ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

どこも一緒だなぁ~

2017-06-12 17:15:28 | 日記
みなさん、こんばんは。
数日前、先月、測定した富岡町の放射線量地図が完成したと連絡があり、作成された地図をメールで送っていただいた。

帰還困難区域の線量が下がっているのがわかった。
除染しなくても下がるんだなぁ~で、嬉しさと悔しさの半々だった。


体は大きいけど名前はちび
老牛の仲間入りしたのがわかる体つきになってきた。

連絡をもらったとき、測定でペアを組んだSさんが放射線管理関係の講演で名古屋に来ていると聞いてびっくり。
Sさんは一緒に測定をした時にいろいろな話をしてくれた。
長年、放射線管理の仕事をしてきた方だけに、とても勉強になったし面白かったです。

Sさんは被災地の除染について「国の基準が甘すぎる」と言っていたから、本当にやるせなかった。
除染は「ゼネコンの金儲け」って言われたことは、半分当たっていると思う。

Sさんの話は浪江町の山林火災の話から始まった。
4月下旬に発火し8日間燃え続け5月になって鎮火したこの山火事のニュースは、首都圏のTVで何度も取り上げられた。
放射性物質拡散のデマが広がったのも記憶に新しい。


除染後、山砂を入れられ草が生えなくなった牧場の姿。

Sさんはこの時、友人に「浪江町の山林火災で放射能が拡散していないか調べてほしい」と依頼を受け、火災現場付近に向かったらしいのですが、現場に向かう途中で松ちゃんと会ったことを話してくれた。

「えっ、なんでそんなとこに松ちゃんがいたの?野次馬???」と唖然とする僕にSさんは「松村さんは浪江に野鳥の生態調査で来ていたらしいのだけど、ばったり会ったからびっくりしましたよ」と。
そうだった。

松ちゃんは高線量区の浪江町おまる地区に巣箱を設置したから、月に一回は浪江に調査に行っているんだったっけ。ごめん


恐怖の松ちゃん号の前輪のタイヤ。
思わず「早く交換してよ!」と言ってしまいました。
マジ、やばいですよ。この溝なしのつるっつるタイヤ。
釘でなくても石の突起でパンクすると思います。

で、除染のことから南相馬市での害獣の話まで広く話された。

南相馬市も富岡町のようにイノシシ問題があり、その数は富岡と同じように増えているらしい。
捕獲しても増える方が多いから追いつかないとのこと。

どこも一緒だな~。
先月、松ちゃんも「今は出産ラッシュだから雌は山から降りてこないけど、来月には子供を連れて歩き回るぞ。そうなるとまた大変だな」と呆れた顔してたっけ。


松ちゃん早くご飯ちょうだいとおねだりする石松君

南相馬市は富岡町より1年早く避難指示を解除したのだけど、その実態を自分の耳で聞いて笑えなかった。
イノシシの成長は早く1年もすれば害獣になることは十分に考えられる。

ウリ坊の時はめちゃ可愛いんだけど、生まれて1年も過ぎたら怖い存在に。
子連れの母イノシシは、とても危ないので近寄らないでほしいです。
帰還した町民に何事もなく暮らしてほしい。


「与えたら与えるだけ食べる。いつも自分の餌をシロやさびに食べられるから自分の食べ終えると猫の餌食べに行くんだ」と松ちゃん。

町が少しづつ復興していく様を見るのはやっぱり嬉しい。
問題が多いのは当たり前。
これからも前向きに行こうっと。

今年はなかなか富岡に行けないです。
来週また出張があるし、休みも他の予定で埋まっていて早く来月にならないかなと思ってます。
なのでみなさん、松ちゃん情報はしばしお待ちください。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。



























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公道デビュー

2017-06-03 15:13:52 | 日記
みなさん、こんにちは。
昨日、富岡に行ってきました。

除染の打ち合わせも終えたし、松ちゃんの手伝いも出来たし、いつも車をメンテナンスしてくれる友人にも会えたので大満足の一日でした。


前回、植えられた野菜の苗は二日続きの強い雨のおかげで、たっぷりと水分をもらい健やかに育っていた。
トマトの苗は花を咲かせていました。

松ちゃんは相変わらずハードな日々を送っていて、数日前にはアメリカから20人くらいの学生さんが彼の家を訪問したらしい。

また僕が知らないところで彼はある組合の組合長になっていた。
農地保全の準備も整ってきて、これから本格的に始まる予定です。


テーブルの上にトラクター用のナンバープレート。
これを取るのに申請書を出したり、あちこち走り回って何かと大変だったと。

僕はこの日、松ちゃんに「大熊町の農機具屋に置いてある100馬力のトラクターを運ぶのを手伝ってくれねぇか」と言われ手伝うことに。
公道を走るのは初めてで、正直、ビクビクしてたんだけど、これはやるしかないなと根性を決めた。

見てみたら、これがまた本当にどでかいトラクターで、びびりました。
大型特殊免許は持っているけどメーカーによってレバーの位置は違うし、イセキで販売しているが外国製らしいと聞いてさらに真っ青に・・・。汗


ナンバープレートを取付ける松ちゃん。
がたいの良い松ちゃんが小さく見えたから僕の不安は倍増しました。

松ちゃんの軽トラックには除染の仕事を手伝った時に使っていた草刈り機の乗り物を積んでいたので、これは絶対に僕がやらないとだめなんだと。

だけど「このでかいトラクターで、あの坂道を走るの大丈夫だべか?」と、僕は汗をかきました(笑)


大熊町から富岡に入る公道での写真。
山麓線の長い登り坂ではトラクターの後ろに除染関係のトラックが数珠つなぎになっているのがバックミラーに写り、トラクターのあまりの遅さにいらいらしながら走った。

僕がいらいらしていたのだから、トラックの運転手さんはもっと苛っとしてただろうなぁ~
運転手のみなさん、ご迷惑をおかけしました。

大熊町の農機具屋さんから松ちゃんちまでの5km~6kmがめちゃくちゃ長く感じたし、重いアクセルをずっと踏み込んで足が棒のようになって疲れました。
それでもトラクターは無事に松ちゃんちの餌置き場に到着。


「公道を走るの初めてだべ?」と松ちゃん。

「はい、おかげ様で松ちゃんのおかげで公道デビューさせていただきました」と返したら満面の笑みで返してくれた。
タイヤが松ちゃんの肩当たりまであるから、トラクターの大きさがわかると思います。

大きなトラクターの移動を終えて僕はほっとした。

午前中にトラクターの移動をして午後1時に除染の打ち合わせでそちらに向かったのですが、あいにくの竜巻警報が出ていて打ち合わせ中は強い風と冷たい雨が降り、その時間に牛に餌遣りした松ちゃんもずぶ濡れになったと思う。
松ちゃん、お疲れ様でした。

6月1日に牛たちの引っ越しを予定していた松ちゃんでしたが、除染業者さんとの間でまだ出来ていないことがあるらしく、今しばらく牛たちには我慢してもらうとのこと。


今年の養蜂も始まりました。

今回、富岡に帰って自分の家の周りの家がさらに消えていたのには、寂しさを通り越して違うものを感じました。
4軒もの家が消えていて残りはたったの3軒。

車のメンテナンスをしてくれている隣町の友人の工場に行ったら、そこにあった家もなくなっていた。
富岡の自宅で消えた家を見てショックを受けていたのに、さらに隣町でもそれを見るとは思わなかった。

さすがに驚きました。
これが今の僕たちのふるさとです。

どうなろうと、今は新しい町に生まれ変わる過渡期なんだと言い聞かせ、これからも町を見ていこうと思います。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。





















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彼の楽しみ。

2017-05-25 10:08:52 | 日記
皆さん、こんにちは。
2日前、僕の携帯に除染業者から電話が入り、我が家の除染をやることになった。

一部避難指示区域を解除する富岡町のために是非協力してくれと、昨年知人から頭を下げられ除染することにした経緯があったんです。
でも解除されてからの除染って意味なくねぇ~・・・と今は思っています。

「わかった」と約束したからには約束を守るけど、どうせなら解除する前にやってほしかった。

そんな訳で近々に打ち合わせのため富岡にまた行ってきます。
今日は松ちゃんの楽しみの一つをご紹介します。

何が彼をそうさせるのか?と、いつも思うのだけど農民の血なんだろうなぁ~。


この何気ない笑顔。
植えた種の種類を一つ一つ説明してくれた松ちゃん。
去年、イノシシに全部やられて何も作れなかったのに、再度挑戦する松ちゃんです。

性格の悪い僕は彼に意地悪な質問をした。
「どうせ今年もイノシシにやられるんじゃないの?」と。

松ちゃんは笑いながら「今年は電柵を買ってイノシシにやられないようにするよ」と。


八頭や普通の里芋に始まりトウモロコシやその他の野菜が芽を出していた。


「手にとって見てみろ」と言った松ちゃんは、終始笑顔のままでいた。
僕の手が写ってしまい申し訳ありませんが発育の良い立派な芽でした。

何でも電柵については町から補助されるらしいです。
ただし一家に1台なのか?畑の広さに応じてなのか?はっきりとはわかっていません。

「一家に1台じゃぁ~、どうしようもねぇ~よな?みんな広い面積で畑作るもんな~」と松ちゃん。


「作ったら送ってやるよ」と苗に水やりをする松ちゃん。
送ったら送料かかるじゃんと返したら「千何百円かかったって箱分の野菜買うっていったら、何千円分にもなるべ!」と返され納得した。
(^0^)

この日、他に箱2つ分の野菜の苗があり中には一部花開いていたのもあったため、松ちゃんは苗の植え込み時期を逸しないようやらねばならならかったんです。
僕の義父の形見になった軽ワゴンの前ではカボチャの苗が花を咲かせていたから、少し焦っていた松ちゃんでした。


トマトとなすの苗を植え込む松ちゃん。

他にはスイカの苗もあったし、唐辛子やニンニク、シシトウ、ピーマンなどなど、まだたくさんあった。

僕は茎から葉まで食べられる八頭を送ってもらいたいと思った。
なので、この日少し手伝った。


植えたトマトとなすの苗に水やりする写真。

ずっと笑顔の松ちゃんは、農業オンチの僕にいろいろとレクチャー。
こういうときは僕にとっても楽しい時間です。

野菜のこと知れるし唐辛子の苗をピーマンの苗と一緒に植えてはいけないのを、僕はこの年になって初めて知ったわけです・・・

全国のみなさんに、ときぶ~ってほんとに無知なんだなって思われるのを承知で書いてますが、唐辛子とピーマンの苗を一緒に植えると辛いピーマンが出来たり、辛くない唐辛子が出来たりするらしいです。

これだからやっぱり楽しいですね。

僕も家庭菜園がしたくてうずうずしている人間ですから、とても勉強になりました。


松ちゃんの後を付いてきて、苗を植える松ちゃんをじっとおとなしく見ていたシロ。

松ちゃんは「シロ!苗に悪さすんじゃねぇ~ぞ!」って。
悪さって、苗におしっこすんなよの意味でした。

犬でも猫でもおしっこされたら苗が枯れてしまうらしい。
犬も猫も飼ったことがないので、こんな心配もしなくちゃいけないのかと・・・。
どんだけだよ~自分って世界でした。汗っ

牛飼いの生活になり、それでいて仕事もしなくちゃいけないし、養蜂もやり取材もこなし、鳥の生態調査もやりと何かと大変なのにどこまで出来るか?少し心配。

それでも彼の家の豊作を祈ります。
そして松ちゃんから野菜が届けられる日を僕も楽しみにして待つことにします。

今度行くときにイノシシの被害に遭っていないことを祈り、今日はこの辺で失礼します。
それではみなさん、またお会いしましょう。











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案外いいやつだな。

2017-05-22 08:22:22 | 日記
みなさん、こんにちは。
第3回富岡町放射線測定があり、やっと富岡に行ってこれました。

今回は夏日の暑さで5月と思えないような一日でしたが無事何事もなく終えられてよかったです。


富岡町役場前にて。
開始前のミーティング時の写真

今回もご協力下さいました名古屋市のNPO法人チェルノブイリ救援中部様と南相馬市の放射能測定センター南相馬とどけ鳥様、そしてお手伝いいただきましたボランティアのみなさん、本当にありがとうございました。

僕は午前2時50分頃起きて4時に横浜を出て、8時に富岡の自宅に着いた。
それから松ちゃんちに行ったら松ちゃんはシャワータイムの最中だった。

どうしたの?と聞いたら「今、餌遣りしてきたんだけど汗びっしょりになったからシャワー浴びてんだ」で納得!
この日は太陽の日差しが強く朝から暑かったですからね。

そんなわけで僕ら夫婦と一緒に8時30分の集合場所に遅れることなく無事に測定開始へ。


この日僕の担当した所は、町の端にあたるような所で山や林が多い場所だった。
ここは大石原付近にある東電の変電所の写真。
今は稼働してなくてひっそりしてました。

一緒に回ってくれたSさん、ひっそりとした変電所を見て一言。
「原発動かないから、東電も諦めたんじゃないの」と。
それはそれで結構なことだと僕は思った。


Sさんの木戸ダム周辺での測定時の写真。
運転と土壌採取と地上1m付近の測定をしてくださいました。

今回は、日々、時間に追われ余裕もなく大好きなツツジを見てもきれいに感じられなかったのが、ふるさとのツツジを見てほっとしたというか赤や白と至るところで満開に咲くツツジを見て感じるものがありました。

やっぱり富岡は僕のふるさとなんだなぁ~って。
都会の喧噪から離れて自分を取り戻した感覚かな?

僕たちの班の測定は午後2時半の集合に対してお昼の12時に終えてしまった。
前回は全部回れず6カ所くらい残して途中終了だったから、自分でもびっくり。

なので集合時間までの空き時間に松ちゃんの牧場で時間をつぶした。


彼らは朝7時頃に与えられた餌を黙々と食べ続けていた。

松ちゃんの話では、5月中に隣の広い牧場に牛たちは引っ越しをするらしい。
今の狭く雨が降るとずぶずぶになる牧場からの引っ越し。
待ちに待った牛たちの引っ越しです。

先週、除染業者が今の牧場の柵を一部開けたらしいのですが、牛たちが全部出て広い牧場に行ってしまい戻すのに大変だったと。
牛たちは良い感触を得たのか?戻された今の牧場で「モ~!モ~!」と鳴き「早く出してくれ~!」と朝から鳴き止まないんだそうです。

でも松ちゃんは草の生え方がまだ悪いと、除染業者が元田んぼに入れた山砂に文句を言い、草の種をまいてもらったとか。


そんなわけで、いろいろと動いているのですが牛たちにはわからないことで、松ちゃんに文句を言う牛たちでした。

松ちゃんは今月から農地の管理の仕事をしないとだめだなって言っていました。
草が伸び始めたので、このままでは作業が困難になるから専用の重機を用意するようです。

僕は秋頃やるのかと思っていたから少し驚きました。
それで今度来るときは会えないこともあるだろうなって覚悟しました。

半端ない広さの田んぼだから、ずいぶんと大変みたいです。


午後2時半に集合場所に戻ってきた松ちゃん。
ボランティアの佐藤さんに取ってきた野バラの枝を「挿し木して増やして」と渡した。

野バラの花って小さい花らしいけど、ここの木の花は大きく香りも良かったから一本枝を取ってきたんだと。
もちろん松ちゃんもこの枝を少しいただいて挿し木にすると。

意外だったけど、農民の子を自負する松ちゃんなので、案外いいやつだなと改めて思いました。(^0^)
僕は花を育てるっていうより花は買うものっていう男ですから・・・

今日は第3回富岡町放射線測定のご報告でした。
それでは皆さん、この辺で失礼します。
またお会いしましょう。























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松ちゃんの四苦八苦

2017-05-13 10:51:05 | 日記
みなさん、お久しぶりです。
ほんとに今年は一ヶ月一回更新のペースで申し訳ありません。

仕事やその他の活動などいろいろあって手が回らない状況の中にいますが、今月の20日に第3回富岡町放射線測定があるので富岡に行きます。

今回の調査は一部避難指示解除後初なので、いろいろと思う事があります。
解除に対して嬉しさと悔しさ?半分半分なので・・・

第三回になる富岡町放射線測定ですが、今回も名古屋市のNPO法人チェルノブイリ救援中部様と南相馬市の放射能測定センター南相馬とどけ鳥様のご協力をいただけることに深く感謝しています。

他県のみなさまのご協力、ボランティアさんのみなさまのご協力!本当に嬉しいです。
震災と原発事故から丸6年経った今も気にかけていただき感謝です。

みなさま本当にありがとうございます。


ちなみにこの写真は先月会った日の写真です。
愛犬石松君の調子がおかしいとのことで病院に行くときの写真。

「石の様子がおかしいんだ。リードを外したらいつもなら喜んで走って行くのに、このごろ走っていかねぇ~んだ。」に食欲あるの?と聞いたら「餌は食う。食欲は問題ねぇ~。多分、散歩の時イノシシを見つけると追いかけて行くべ~、イノシシとの接触で疥癬にかかっちまったかもしんねぇ~」って。


そんな訳で話し終えたら石松君をトラックに乗せてすぐに病院に行ったわけです。

しかし大の車嫌いの石松君。
病院に連れて行くまで松ちゃんの四苦八苦は続いた。

リードを短めにして車に乗せたんだけど、石松君は甲斐犬の成犬だから力が強い。
松ちゃんが短めに、しかも苦しくないように結んだリードをずるずると引っ張ってトラックの荷台から何度も飛び降りようとした。

助手席に乗った僕のガラス窓に石松君の顔があった時、えっと思った。
それを見た松ちゃん。
「ダメだ石!じっとしてろ!」と石松君を叱り車を止めて再度リードを短めに。

さっきよりきつめに車に括りつけられた石松君がなんとも哀れに思えたけど、これは仕方がなかった。

車に乗り込み松ちゃんは「あいつは車嫌いなんだ。こんなとこで車から飛び降りたら俺が石を轢いちまうべ?全く手が掛る」と気が気でない状態で、何度も荷台を振り返りながら病院に向かった。


それでやっと富岡町唯一の動物病院へ行ったのだけど、先生は他に検診に行ったのだろう。休診状態だった。
「月曜日だけは必ず来ているって聞いたんだけど、電話して来れば良かったかな?今日はいわきまで行くしかねぇ~な!」と僕の顔を見てさらに続けた。

「今からいわきの病院に行ったとしても午前中は受付だけで午後からの診察になっぺ。そうなると半日以上潰れっちまう。参ったな~、でも今日診てもらうしかね~な」で、松ちゃんはいわきへ。

なので、この日の牛たちの餌やり作業は夕方からに決定!
夕方の餌やりは、これはこれで大変なんです。

避難指示を一部解除した富岡町だけど、人はいないし常にこんな状況なので何かと不便なところが目立ちます。
原発事故以前の生活レベルで考えるからなんだけど、住民ありきでなく先に解除ありきだからね。


石松君を車に乗せる時にやってきたシロ。
石松君と正反対のシロは車大好き「私も車に乗せて」って感じ。

横浜から富岡に登記を移転して良かった~なんて感じになり、安心してしまったことは確かですが、まだまだNPOがんばる福島の活動は続きます。

「NPO作って2~3年で消えて行く法人も多いんだべ?俺たちは今、丸5年。最低あと5年、設立から10年は何としても続けるべな!」と先月会った時に言った松ちゃんでした。


シロがトラックに乗り込もうとした時にやって来たさび。
今回はシロもさびもお留守番。

この頃、横浜から富岡の距離が遠く感じるようになりました。
富岡に行くときは殆ど日帰り。
歳のせいかな?

なので今頃になって少しでも近くに引っ越しをと考えています。
これも口で言うより簡単ではないのですが時間をかけて決めたいと思います。

みなさん、来週松ちゃんの近況をお知らせいたします。

あと少しですので楽しみにしていてください。
それでは今日はこの辺で失礼させて頂きます。
またお会いしましょう。

















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カラスは最強!

2017-04-18 05:18:26 | 日記
みなさん、おはようございます。
昨日、富岡に行って来ましたが、先週に続き松ちゃんとは短い時間しか話すことが出来なかった。

松ちゃんが牛に餌をやる時間に僕はいわきまで走り法務局へ。

いわきまで片道1時間なので、往復2時間がそれで潰れた。
登記移転後の処理がとても憂鬱。

何せ横浜と移転先の福島のをやらねばいけないので、3月に移転登記すれば良かったかな~と今更後悔。
去年3倍くらいの処理業務。


富岡の田んぼでタヌキを見つけた。
見た感じ老タヌキだが何故かほっこりした。

松ちゃんちの牛は2頭ほど亡くなっていた。
帰還困難区域で歩けなくなっていた牛は2ヶ月半横たわったまま生きていたけど、老衰のように静かに逝き家の下の牧場では牛同士の争いで1頭亡くなったそうです。

帰還困難区域の牧場の牛については、松ちゃんがあれほど尽くしてくれたのだから、牛も喜んでいただろうと思う。
2頭のご冥福を祈ります。


タヌキのいた田んぼの30mくらい離れた桜の木に取り付けられたナンバーT-16の巣箱


よじ登って巣箱の中を確認する松ちゃん。
「去年、巣を作ったんだ」と言って中を見て「まだだな~、あともう少し経たねぇ~と作らねぇ~か」と降りてきた。


田んぼから100mくらい先にある松林
「あれ見てみろ、松くい虫にやられて富岡の松の木という木は無くなってしまうべな」と彼は憂いていた。

松の木も消毒とか伐採とか色々手をかけてあげないとダメなんです。
行政も予算・人不足でどうにもならないとこありますから、何とも言えませんでした。

昨日は野鳥の生態調査から戻ったら、ハクビシン・アライグマに壊された巣箱の修理を始めた松ちゃんでした。


これ、近くで見るとかなり大きな損傷でした。
巣箱に卵が産みつけられたら、真っ先にハクビシンやアライグマに狙われるらしいです。


壊された板をあてがい、それに合わせて木を切ります。


「年に5~6個はやられる。巣作りに来る前に直しておかねぇ~とな」と補修作業へ。
みなさん、この穴結構大きいでしょ。

この大きさなら手を入れて卵を盗むの簡単。
彼らの爪はどんだけ凄い爪なんだと思った。

そんなことを言ったら「昨日、石松がアライグマと闘ったんだけど、アライグマが立ち上がって爪を立てフォ~、フォ~って威嚇してっから手(口?)を出せなくていたぞ」と笑いながら松ちゃんは返した。

昨日、作業にちょっとだけ付き合ったのだけど、ハクビシンやアライグマも害獣だけど「カラスだって巣箱を襲って卵食っちまうんだ。弱った動物はタヌキでもキツネでもやられる。カラスは最強だぞ!」と松ちゃんが言った。

たしかにカラスは頭がいいし、動物の死骸でも何でも食うし、腐っていようが腹も壊さないみたいなのでカラスは最強もうなづけた。

カラスは連携プレーで餌を取る習性もあり、とにかく頭がいいので松ちゃんもやっかいな奴と言っていた。

カラスには僕の家のツバメの巣も会社のツバメの巣もやられた。
産み付けられた卵が玄関前に落ちて割れていたのを見て「カラスの奴!!!」と怒ったのを良く覚えている。
巣も粉々にされちゃったから、2度と僕の家にはツバメが来なくなった。

カラスは最強!って松ちゃんの表現が面白かった。
これが僕のツボにはまるからなかなか抜け出せない(笑)
今日のタイトルはこれに決定!


上蓋の板がちょっと厚めになり、横にも板を貼り巣箱入口も広げられていたので、板を当て修理完了。
「こんな修理してたら、どんどん大きな巣箱になっちまうぞな」なんて笑いながら言っていた松ちゃんでした。

いわきの法務局から松ちゃんの家に戻り、少し話して横浜に戻る時、プロカメラマンの太田さんが松ちゃん宅を訪れた。

相変わらず太田さんも被災地で動物の保護をしてくれている。
ホントにみなさんに感謝です。

松ちゃんは今年、環境保全を第一にやるって決めましたが、一部帰還宣言をしたふるさと富岡町のまちづくりの推進に寄与したいという思いは震災後から少しも変わっていません。

波あり谷ありのこれからだと思いますがみなさん、これからも宜しくお願いいたします。














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ちょっと早かったか。

2017-04-10 17:07:51 | 日記
みなさん、こんにちは。
今日の朝、3時半に起きて日帰りのスケジュールで富岡に行って来ました。

先週、夜ノ森の桜が見たいと思っていたので、何としても仕事を休んで行ってみたものの。
ちょっと早かったみたいで残念でした。


綺麗に咲いているところに行って撮ってみたものの、蕾が多くてあと数日後に満開か?って感じでした。


帰還困難区域の中の桜が本当に見たいのですが、ここは未だに普通には入れません。
何処かのメディアさんの撮影が行われていた。
スーツの方がマイクを握っていたので、即刻退散した僕でした。


2分か3分咲きって感じでしょうか。
福島はまだ寒いから、もう少し経たないとダメでした。

避難指示を解除した富岡町ですが、嬉しい事もそうでないことも多だありまして、ヨーカドーの子会社ベニマルさんがオープンしたのはとってもありがたいことでした。

品揃えの良さと野菜や惣菜などが豊富だったし、寿司も目の前で握って出してくれる売り場で、いい売り場でした。

どうせコンビニの延長みたいな店だろうなんて思っていたので、ベニマルさん、ごめんなさい。
ちょっと感動しました。

駐車場は広いし、これなら楢葉町、広野町、川内村のお客さんが来てくれる。
地図上から富岡町が消えるのではと内心思っていたから、これで富岡町は復興するぞ!なんて、嬉しかったです。


松ちゃんは相変わらずで朝早く着いたらトラックにビニールで巻かれていないロールわらが積んであった。


この餌どうしたの?と聞いたら希望の牧場の方が届けてくれたのだと説明してくれた。

今年になって餌を頼んだと言っていた松ちゃんだけど、その餌はいつ来るかはまだ未定。
どんな餌でもありがたいものです。

ありがたいと言えば友人の一人である山本宗輔さんの新聞の記事を見て松ちゃんの口から「震災から6年にもなるのに、こうして取り上げてくれるの本当にありがたいよなぁ~」としみじみ言った事が印象的だった。


僕が聞いたところ地方紙ですがかなり大きな新聞社との事でした。
宗輔さんありがとうございます。

今年の松ちゃんは、町の保全に神経を注いでいます。
農地の保全から始めて解体される家々が無くなった場所を恒久的に荒らさない何かを始めたいと。

元議員の方や町に戻って来る友人たちと組合を作ってやるみたいです。
松ちゃんと今度また早い時期に会って色々と話しをしたいと思います。

松ちゃんがスーパーの方に聞いた話ですが、避難指示を一部解除した富岡町に帰って来た住民は200人くらいだそうです。
約1万6千人いた町の住民が今は200名足らず。

今日、富岡町中央商店街を走ったら、お店が解体されて歯抜けになった商店街を見て僕は複雑な気持ちになった。

そんな状況の中にあって常に前を向いて何か始めようとしている松ちゃんはエライ。

今、僕の方がいっぱいいっぱいなので、いつと約束出来ないのですが、みなさん、一部避難指示解除した富岡で今年もがんばる松ちゃんの応援よろしくお願いいたします。














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解除の実感

2017-04-05 08:53:45 | 日記
みなさん、こんにちは。
本当にお久しぶりでです。

3月は休めなくて家に帰って来るのは寝るためにだけというとんでもない一ヶ月になりました。
なので富岡にも顔出せなくて、今月も同じようになるのかな~・・・汗

一昨日、松ちゃんと会って来ました。
一部避難指示解除した富岡町は、帰還した町民の姿よりも除染や家の解体業者の姿が多く、解除の実感を感じることはなかったです。


この日は早い時間についた。
それで一緒に朝食を摂った。

僕のかみさんが直ぐに食べられるようにゆで卵を3個入れてくれたのだけど、前日の夜、松ちゃんも卵1パック10個のゆで卵を作っていてダブってしまった事を笑った。


部屋には無造作に置かれている段ボールの箱を見て「何の箱?」と聞いたら「鳥の巣箱だよ」と松ちゃん。

なんでも30個ほどの巣箱を浪江のおまる(高線量区)地区に設置したようです。
この地区は車の中でも20μシーベルトを超えたと言うほど放射線量が高い所で、日本野鳥の会の人に「ほんとに命がけの調査になるぞ」と声を掛けたと。

それでも「こういう所で何年も調査することに、意味があるんだよな」と松ちゃんは言った。


組み立てられた巣箱が3つほど外に並べられていて「これも付けなきゃなんねぇ~な」でした。

なのでこの日は朝から野鳥の生態調査に付き合わされた。

富岡には50個ほどの巣箱が設置されている。
その一つ一つを見て回る。

浪江のおまる地区の30個を合わせると80個。
これは本当に大変な作業で、日本野鳥の会の人と相談して、浪江の調査は一ヶ月に一回と決めたと言った。

高線量区での調査でもあるし健康被害を考えたら、一ヶ月に一回でいいと思った。


木に上り巣箱の中を点検する松ちゃん。
こんなところばかりで結構な作業でした。
僕がやったら次の日筋肉痛で動けない。

「あと一週間から10日ほどだな~」なんて言いながら、僕に巣箱の状態や鳥の習性などを教えてくれたので、一つ一つ見て回るのに退屈しなかった。

富岡町にはたくさんの鳥が戻っています。
個人的になのですが富岡の鳥は多分、放射能の影響をそれほど受けてないと思っています。


巣箱の中を見て「巣を作っているから見てみろ、もう、卵を産むだけになってるべ」と写真を撮ればと松ちゃん。
なので撮らせてもらった。

富岡は春の花が咲き出し、来週は夜ノ森の桜もきれいに咲くと思う。
夜ノ森の桜は帰還困難区域のため、町民が以前のようにお花見を楽しむ事は先になるけれど、早く普通に行けるようにならないかなぁ。

松ちゃんは「テレビのアナウンサーは嘘を言っているよな、避難指示を解除したところは除染が100%終了したところで解除されたなんてよ、俺んとこも除染終わってねぇ~のに」と言ったので「僕のとこも除染してないよ」と直ぐに口に出た。

避難指示が解除されたのに半分嬉しさはある。
町民ありきの解除ならもっと嬉しかったはず。
除染で家をきれいにしてもらったのに、今、その家々がたくさん解体されていて複雑な気持ちです。


この日、野鳥の生態調査を終えたと思ったら、午後から除染の人たちがやって来て1時間松ちゃんは立ち合いを余儀なくされ、牛の餌やり時間が大幅にずれた。

相変わらず忙しい松ちゃんでした。

今年、松ちゃんは今年の目標を立てた。
それは今度時間がある時に書きます。

それではみなさん、またお会いしましょう。


















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6年目を迎えて

2017-03-11 07:28:16 | 日記
みなさん、こんにちは。

NPOがんばる福島は全国の皆さんのご支援をいただき、ここまでやって来れました。
代表松村に代わり厚く御礼申し上げ心から感謝致します。
本当にありがとうございます。


町に残された動物を助けるためたった一人で保護活動をしたのが始まり。
人懐こくて本当に可愛かった在りし日のダチョウのモモコ。(老衰により他界)

今日、東日本大震災から丸6年になる日を迎えました。
原発事故から復興を目指すふるさと富岡町は、今年4月に避難指示を一部解除します。

それは避難指示解除準備区域と居住制限区域の2つを解除し、帰還困難区域の制限だけはこれからも続くというもの。
高線量が残る帰還困難区域の解除は、これから除染をし解除までは5年以上先になる予定だそうです。

今までの6年に5年を足すと11年。
70~80代のお年寄りには重い年月だし、僕も11年後の事など想像出来ない今を生きている。

本当にいろんなことがありました。


国道から入った富岡町中央商店街の写真。

個人的な感想ですが長い長い6年でした。

帰還を夢見ていたが6年という月日に希望を削がれ、変わり果てた町の姿に失意する人もいる。

津波被害の大きかった富岡駅前は商店も住宅も何もなくなり、以前の町の姿は何処にもない。

町の姿だけでなく、帰還しても子供や孫と一緒に暮らせない人たちのことなどを考えると、思い描いた復興の姿とはほど遠いです。


解除に向けて動く富岡町の中で地形調査に訪れた業者さんと話す松ちゃん。

この時「東日本大震災の時の地震で、ここの断層が何メートルずれている」とか話していました。

今の町の姿を見て松ちゃんは「これじゃぁ~みんな帰って来ねぇ~」と時々呟くことがあるが、福島第一原発事故は町民の全てを壊したと思います。

松ちゃんは顔には出さないけれど、少し落胆しているのが分かります。

たくさんの住民が戻り以前の活気を取り戻す復興を夢見ていた一人です。
僕も来月の解除は嬉しいですけど、今は悔しさも感じます。

原発さえなければです。


松ちゃん牧場に保護された牛の親子。
子牛は大きくなりました。

原発事故でなく津波被害で苦しむ宮城・岩手の両県もインフラの整備がまだまだで、途上の様相を見せています。

放射能が無いのだから、もう完全に復興していいのにと思ってる。
そこにはいろいろな問題があるのだろう。

ただ言えることは止まっていないという事。
動き続けることで少しだけど前に進んでいる。
これだけは良いことです。

時間が経ち普通の日常を取り戻した人もいるけど、未だ先の見えない暮らしの中で不安と戦い生きる人も。
人それぞれですが、その中で復興のために本当に頑張っている人がいるから応援したいと思います。

みなさん、福島は頑張っています。
これからもどうぞ福島の応援よろしくお願いします。




































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新調査地決定!

2017-03-07 10:33:50 | 日記
みなさん、こんにちは。
3月3日と4日に東京と千葉で日本野鳥の会の映画試写会とイベントがあり、松ちゃんはゲストとして招かれ講演をしたようです。

震災から2年経った頃、町には鳥たちの鳴き声が全くなく、静寂そのものが不気味な世界を醸し出していましたが、今はたくさんの鳥たちが町に戻って来てさえずっています。


富岡町の巣箱50個の内の一個
かなり広範囲に設置して生態調査をしていただいた。

鳥がいなくなった原発事故被災地で巣箱を設置し今まで地道な調査をし続けて下さった日本野鳥の会のみなさんに感謝です。


除染で鬱蒼としていたところは丸見えになり、すっきりしたところが多いですけど、森や林はそのまま残り、いつの日か鳥たちが戻って来てくれた。

松ちゃんは4日、某有名大学のキャンパスで行われたイベントのあと、打ち上げに参加し野鳥の会のみなさんと酒を飲んだと言った。

その宴席で放射線量が高い浪江町の帰還困難区域のおまる地区で調査をしてもらう事が決定したようです。

みなさん、この地区は本当に高線量の場所なんです。

当然、松ちゃんも調査に参加するのですが、普通に考えれば危険な場所なのに野鳥の会のみなさんも怯まず決めたのだから感心しました。

でも高線量地区に生息する鳥たちの事が分かるのだから、本当に貴重なものになると思います。
鳥たちの被曝度合を僕は知りたいです。


5日に富岡に戻りいつもの日課をこなしている。

挑戦する事を楽しんでいるようで彼らしかったし、野鳥の会のメンバー様にも「やるぞ!」の男気を感じました。

野鳥の生態調査もそうだが、松ちゃんは浪江町の花を調べみつばちとレンゲソウで農地の保全に寄与したいと言っていた。


群れから弾かれる弱い牛用の餌場にわらを置く松ちゃん。

富岡町でもかなりの量のレンゲソウの種を撒いてプロジェクトを開始したけれど、これも挑戦の一つ。
上手くいくことも上手くいかないこともたくさんありますが、被災地で生きる彼には行動あるのみなんですね。

日本野鳥の会のみなさんとの飲み会はかなり盛り上がったらしいです。
放射能の話やら、まぁ~色々です。


帰還困難区域の牧場の牛たち。

今日からまた取材がまた始まり、友人であるジャーナリストさんや記者さんなどが訪れるらしく、それが終了したら顔を出す約束をしました。

中旬以降になると思いますが、また紹介させて頂きます。
それでは今日はこの辺で失礼します。
みなさん、またお会いしましょう。









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先に解除ありき

2017-02-28 21:28:50 | 日記
みなさん、こんばんは。

お久しぶりですいません。
時間がなく、なかなか更新できませんでした。

前回、東電の事書いたけど、それなりに非難もされましたが、あの東芝がアメリカの原発事業で7000億円にのぼる赤字を出し解体の危機って言われているのに、東電は賠償に22兆円かかっても大丈夫なのだから、怪物企業ですね・・・・

ある人に言われたけれど「東電は、消費者から電気料金を値上げして得たお金と、新規参入電力会社の両方から10年~20年と徴収すれば22億円くらい返せるのだ」と・・・・納得


富岡の松ちゃんの友人の家の中には、7段飾りのひなまつり人形が飾られていた。
子供たちは富岡のこの家には来ないから、さみしいひな祭りに。
かなり立派な人形なのに・・・です。

今年の3月31日に浪江町が先に避難指示区域の解除を発表し、そのあとに富岡町も解除。
かなり前に浪江の馬場町長がTVインタビューで解除を検討と放送したのを、僕は勘違いして解除を発表したと思っていた。

日頃、時間に追われ余裕のない生活をしているから、地元のニュースにも疎くなり反省。
富岡の松ちゃんは3月3日あたりに東京に出て来て、講演をするようなことを言っていた。


餌を積んで帰還困難区域の牧場に向かう松ちゃん。

3月の後半に海外メディアの撮影があるらしいです。
海外メディアは、ありのままを撮りありのまま放送してくれる。
ありがたいものです。

僕の方は、今年は去年より富岡に行けない感じです。
なので書けるときはしっかり書きたいと思います。


帰還区域の牧場の餌やりを終えて向かったのは、同じ帰還区域に牧場を構える畜主さんの所。
ストレスも無く栄養ばっちりの牛たち。

松ちゃんは週に1回、この牧場に餌を運んであげている。
運ぶのに使うのは軽トラックだから3~4回運ぶ。

これが結構大変な作業になる。
元から時間が無いので、前回も夕方暗くなるまでかかった。


この日の一回目の配達。
写真で見ると明るい感じですが3時過ぎ。

4回も運ぶ頃には、なんだかんだいって5~6時になってしまう。
6時だと完全に暗い。
頼まれたら何もいわずにやる松ちゃんはエライよ。

今年の松ちゃんは、仕事も請けているし更に大変だと思います。


餌をたっぷり食べ反芻する牛。
のんびりしてるんだよね、ほんとに。
牛たちに悩みなんてないからうらやましい。

今回の避難指示解除のニュースには????なんだよね。
復興より「先に解除ありき」のやり方にうんざり・・・・
あれから6年、町に帰ってくる人が少ないのに、先に解除ありきか~。

人が町に戻って復興だと思っているので、解除は嬉しいけど実態が伴っていない。

もう少しで今年の3・11がやって来る。
僕は東電広野火力発電所の煙突からモクモクと上る煙を見て、いつも原発でなくこの火力なら良かったのにと思う。

廃炉を考えたら火力の方が絶対に安い。
安心、安全は火力の方。
原発が止まって燃料代がかさむ火力で発電しても儲かっているんだから火力でいいじゃん。
原発なんて本当に無くなればいい。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。

























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移転しました。

2017-02-17 12:00:35 | 日記
みなさん、こんにちは。
今日は、始めに大事なお知らせがあります。

来月で震災から丸6年になりますが、このたび僕たちのNPO法人がんばる福島が横浜の法人ではなく、福島県のNPO法人になりました。

昨年の7月から登記移転の準備をしてまいりましたが、公示・審査期間を経て先月末、念願の福島の法人になり嬉しかったです。
このことに今は感慨ひとしおです。


横浜から主たる事務所本店は松ちゃんの家の住所になりました。

本当に長い長い6年だったと感じていますが、これまで続けて来れたのも全国の皆さんのご支援があったからです。

今まで本当にありがとうございました。
全国のみなさまに心から深く感謝いたし厚く御礼を申し上げます。

これからも何一つ変わらず活動して行きますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

今年の4月あたりに富岡町は帰還宣言を出すのでは?という状況です。
帰還宣言はある意味、待ちに待った事ですが、このままでは?という声が多いのが現実です。


この日、僕は元畜主の半谷のじっちゃんの所へ松ちゃんと行った。

じっちゃんは元気でなによりだった。
町の様変わりを4人で話しながらお茶を飲んでいた時、4月に帰還宣言する?との話になった。

じっちゃんも松ちゃんも「これで帰還宣言するのおかしい」と。

町の広報スピーカーから流れている「熊の目撃がありました」とか「熊の足跡が確認されましたので、充分気を付けてください」の文言に顔をしかめて言った。

「イノシシより熊の方が怖いだろう?それなのにこんなところに帰って来て下さいって、何を言っているんだよな」と松ちゃん。

続けて「熊に気を付けて下さいって素人に何が出来んの?熊対策を何にも取らねぇ~で」と。

じっちゃんも「役場は何やってんだべ!そんな放送聞いたらみんな帰って来ねぇ~べ」と怒りの矛先を役場にぶつけた。

ほんと、富岡に一日いると2~3回は熊に注意、イノシシに注意とこの放送を聞く。
熊は見てみたい気はするが、実際に目の前に熊が現れたら僕はちびってしまうかもしれないな。
やめておこう。


帰還困難区域の牧場。
帰還宣言が出ても、ここは解除されないので許可証がないと入れません。

今回の帰還宣言は町の人のためではなく、国の圧力そのものらしいです。
解除しなければ補助金や交付金をもらえず町政は成り立たなくなるため、国の圧力(命令)に屈したと地元の友人たちは言っている。

先日も「町民のための解除じゃないよ」と、いわきの友人と郡山の友人に言われた。

富岡役場の前に建設されたロボットを作る研究所?も国のお金で作られたもの。
新規事業者や会社が出来るのは復興のためには良い事。
なので生活するため帰還する少人数の意見は無視され続けるのだろうと思った。


3日かかって直した重機に乗り込む松ちゃん。

帰還宣言は半分嬉しくて半分悔しい。
そんな感じ。

原発事故のおかげで人が戻らず、町は隣の町などと併合し小さな町になって行く。
これは仕方のない現実です。

帰るたびに解体される家々を見て、町の風景がさびしくなったとしみじみ思う。
明日は我が身。
この先もいろいろあるのだろうなぁ~。


重機の修理は完ぺきでした。

原発事故の処理も全然うまくいっていないようだし、22兆円まで膨らんだ賠償金を新規参入の電力会社からも取り、消費者からは電力料金を値上げし徴収と、事故を起した東電はそれでも潰れず利益が出てるみたいだし、これでいいの?

福島原発事故の責任は、東電と原発を推進してきた経産省官僚や国会議員などにあり、新規参入する電力会社には無いだろ!これ、どう考えてもおかしいよ。
福島の賠償は経産省官僚と自民党と東京電力で責任をとれ!と僕は言いたい。

こういう事書くと気持ちも暗くなるし朝まで書きそうなので、今日はこの辺で失礼します。

新しく福島県のNPO法人に仲間入りしたがんばる福島を、これからも宜しくお願いいたします。
それではみなさん、またお会いしましょう。





















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雪より風が

2017-02-15 07:38:27 | 日記
みなさん、おはようございます。
先週は横浜にも雪が降りびびってしまい、富岡に行くのを延期したので、久々の更新になりましたが宜しくおつきあいください。


先週の横浜の雪。
次の日の朝、車に積もった雪を見てがっかりしました。

やっと昨日、富岡に行って来ました。
始めに支援物資の受け取りのご報告をさせていただきます

伝票NO3203-7951-8196 S.T様 チモシー
伝票NO3048-1043-8730 本田様 クレイングラス25kgX2個
                 チモシー1番刈500gX2
                 牧草MIX
(順不同 複数小口の時の伝票NO省略 イニシャル違いの時はお許し下さい)

温かいご支援に感謝致します。
本当にありがとうございました。
大事に使わせて頂きます。

松ちゃんは相変わらずハードな日を過ごしていた。
今日は、テロでお亡くなりになった監督の映画が福島で封切られるので、福島へ劇場挨拶をしに行っていると思う。

「あっちは雪だべ?そうなると行けないかもしんねぇって言っておいたんだけど、どうかな?行けるべか」と松ちゃん。


松ちゃんちの梅の花

雪の話をしたが「それなりに降ってるけど積もらねぇ~から楽だ。だけど、少しずつ春が近づいてるの分かる。梅の花が咲き出してるべ、あと半月もすれば梅の花満開だ。そうなればもう春だぞ」と。

昨日の富岡は午前中だけ暖かった。

松ちゃんは忙しい中、重機の修理を全て完了させていた。
これにはびっくりした。

あの松ちゃんにしてはスピーディ。
でも話を聞いてみると帰還困難区域の牧場の重機の修理は、とんでもなく日数がかかったと言っていた。


家の上の餌置き場の重機も完全復帰。

今年は雪よりも風が吹いて困っていると言っていた。
ロールわら餌を解して牛に与えるのですが、風が吹き荒れて1~2割は飛ばされてしまうと。

「だから10個のうち、1個から2個は風で飛ばされている計算」と苦笑い。
これには本当に参る。
笑い事じゃぁ~ない。


昨日は午前と午後にこの牧場に来たけれど、午後は風が吹いて寒いのなんのって。

いやぁ~ほんとに寒かった。
松ちゃんも思わず「今日はさみ~な!」と言ったほど。

だから南国の横浜にいる僕には超絶な寒さでしたよ。


牛たちは陽のあたる場所に集まってた。

昨日の餌が残っていたから充分に食べていて、こちらに向かって来るまで時間がかかった。
それでも今日福島に行くとなったら、2日分与えないとならなかったので、昨日は大目に餌を運んだ。

前々回、沼のようになっていた牧場は少し乾いていると思っていたら「カチカチに凍ってっぺ」と松ちゃん。

驚き!エッ、これ乾燥したんじゃなくて凍ってるの????


目も悪い僕は良く見てみた。

ホントだ~小さな水たまりは氷の塊でした。
ドロドロの土も凍ってカチカチ。

牛たちが歩くのにはずぶずぶと入らないのでいいのだけど、それでも氷が割れる音で驚いてストレスになってるって、このことだったのか~。

牛たちはそれでも餌をもらいにぞろぞろとやって来た。

ここの牧場は夏用の牧場。
ここだけは早く春が来てくれるといいなとマジに思った。

昨日は朝9時から夕方までずっと一緒にいましたが色々話せたかな?

このことはまた書かせて頂きます。
それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。










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やっとメンテ。

2017-01-31 10:22:15 | 日記
みなさん、こんにちは。
昨日は暑すぎるくらい暑かったです。

仕事で新宿に行っていましたが21度を超えて汗だくだく。
富岡の松ちゃんちの雪も融けたと思う。

少し前に「家の裏山の水道が凍ってよ~、帰還困難区域の牧場の井戸まで石松や猫たちの水を汲みに行ってたんだ」と言っていたけど、もう大丈夫だと思う。


帰還困難区域の牧場へ向かった時の写真。
トラックや原発関係の車で震災前の車の往来と同じくらいで、ここだけはにぎやかだった。

前回、ホームセンターへ行った帰りに松ちゃんは、去年依頼した軽トラの修理に自動車修理工場へ向かった。

毎回、行けば修理しようよと言い続ける僕に、しょうがねぇ~今日は行くかって感じだったけど、信号待ちして青になって発進する時に、大きなキュルキュル音が出るは、ギヤはなかなか入らず直ぐに出られない状態だったから、松ちゃんも観念したのかも。(笑)


国道そばで営業している平山自工さんへ。

松ちゃんの軽トラは何処もボロボロ。
新車買ったら?っていうと「まだまだ走る」と返って来る。


工場に車を入れる松ちゃん。

「俺の軽トラもそこいらの4tトラック並みに働いたべ」と自慢した松ちゃん。

距離はもちろんの事、あおりの修理も2回したけど、車体からはみ出てしまうロール餌のおかげで、何回修理しても同じになってしまうから修理を諦めた。

それでも、その他のトラックもボロボロだから、この際、全部点検してもらいたいと思っている。

クレーン付きのトラックも調子が悪いし、帰還困難区域の牧場の重機はホースが破れて全く使えないしで、本当に大変なんです。


松ちゃんはトラックの下で絡まっている餌の紐をカッターで切った。

「重機の修理はいわきまでトラックに積んで運ばないと出来ねぇ~からな~」と松ちゃん。
今度行った時に一緒に行ってもいいんだけど、4tトラックが調子悪かったら運べない。

あっちもこっちも修理するところばかりなんです。

それでも笑いながら「どうにかなっから心配ねぇ~」でいつも会話が終わる。
だめなら人力でやるつもり。
根性の塊!汗っ


支払いを済ませて事務所から出て来た松ちゃん。

このあと午後の餌やりに家の下の牧場に向かったら、キュルキュル音は出ないし、ギヤはさくさく入って快調そのものだった。

なので今年の重点課題に重機・トラック等の修理が一つに加わった。

松ちゃんも忙しすぎるから、なかなか思うようにいかないのだろうけど、やる時はやってもらおう。

今年は、去年お亡くなりになったベルギーの監督さんの映画が福島で封切られるようで、劇場で挨拶などもあるみたいだし、やっぱり忙しくなると思う。

これから3.11までは取材等に追われる人だから、それ以降になると思うけど今年はやってもらうつもりです。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。















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町から村へ

2017-01-27 06:36:07 | 日記
みなさん、おはようございます。
21日の土曜日に富岡町は住民説明会を開催した。

帰還に関することで開催したのだが、はっきりとしない回答のまま終えたと聞いた。
参加した友人は僕に「帰還出来る状態じゃないよな」と言った。


松ちゃんともその話をしたんだけど「帰町宣言するって話しは聞いてないぞ、まだはっきり決まってねぇ~んじゃねぇか」と同じ答え。

松ちゃんは「今からダイユーエイト(地元のホームセンター)に一緒に行くべ!たまげっから」と言ったのでついて行った。

到着してびっくり。
まさかこれが店頭に置いてあるとは・・・


イノシシを捕獲する箱わなです。
税込177,876円也

松ちゃん「これ買う人がいるから置いてんだべな?需要がなければ置かねぇ~べ」と。

さすがにショックを受けた。
もう町ではなく、山間部の田舎というか富岡町が村になってしまったようなショック。

店の入り口にその他の捕獲器(カタログには駆除器)もたくさんあった。

松ちゃんは「これより猫の餌の大袋タイプを置いてくれると助かんだけどな~、俺、今、原町まで買いに出かけてんだぞ」と。


アライグマ・キツネ用から猫・ハクビシンや小動物用の物とか勢ぞろい。
動物ボランティアさんなら見たことあるでしょうけど、ド素人の僕は初めてでした。

この頃、町の広報スピーカーからイノシシの被害が出ていますのでイノシシに注意して下さい!熊の目撃情報があるので注意して下さいを何度も聞くようになった。

稲作が盛んな町なので、蔵とか米を保管するのに納屋や倉庫がたくさんあったから、米を食べるネズミ取り器は見たことあったけれど、イノシシ用の箱罠や足くくり罠・トラップ類とか初めて見るものもあったので驚いた。


家をきれいなまま保存したい人やこれから帰還する人のために置いてあるのだろうか?
こんなものが普通に置かれているのだからなぁ~。

震災前はイノシシと遭遇することも無かったし、せいぜいイタチやリス、タヌキぐらいしか見た事が無かった。

イノシシなんて本当に山の中に入らないと見れない動物で、狩猟をする人だけしか見ない動物だった。
その捕獲器が普通に置いてある。

松ちゃんは「今は冬で山の中に入っているかも知れねぇけど、来春にまた子供が生まれたらイノシシの数は増えるべな」と。

足くくり罠などは資格を持っていないと買えないのでプロ用?
それにしても僕的には気分のいい商品でなかった。


店内にも防獣用品コーナーが作られていた。
初めて見る商品があり、しげしげと見入ってしまいましたが、町から完全に村になったと感じた。

いくら田舎とは言っても村じゃなくてちゃんとした町だったのに・・・・

初めて使う人もいるんだろうな?
防獣被害が出そうな町に帰還しろって内閣府や環境省はどう考えているんだろうか?

放射線量の問題と併せてこちらも大事な問題だと思うのだけど・・・
そこのところ聞いてみたい。


電気柵も置いてあった。
箱罠と同じくイノシシの写真パネル付きで展示してあった。

今でも国道で車にはねられたイノシシを良く見かけると松ちゃんは言っていたけど遭遇したくないね。

イノシシ問題一つとっても大きな問題。
笑えない話です。
ホント。

人が住まない町は震災から丸5年が経ち、今年6年目を迎える。
元に戻るという事は本当に難しい。

分かり切っていたつもりでしたが、がっかりすることの方が多いです。

ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、みなさん、今日はこの辺で失礼します。
それでは、またお会いしましょう。














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