にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【映画】『クロユリ団地』

2013年06月09日 | MOVIE
『クロユリ団地』(2013年/)
監督:中田秀夫。
出演:前田敦子。成宮寛貴。勝村政信。手塚理美。

介護士になるための学校への入学を機に学校近くのクロユリ団地へと引っ越してきた明日香は、隣室から聞こえる奇妙な音と早朝から鳴る目覚まし時計の音に辟易していた。そしてある日明日香は隣室が気になり、隣室を訪ねた明日香はそこで亡くなっている老人をみつけてしまう。その日から明日香の回りで起こる怪現象。老人を救えなかったという罪悪感から、その怪現象は老人が自分を責めているのだと思い込み日に日に精神的疲労を募らせていく。

普通なら、私はこの作品は絶対に観に行かない。なぜって・・・ダメなんだよホラーは。ところが、ガイドという仕事でこの作品を観に行かないといけなくなり、とにかく腹を括って劇場へ。
ところが・・・怖くない。え?しかもなんともあざといカメラワークにまずむかつく。なんなんだよ!そして物語。だからなんなんだよ!勝手に人んちずかずか入ってんじゃねぇよ!もうわけわかんない流れに呆れていた。そして振り向くじいさん!「うわ!高橋昌也さんじゃあないですか!」少し前NHKだったか・・・の番組で高橋さんを拝見し、年いかれたなぁ~と思ってたからすぐに高橋さんだとわかったんですが、まさかまさか・・・こんな役しますか?(^-^; ある意味私にはショックでしたよ。そして、なんなんだかなぁ~って思って見ていたんですが、手塚理美さん扮する霊媒師の除霊の儀式のシーンに思いっきり吹き出しそうになりなんとか堪える。なんであんなおばさんばっか集まってんのよ?恐山のイタコを意識してるのか?あの団体見て笑うなって言う方が無理だ。床をかきむしる前田敦子のシーンにもこれまた吹き出しそうになって必死に堪えた。ま、これは演技がヘタすぎたからなんだが・・・。で、焼却炉のミノルくん。溶けてどうすんだよ?あんたはチャッキーか?
映画が終わり呆れ果てている私に一緒に観に行った人が、「これホラー?」と一言。その一言に今まで耐えていた笑いが噴き出しちゃったよ。ホラー映画終わった途端爆笑する奴ってきっと迷惑だったとは思うけど、でも爆笑できる映画だったんだもん。
ジャパニーズホラーと呼ばれる作品群が好きな人がこれ期待して観てたら爆笑どころか大激怒だな。
友人同士盛り上がりたい人は、この作品レンタルに出来るようになったらみんなでワイワイ観ると、盛り上がること間違いなしだな。突っ込みどころ満載。
今回、自分のお金は払ってないんだけど、久々に金返せ映画に出会ったな。

-2013.5.31 アポロシネマ-


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2 Comments

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だろ (彦ぷん)
2013-06-10 00:27:50
学校で良く言う事なんだけど、見終わった読者をどういう気持ちにしたいかでエンディングを決めろ!
って言うんだけど…オレはこの話しは怖がらせた後で泣かせて終わって欲しかったんだよね。
それなのに脚本段階でどうでも良くなってる。
霊媒師なんか全く余分なキャラ、奴ら何にもしてない。
キャラは役柄ではなく、役目で決めろ!と教えるんだけど、あの霊媒師は、この物語の中で
何の役目もない、つまり無駄なキャラなんだよ。しいて言えばお笑い担当になっちゃってる。
しかもエンディングの焼却炉は何のひねりもないし、何の救いもない。
怖がらせるだけのホラー程つまらんものはないが、怖がらせられないホラーもどうかと思う。
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うん。 (とめ)
2013-06-10 20:42:15
やっぱり、あの霊媒師いらないですよね!あの焼却炉も全くおっしゃる通り。
あれ、きっとこれ一本じゃなくまた続き物にしたいんでしょうね。そんな魂胆みえみえな展開にラストって気がしましたよ。
成宮くんの役も一体なんのために出てきたんだか・・・な感じで、おんなじこと話す両親たちも、ちょっとしつこすぎ。普通の観客なら二度で「あれ?」って思うはずだから二度でいいと思うんですけどねぇ。
教材としてダメダメの見本ですね。
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