送ります。
そしてヒゲに、「兄ちゃんも板場なら、将棋ぐらい演るやろ!?」と
大阪弁で問うてきました。
              
こんなシツエーションが、ヒゲは苦手です。
説明するのが、面倒臭いからです。
「 手合い(!)は、こうですヨ 」と、相手に同意させるのが大変むつかしい。
「 あのう、普通、私との手合いは、飛車・角落ちでするんですが ・・・ 」
下手にこんなセリフを吐くと、相手によっては、「 あなたは馬鹿ですヨ 」 と
宣言している様に受け止める方も。
この誤解が辛い。
コレが将棋道場辺りなら、自動的に二枚落ちの手合いが付き、
しかも、何のわだかまりも無いのがすがすがしい。
つまり、ヒゲといえど、滅多にこの手合いの説明は出来ません。

その時も、少しためらった。
そして、穏便な表現で、飛車・角落ちを提案した。
寿司屋の大将も、少し迷った後、受け入れた。
よほど、将棋の相手が欲しかったのでしょう。 (笑)
瞬く間に、三局を消化した。
なにしろヒゲは、現役をリタイアして間もない頃。
下手の横好きのおっちゃんには、どうにもなりません。
面白いもんで、この時の出来事が、後の田園の店でのヒゲとの
駒落ち将棋宴会の素になったのです。
しかも、この出会いで、あけみカァちゃんも職場以外での知り合いができました。
京都では、案外大切なことです。
懐かしい嵐電の写真。  
    
             

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コメント (2)
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