Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

もうひとつの奇想の庭園 「The Tarot Garden」

2006-02-23 | Bomarzo 怪獣聖林
ボマルツォの怪物庭園のルポを書くのをずーっとサボっていたら、randoさんという方からTBを頂きました。この方、驚くなかれ、ローマから電車~バスを乗り継いでボマルツォまで日帰りされて、ブログに詳しいルポを書かれています。Tomotubby も頑張って、Tiger Balm Garden 同様、この奇想の庭園をいろんな角度から紹介し、ローマからオプショナル・ツアーのバスくらい出してくれるように人口に膾炙せられるよう頑張らなければならない。と決意を新たにしました。

で、ボマルツォから程近いところに、奇想の庭園がもうひとつ。

Niki de St-Phalle が The Tarot Garden という、ボマルツォの現代版みたいなのを作っていまして、ここのホームページがやけに愉しいのでご紹介します。ガウディがバルセロナに造ったグエル公園にも少し似ていますが、こちらは雑木林の中にあり、とても市民憩いの場という趣きではなく、Niki が独自世界を現出した場という感じで強烈です。


彫刻は Tarot card が題材で「ジョジョの奇妙な冒険 第三部」を思い出しました

願わくば、どこかの旅行社が、ここと本家怪物庭園を抱き合わせにしたツアーでも企画してくれればいいのに。と思ったりしてます。でも The Tarot Garden、1998年5月にオープンしているのに、日本では殆どその存在が知られていないあたり、やはり自力で行くしかないのかな。

因みに日本には世界唯一のニキ美術館があります。偶然にも今年は、日本縦断で「ニキ・ド・サンファル巡回回顧展」が以下スケジュールで開催されるそうで、現在ニキ美術館は休館中です。

2006年3月29日(水)~4月9日(日) 大丸ミュージアム梅田 大阪
2006年5月11日(木)~5月22日(月) 大丸ミュージアム東京 東京
2006年6月17日(土)~8月15日(火) 名古屋市美術館 名古屋市
2006年8月22日(火)~9月24日(日) 福井市美術館 福井市


Jean Tinguely へのオマージュかな? Niki も2002年5月に他界してしまいました

小姐を「海馬蹄筋」で羞恥責めしてしまった

2006-02-23 | Asia 「圓」な旅
前回、Beijing Rainbow Hotel (新北緯飯店) 内のレストラン「時珍苑 (ShiZhen Yuan Herbal Food Restaurant)」で、ゲテモノ薬膳料理を食べたことについて書きました。

このゲテモノ薬膳料理の中で「海馬蹄筋 SALTED OX SINEWS WITH "SEA HORSE"」という料理には、実は「海馬=タツノオトシゴ」はあまり入っておらず、大部分は肉料理なのでした。ま、乾燥したタツノオトシゴは、いかにも漢方薬という感じで値段も高そうなので、そのへんが「WITH "SEA HORSE"」という所以なんだろう。と。ひとりで納得してしまいました。


問題の「海馬蹄筋」メニュー

ゲテモノお料理をオーダーしたときは、一人前にしては多すぎはしないか。と心配したのですが、この日はご飯を食べずに早朝から車で「八達嶺」「明十三陵」に出かけ、帰ってきてからも徒歩で「天壇」を回ったので、お腹は空きまくり、昼食はスナックとパンしか食べていなかったこともあり、大半を平らげました。サソリは予想通り、蝦や蟹のから揚げという感じでどうってことなかったし、アリ団子も黒ゴマ団子みたいなものでした。それで最後まで残ったのが「海馬蹄筋」の「蹄筋」の方で、これが結構歯ごたえのあるしつこい肉料理だったのです。SINEWS という複数名詞の意味が判らなかったのですが、雄牛のアキレス腱の肉か何かなのでしょう。

Tomotubby が「蹄筋」と格闘していると、服務員の小姐がくすくす笑いながら「オイシーデスカ?」と聞いてきたので、気になっていた肉のことを「 じぇーしーしぇんま?」と聞き返してみました。小姐は少し困った顔をするので、ならば筆談と、
「是雄牛蹄肉?」
と書くと「違う」という素振りです。今度は
「足肉?」「脚肉?」
と書いて見せたのですが、やはり「違う」ようです。ならば、これは何か得体の知れない「内臓肉」ではないか? Tomotubby は日本の焼肉店でも「ハツ」とか「ホルモン」とか「ギアラ」とかは食べられない、というか食べたことがない人なので少し不安になってきました。こわごわ
「腸?」「内臓?」
と書いてみたら、やはり「違う」と言います。こちらが思いつくことを書いていても埒があかないので、紙とペンを小姐に渡して答を書いてもらいました。す、すると小姐が躊躇いがちに書いた文字は...
え、鞭? 牛の鞭?....??あ!! 判った。そうか、尻尾のことか? テール肉だったんだ!! と、頭の中が一気に晴れ渡りました。改めて
「尾?」
と書いてみました。すると、小姐は一瞬凄く恥しそうな顔をして「違う」素振りを示します。後ろを向いて男性の服務員を呼ぼうか呼ぶまいか悩んだ末に、意を決してペンを持ち、彼女が書いた文字は...
うげー。Tomotubby は、一瞬気持ち悪くなりました。そして気まずい雰囲気の中で、赤面している小姐の顔を見ながら「そうか、鞭なんだ」と、何かいけないことを聞いたような気がしてきました。

これって、スケベオヤジがよくやる「羞恥責め」ですよね。