ときぶーの時間

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みなさんご支援宜しくお願いいたします。

雨が降れば。

2016-11-28 13:07:02 | 日記
みなさん、こんにちは。
今日は前回の続きです。

先週は大きな地震が起きたり、54年ぶりの積雪があったり、いろいろありましたね。
富岡も雪の影響で牧場の状態がさらにひどくなっているのではないかと思います。

前回、松ちゃんの食事が終わって僕は松ちゃんと徒歩で牧場に行った。


松ちゃんの後を追いかけるさび。
牧場まで一緒に来るのかと思ったけど、さびは途中で寄り道して家に戻ってしまった。

僕は牧場の除染が終わったと思っていたのですが、まだ終わってないと松ちゃんから聞いてびっくり。


勝手な判断をしていた訳ですが、きれいになり良くなったので終わったと思っていました。
まだ終わってないなんてです。

農道を一緒に歩き除染された牧場を見ながら松ちゃんが「ほれ、ここ見てみろ」と指したところにこれが。


「イノシシのだぞ。こいつは結構でかい奴だ」と。

イノシシの足跡を見慣れてさすがに僕も新鮮さを感じなくなったけど、この足跡は見ごたえのある大きさなので写真を撮ってみました。


どう見たって素人目には終わってるように思えるのですが、まだまだらしい。
ここまで書くとしつこいか・・・

松ちゃんは「農道には砂利を敷いて固められてるけど、牧場内の道には黄色い山砂をそのまま固めたままなのでダメだ」と言った。

雨が降れば崩れて砂は流れてしまい用水路が詰まってしまうと懸念していた。

確かに。

僕も家を建てた時に庭に山砂4トン入れたけど、風で吹き飛ぶは雨で流れるはでひどい目に遭った事を思い出した。
その後、山砂の上から砂利を投入して事なきを得ましたが、山砂を入れて失敗しました。
全く無意味な買い物になってしまいました。

僕と松ちゃんは除染中の牧場の中に入った。
能天気な僕に松ちゃんは「端を渡るなよ。崩れっから」と注意された。
言われる前に歩っていたし・・・汗。

黄色い山砂の部分を歩いていたら、松ちゃんが「これ、アライグマの足跡だ」と教えてくれ、ついに松ちゃんの家の前の道路にアライグマが現れたと言った。


爪の後がはっきり。

山砂の道に2本の足跡が付いていて「これは夫婦のアライグマだな」と言いながら足跡を追った。


牛のために作った日よけ屋根の土は少し湿っていて、かなり大きなアライグマの足跡が付いてました。

以前、野生のイノシシの事を書きましたがアライグマについても「俺の予想だけど、今、富岡には300匹くらいアライグマがいる。来年、このままだと500匹は超えるんでないかと思う」と松ちゃん。

12日の日に測定を終えて松ちゃんちに向かう農道で怪我したタヌキを見た事を話し、アライグマにやられたのかと聞いた。

喧嘩したらアライグマにかなう動物はいないとの事で、やはりアライグマの王国になっているみたいです。

タヌキは器用でそれなりに優秀なのですが、アライグマのように鋭い爪であるとか、これっっていう武器が無いから戦いに負けちゃんだそうです。

順応性があり何でも出来る器用さを持っているのに、足が速いとか歯が強いとか何か一つでも秀でるものがあれば負けないのに。。。

何でも松ちゃんの友人のカメラマンさんが浪江町で猫のゲージを置いたら10個の内7つのゲージにアライグマが入っていたと言っていたそうです。

アライグマの件も国や行政が動いてくれないと解決しないんだと思います。


水たまりの新牧場。

数日前に結構強い雨が降り、何面もの田んぼに水が溜まっていた。
特にここは小魚を放してあげられるほど溜まっていました。

彼と話すうちに除染が終わっても来春まで牛たちを移動させられない理由を知りました。

草が生えない今、牛を入れたら土手も道の端も牛の足で簡単に壊されてしまうし、雨が降ったらそれがほとんど流れてしまうので、そうなったら一からやり直さねばならないらしい。

草が生えていれば砂も流れないって事ですね。
夏に完了していれば草が生えて移動出来たかも?なかなか大変なんですね。


そんな訳で今も牛たちの牧場は水たまりの牧場でした。

来年、ここの牧場も除染するらしい。
上の写真奥の中央の黄色に色づいた場所の除染は1ヵ月もかかるそうです。

柳の木が生え、その木の処理にそれだけ時間がかかるとの事でした。


雨でぬれたわらを運ぶ松ちゃん。

とりあえず牛たちは文句も言わず暮らしています。
文句を言う時は「飯まだか~、腹減った早くくれ~」という時のみ。

暑い夏から一気に冬と覚悟してましたが、これは北海道だけの話で前回の富岡は秋真っただ中でした。

北海道からの餌は今、止まっています。
でも春までの餌は確保できたとのことで、みなさんご安心下さい。

12月は月始めから色々詰まってまして、今度行けるのは7~8日ごろになるかも。
それまでみなさん、松ちゃん情報は待ってて下さい。
宜しくお願いいたします。

それでは、今日はこの辺で失礼します。
みなさん、またお会いしましょう。



































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心折れそう。

2016-11-22 13:11:36 | 日記
みなさん、こんにちは。
今朝、珍しく松ちゃんから電話をもらった。

今日の朝の地震の事だった。
富岡の松ちゃんちでは発生後15~20分くらい揺れ続け、その後もずっと部屋のペットボトルの水の微振動が続いていると言っていた。

電話が来たのが8時20分頃だったと思う。
発生後からずっと揺れ続けてるなんてどんだけだよ!って思った。

松ちゃんから電話をもらう前に広野に家を建てた友人に電話をかけた時「避難指示が出されて避難したけど、とにかく余震がひどい」と言っていました。
それが松ちゃんの言った揺れが収まらない地震の事だったと知った。


久々のシロです。
甘ったれのシロには今回もやられました。

昨日、松ちゃんと会ったのだけど、まさか今日、こんな大きな地震が起きるとは思わなかったです。
今日でなくて良かった。
今日ならどこかで立ち往生してたかも?

今回の地震は発生時刻午前5時59分からずっと揺れ続けていたようで、午前9時前まで40分くらい話している最中にも「あっ、また揺れた。今度のはちょっと大きい」と何度も言った松ちゃんでした。

松ちゃんは「地下プレートが少しづつずっと動き続けているんでねぇ~か」と言い「これが東南海トラフ地震の引き金にならねぇべなぁ~」なんて怖い事を言った。

いやぁ~、勘弁して下さい!です。

福島や宮城県では今回の地震で避難指示が出され、本当にあの嫌な記憶が戻り気落ちした人がいると思います。
復興がまだまだ遠い所もあるのに、今、大きな被害が出たら誰でも心折れますって。
もうたくさんです。

本当に嫌なニュースでした。
今回、それほど被害が出ていないのが何よりです。

地元のみんなや東北のみなさんには、これからの余震に注意してもらいたいと思います。


動こうとすると爪を立てなかなか離れてくれないシロ。
おかげでシャツからGパンから靴下まで毛だらけに。
次回からコロコロを車に装備しておこうと決めた僕でした。

松ちゃんの今日はと言うと、富岡の友人が自宅に某有名大学の教授をお迎えし、十数人規模の集まりで座談会形式?の会が開かれ松ちゃんも参加する予定。
相変わらず忙しそうでしたが、この地震で先生は来れるのだろうか?と心配しています。


部屋から出て来る松ちゃんをおとなしくして待っている石松君。

昨日は松ちゃんと12日に行った放射線量測定の話をしました。
僕たちのチームが測定出来ずに次の日、松ちゃんとめぐみさんがその場所を測定してくれたのだけど、やっぱ大変なところだったと。

地図上の地点に行くのに「俺も俺の親父も知らねぇ~道だった。あそこは軽トラック持ってる人でねぇ~と絶対に行けねぇ~よ」と、僕のようなにわかボランティアは行けないところだったと話してくれた。汗

富岡の中で松ちゃんが知らない道あるのかよ~って。
僕と南相馬の小林さんと行った場所もホントにひどい道で、小林さんのプリウスが傷だらけになった道があり確かに乗用車で入れないところがありました。

昨日の夜、測定結果を知らされた。
めぐみさんから前回より数値より低くなってるとメールを頂いた。
復興を目指す町と帰還する町民にとって本当に良かったと思う。
放射能なんて無くなればいい。


こちらも久々のさび。
子供たちもみんな元気にしてます。

今日は朝から大変でした。
仕事の打ち合わせもしなければならなかったし、この地震であちこち電話をしたり、もらったりと忙しかったです。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。























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やっぱ、田舎者。

2016-11-18 22:15:30 | 日記
みなさん、こんばんは。
やっと時間が取れました。
毎日色々ありますが、今回、自分はやっぱ田舎者だと実感したので、その事を書きましょう。

富岡町での放射線量測定を終え、松ちゃんちに向かって農道を走っている時に僕の視界に何か動くものが入ったので車を止めました。

車のドアのガラスを下げ覗き込むように見てみると、相手も道路から約1m離れた車のドアの直ぐ近くでうずくまって僕を見ているではないですか・・・
目と目が合い思わずカメラ!って声を出し、写真を撮ろうとしたら相手が逃げ出した。


この時、彼?は右後ろ脚を浮かせてびっこ引きながら歩いていた。

相手は何を隠そう野生のタヌキ君(さんかも?)でした。

足を怪我していたので、あんなところでうずくまってたのか~。

かなり遅いというか?めちゃくちゃノロノロ歩きなのでびっくり!
普通なら、ものすごいスピードで逃げ、あっという間に見えなくなるのに・・・です。


僕がカメラを構えて歩きながら写せるのだから、よほど足が痛かったんだと思う。
体は小さいけど丸々太って栄養はしっかり摂れている立派な体格でした。
まじ。

僕は何とかしてやれないか?と思ったから、色々考えながら行ったんだよね。
何も出来ないくせに・・・

農道の先には小さな用水路があり、その前でタヌキが振り返り「フォ~!フォ~!」と聞いたことない声を発し僕を威嚇した。
体は小さいのに迫力があった。
まじ、噛みつかれたらどうしようかと・・・
ちょっとだけビビった。
いや、かなりビビった。(笑)


彼は真っ直ぐ用水路の中に入って行き「おい、もう俺に構わないでくれ~」って感じでした。

足が痛くて立ち上がれないとしたら、この用水路から出られなくて死んじゃうんじゃないか?と思ったから、僕は1mくらいしか離れていない場所にかがんでタヌキが出られる場所を探した。


僕がその場所で少しでも動くと、用水路の中でまたまた威嚇する声を発していたタヌキ君。

それでもずっと「大丈夫だぁ~、何もしないよ、心配するな!」と声を掛け続けていたら、おとなしくなりじっと僕を見ていた。
危害を加える人間でない事を理解してくれたんだと思う。
というか、タヌキは何千年も日本にいて我々人間の姿を見て来たでしょう。
だからすぐに慣れたのかも?

僕はこのタヌキが後ろ足を痛めたのはアライグマと争ったのではないか?と思った。

あの明るい時間に道路わきの草むらに寝転がっているなんてありえないので、前日の夜に何者かと縄張りを争って怪我したのだではないか?と。

右足をちょこんと着くと痛いのか?直ぐに足を上げる歩き方だったから、多分そうではないのかなぁ?
この農道は車も滅多に走る事のない農道なので、交通事故なら死んで見つかるはずとうちのかみさん。

タヌキは夜行性で夕方5時頃から早朝まで活動していると言われているので、昼に見る事は珍しいことに近いんです。
例外もありますが。

野生のタヌキが人間の目の前でうずくまるなんて、ほんとに具合が悪くなければ絶対にしないですから、よほどの手負いだったのだと思います。


3分くらいお見合いしていたら、かなり落ち着き時々左右に首を傾げながら僕を見ていたタヌキ君でしたが、明後日の方を見て逃げ出す準備をしてた。
「この人間、何したいんだ?変な奴」と、言っていた感じ。汗

用水路の中を見廻して「あっ、ここなら足を痛めていても這い上がれる場所だな」と、安心できる場所があったので、僕はタヌキに「大丈夫だから頑張れよ」と声を掛け静にその場所を離れました。

足だけなら自然治癒すると思ったし、このまま人間の僕が目の前にいてテンパらされているタヌキ君が可哀想だったので。

だけど逃げないタヌキは可愛かった。
いやっ、逃げられないタヌキか。

アライグマは外敵がいないので、このまま増え続けて行くと思います。

今、日本の固有種が外来種の繁殖力の前に姿を消しつつあると言われていて、魚や昆虫に植物や動物の世界でも、ほんとうに沢山の問題が発生しています。

日本固有種のタヌキがアライグマに生活圏を奪われ減少していると聞きました。

人間にとってもアライグマはとても怖い害獣。
怪我したタヌキを見て、正直可愛いと思った。
日本の固有種を守るためにはアライグマなどの外来種の害獣駆除は仕方がないと思ったのも事実。

アライグマのせいで日本の固有種のタヌキやキツネの棲家が無くなるなんて、あまりにも可哀想です。
こういう事態を引き寄せたのは身勝手な人間のせいだそうですね。

一時のブームで可愛い、可愛いと子供のアライグマを飼ってはみたものの、大きくなってから凶暴になり手に負えなくなって捨てた人が多いとネットで書かれていた。

飼うなら最後まで飼って下さい!って言いたい。
また今の被災地の害獣問題については、国の機関が率先的に動き何とか弱い日本の固有種を守ってほしいと思っています。

僕がこの場所を離れ車に戻って走り出したら5秒も経たぬうちに助手席のかみさんが「あっ、あれっ、何かいるよ!」と。

タヌキが入った用水路の場所から15mくらいしか離れていない場所で、車から前方25mくらいの場所にまた動いていた動物がいた。


「イノシシだ~!」
驚きました。
まさかこんなところでタヌキに続きイノシシを見るなんて。

この日は朝一番で野生のリスが長い尻尾を立てながら僕の車の前を横切り、タヌキ、イノシシと続いたからラッキーな一日だったかも?です。

一日で3匹を初めて見たかみさんが大喜びでした。
「動物園みたい~」って。
富岡町は動物園じゃないよ!と言いたかったです。


イノシシも僕に気が付き、じっとこちらを凝視しお互いに固まった。

さすがにもの好きの僕でもイノシシには近づきたくないので、じっとカメラを構えて写真を撮らせて頂きました。


イノシシが顔を下に向け前に出て来た時は、ホントに焦った。
僕の方に向かって来ると思ったので真っ青でした。
まじっ、顔が引きつりましたよ。汗

松ちゃんと違って僕は小心者で怖がり。
イノシシと対峙するなんて絶対に無理。


で、こちらも車の中に逃げ込もうと心の準備をしていると、イノシシは目の前の草を噛み元の位置に戻った。

そして草をひっぱり根の部分を鼻で穿っていた。
時間をかけて見てましたけど、イノシシはこの場所に留まっていたので、近くに巣でもあるのかも知れません。

僕はひょっとしてこのイノシシがあのタヌキに怪我をさせたのかも?と、ふと頭の中をよぎった。
あり得ないことではないですが今回のタヌキの怪我はアライグマ君でしょうね。

松ちゃんが「アライグマは増えたぞ~、夜、見回りに出ると5~7匹くらいのアライグマに会う、呆れっつぉ~!」と言ってました。

まぁ~、かみさんが言うように富岡動物園の様相を呈してきたかも?
外来種の動物の増加は嬉しくないです。

何とかして下さい環境省!これで帰還させるなんて、あまりにもひどくないですか?
と、僕は嘆きたい。

ふるさと富岡町に息づいている動物たちの姿を見て、これが当たり前の姿なのかも知れないって思った。
生きているリスやタヌキやイノシシを見てすごく嬉しく感じたのは、僕が田舎っぺだからと納得した瞬間でした。

これからも僕は背伸びをすることなく、ドが付く田舎っぺで生きて行こうと思いました。(笑)

みなさん、松ちゃん一人頑張っていますが、これからもがんばる福島の応援よろしくお願いいたします。

今日も長々とお付き合い下さりありがとうございました。
それでは今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。






















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続ける事。

2016-11-14 05:00:12 | 日記
みなさん、こんにちは。
第二回富岡町放射線量測定が無事に終わりました。
お天気に恵まれ、風もなく暖かくて本当に気持ちの良い一日でした。


集合場所の富岡町役場。

今回参加して下さったボランティアさん、そしてご協力頂きました愛知県名古屋市「NPO法人チェルノブイリ救援中部」さん、福島県南相馬市「放射能測定センター南相馬とどけ鳥」さんの2団体様、本当にありがとうございました。


参加して下さったボランティアさんと談笑する松ちゃん。
今回、東京と地元富岡から参加して下さったボランティアさん、本当にありがとうございました。

前回同様、今回も富岡町の帰還困難区域の測定を松ちゃんが担当。
ここに入るのは彼しかいないです。


8時半頃にはみんなが集まりミーティング。

今回、富岡の計測をしてみて地表高さ1cmの場所より空間線量の方が高い場所があったり、町から離れた郊外で放射線量がわりと高い場所があったり、色々と知ることが出来て良かった。

なんでも自分でやってみると納得できるものがある。

今回は、うちのかみさんにも参加してもらい、かみさんは先輩ボランティアさんと組みとても親切にしてもらったようで「いい人に出会えたし富岡の計測に参加できて良かった」と言ってくれた。
ほんとみなさんに感謝です。


2つのガイガーカウンターの1つを地面に置き高さ1cmの場所を測った。

今回は測定しながら写真を撮るのにちょっと苦労しました。
余裕がなかった感じです。

僕が計測したのは富岡海岸付近から楢葉町近くまでの国道6号線からそれほど離れてない放射線量が一番低い場所でした。

他のメンバーの測定器には結構高い数値が表示された場所があったとか。


片手で高さ地上約1m付近を計測。

バインダーとボールペンを持ち2つのガイガーカウンターで計測終えたら記入し、重要地点の土壌を袋に採取して持ち帰るのですが、結構気を引き締めてやったんだけど一ヶ所土壌採取を忘れてしまい再度その地点に向かうはめに。(汗)


土壌の土を採取する福島県南相馬市「放射能測定センター南相馬とどけ鳥」の小林さん。
今回僕とペアを組んで下さった。

同センターには何百万円もする測定器があり、その測定機にかけて土壌の汚染を調べるんです。
小林さん、今回は本当にありがとうございました。


帰還困難区域の計測を行った松ちゃん。
午後2時半過ぎに戻ってきた。

彼は帰還困難区域の今の姿を話してくれた。
変わっているところは、もう以前の姿はないと。

帰還しない人の方が圧倒的に多い富岡町だけど、こうして自分で放射線量を計測し今の町を知ることが出来て本当に感じるものがありました。

今、原発事故で帰還困難区域に指定された双葉郡の大熊町と双葉町の2町の放射線量マップが作られていないとの事で、この2町の計測が出来れば双葉郡全域の放射線量マップが完成する。

他の町のことだけど、個人的に双葉郡全域の放射線量マップを見てみたいと思った。

今回の測定で町が少しづつ変化し新しい町に変わっているのを見て、郡内の他の町もそれぞれ変化していると思う。


福島第二原子力発電所が見える富岡の下郡山付近。

僕は放射線量マップの他に食品マップが作れたらいいなと思った。
アケビや自然薯とかタラの芽などの山菜、果樹、川魚など、採取してもいい場所とか食べられるものが分かれば帰還する人のためにいいんでないかなぁ~と、食い意地の張った僕の希望ですが。

帰還した人はそのうち絶対に山菜や魚やきのこを採って食べちゃうと思うんだよね。
放射能なんて見えないし臭いもないしで、あっても感覚が麻痺して怖さも忘れて気にならなくなっちゃうから、こういうのあってもいいんじゃないかなって。

自分が一番そういうくちだけどね。

昨日、弾丸娘と話したけど、放射線量測定は測定方法や測定場所を変えたり、測定する品種を土壌の土だけでなく増やしていくなど色々と変えながらやって行く。
これからも続けるべきだと思った。

今回、ご協力頂きましたみなさんに心から感謝いたします。
本当にありがとうございました。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。









































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町の発電所。

2016-11-09 07:17:50 | 日記
みなさん、おはようございます。
昨日の夜9時半に埼玉⇔福島の4日間の行程が無事に終わりほっとしています。

今週の土曜日に富岡町放射線量測定があるので、まだまだ気を引き締めないと。
福島は横浜と違って朝晩の冷え込みが凄いので風邪ひかないように気を付けました。

みなさん、ボランティアの募集は締め切りの10日まで受け付けていますので、ご協力何卒宜しくお願いいたします。

今週、ちょっとだけ富岡に顔を出せた。
しかし時間がなくて松ちゃんに会えなかったけど少しづつ富岡町が新しい町に変化している様を見れた。


富岡町が推進している太陽光電力発電基地の写真。
まだ架台設置の段階。

大石原・上手岡地区に作られる計画で、打ち込まれた支柱の数とパネルのようなものが包装されたまま地面に置かれていた。

完成したらとてつもない大きさのソーラーになる。
実はうちの義兄の田んぼも町に貸し出していて、今回その場所を見ることが出来た。


とにかく広い。
これが完成したら反射光の問題とか?この地区の気温の問題が出ないのだろうか?と、つい余計な心配をしてしまった。

都会では反射光の問題で裁判になり、設置した家に撤去命令が下されたなんてことあったので。
まっ、そんなことはないだろうけど、パネルから発散される熱は大丈夫なのかな?と思った。

パネルは大体黒色なので、太陽の光を吸収すると表面温度はかなり高くなる。
エアコンの室外機から排熱される温風を想像した。

都会ではあの熱で夏の気温が高くなっているのは証明されている。
完成したらかなりの大きさだから早く見たい気がするけど、どうなんだろう?

また無人の所に設置したある市町村のソーラー発電所のケーブル盗難被害のニュースもあって、ケーブルは盗まれないのか?なんて心配してしまった。


常磐高速道路富岡IC付近なので、完成したら高速道路から見れます。

帰らない人の田畑をこうして利用するのは大賛成。
そのままにしていたら林になり、そのうち森に戻ってしまう。

それでなくてもイノシシの被害が出ているのだから、この太陽光発電に賛成!
今回顔を出したら、また熊の足跡が確認されたとか広報のスピーカーから流れていた。

こうして人の手が入ったところにイノシシは来ないはず。
イノシシの被害は随分出ているようでした。
本当に困ったもの。

町の中心はスーパーやホームセンターが開店するけど、郊外は何もなく除染したところはもう草に覆われ、きれいだった姿はもう無い。

こうして少しづつ人が入り手をかけ町を作って行く。
その過程を僕はこれからも見ていきたいと思う。

そろそろ時間が無くなりました。
みなさん、今日はこの辺で失礼します。
それではまたお会いしましょう。




















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一気に冬?

2016-11-01 18:31:51 | 日記
みなさん、こんばんは。
今日から11月という事で今年もあと2ヶ月ですね。

近頃寒さが身に沁みます。
先月、暑い日が沢山あったので余計に寒く感じるのは僕だけじゃないと思います。

最初にみなさんにお詫びがあります。
愛知県名古屋市「NPO法人チェルノブイリ救援中部」さん、福島県南相馬市「放射能測定センター南相馬とどけ鳥」さんの2団体様からの協力を経て取り組むこととなりました富岡町放射線量測定ボランティア募集の件で、応募、お問い合わせは下記にお願いしますと

TEL 080-3288-0421 メール teamfukushima0311@gmail.com

こちらをご案内させて頂きましたが、前回、前々回とteamfukushima0311@gmail.com
S文字が抜けてteamfukuhima0311@gmail.com
でご案内してしまいました。

訂正させて頂きます。
申し訳ありませんでした。
本当にごめんなさい。

応募して下さったみなさん本当にありがとうございました。
感謝申し上げます。
みなさん、今週も応募お待ちしております。
どうぞ宜しくお願いいたします。

先週、福島の友人からたくさんのマツタケの写メが送られてきた。
広野町で採ったらしいのですが放射線量を測ったら0ベクレルだったと聞き「嘘~」と思わず言ってしまった。

数は172本。
友人は「シイタケやコウタケ(いのはな)類はダメでマツタケは大丈夫だよ」と。
ちょっとにわかに信じられなかったですけど放射線測定器にかけて測ったのだから、間違いないのだと思います。

広野町は元々放射能汚染の被害が少ない町だからと考えるのが正解かも?
帰還困難区域の大熊町のマツタケじゃぁ~、そうはいかなかったでしょうね。


松ちゃんに連れて行ってもらって撮ったきのこイノハナです。
マツタケより美味しいって言う人もいるのですが、ここのキノコは立派だった。

距離にして30mくらいに大きなイノハナが連なるように出ていて、それは本当に感動ものでした。
(初めてイノハナが群生している場所を見たので)

松ちゃんは「今年は去年の半分くらいしか出てない」って言ってたけど、以前の地元の相場で一本5000円~10000円クラスの大きなイノハナが目の前にたくさん。

はっきり言って放射能がなければ食べたかったです。


「いのはなは絶対にダメだ。乾燥させてから食べるキノコだから何万ベクレルが何十万ベクレルになるんだぞ」と松ちゃん。
怖い数字なのでやっぱり食べれません。汗

松ちゃんはマツタケについても「松の木を管理する人がいねぇ~から、マツクイ虫にやられて枯れてる木が多くてマツタケも採れなくなる」って言っていましたが、まだ枯れていないところにはマツタケが出るんですね。

マツタケ食べたい・・・

話は変わりますが前回松ちゃんのところに顔を出した時に、餌置き場には新しい餌が置かれていました。
半分は整理されていましたが、あとの半分は下ろされたままの状態。

その半分は写真に写っているロールの反対側に届いていました。
残りは忙しくて整理出来なかったんだと思います。


白と黒のストライプ柄のロール。
何かいい感じの餌でした。

黒一色、または白一色のロールより高級な感じ。
色彩だけで中身は全く分かりませんが、個人的に美味しそうに見えました。

今年は秋がなく夏から一気に冬になると長期予報が出てましたが、餌を北海道から調達しているので少し心配です。

雪が降ると荷が遅れるので、スムーズに進んでほしいと思ってます。
松ちゃんも冬前に猛暑の疲れを取ってほしい。

松ちゃんはイノシシのおかげで寝不足だから疲れが取れないのかも?です。


一番小さな体の牛。
150kgくらいになったのかな?
餌頂戴のポーズです。

この子にわらを与えたら大きな牛たちが一斉に向かって来て、餌やりの真似事をする羽目に。
長靴で行かなかったからほんとに少しだけしか出来なかった。

柵の周りは日陰なので滑る滑るで失敗でした。

今週は土曜日から4日間埼玉⇔郡山で、動きが取れず富岡には行けないのですが12日に会えるので、松ちゃん情報は少しだけ待って下さい。

それでは今日はこの辺で失礼します。
みなさん、またお会いしましょう。

















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引き続き

2016-10-28 14:31:00 | 日記
みなさん、こんにちは。
昨日、富岡に行って来ました。

先週に続き放射線量測定ボランティアさんを只今募集中です。
僕も参加しますが、みなさんご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。

昨日の松ちゃんは相変わらずのお客様ラッシュ。
一人帰るとまた次のお客様が来るという感じで、今回は早々に引き上げさせて頂きました。
同じ富岡町の人だったけど帰還の相談でもしに来たのかも?

今回は来月12日に行われる富岡町の放射線量測定の話や町内を徘徊している危険動物のことなどを話した。


一人目のお客さんが帰ったあと松ちゃんの「中に入って休むべ~」で家の中へ。
部屋の中にはシロはいなかった。
シロは前日の騒動で再びプチ家出の旅に。

松ちゃんの家の畑と上の畑はイノシシにより全滅したらしい。
「昨日、俺んちの納屋にイノシシが入ったんだ」と彼は言った。

「昨日、奴が夜に来てよ~、そっと近づいたら車(軽乗用車)よりでかく体重200kgくらいあった。間違いなくイノブタの血が入ってる。イノシシなら犬がいる家には来ねぇ~し、ああいうズル賢いイノシシが罠に掛からず増えてんだからよ~、頭いいのばかりが残って来春にはまた子供を産むべ~、そしたらもっと大変になる」って、進化するイノシシの事で顔を曇らせた。

「今、捕獲しねぇ~と300kg越えたらたまったもんでねぇ~」と言い、牙が出てなかったからまだ若いイノシシだと話してくれた。

「軽トラックだって側面からやられたら、ひっくり反されるぞ!そんだけ凄いんだって」と聞き、僕は青ざめた。
まじ、笑えない。
200kg越えのイノシシ。

シロはこの騒動の最中、イノシシに気を取られている松ちゃんの隙を狙って大好きな外の世界へ。
なるべく音を立てないようにと静かに玄関のドアを開けた時に、一気にダッシュして出て行ったらしい。
松ちゃん笑いながら「やられた~」(笑)


二人目のお客さんとうちのかみさんと石松君。
イノシシのせいで石松君も松ちゃんも寝不足なんだと。
鉄人松ちゃんも苦笑い。
石松君お疲れ様です。

松ちゃんは今の除染にもいろいろと問題があると話してくれた。
除染後に入れている土が問題なんだと。

田畑の除染後に山砂などを入れているみたいだけど、これが良くないって。
田んぼも畑も作物を作ることが出来ない土のようだ。
農家の松ちゃんが言うのだから間違いない。


広い牧場へ期待をして行ったら牛たちの姿は一頭も無かった。
これにはがっくし!

え~、まだ終わってないの・・・
今月中には終わると思ったので、ほんとにがっかりしました。

なので、僕はすぐに隣の牧場へ向かった。


あれから天気の良い日が続いたのか?ズブズブドロドロの牧場は乾いてた。
牛たちはみんな気持ちよさそうに日向ぼっこしてました。
前回と同じドロドロでなかったから少しだけ良かったかな。。

お客様ラッシュで午前中の餌の時間がずっこけたからか?カメラを構える僕に「モ~ッ、モ~~~ッ」と、松ちゃんの代わりに餌くれ~と鳴かれた。

今回も前回と同じくおやつに食べてもらおうとサツマイモを1ケース持って来たので、それを上げれば良かった。

松ちゃんに後であげてと頼んだので午後にもらえるのだけど、そんなこと牛に言ったって聞かないから少しだけ餌やりの真似事をさせてもらった。

牧場の除染、とにかく早く終わってほしい。
つくづくそう思った僕でした。

僕は今、来月の放射線量測定が無事に実施されることを願っています。
雨が降って中止にならないようにとかお天気が良く暖かくなってくれたらいいなとか色々。
みなさん、只今ボランティアさん募集中!です。


皆様のご協力により作成された第1回目の富岡町放射線量マップ。
前回ご協力してくださったボランティアのみなさん、本当にありがとうございました。

お手伝い頂く内容は約500メートル間隔の決められたポイントで測定する作業です。
ガイガーカウンターを用いて計測するので難しくないです。

●実施      2016年11月12日(土)

●時間      午前8時半~午後3時ごろ
         (測定ポイントによって終了時間が異なります。終了次第、解散となります)

●集合場所    富岡町役場 駐車場

●募集人数    10名
  (20歳以上の健康な方。測定ポイントにより放射線量の高低をご理解していただける方。)

●募集期間    2016年11月10日(木)まで


当日、測定前に測定機器の使い方、測定ポイントでの注意点などオリエンテーション開催。
帰還困難区域の測定はありません。

参加者はボランティア保険加入をお忘れなく。各自治体の社会福祉競技会まで。

ルート、宿泊、送迎等 相談に乗ります。宿泊先は南相馬市小高区を予定しております。

応募、お問い合わせは下記にお願いします。

TEL 080-3288-0421 メール teamfukushima0311@gmail.com

心よりみなさまの参加をお待ちしております。
どうぞ宜しくお願いいたします。






















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ボランティア募集のお知らせ

2016-10-21 15:31:35 | 日記
みなさん、こんにちは。
今日、鳥取県で震度6弱の地震があり速報見てびっくりしました。
その後も余震が続いているようですが大きな事がなければと思っています。

今日はみなさんにお願いがありましてブログにてお知らせいたします。

来月の11月12日にNPO法人がんばる福島 富岡町 放射線量測定プロジェクトの第二回目の測定が実施されます。

只今、放射線量測定をお手伝いしていただけるボランティアさんを募集しています。


前回、皆様のご協力により作成された富岡町の放射線量マップ。

お手伝い頂く内容は約500メートル間隔の決められたポイントで測定する作業です。

結果を集計し大きな地図に起こします。
放射線量が色分けされ、放射線量の推移が理解出来る地図を作ります。

今回も年2回放射線量地図の作成(2011年6月より南相馬市、2013年4月より浪江町にて実施)に取り組んでおられる、愛知県名古屋市「NPO法人チェルノブイリ救援中部」さん、福島県南相馬市「放射能測定センター南相馬とどけ鳥」さんの2団体様からの協力を経て取り組むこととなりました。



●実施      2016年11月12日(土)

●時間      午前8時半~午後3時ごろ
         (測定ポイントによって終了時間が異なります。終了次第、解散となります)

●集合場所    富岡町役場 駐車場

●募集人数    10名
  (20歳以上の健康な方。測定ポイントにより放射線量の高低をご理解していただける方。)

●募集期間    2016年11月10日(木)まで


当日、測定前に測定機器の使い方、測定ポイントでの注意点などオリエンテーション開催。
帰還困難区域の測定はありません。

参加者はボランティア保険加入をお忘れなく。各自治体の社会福祉競技会まで。

ルート、宿泊、送迎等 相談に乗ります。宿泊先は南相馬市小高区を予定しております。

応募、お問い合わせは下記にお願いします。

TEL 080-3288-0421 メール teamfukushima0311@gmail.com

みなさんの参加をお待ちしております。
どうぞ宜しくお願いいたします。


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今週も。

2016-10-20 19:03:26 | 日記
みなさん、こんばんは。
今週も1週間のご無沙汰でした。

今週の日曜日、福島を撮り続けてくれたベルギーの監督ジル・ローランさんの映画「残されし大地」が京都国際映画祭のクロージング映画として上映されました。

京都国際映画祭で上映されるのを松ちゃんから聞いていたので、かなり前から知っていたのですが・・・・



日本では来春上映されるとのことでありがたいと思ったけど、監督の遺作になってしまったので素直に喜べなくて嬉しさも半分でした。

松ちゃんちでお会いした時に僕は、撮影の邪魔しないように監督さんには「こんにちは」と挨拶させて頂くだけだったけど、松ちゃんとは仲良かったように思う。
鉄人松ちゃんも複雑だったと思う。

ここでお亡くなりになった監督さんのご冥福をお祈りし、監督の意志をついでこの映画を作品にしてくれた監督の奥様に心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。

話は変わりますが、今週、新潟県の知事選で原発再稼働反対の野党候補者が勝利した。
この結果は正直、嬉しかった。



国が何兆円もの廃炉費用を国民に押し付けるような話が出ているし、立ち上げたばかりの新電力会社にも負担させるような話も・・・いい加減にしてくれないかな?
新電力会社は原発で電気を作っていないのに、東電の廃炉費用を負担しろって言うのおかしくない?

原発は安心・安全でないし、コストが安いなんてとんでもない話!
廃炉まで考えたら一番金がかかる電力だと思う。

火力発電・水力発電なら何兆円も廃炉費用なんて出ないでしょ?
CO2問題を問われても地熱・風力・水力などなど代替エネルギーで何とかしてほしい!
優秀な工業国・産業国の日本なら出来ると思うんだよね~。これ本根!

小泉元総理の「安倍総理は憲法改正が一番やりたいことで、原発の事は眼中にないんだと思うね」がつい最近見たTVで耳に残った言葉。



やってられないよな~と思った。
人気もあるし支持率も高いから安倍さんの時代は続くだろうけど、原発問題をもう少し深く考えて下さいと言いたい。

ふるさと被災地富岡では、動物による問題が起こっている。
イノシシを始めとする野生のアライグマやハクビシンなどが暴れ回っている。

町に帰還する人には笑えない問題です。
今のところ夜、出没して悪さをしてる感じですが、イノシシに襲われ大怪我したり、間違っても死亡事故などが起きないことを祈っている。

全国的に高齢者の人が襲われているみたいですが、事故だけは怒ってほしくない・・・



牛の餌なんか食べないのに鼻で穿り穴だらけにしてしまい、雨が降れば穴から雨が入り餌が濡れて腐ってしまう。
なので随分と餌に被害が出ていると松ちゃんは言っていた。
彼らはかなり暴れているみたいで松ちゃんにとって、とんでもない奴らになってます。

人間がいなくなり町で活動範囲を広げたイノシシは、あとから入って(戻って)来た人間を馬鹿にしてるような感じです。



かなり大きなイノシシの足跡。

松ちゃんは「イノブタが少し入ってるかもしんねぇ~な、人家に近づくなんて野生のイノシシには考えられねぇんだよな~」と。

震災後に増えたイノブタと野生のイノシシが交配し、その子供がまた野生のイノシシと交配し、今、町の中を荒らしまわっている野生のイノシシには少なからずイノブタの血が入ってるのではないか?と。



もう一つ。
2枚とも松ちゃんちの畑で撮ったもの。


松ちゃんが飼っているイノシシのごはん。

この日は栗入りごはんでした。
「イノシシが食うんだから好きな食べ物なんだべぇ~、真似してみたんだ~」と松ちゃん。
栗の実を採ってきた様子だった。

イノシシは栗を先に食べ、カリポリと良い音を出して食べた。
皮だけを口から吐き出し、あとはお米をむしゃむしゃ。
お米を食べる時もいい音だしてたなぁ~。



松ちゃんにイノシシ捕まえて飼ってみたら?と言ったことあるけど「野生のイノシシだぞ!手におえねぇ~よ」と呆れてた。

檻に入れるのも大変なのが想像できるし、どちらも怪我するようなことはしたくないわなぁ~。
松ちゃんVS野生のイノシシ。
両者が戦えば血を見るのは必至。(笑)

知らないところで増え続け、なかなか解決できないノシシ問題です。
何とかしなければならないのですが、これは行政の仕事だと思う。
松ちゃんはイノシシを殺さず棲み分けや保護出来るいい方法があればと思っています。
これはまた書きましょうね。

みなさん、今日もお付き合い下さりありがとうございました。
今日はこの辺で失礼します。
それではまたお会いしましょう。























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初めて山に。

2016-10-14 17:12:15 | 日記
みなさん、こんばんは。
お久しぶりです。

今週も1週間のご無沙汰になりました。
今日は松ちゃんのお父さんが所有している山に入った時の事を書きましょう。


ポニーのヤマ。
かなりスマートな体になっていたので「ヤマ痩せた?」と聞いたら「今一番いい状態でねぇ~か?今まで太り過ぎだったんだ」と松ちゃん。

餌を変たみたいでダイエットに成功したヤマでした。


牛たちもあと少しで広い牧場に行ける。
牛さんたちも本当にお疲れ様でした。

今回、僕は初めて松ちゃんちの山に入った。

以前「山と田んぼと家屋と合わせたら6万坪くらいあるんでねぇ~かな」と言っていたんですが、やっぱり広いなぁ~って感じがしました。


鳥の生態調査のため、ここにも巣箱を設置していた。
山の中の広い敷地に点在していて、この一つ一つを見回っていたのか~、ほんとにご苦労様でした。

松ちゃんは「この巣に一個体入ったんだ」と説明してくれた。


この巣箱には今年2つの鳥の家族が家として使ったそうです。

松ちゃんの家からかなり離れた場所なので、調査がどれだけ大変だったのか改めて知った。

山の中を歩きキノコの生育を見たり、目の前の草をかき分けて入った。
随分入ったところで松ちゃんが「珍しいからこれ撮っておけ」と指差したのは僕にとって何の変哲もない光景だった。


「萱(すすきの事)の根本から葉が無くなってっぺ、これイノシシの仕業なんだ」と。

これには続きがあって次の写真が松ちゃんの意としたもの。


毟られたすすきの近くに葉が丸まって敷かれていた。
これは萱(すすき)の葉で作られたイノシシのベットなんだそうです。

イノシシが赤ちゃんを産むときにこうしたベットを作るんだとか?
いやぁ~凄いものを見たかも?です。

イノシシは人間の入らないような場所に作るらしいのですが、こうして見られるのは「珍しいんだぞ」と松ちゃん。

僕はイノシシの寝床を見たのは初めてなので言われるまま必死に撮りました。


山にはイノシシの糞があって人間のいない場所で元気に暮らしている様子がうかがえた。

今の松ちゃんは毎日イノシシと格闘しているようです。

来年の種を取ろうと野菜作りに励んでいるのですが、石松君をリードでつないでいる時に畑を荒らされたと嘆いていました。


「これ見てみぃ~、昨日は3回も来やがった。喰いもしねぇのに鼻でほじくってみんな倒していく~。このままでは全滅だべな」と。

出来ていたのは赤いパプリカ一個だけ。
多分トウガラシは大丈夫だと思う。


唯一の作物です。(笑)

正直、野菜作りは帰還する人たちの楽しみの一つでもあるから、イノシシ問題は大きな問題になると思う。
野菜作りだけの問題ではなくて、人の命の安全を考えたらやっぱりこのままではダメだよな。

松ちゃんは「環境省が動いてくれなきゃ始まらねぇ~。国が住民を帰町させる気でいるなら本当にこの問題に手を付けなきゃならねぇ」と。

とりあえず山麓線(35号線)の町側と山側(川内方面)のどこかで、人と野生の動物と分ける柵を設置してほしい。

そうすれば町に帰って来る人の安全性はより高くなる。
ほんとに何とかならないかな?

この日、前回紹介した箱罠にイノシシの子供が入っていたらしい。
見に行った時には箱罠の中は空っぽで新しい餌が入れられていた。
ウリ坊は多分、殺処分されたかも?です。

復興を目指すなら、動物と人間が共生できる町を作ってほしい。
うまく言えませんが今日は以上です。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。

















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もう少しです。

2016-10-07 12:12:12 | 日記

みなさん、こんにちは。
1週間のご無沙汰でした。
ホントに早い。。。

気が付けば一週間も更新してなかったんですね。。。。
自分の感覚では3~4日くらいだと感じてましたが・・・・
来週始めに予定が入っているので、昨日、都合をつけて行って来ました。


10時頃着いた時に松ちゃんは秋冬用餌の受け取りをしてた。
餌は500~600kgくらいの大きなロールで24個届いた。

「今度の日曜にも餌が入って来るから今週は忙しいんだ」と松ちゃん。

積み下ろし用の重機がないので下ろす時はとにかく地上に落とす感じで、あとからクレーンなど使ってきれいに積み上げる作業が待っているんです。

これも結構時間がかかる作業になります。

相変わらずこの日も彼の所にはお客様が見えていて、作業しながらお客様に対応した松ちゃんでした。


この日届いたロールがこの日の餌になった。
トラックに積むにも下ろすにもなかなかのロールでした。

松ちゃんは第一の柵の除染がそろそろ終わると言っていた。
それがこの日のニュースかな?


この牧場の除染は約一年くらいかかっていたと思います。
本当に長かった。

牛も松ちゃんもこれであのストレスから解放されるので、本当に良かったです。
この日の午前中に少し手伝ったけど、傾斜のある柵の側はやっぱり滑るし、少し気が引けた。


ひな段の草の上でくつろぐ牛たち。

「天候次第でまた延びっかもしんねぇ~けど、あとちょっとの我慢だべ」と少々疲れ気味の松ちゃんだった。

そして「今日みたいな天気が10日くらい続いたら乾くのによ~」と恨めしそうに言った。
ここの作業は本当にキツイ。

雨が降っても台風でも合羽を着て餌をやらなきゃならないんだから、本当に休みがないっていうだけでも疲れは倍増する。


この状態ともあと少しでおさらばです。
体の大きな牛は、あと少しでお腹が付いてしまうくらい沈む。

大きな牛はお腹がすいたら「モ~!」を連呼して松ちゃんを呼ぶから、泥沼だって関係なく餌をもらいに来るのだけど、小さな体の牛は可哀相だった。

僕が体の小さな牛の事を子牛と言っていたら「もう一年以上経ってるから子牛とは言わねぇ~んだぞ」と松ちゃん。

牛たちも広い牧場に戻れてせいせいするだろうねと言ったら「締固めしてっけど盛り土は砂だから、雨が降ったら崩れて同じようになっかもな?そこが心配」と。汗


ここの牧場側は、元農道だったので硬いからズブズブにならない。
外側は傾斜があり土がむき出し状態なので、とにかく滑る。

餌を運んでみていつも思う事。
体幹が鍛えられている松ちゃんと、へなちょこの自分との差です。
これは本当に大きな差です。

ここは子牛たちにぴったりの餌場になるはずだったのですが、大きな牛は自分の目の前に餌があるのに、子牛たちが食べてる所へきて追い払い食べさせない。

なので広い牧場に戻せるようになったら、子牛用の餌場を作って安心して食べられるようにすっぺと松ちゃんは言っていた。

なので、また一仕事増えそうな松ちゃんでした。
今回もいろいろありましたが、次回また書かせて頂きます。

みなさん今日はこの辺で失礼します。
それではまたお会いしましょう。
























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きのこの話

2016-09-30 17:31:36 | 日記
みなさん、こんばんは。
今日は動物の話でなく話題を変えて富岡町のキノコの事を書きます。

原発事故が起きてから絶対に食べてはいけない食べ物になってしまったキノコですが、今回の帰宅でたくさんのキノコを見たのでご紹介します。


松ちゃんの友人の自宅に生えた真っ白なキノコ。
見た時に僕はダチョウの卵の殻を庭に置いているのかと思った。
大きさは15cmくらいありました。

バレーボールくらいの大きさになる食用キノコとの事ですが食べた事無いので味は分かりません。
帰って調べてみたら正式名称オニフスベというレアもののキノコでした。
初めて見ました。

この日、食用と聞き食べてみたいなと言ったら松ちゃんに「きのこは絶対にダメだ~って」と、きつめの忠告を受けた。

友人から「バレーボールくらいになった大きいのが2つあったけど処分した」と聞いてそれを見せてもらった。


松ちゃんが小さめのキノコを長靴で半分にしキノコの断面を見た時の写真。
それは落ち葉?を集めた葉っぱの下にあった。
土まみれで汚れてきたなくなっていましたが、かなり大きなキノコでした。

帰ってから調べた時にレアもののオニフスベと確信したんです。
シラタマタケは外は白くても中が真っ白でないから。

オニフスベとシラタマタケはあまりにも似ているので良く間違えられるらしいのですが、こんなレアなキノコが普通に庭にあるなんて、ちょっと感動でしたね。


松ちゃんはこの後もこの小さなキノコの観賞を続けたみたいで「あれから何回か見に行ったけど、あのキノコ一気に大きくなったぞ!あそこには菌糸がいっぱいあって環境がいいんだべなぁ~」と。

この日は町の中を走り色々なところへ移動した。
時間があったのでほんと一日中付き合えました。

牛たちの餌やりを終えてから町中を走ってはトラックを止めて、その都度色々と説明してくれた松ちゃんでした。

ある家の塀の下に出てたキノコを指して松ちゃんが「食べられるキノコだよ」と。


僕はこのキノコの写真を撮っていたら「それでねぇ~って、となりのだ~」と。

僕はサルノコシカケみたいなこのキノコが漢方で有名な霊子みたいなもの?と思っていて写真を撮っていた。
キノコの知識もまるでない僕は汗でした。(笑)
言われるまで疑いもしなかったけど、見た目にもこれはまずそうだし食用ではないわなぁ~。汗


上の写真のキノコの左側にこのキノコがあった。
名称はナラタケだそうです。

松ちゃんちの家まで上の道路から入る40mくらいの道路の法面でもたくさん見ました。

イノシシが毎晩出没している栗の木の下にもたくさんのキノコが出ていた。

一ヶ月前に行った時に松ちゃんが「今年はキノコがすごく出てる」と言っていましたが、今回一諸に見て回って納得しました。
ほんとに至る所でキノコを見ることが出来た。

自然観察は楽しかったです。
少年時代に戻った感じ?


イノシシが来る栗の木の下に生えたキノコ。
これを手に取る松ちゃん。

そのキノコは食べられるのか?と聞いたら毒キノコだと。
ダメじゃん。

なんでも大昔(30年くらい前?)に松ちゃんのお母さんがキノコを採って来て、朝食の味噌汁に入れて食べた時の話なんですが、お父さんとお母さんがキノコにあたってひどい目に遭った事を話してくれた。

両親があたって自分だけ食あたりしなかったのは「俺は会社に行くのに飯食わないで行ったんだ。だから俺だけ助かった訳よ~、熱は出るし上から下からホントにひどかったみたいで、あれからおふくろがキノコを採って来ることは一度もなかったなぁ~、あん時よっぽどひどい目にあったんだべなぁ~」って。


キノコの所に行ってはキノコを割いて生育を調べた松ちゃん。

本当にお腹が空いていたので、食べられるキノコなら食べたかったです。


松ちゃんちの家の道の法面に生えたキノコ。

松ちゃんが食べられるキノコだと教えてくれた。
これは本当にたくさん出てた。

町の中で食用のキノコはたくさん生えてました。
野生のイノシシはキノコを食べないんですね?きっと。
手つかずの食べられるキノコがたくさんありましたから。


松ちゃんは「この辺でコガネダケって言われてるキノコなんだけど、今じゃぁ~採る楽しみも食べる楽しみもねぇ~んだからな~、季節季節で採れる山菜やキノコなど旬の時期をみんな楽しみにしてたのにな」と呟いた。

山に入るのは体を動かすから健康に良いし、山に入るのにもお金はかからず、美味しい旬の食材を採れたのだから、みんなの楽しみの一つだったのは間違いない。

原発事故が起こる前、町の住民は春の山菜採りや秋のキノコ採りを楽しんでいた。
もちろん鮎釣りなど太公望たちは、釣りの解禁日を待ちに待っていたものです。

富岡町には山があり、川があり、海があり、きれいで豊かな自然に恵まれ本当に色々な楽しみがあった。

松ちゃんはその姿を思い出し憂いていたんだと思う。
キノコが食べられるようになるまで、どのくらいの年数がかかるんだろうか?
出来るだけ早く元に戻ってほしいと強く思う。

今年の雨で全国各地でキノコが大発生と聞きました。

毒キノコを食べて食中毒になった人のニュースが時々流れますが、みなさん間違っても食べないようにして下さいね。

今日も長々とお付き合い下さいましてありがとうございました。
今日はふるさとのキノコの話でした。
それではこの辺で失礼します。
また、お会いしましょう。
















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増えすぎては厄介な動物

2016-09-27 06:05:01 | 日記
みなさん、おはようございます。
今日は昨日の続きです。

日本ではイノシシによる農作物被害が毎年50億円以上出ていると知りました。
多分、ここにアライグマやハクビシン・鹿・熊・鳥などの被害を足すと相当な被害額になると思います。

昨日はイノシシと棲み分けするのに石垣を作って下さいと書いたけど、ある程度強度があれば金網のような安いものでもいいと思った。


朝8時半頃、松ちゃんちのビニールハウスで。
畜主の半谷さんが譲ってくれたヤツガシラ(里芋)の苗を植えた松ちゃん。

「半谷さん、俺には半分くらいイノシシに食べさせるつもりで植えんだわいと言っていたのに、カボチャを全部食われてよ~、農家はやめた~これなら買って食った方がいいって言ったんだ」と笑いながら話してくれた。

松ちゃんも夜、家の畑の見回りに行くと必ずイノシシが来ているので「上の畑は物にならねぇ~ぞ」と呆れてた。

「苗を植えたってイノシシのためにやっているようなもんよ」と言い、完全に諦めているか?のようだった。


このヤツガシラは葉の部分も茎の部分も美味しく食べられる里芋だと聞きました。

家の前のビニールハウスに里芋を植えたのは犬がいるからイノシシが来ないのだと。
夜は首輪のリードを外しっぱなしにして、石松君がしっかり番をしてくれていると。

さて話を元に戻しますが地方によってはイノシシや猿の被害に耐えかねて、その土地を離れていく人が今でも多いと知った。
今の時代でもそんなことがあるの?う~んでした。

働き盛りの若者が出て行ってしまい年寄りだけ残っていくので村や町の力が弱くなる。
被害対策を取るにもマンパワーがないから猿やイノシシに負けて農業を諦め出ていってしまうのだと。

若者の戻らない町、富岡町も同じだと思った。

学者の本には放棄された竹林や耕作放棄地を整備して、イノシシ・鹿・猿が出て来ない里地づくりをと書いてあったが、これはこれで相当な費用が掛かるのは分かるがやってほしい。


久々の登場 石松君。
体が絞れて健康そのものだし、甲斐犬らしい体格です。
頑張れ石松君。

一昨日だったかヤフーニュースで九州でアライグマの被害が増え、今年九州で捕獲したアライグマの数が3000匹とあった。
3000匹って、すごい数じゃないですか?

東北にいなかったアライグマが福島に出て驚いていたのだけど、北海道でも確認されたそうで、これからの日本においてかなりの被害が出ると思う。

アライグマは雑食性で何でも食べる。
スイカでもみかんでも果物は穴をあけて中をくり抜いてべるそうで、鳥の卵なども食べてしまうそうです。
昆虫はもとより川辺の生き物 ヤゴ・魚。エビ・サワガニ・希少なサンショウウオやカエルまで食べてしまうのだとか?

天敵がいない日本だから、今までの生態系が大きく壊されていく。
一年で3~6匹の子供を産むようで、イノシシのように増えて行くのだと思う。
考えるとほんとに怖いですね。

ラスカルブームで可愛い可愛いで飼って、その凶暴性に嫌気がさし捨てられたアライグマが今の現状を生み出したとあった。

イノシシもアライグマもハクビシンも数が増えると本当に厄介な動物です。


こちらは「唐辛子まで食っちまうんだからあやまった~」と松ちゃん。
唐辛子はクマ除けとかイノシシ除けに使われているのに、唐辛子の苗を食べられたらしいです。

苗だからまだ辛くないんでしょうか。
苗で唐辛子の辛さを少しづつ学習をしたらイノシシ除け用の商品効き目が無くなるのかな?

母親が子供たちに「このくらいの時は食べられるんだよ」と教え、子供がそれを学習して覚えていく。
イノシシはこうして進化していくのだと思った。

松ちゃんは「ほんとにイノシシを完全に捕まえねぇ~と帰還宣言なんか出来ねぇ~ぞ、今に事故が起こる、今の100匹が来年には500匹になるんだから」と。

松ちゃんも殺処分より棲み分け出来たら、それが一番だと思っている。
捕獲したら山奥に放して町に入って来ないようにすればいいわけだから、やろうと思えばできるはず。


手直しを終え「今年は多分ダメだろうけど、来年農作するには電気柵を使うしかねぇ~べな」と言った。
本当にそうでもしないと今の富岡では農作物を作ることが出来ないと思った。

続けて「菜園を楽しむことも、ここでは出来ねぇ~んだからなぁ~」と言い、「帰還する人たちががっかりするべな」と憂いていた。

この日の松ちゃんのボヤキが耳に残った一日でした。

みなさん、今日もお付き合い下さりありがとうございました。
今日はこの辺で失礼します。
それではまたお会いしましょう。























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共生すること。

2016-09-26 21:51:15 | 日記
みなさん、こんばんは。
今日はイノシシの事を書きます。

今回、富岡に帰った時に遭遇したイノシシには驚きました。
前回に続き僕の家の近くで午前中に遭遇したからです。

郡内で仕事をしている人や一時帰宅している回数の多い人は、しょっちゅう見ていると思うのですが、自分がこのところ行けていないので、全ての事がニュースになってしまう。


松ちゃんのトラックに乗り町を走っていた時の写真。
僕の自宅から1kmくらいのところで撮影。
時間は午前10時くらいでした。

道路から2mくらいの高さの崖の上に逃げ込んだ3匹のイノシシのうちの一匹。
体の大きさは3匹とも同じくらいの大きさでした。

松ちゃんがイノシシを飼っているのをご存じの方が多いと思いますが、飼っているイノシシの歳を僕は今回初めて聞いた。


イノシシに餌を与える松ちゃん。

僕は2頭ともメスだと知って、今までイノシシ君と書いたことを申し訳ないと思った。
女の子なのでイノシシさんと書くべきだった。

年は20歳くらいになるらしく「2頭ともおばあちゃんイノシシなんだぞ~」と松ちゃん。


手前のイノシシはおとなしいけど、奥の方のイノシシには今までに何度も威嚇された。
体も奥の方が手前のイノシシより一回り大きい。

イノシシ君と書いて怒っていたのかも知れない。
イノシシさん、ほんとにごめんなさい。
謝らせて頂きます。

町の中を走り松ちゃんが「この田んぼ見てみぃ~、俺の田んぼなんだけど、ふち(畔)が全部壊されてっぺ~、これ見て俺はがっかりした~、直すのにえらい大変なの分かっぺ」と。

写真は撮らなかったのですが、重機を使って出来ない場所なので、人力ではどれだけ大変かと。
それも1枚の田んぼでなく複数枚の田んぼのふちが見事に壊されてました。

松ちゃんは「この場所で、もう米作りはやらねぇ~」って言ってました。
そのくらいショックだったんだと思います。


「これ見てみぃ~、俺は毎朝畑に来て手直ししてんだ~」と。
畑の苗の周りはイノシシの足跡だらけでした。

アチャ~、やらかしてくれてますなぁ~。

僕は友人から家の敷地を穴だらけにされ、本当にがっかりしたと言われたことがあり、実際に自分の目で見て、それを知った。

酷い所は本当に穴だらけで、これではがっかりすると思った。


道の内側に石が。
彼がこれは左の石と同じ場所にあった石をイノシシが硬い鼻先でずらした跡だと言った。

この石があったおかげで軽トラックと言えども道幅が狭くなり走りずらかった。
こんな感じの所は何処でも見られる富岡町になりました。

何処にいっても必ず穴だらけになった土地を見るし、あるところでは相当の深さもあり考えものです。


町が設置したイノシシ捕獲用の檻。
檻の中には餌としてコヌカ(粉の餌)が撒いてあった。

檻を見ながら「この頃、全然捕まらねぇ~んだ、仲間が罠に掛った所を見てあいつらも学習したべ~、これからはそう簡単には捕まらねぇ~べな」と松ちゃん。

松ちゃんは畑だけでなく、夜になると町の中を見回りをしている。
その場所を今回僕に見せてくれた。


これは松ちゃんの知り合いの家の栗の木です。

木の根元の周辺は赤土になっていますが、イノシシが草と言う草を鼻先でほじくり、栗が落ちて来たのが直ぐに分かるようにしたんだとか。

松ちゃんは「かなり頭がいいイノシシだぞ、この奥にもう1本栗の木があっぺ、その木の通り道まで草を取り、行きやすく見やすいようにしてんだから、あいつら大したもんよ」と。

富岡町には栗の木が本当にたくさんあり、その場所へ松ちゃんは車を走らせた。
今、その場所を見回ればイノシシを見る事が出来ると言った。

たくさんの栗の木の下には、いがくりの皮と栗の実の皮がたくさん落ちていました。
今は本当にイノシシの天国です。

イノシシと共生する社会という本を出した学者の本を読み、今のイノシシは進化した新世代のイノシシだと書いてあった。
学習能力が高く毒餌や罠に対して経験を生かし、それに対抗して変化し続けているイノシシなのだと。

イノシシの数が増え続けたら餌が少なくなり、イノシシ同士の縄張り争いが起きるらしい。
そうなると帰還する町民には怖い話です。
家庭菜園する事が危ない事になってしまうかも?

松ちゃんも今のイノシシにはお手上げのようでした。


1分くらい見合っていましたが、危害を加えない人間と分かったのか無視するかのようにゆっくり去って行ったイノシシ君でした。

熊の足跡が発見されたとか、熊が目撃されたとか町の中で役場の広報スピーカーがガイダンスを流しているけど、こんな状態で帰町宣言するなんておかしいと思う。

原発行政を立て直したい国などから圧力があるかも知れないけど、帰還宣言は安心、安全第一でなければ。
放射能問題もそう、汚染水問題だって同じ、ましてや害獣対策は帰還する町民には一番身近な問題。

事故が起きてからでは遅い。
国からの圧力があるかも知れないけど町民の事を考えて進めてほしい。

本には人間とイノシシの境界線を作る事が大事で、生け垣などで人間の世界とイノシシの世界を分けてあげるべきと。
イノシシが近づかない町づくりをするようにと書かれていた。

原発事故により野放しにして増えてしまった野生動物を、簡単に減らすため殺処分すればいいという事ではない。

人間の責任でこうなってしまったことへの反省を、動物保護の観点でイノシシなどが町に入って来れない生垣などを作って事故を防いでもらいたい。

愚痴っぽくなってしまいましたが、このくらいの事は除染のように何兆円もかからないことだと思います。

生垣作りで新たな雇用が生まれるし、動物も人間も衝突を避けられるので、是非、これをやってほしいと思いました。
今日は以上です。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。


















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狂い咲き

2016-09-23 15:53:50 | 日記
みなさん、こんにちは。
毎日、鬱陶しい日が続きますね。
台風も大雨も、もう勘弁です。

ふるさと富岡町は少しづつ復興している。
イトーヨーカドーの子会社のヨークベニマルとホームセンターのダイユーエイトが、国道6号線沿いのヨークベニマルの旧店舗内に再出店の準備をしています。

規模は震災前の数分の一かも知れないけど、スーパーが何一つ無かったので、一時帰宅する住民にとっては助かるしありがたい事です。

帰還する人が少なく除染作業員や原発関係の人たちのためのスーパーかも知れないがそれでもいい。
チェルノブイリだって原発復旧作業員のための町が出来たくらいだから、今はそれでいいと思う。

今日は松ちゃんが一時帰宅をした友人と会った時の事を書きましょう。


一時帰宅で富岡の家に戻って来た友人に声を掛けた松ちゃん。

「こんちわ~」と松ちゃん。
二人は直ぐに話はじめたが随分と仲が良さそうで、僕は笑みを浮かべて話を聞いていたら、その方が話しの合間に「ナオトには自分の犬の面倒を見てもらったんだ」と僕を見て言った。

そうか、松ちゃんが強制避難区域に指定され誰も町に入れなかった時、町の中を走り回って犬や猫、イノブタや鳥たちに水と餌を与えて回っていた家々の一軒だったのかと。

どうりで仲が良い訳だ。
友人はスタッドレスタイヤなどを軽トラックに積み込み、冬支度の準備に帰って来たのがすぐ分かった。

二人は色々と町の友人のことなど話をし、少しだけ楽しい時間を過ごしたと思う。
友人は冷たく冷えたコーヒーをくれた。

のどが渇いていたし美味しかった。
本当にごちそうさまでした。

友人は帰る前にイノシシやハクビシン・泥棒に入られないように最後の仕事をしようと家の裏側に回ったので、僕らも一緒について行った。

一度、倉庫のドアを壊されイノシシに入られたんだと友人は言っていた。


友人の家の裏にそびえ立つコシアブラの木。(中央の細い2本の木)

松ちゃんは「コシアブラは放射能汚染がひどくて食えねぇんだよな」って言い、友人は「うん、そうだって言うな」などと話をしていた。

コシアブラは木がまだ小さい時に葉を積んでテンプラなどにして食べるのですが、結構、美味しい葉なんです。

僕はコシアブラの葉の放射能の数値が高いとは知らなかったです。

その時に松ちゃんが「これって狂い咲き?」と友人に声を掛けた。
「うん、そうだよ」と友人はあっさり言った。

松ちゃんは「写真撮っといたらどうだ」って、樹木の方を指し僕を呼んだ。
走って行って樹木を見た。

我が目を疑ったし本当に信じられなかった。


えっ~!!!マジ!
ツツジの花!!!
今、9月でしょ!ツツジは5月~6月初めの花だよ!と。

驚きでした。
5月に満開に咲いたツツジだそうです。

狂い咲きなので所々にしか花が咲いていませんでしたが、それがかえって不気味でしたね。
カルチャーショックに似た感じだった。


松ちゃんの勘ピューターも狂った?って前回書きましたけど、花も同じだった。

友人は松ちゃんに「この先の家でも桜がこないだ咲いたって聞いたぞ」と。
桜の花の狂い咲きは有名で良く聞くけど、ツツジの花は初めてだったので、びっくりしましたね。

「人間も花もみんな狂っちまうんだなぁ~」と意味深な発言した松ちゃんだった。
いつもなら突っ込むのに突っ込めなかった。
ツツジの花を見て自分も狂ってたから。(笑)

その後、友人と別れ松ちゃんの軽トラックに乗り町を走った。

軽トラに揺られながら、富岡だけでなく今年は全国各地で狂い咲きが見られるのかもと思った。

異常気象のおかげで台風の数は多いし、今年は大きな地震もあり、大雨被害もあり、天変地異の現象が特に出ていると思います。

大きな災害がこの先起きないことを願うばかりです。
海水の温度が高く魚が獲れないとか、野菜とか他の食べ物もホントに食べられない時代が来そう。

自分も温暖化ストップと言う事で、ごみを出さない生活を心がけて来ましたが、もっと厳しくやって行こう思った。。


この写真は松ちゃんが林の中で栽培中のアスパラガス。
牛の飼養・ミツバチの管理・食べ物の放射能分析の他、新たに加わった仕事(野菜作り)です。

茎の部分が結構、太くなってきました。
アスパラは根の部分が良いと立派なアスパラが採取できるんだと教えてくれた。

松ちゃんはアスパラの根の部分を家の畑に根付しようと奮闘中!
今年で2年目みたいで、このままいけばものになりそうだと言っていました。


これがアスパラの花。
ラッパ型の小さな花でした。

この場所で6本くらい栽培していますが使えるのはこの大きくなった一本だけでしょうか?
他のは痩せ細って僕みたいに使えそうにない苗だった。

イノシシにやられることは無いの?と聞いたら「そのうちやられるかもしんねぇ~」って。汗
やっぱりイノシシかい!

イノシシにやられることが無いようにと林の中を選んだ松ちゃんですが「やられたらやられたでいい、その時はその時で諦めっぺ~」と。

次回、野生のイノシシの事を書こうと思いますが、本当に大変な問題なんです。

去年「来年は野菜を作ってみる」と言った事を有言実行し、果敢に挑戦している松ちゃん。
この挑戦が彼を迷わせず進ませているのだろうと、つくづく感じた僕でした。。

みなさん、今日もお付き合い下さいましてありがとうございました。
今日はこの辺で失礼します。
それではまたお会いしましょう。






















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