ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

カラスは最強!

2017-04-18 05:18:26 | 日記
みなさん、おはようございます。
昨日、富岡に行って来ましたが、先週に続き松ちゃんとは短い時間しか話すことが出来なかった。

松ちゃんが牛に餌をやる時間に僕はいわきまで走り法務局へ。

いわきまで片道1時間なので、往復2時間がそれで潰れた。
登記移転後の処理がとても憂鬱。

何せ横浜と移転先の福島のをやらねばいけないので、3月に移転登記すれば良かったかな~と今更後悔。
去年3倍くらいの処理業務。


富岡の田んぼでタヌキを見つけた。
見た感じ老タヌキだが何故かほっこりした。

松ちゃんちの牛は2頭ほど亡くなっていた。
帰還困難区域で歩けなくなっていた牛は2ヶ月半横たわったまま生きていたけど、老衰のように静かに逝き家の下の牧場では牛同士の争いで1頭亡くなったそうです。

帰還困難区域の牧場の牛については、松ちゃんがあれほど尽くしてくれたのだから、牛も喜んでいただろうと思う。
2頭のご冥福を祈ります。


タヌキのいた田んぼの30mくらい離れた桜の木に取り付けられたナンバーT-16の巣箱


よじ登って巣箱の中を確認する松ちゃん。
「去年、巣を作ったんだ」と言って中を見て「まだだな~、あともう少し経たねぇ~と作らねぇ~か」と降りてきた。


田んぼから100mくらい先にある松林
「あれ見てみろ、松くい虫にやられて富岡の松の木という木は無くなってしまうべな」と彼は憂いていた。

松の木も消毒とか伐採とか色々手をかけてあげないとダメなんです。
行政も予算・人不足でどうにもならないとこありますから、何とも言えませんでした。

昨日は野鳥の生態調査から戻ったら、ハクビシン・アライグマに壊された巣箱の修理を始めた松ちゃんでした。


これ、近くで見るとかなり大きな損傷でした。
巣箱に卵が産みつけられたら、真っ先にハクビシンやアライグマに狙われるらしいです。


壊された板をあてがい、それに合わせて木を切ります。


「年に5~6個はやられる。巣作りに来る前に直しておかねぇ~とな」と補修作業へ。
みなさん、この穴結構大きいでしょ。

この大きさなら手を入れて卵を盗むの簡単。
彼らの爪はどんだけ凄い爪なんだと思った。

そんなことを言ったら「昨日、石松がアライグマと闘ったんだけど、アライグマが立ち上がって爪を立てフォ~、フォ~って威嚇してっから手(口?)を出せなくていたぞ」と笑いながら松ちゃんは返した。

昨日、作業にちょっとだけ付き合ったのだけど、ハクビシンやアライグマも害獣だけど「カラスだって巣箱を襲って卵食っちまうんだ。弱った動物はタヌキでもキツネでもやられる。カラスは最強だぞ!」と松ちゃんが言った。

たしかにカラスは頭がいいし、動物の死骸でも何でも食うし、腐っていようが腹も壊さないみたいなのでカラスは最強もうなづけた。

カラスは連携プレーで餌を取る習性もあり、とにかく頭がいいので松ちゃんもやっかいな奴と言っていた。

カラスには僕の家のツバメの巣も会社のツバメの巣もやられた。
産み付けられた卵が玄関前に落ちて割れていたのを見て「カラスの奴!!!」と怒ったのを良く覚えている。
巣も粉々にされちゃったから、2度と僕の家にはツバメが来なくなった。

カラスは最強!って松ちゃんの表現が面白かった。
これが僕のツボにはまるからなかなか抜け出せない(笑)
今日のタイトルはこれに決定!


上蓋の板がちょっと厚めになり、横にも板を貼り巣箱入口も広げられていたので、板を当て修理完了。
「こんな修理してたら、どんどん大きな巣箱になっちまうぞな」なんて笑いながら言っていた松ちゃんでした。

いわきの法務局から松ちゃんの家に戻り、少し話して横浜に戻る時、プロカメラマンの太田さんが松ちゃん宅を訪れた。

相変わらず太田さんも被災地で動物の保護をしてくれている。
ホントにみなさんに感謝です。

松ちゃんは今年、環境保全を第一にやるって決めましたが、一部帰還宣言をしたふるさと富岡町のまちづくりの推進に寄与したいという思いは震災後から少しも変わっていません。

波あり谷ありのこれからだと思いますがみなさん、これからも宜しくお願いいたします。














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ちょっと早かったか。

2017-04-10 17:07:51 | 日記
みなさん、こんにちは。
今日の朝、3時半に起きて日帰りのスケジュールで富岡に行って来ました。

先週、夜ノ森の桜が見たいと思っていたので、何としても仕事を休んで行ってみたものの。
ちょっと早かったみたいで残念でした。


綺麗に咲いているところに行って撮ってみたものの、蕾が多くてあと数日後に満開か?って感じでした。


帰還困難区域の中の桜が本当に見たいのですが、ここは未だに普通には入れません。
何処かのメディアさんの撮影が行われていた。
スーツの方がマイクを握っていたので、即刻退散した僕でした。


2分か3分咲きって感じでしょうか。
福島はまだ寒いから、もう少し経たないとダメでした。

避難指示を解除した富岡町ですが、嬉しい事もそうでないことも多だありまして、ヨーカドーの子会社ベニマルさんがオープンしたのはとってもありがたいことでした。

品揃えの良さと野菜や惣菜などが豊富だったし、寿司も目の前で握って出してくれる売り場で、いい売り場でした。

どうせコンビニの延長みたいな店だろうなんて思っていたので、ベニマルさん、ごめんなさい。
ちょっと感動しました。

駐車場は広いし、これなら楢葉町、広野町、川内村のお客さんが来てくれる。
地図上から富岡町が消えるのではと内心思っていたから、これで富岡町は復興するぞ!なんて、嬉しかったです。


松ちゃんは相変わらずで朝早く着いたらトラックにビニールで巻かれていないロールわらが積んであった。


この餌どうしたの?と聞いたら希望の牧場の方が届けてくれたのだと説明してくれた。

今年になって餌を頼んだと言っていた松ちゃんだけど、その餌はいつ来るかはまだ未定。
どんな餌でもありがたいものです。

ありがたいと言えば友人の一人である山本宗輔さんの新聞の記事を見て松ちゃんの口から「震災から6年にもなるのに、こうして取り上げてくれるの本当にありがたいよなぁ~」としみじみ言った事が印象的だった。


僕が聞いたところ地方紙ですがかなり大きな新聞社との事でした。
宗輔さんありがとうございます。

今年の松ちゃんは、町の保全に神経を注いでいます。
農地の保全から始めて解体される家々が無くなった場所を恒久的に荒らさない何かを始めたいと。

元議員の方や町に戻って来る友人たちと組合を作ってやるみたいです。
松ちゃんと今度また早い時期に会って色々と話しをしたいと思います。

松ちゃんがスーパーの方に聞いた話ですが、避難指示を一部解除した富岡町に帰って来た住民は200人くらいだそうです。
約1万6千人いた町の住民が今は200名足らず。

今日、富岡町中央商店街を走ったら、お店が解体されて歯抜けになった商店街を見て僕は複雑な気持ちになった。

そんな状況の中にあって常に前を向いて何か始めようとしている松ちゃんはエライ。

今、僕の方がいっぱいいっぱいなので、いつと約束出来ないのですが、みなさん、一部避難指示解除した富岡で今年もがんばる松ちゃんの応援よろしくお願いいたします。














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解除の実感

2017-04-05 08:53:45 | 日記
みなさん、こんにちは。
本当にお久しぶりでです。

3月は休めなくて家に帰って来るのは寝るためにだけというとんでもない一ヶ月になりました。
なので富岡にも顔出せなくて、今月も同じようになるのかな~・・・汗

一昨日、松ちゃんと会って来ました。
一部避難指示解除した富岡町は、帰還した町民の姿よりも除染や家の解体業者の姿が多く、解除の実感を感じることはなかったです。


この日は早い時間についた。
それで一緒に朝食を摂った。

僕のかみさんが直ぐに食べられるようにゆで卵を3個入れてくれたのだけど、前日の夜、松ちゃんも卵1パック10個のゆで卵を作っていてダブってしまった事を笑った。


部屋には無造作に置かれている段ボールの箱を見て「何の箱?」と聞いたら「鳥の巣箱だよ」と松ちゃん。

なんでも30個ほどの巣箱を浪江のおまる(高線量区)地区に設置したようです。
この地区は車の中でも20μシーベルトを超えたと言うほど放射線量が高い所で、日本野鳥の会の人に「ほんとに命がけの調査になるぞ」と声を掛けたと。

それでも「こういう所で何年も調査することに、意味があるんだよな」と松ちゃんは言った。


組み立てられた巣箱が3つほど外に並べられていて「これも付けなきゃなんねぇ~な」でした。

なのでこの日は朝から野鳥の生態調査に付き合わされた。

富岡には50個ほどの巣箱が設置されている。
その一つ一つを見て回る。

浪江のおまる地区の30個を合わせると80個。
これは本当に大変な作業で、日本野鳥の会の人と相談して、浪江の調査は一ヶ月に一回と決めたと言った。

高線量区での調査でもあるし健康被害を考えたら、一ヶ月に一回でいいと思った。


木に上り巣箱の中を点検する松ちゃん。
こんなところばかりで結構な作業でした。
僕がやったら次の日筋肉痛で動けない。

「あと一週間から10日ほどだな~」なんて言いながら、僕に巣箱の状態や鳥の習性などを教えてくれたので、一つ一つ見て回るのに退屈しなかった。

富岡町にはたくさんの鳥が戻っています。
個人的になのですが富岡の鳥は多分、放射能の影響をそれほど受けてないと思っています。


巣箱の中を見て「巣を作っているから見てみろ、もう、卵を産むだけになってるべ」と写真を撮ればと松ちゃん。
なので撮らせてもらった。

富岡は春の花が咲き出し、来週は夜ノ森の桜もきれいに咲くと思う。
夜ノ森の桜は帰還困難区域のため、町民が以前のようにお花見を楽しむ事は先になるけれど、早く普通に行けるようにならないかなぁ。

松ちゃんは「テレビのアナウンサーは嘘を言っているよな、避難指示を解除したところは除染が100%終了したところで解除されたなんてよ、俺んとこも除染終わってねぇ~のに」と言ったので「僕のとこも除染してないよ」と直ぐに口に出た。

避難指示が解除されたのに半分嬉しさはある。
町民ありきの解除ならもっと嬉しかったはず。
除染で家をきれいにしてもらったのに、今、その家々がたくさん解体されていて複雑な気持ちです。


この日、野鳥の生態調査を終えたと思ったら、午後から除染の人たちがやって来て1時間松ちゃんは立ち合いを余儀なくされ、牛の餌やり時間が大幅にずれた。

相変わらず忙しい松ちゃんでした。

今年、松ちゃんは今年の目標を立てた。
それは今度時間がある時に書きます。

それではみなさん、またお会いしましょう。


















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6年目を迎えて

2017-03-11 07:28:16 | 日記
みなさん、こんにちは。

NPOがんばる福島は全国の皆さんのご支援をいただき、ここまでやって来れました。
代表松村に代わり厚く御礼申し上げ心から感謝致します。
本当にありがとうございます。


町に残された動物を助けるためたった一人で保護活動をしたのが始まり。
人懐こくて本当に可愛かった在りし日のダチョウのモモコ。(老衰により他界)

今日、東日本大震災から丸6年になる日を迎えました。
原発事故から復興を目指すふるさと富岡町は、今年4月に避難指示を一部解除します。

それは避難指示解除準備区域と居住制限区域の2つを解除し、帰還困難区域の制限だけはこれからも続くというもの。
高線量が残る帰還困難区域の解除は、これから除染をし解除までは5年以上先になる予定だそうです。

今までの6年に5年を足すと11年。
70~80代のお年寄りには重い年月だし、僕も11年後の事など想像出来ない今を生きている。

本当にいろんなことがありました。


国道から入った富岡町中央商店街の写真。

個人的な感想ですが長い長い6年でした。

帰還を夢見ていたが6年という月日に希望を削がれ、変わり果てた町の姿に失意する人もいる。

津波被害の大きかった富岡駅前は商店も住宅も何もなくなり、以前の町の姿は何処にもない。

町の姿だけでなく、帰還しても子供や孫と一緒に暮らせない人たちのことなどを考えると、思い描いた復興の姿とはほど遠いです。


解除に向けて動く富岡町の中で地形調査に訪れた業者さんと話す松ちゃん。

この時「東日本大震災の時の地震で、ここの断層が何メートルずれている」とか話していました。

今の町の姿を見て松ちゃんは「これじゃぁ~みんな帰って来ねぇ~」と時々呟くことがあるが、福島第一原発事故は町民の全てを壊したと思います。

松ちゃんは顔には出さないけれど、少し落胆しているのが分かります。

たくさんの住民が戻り以前の活気を取り戻す復興を夢見ていた一人です。
僕も来月の解除は嬉しいですけど、今は悔しさも感じます。

原発さえなければです。


松ちゃん牧場に保護された牛の親子。
子牛は大きくなりました。

原発事故でなく津波被害で苦しむ宮城・岩手の両県もインフラの整備がまだまだで、途上の様相を見せています。

放射能が無いのだから、もう完全に復興していいのにと思ってる。
そこにはいろいろな問題があるのだろう。

ただ言えることは止まっていないという事。
動き続けることで少しだけど前に進んでいる。
これだけは良いことです。

時間が経ち普通の日常を取り戻した人もいるけど、未だ先の見えない暮らしの中で不安と戦い生きる人も。
人それぞれですが、その中で復興のために本当に頑張っている人がいるから応援したいと思います。

みなさん、福島は頑張っています。
これからもどうぞ福島の応援よろしくお願いします。




































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新調査地決定!

2017-03-07 10:33:50 | 日記
みなさん、こんにちは。
3月3日と4日に東京と千葉で日本野鳥の会の映画試写会とイベントがあり、松ちゃんはゲストとして招かれ講演をしたようです。

震災から2年経った頃、町には鳥たちの鳴き声が全くなく、静寂そのものが不気味な世界を醸し出していましたが、今はたくさんの鳥たちが町に戻って来てさえずっています。


富岡町の巣箱50個の内の一個
かなり広範囲に設置して生態調査をしていただいた。

鳥がいなくなった原発事故被災地で巣箱を設置し今まで地道な調査をし続けて下さった日本野鳥の会のみなさんに感謝です。


除染で鬱蒼としていたところは丸見えになり、すっきりしたところが多いですけど、森や林はそのまま残り、いつの日か鳥たちが戻って来てくれた。

松ちゃんは4日、某有名大学のキャンパスで行われたイベントのあと、打ち上げに参加し野鳥の会のみなさんと酒を飲んだと言った。

その宴席で放射線量が高い浪江町の帰還困難区域のおまる地区で調査をしてもらう事が決定したようです。

みなさん、この地区は本当に高線量の場所なんです。

当然、松ちゃんも調査に参加するのですが、普通に考えれば危険な場所なのに野鳥の会のみなさんも怯まず決めたのだから感心しました。

でも高線量地区に生息する鳥たちの事が分かるのだから、本当に貴重なものになると思います。
鳥たちの被曝度合を僕は知りたいです。


5日に富岡に戻りいつもの日課をこなしている。

挑戦する事を楽しんでいるようで彼らしかったし、野鳥の会のメンバー様にも「やるぞ!」の男気を感じました。

野鳥の生態調査もそうだが、松ちゃんは浪江町の花を調べみつばちとレンゲソウで農地の保全に寄与したいと言っていた。


群れから弾かれる弱い牛用の餌場にわらを置く松ちゃん。

富岡町でもかなりの量のレンゲソウの種を撒いてプロジェクトを開始したけれど、これも挑戦の一つ。
上手くいくことも上手くいかないこともたくさんありますが、被災地で生きる彼には行動あるのみなんですね。

日本野鳥の会のみなさんとの飲み会はかなり盛り上がったらしいです。
放射能の話やら、まぁ~色々です。


帰還困難区域の牧場の牛たち。

今日からまた取材がまた始まり、友人であるジャーナリストさんや記者さんなどが訪れるらしく、それが終了したら顔を出す約束をしました。

中旬以降になると思いますが、また紹介させて頂きます。
それでは今日はこの辺で失礼します。
みなさん、またお会いしましょう。









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先に解除ありき

2017-02-28 21:28:50 | 日記
みなさん、こんばんは。

お久しぶりですいません。
時間がなく、なかなか更新できませんでした。

前回、東電の事書いたけど、それなりに非難もされましたが、あの東芝がアメリカの原発事業で7000億円にのぼる赤字を出し解体の危機って言われているのに、東電は賠償に22兆円かかっても大丈夫なのだから、怪物企業ですね・・・・

ある人に言われたけれど「東電は、消費者から電気料金を値上げして得たお金と、新規参入電力会社の両方から10年~20年と徴収すれば22億円くらい返せるのだ」と・・・・納得


富岡の松ちゃんの友人の家の中には、7段飾りのひなまつり人形が飾られていた。
子供たちは富岡のこの家には来ないから、さみしいひな祭りに。
かなり立派な人形なのに・・・です。

今年の3月31日に浪江町が先に避難指示区域の解除を発表し、そのあとに富岡町も解除。
かなり前に浪江の馬場町長がTVインタビューで解除を検討と放送したのを、僕は勘違いして解除を発表したと思っていた。

日頃、時間に追われ余裕のない生活をしているから、地元のニュースにも疎くなり反省。
富岡の松ちゃんは3月3日あたりに東京に出て来て、講演をするようなことを言っていた。


餌を積んで帰還困難区域の牧場に向かう松ちゃん。

3月の後半に海外メディアの撮影があるらしいです。
海外メディアは、ありのままを撮りありのまま放送してくれる。
ありがたいものです。

僕の方は、今年は去年より富岡に行けない感じです。
なので書けるときはしっかり書きたいと思います。


帰還区域の牧場の餌やりを終えて向かったのは、同じ帰還区域に牧場を構える畜主さんの所。
ストレスも無く栄養ばっちりの牛たち。

松ちゃんは週に1回、この牧場に餌を運んであげている。
運ぶのに使うのは軽トラックだから3~4回運ぶ。

これが結構大変な作業になる。
元から時間が無いので、前回も夕方暗くなるまでかかった。


この日の一回目の配達。
写真で見ると明るい感じですが3時過ぎ。

4回も運ぶ頃には、なんだかんだいって5~6時になってしまう。
6時だと完全に暗い。
頼まれたら何もいわずにやる松ちゃんはエライよ。

今年の松ちゃんは、仕事も請けているし更に大変だと思います。


餌をたっぷり食べ反芻する牛。
のんびりしてるんだよね、ほんとに。
牛たちに悩みなんてないからうらやましい。

今回の避難指示解除のニュースには????なんだよね。
復興より「先に解除ありき」のやり方にうんざり・・・・
あれから6年、町に帰ってくる人が少ないのに、先に解除ありきか~。

人が町に戻って復興だと思っているので、解除は嬉しいけど実態が伴っていない。

もう少しで今年の3・11がやって来る。
僕は東電広野火力発電所の煙突からモクモクと上る煙を見て、いつも原発でなくこの火力なら良かったのにと思う。

廃炉を考えたら火力の方が絶対に安い。
安心、安全は火力の方。
原発が止まって燃料代がかさむ火力で発電しても儲かっているんだから火力でいいじゃん。
原発なんて本当に無くなればいい。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。

























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移転しました。

2017-02-17 12:00:35 | 日記
みなさん、こんにちは。
今日は、始めに大事なお知らせがあります。

来月で震災から丸6年になりますが、このたび僕たちのNPO法人がんばる福島が横浜の法人ではなく、福島県のNPO法人になりました。

昨年の7月から登記移転の準備をしてまいりましたが、公示・審査期間を経て先月末、念願の福島の法人になり嬉しかったです。
このことに今は感慨ひとしおです。


横浜から主たる事務所本店は松ちゃんの家の住所になりました。

本当に長い長い6年だったと感じていますが、これまで続けて来れたのも全国の皆さんのご支援があったからです。

今まで本当にありがとうございました。
全国のみなさまに心から深く感謝いたし厚く御礼を申し上げます。

これからも何一つ変わらず活動して行きますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

今年の4月あたりに富岡町は帰還宣言を出すのでは?という状況です。
帰還宣言はある意味、待ちに待った事ですが、このままでは?という声が多いのが現実です。


この日、僕は元畜主の半谷のじっちゃんの所へ松ちゃんと行った。

じっちゃんは元気でなによりだった。
町の様変わりを4人で話しながらお茶を飲んでいた時、4月に帰還宣言する?との話になった。

じっちゃんも松ちゃんも「これで帰還宣言するのおかしい」と。

町の広報スピーカーから流れている「熊の目撃がありました」とか「熊の足跡が確認されましたので、充分気を付けてください」の文言に顔をしかめて言った。

「イノシシより熊の方が怖いだろう?それなのにこんなところに帰って来て下さいって、何を言っているんだよな」と松ちゃん。

続けて「熊に気を付けて下さいって素人に何が出来んの?熊対策を何にも取らねぇ~で」と。

じっちゃんも「役場は何やってんだべ!そんな放送聞いたらみんな帰って来ねぇ~べ」と怒りの矛先を役場にぶつけた。

ほんと、富岡に一日いると2~3回は熊に注意、イノシシに注意とこの放送を聞く。
熊は見てみたい気はするが、実際に目の前に熊が現れたら僕はちびってしまうかもしれないな。
やめておこう。


帰還困難区域の牧場。
帰還宣言が出ても、ここは解除されないので許可証がないと入れません。

今回の帰還宣言は町の人のためではなく、国の圧力そのものらしいです。
解除しなければ補助金や交付金をもらえず町政は成り立たなくなるため、国の圧力(命令)に屈したと地元の友人たちは言っている。

先日も「町民のための解除じゃないよ」と、いわきの友人と郡山の友人に言われた。

富岡役場の前に建設されたロボットを作る研究所?も国のお金で作られたもの。
新規事業者や会社が出来るのは復興のためには良い事。
なので生活するため帰還する少人数の意見は無視され続けるのだろうと思った。


3日かかって直した重機に乗り込む松ちゃん。

帰還宣言は半分嬉しくて半分悔しい。
そんな感じ。

原発事故のおかげで人が戻らず、町は隣の町などと併合し小さな町になって行く。
これは仕方のない現実です。

帰るたびに解体される家々を見て、町の風景がさびしくなったとしみじみ思う。
明日は我が身。
この先もいろいろあるのだろうなぁ~。


重機の修理は完ぺきでした。

原発事故の処理も全然うまくいっていないようだし、22兆円まで膨らんだ賠償金を新規参入の電力会社からも取り、消費者からは電力料金を値上げし徴収と、事故を起した東電はそれでも潰れず利益が出てるみたいだし、これでいいの?

福島原発事故の責任は、東電と原発を推進してきた経産省官僚や国会議員などにあり、新規参入する電力会社には無いだろ!これ、どう考えてもおかしいよ。
福島の賠償は経産省官僚と自民党と東京電力で責任をとれ!と僕は言いたい。

こういう事書くと気持ちも暗くなるし朝まで書きそうなので、今日はこの辺で失礼します。

新しく福島県のNPO法人に仲間入りしたがんばる福島を、これからも宜しくお願いいたします。
それではみなさん、またお会いしましょう。





















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雪より風が

2017-02-15 07:38:27 | 日記
みなさん、おはようございます。
先週は横浜にも雪が降りびびってしまい、富岡に行くのを延期したので、久々の更新になりましたが宜しくおつきあいください。


先週の横浜の雪。
次の日の朝、車に積もった雪を見てがっかりしました。

やっと昨日、富岡に行って来ました。
始めに支援物資の受け取りのご報告をさせていただきます

伝票NO3203-7951-8196 S.T様 チモシー
伝票NO3048-1043-8730 本田様 クレイングラス25kgX2個
                 チモシー1番刈500gX2
                 牧草MIX
(順不同 複数小口の時の伝票NO省略 イニシャル違いの時はお許し下さい)

温かいご支援に感謝致します。
本当にありがとうございました。
大事に使わせて頂きます。

松ちゃんは相変わらずハードな日を過ごしていた。
今日は、テロでお亡くなりになった監督の映画が福島で封切られるので、福島へ劇場挨拶をしに行っていると思う。

「あっちは雪だべ?そうなると行けないかもしんねぇって言っておいたんだけど、どうかな?行けるべか」と松ちゃん。


松ちゃんちの梅の花

雪の話をしたが「それなりに降ってるけど積もらねぇ~から楽だ。だけど、少しずつ春が近づいてるの分かる。梅の花が咲き出してるべ、あと半月もすれば梅の花満開だ。そうなればもう春だぞ」と。

昨日の富岡は午前中だけ暖かった。

松ちゃんは忙しい中、重機の修理を全て完了させていた。
これにはびっくりした。

あの松ちゃんにしてはスピーディ。
でも話を聞いてみると帰還困難区域の牧場の重機の修理は、とんでもなく日数がかかったと言っていた。


家の上の餌置き場の重機も完全復帰。

今年は雪よりも風が吹いて困っていると言っていた。
ロールわら餌を解して牛に与えるのですが、風が吹き荒れて1~2割は飛ばされてしまうと。

「だから10個のうち、1個から2個は風で飛ばされている計算」と苦笑い。
これには本当に参る。
笑い事じゃぁ~ない。


昨日は午前と午後にこの牧場に来たけれど、午後は風が吹いて寒いのなんのって。

いやぁ~ほんとに寒かった。
松ちゃんも思わず「今日はさみ~な!」と言ったほど。

だから南国の横浜にいる僕には超絶な寒さでしたよ。


牛たちは陽のあたる場所に集まってた。

昨日の餌が残っていたから充分に食べていて、こちらに向かって来るまで時間がかかった。
それでも今日福島に行くとなったら、2日分与えないとならなかったので、昨日は大目に餌を運んだ。

前々回、沼のようになっていた牧場は少し乾いていると思っていたら「カチカチに凍ってっぺ」と松ちゃん。

驚き!エッ、これ乾燥したんじゃなくて凍ってるの????


目も悪い僕は良く見てみた。

ホントだ~小さな水たまりは氷の塊でした。
ドロドロの土も凍ってカチカチ。

牛たちが歩くのにはずぶずぶと入らないのでいいのだけど、それでも氷が割れる音で驚いてストレスになってるって、このことだったのか~。

牛たちはそれでも餌をもらいにぞろぞろとやって来た。

ここの牧場は夏用の牧場。
ここだけは早く春が来てくれるといいなとマジに思った。

昨日は朝9時から夕方までずっと一緒にいましたが色々話せたかな?

このことはまた書かせて頂きます。
それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。










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やっとメンテ。

2017-01-31 10:22:15 | 日記
みなさん、こんにちは。
昨日は暑すぎるくらい暑かったです。

仕事で新宿に行っていましたが21度を超えて汗だくだく。
富岡の松ちゃんちの雪も融けたと思う。

少し前に「家の裏山の水道が凍ってよ~、帰還困難区域の牧場の井戸まで石松や猫たちの水を汲みに行ってたんだ」と言っていたけど、もう大丈夫だと思う。


帰還困難区域の牧場へ向かった時の写真。
トラックや原発関係の車で震災前の車の往来と同じくらいで、ここだけはにぎやかだった。

前回、ホームセンターへ行った帰りに松ちゃんは、去年依頼した軽トラの修理に自動車修理工場へ向かった。

毎回、行けば修理しようよと言い続ける僕に、しょうがねぇ~今日は行くかって感じだったけど、信号待ちして青になって発進する時に、大きなキュルキュル音が出るは、ギヤはなかなか入らず直ぐに出られない状態だったから、松ちゃんも観念したのかも。(笑)


国道そばで営業している平山自工さんへ。

松ちゃんの軽トラは何処もボロボロ。
新車買ったら?っていうと「まだまだ走る」と返って来る。


工場に車を入れる松ちゃん。

「俺の軽トラもそこいらの4tトラック並みに働いたべ」と自慢した松ちゃん。

距離はもちろんの事、あおりの修理も2回したけど、車体からはみ出てしまうロール餌のおかげで、何回修理しても同じになってしまうから修理を諦めた。

それでも、その他のトラックもボロボロだから、この際、全部点検してもらいたいと思っている。

クレーン付きのトラックも調子が悪いし、帰還困難区域の牧場の重機はホースが破れて全く使えないしで、本当に大変なんです。


松ちゃんはトラックの下で絡まっている餌の紐をカッターで切った。

「重機の修理はいわきまでトラックに積んで運ばないと出来ねぇ~からな~」と松ちゃん。
今度行った時に一緒に行ってもいいんだけど、4tトラックが調子悪かったら運べない。

あっちもこっちも修理するところばかりなんです。

それでも笑いながら「どうにかなっから心配ねぇ~」でいつも会話が終わる。
だめなら人力でやるつもり。
根性の塊!汗っ


支払いを済ませて事務所から出て来た松ちゃん。

このあと午後の餌やりに家の下の牧場に向かったら、キュルキュル音は出ないし、ギヤはさくさく入って快調そのものだった。

なので今年の重点課題に重機・トラック等の修理が一つに加わった。

松ちゃんも忙しすぎるから、なかなか思うようにいかないのだろうけど、やる時はやってもらおう。

今年は、去年お亡くなりになったベルギーの監督さんの映画が福島で封切られるようで、劇場で挨拶などもあるみたいだし、やっぱり忙しくなると思う。

これから3.11までは取材等に追われる人だから、それ以降になると思うけど今年はやってもらうつもりです。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。















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町から村へ

2017-01-27 06:36:07 | 日記
みなさん、おはようございます。
21日の土曜日に富岡町は住民説明会を開催した。

帰還に関することで開催したのだが、はっきりとしない回答のまま終えたと聞いた。
参加した友人は僕に「帰還出来る状態じゃないよな」と言った。


松ちゃんともその話をしたんだけど「帰町宣言するって話しは聞いてないぞ、まだはっきり決まってねぇ~んじゃねぇか」と同じ答え。

松ちゃんは「今からダイユーエイト(地元のホームセンター)に一緒に行くべ!たまげっから」と言ったのでついて行った。

到着してびっくり。
まさかこれが店頭に置いてあるとは・・・


イノシシを捕獲する箱わなです。
税込177,876円也

松ちゃん「これ買う人がいるから置いてんだべな?需要がなければ置かねぇ~べ」と。

さすがにショックを受けた。
もう町ではなく、山間部の田舎というか富岡町が村になってしまったようなショック。

店の入り口にその他の捕獲器(カタログには駆除器)もたくさんあった。

松ちゃんは「これより猫の餌の大袋タイプを置いてくれると助かんだけどな~、俺、今、原町まで買いに出かけてんだぞ」と。


アライグマ・キツネ用から猫・ハクビシンや小動物用の物とか勢ぞろい。
動物ボランティアさんなら見たことあるでしょうけど、ド素人の僕は初めてでした。

この頃、町の広報スピーカーからイノシシの被害が出ていますのでイノシシに注意して下さい!熊の目撃情報があるので注意して下さいを何度も聞くようになった。

稲作が盛んな町なので、蔵とか米を保管するのに納屋や倉庫がたくさんあったから、米を食べるネズミ取り器は見たことあったけれど、イノシシ用の箱罠や足くくり罠・トラップ類とか初めて見るものもあったので驚いた。


家をきれいなまま保存したい人やこれから帰還する人のために置いてあるのだろうか?
こんなものが普通に置かれているのだからなぁ~。

震災前はイノシシと遭遇することも無かったし、せいぜいイタチやリス、タヌキぐらいしか見た事が無かった。

イノシシなんて本当に山の中に入らないと見れない動物で、狩猟をする人だけしか見ない動物だった。
その捕獲器が普通に置いてある。

松ちゃんは「今は冬で山の中に入っているかも知れねぇけど、来春にまた子供が生まれたらイノシシの数は増えるべな」と。

足くくり罠などは資格を持っていないと買えないのでプロ用?
それにしても僕的には気分のいい商品でなかった。


店内にも防獣用品コーナーが作られていた。
初めて見る商品があり、しげしげと見入ってしまいましたが、町から完全に村になったと感じた。

いくら田舎とは言っても村じゃなくてちゃんとした町だったのに・・・・

初めて使う人もいるんだろうな?
防獣被害が出そうな町に帰還しろって内閣府や環境省はどう考えているんだろうか?

放射線量の問題と併せてこちらも大事な問題だと思うのだけど・・・
そこのところ聞いてみたい。


電気柵も置いてあった。
箱罠と同じくイノシシの写真パネル付きで展示してあった。

今でも国道で車にはねられたイノシシを良く見かけると松ちゃんは言っていたけど遭遇したくないね。

イノシシ問題一つとっても大きな問題。
笑えない話です。
ホント。

人が住まない町は震災から丸5年が経ち、今年6年目を迎える。
元に戻るという事は本当に難しい。

分かり切っていたつもりでしたが、がっかりすることの方が多いです。

ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、みなさん、今日はこの辺で失礼します。
それでは、またお会いしましょう。














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これだけ違うとは

2017-01-26 06:01:15 | 日記
みなさん、おはようございます。
始めに支援物資の受け取りのご報告をさせていただきます。

伝票NO3025-4396-1565 S.K様 バミューダヘイ25kgX5
                クレイングラス25kg
伝票NO3203-7951-8196 S.T様 チモシー
伝票NO3028-7088-8373 K.H様 クレイグラス25kgX3
                チモシー1番500X2
                牧草MIX X2
(順不同 複数小口の時の伝票NO省略 イニシャル違いの時はお許し下さい)

昨年受け取りをしていながらご報告が遅れましたこと心からおわび申し上げます。
温かいご支援に感謝しています。
本当にありがとうございました。

今日は帰還困難区域の牧場の様子を書きます。


松ちゃんちの上にある道路わきの餌置き場は陽当りが良く雪も殆ど融けて所々に残るくらいでした。

家の下の牧場は今、除染中の牧場が陽当りがいいんだけど、しばし我慢の時。

帰還困難区域の牧場に行って驚いた。


雪が全くない。
家の下の牧場とまるっきり違う光景。

ここは国道6号線から100mくらい入った所。
家の下の牧場の環境と違い過ぎる。
同じ町でも東と西でこれだけ違うとは・・・


家の下の牧場と同じく風が吹き餌のわらが飛んでしまうのは一緒だった。
風さえなければ暖かく感じたかも?

松ちゃんは家の下の牧場の牛と帰還困難区域の牛の食欲について心配していた。
帰還困難区域の牧場の牛は食欲旺盛なのに、家の下の牧場の牛は小食だと。

素人の僕の見解だけど、太陽の光を浴びて暮らすってこともあるんじゃないかな?と思った。

でも最初から帰還困難区域の牧場の牛の方が体が大きかったし、家の下の牧場の牛は体が小さいのもあるから、そこはどうなんだろう。


帰還困難区域の牧場は東と南に大きな障害物がないから、いつも陽が当たる。
本当にいい場所だ。

家の下の牧場と大違い。
重機は修理してなくて手作業で餌やりをした。

軽トラックもキュルキュルキュルと嫌な音立てながら走り、あおりも曲がって運転席後方のガラスも透明のビニールを貼って凌いでいる。

松ちゃんの作業環境はよろしくない。汗


あの問題児は相変わらずだった。
自分で立つ素振りを見せない。
だから餌を与えても他の牛が邪魔して半分食べられてしまう。

松ちゃんも「あいつは何やってもダメだぁ。前にもああなったけど今回もいたせりつくせりでやってくれると思ってんでねぇ~か」と、ぼやきながら呆れ顔。

「年をとった老牛だから、しゃ~ねぇ~ちゃ、しゃ~ねぇ~んだけどな」と松ちゃん。
彼は獣医の手配をしたり、特別に餌を配分したりと尽くすだけ尽くしている。

震災の時に10歳を超えていたら、もう16歳以上になる。
それ以上の年だったら20歳とかになってるかも?

強制避難区域の時からずっと動物たちの生き死にを見てきた男だから、こんな時はやるだけやってやるぞっていう気持ちで動物たちと接している。
それはずっと変わらない。

今回もどうにかしてあげようとしているのだけど、何をやっても言う事を聞かずで気を揉んでいた。


この日は3度もわらを抱えられるだけ抱え運び、3回目は両腕にバケツ一杯の水も一緒に運んだ。
これがその時の写真。

食欲は旺盛。
もう1ヵ月も横たわったまま立とうとしないらしい。

バナナや野菜も特別支給され医者にも掛かってこれかい!
この牛のおかげで気が休まらない松ちゃんだった。


水をがぶ飲みする老牛。
ほんとに病気?の牛に見えないから、あの姿見ると。

僕も行って老牛の頭を撫でてあげたが「やめろ!気安くさわるな!」って感じで角を振り回し威嚇された。
元気があるくせに何だよ?でした。

まぁ牛に文句言ってしょうがないか。
このあと松ちゃんとホームセンターがある元ベニマルの店舗へ向かった。

移動販売の車がまた来てればと話したら「ほとんど来ねぇ~よ」と松ちゃん。

「考えてみろ~、一日4千円~5千円くらいの売り上げしか無かったら、ガソリン代だけで人件費出ねぇ~べ、だから毎日来てねぇ~んだ」と。
確かに2人で来てたし人件費出ないよなぁ~と納得。

ま、色々ですね。
町民の多くが戻らない町の復興ですから。

スーパーもホームセンターも超縮小型店舗。
品揃えを期待してはいけない。
ホームセンターで僕はびっくりするものを見た。
変われば変わるもんだでした。
これは次回書かせて頂きます。

それでは皆さん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。






























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やっぱり降った。

2017-01-25 05:58:00 | 日記
みなさん、おはようございます。
昨日、やっと富岡に行って来れました。

前日に雪が降ったようで陽の当たらない場所はアイスバーンの道になっていてびびった。


着いた時の気温は1度。
国道6号線には雪がなかったから、少し安心して行ったけど間違いだった。汗

松ちゃんは「これでもよ~青森や新潟の人に、ここは本当にいいところだって言われたぞ」と。

青森から除染作業員として来ている人には「ここは暖かく雪の量が少なくていい、青森に帰りたくなくなるよ」

新潟の人には「俺のところは冬になると3ヵ月は太陽を拝めないことがある。陽が射す日が多く本当にいいところだ」と言われたらしい。

確かに青森の気温はマイナス○○℃は当たり前だし、新潟も青森も雪の降る量が半端ないから、彼らから見れば富岡は天国みたいなところかも?


牧場に行った時の気温はたったの2度。
青森や新潟の人の事思ったら寒いなんて言えない温度ですが、この温度でしびれちゃうのだから寒さに弱いを痛感しました。

牛たちは陽が射す場所でひなたぼっこ。
松ちゃんが「べぇ~べぇ~べぇ~」と呼ぶも全く動かない。

「牧場の奥の風よけになっていた雑林をきれいに刈り取られたので、風がまともにあたるし、いつもより牛も寒いのかもな?んで、体を温めているんでねぇ~か」と松ちゃん。


それでもいつもの餌の時間。
呼んでもなかなか来ないので「今日は午後にもう一度来て餌やりするべ」でした。

前日の餌が少し残っていたので、そんなにお腹が減っていなかったんだと思います。

いやぁ~風が吹くとしびれる寒さに固まった。
耳が痛い。
軍手の手袋だったから風が凍みて手も痛かった。


松ちゃんに電話が入った。
手袋を取り携帯を持つこと3分。
冷たい風で手がかじかみ「今日は本当にさみぃ~な」と松ちゃん。

電話の相手を聞いたらオランダの人だと言った。
来月にやって来るらしい。

相変わらず忙しい人で今年の3.11を前にまた取材に追われるんだろうな。
忙しいのはいいことだ。


昨日の牛たちは午前中は本当に動かなかった。
前日にお腹いっぱい食べたんだと思う。

雪のないところで噛み返しをしている牛はひなたぼっこが一番っていう感じで横たわったままだったし、松ちゃんを見て起き上がったけどそのまま動かず牛はずっと同じ姿でいた。

松ちゃんが「牛も雪のストレス感じているんだ」と言った。
雪が積もった所が凍り、そこを歩いて来るときにズボズボと沈み足を取られるので、それを怖がりストレスになっていると。

松ちゃんが「ヤマ~、ヤマ~!」と呼ぶも彼はやって来なかったから、多分そういう事だったんだろうな。
なるべく早く雪が解けてほしい。
この雪は牛たちだけでなく松ちゃんにもストレスを与えているからだ。

ここの牧場の除染が今年の5月から始まると松ちゃんから聞いた。
もう6年もここで我慢して生きて来たから心配していないが牛たちには、早く広くて日当たりが良い牧場に引っ越ししてほしい。

もう少しの辛抱だから頑張ってな!


午後3時前に道路の除雪作業をする役場職員さんの姿を見た。
雪の降った所に融雪剤を撒いてくれて、みんなが助かったと思う。

昨日の職員さんに感謝します。
ありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。

今年は九州でも中国地方でも大雪が降っているから、これから2月にかけて心配しています。
一番寒いのは2月だと思っているので・・・

みなさんも冬用タイヤやチェーンなど準備して置いて下さいね。
いつ何が起きるか分からないですから。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。
















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忍法○○の術?

2017-01-17 05:02:03 | 日記
みなさん、おはようございます。
今回の寒波で雪の量が半端ない所がありますが、富岡も雪が降ったと思う。

浜通りだから少ない量だと思いますがちょっとだけ心配です。


先週11日霰が残っていた富岡町の道路。
40kmくらいのスピードを10kmくらいまで落として走りました。
急にスピードをダウンしたので車体が振られて焦った。

今日は松ちゃんから笑える話を聞いたので書きます。
今回は松ちゃんの愛犬石松君にまつわる話です。


つい最近、狩猟犬の血がそうさせているのか?本来の姿になって来たと松ちゃん。

石松は散歩の時など、林の中でイノシシやタヌキやハクビシンなど野生の動物を察知すると追い回すそうで、先に家に帰った松ちゃんの元に結構な頻度でタヌキを銜えて帰って来るようです。

えっ、タヌキ???

「うん、それで石~!!!そんなの獲ってくんでねぇ~!!!あれほど言っただろ~って、いつも怒んだけどよ~、言う事聞かね~んだ」と松ちゃん。


昨年11月12日に出会ったタヌキの写真。
このタヌキではありません。

それで、タヌキは死んでるの?と聞いたら「死んでねぇ~よ、いつも死んだふりしていて知らないうちに逃げて行くんだ~」と。
猫が子供を運ぶ時のように石松はタヌキの首を噛んで運んで来るらしい。

死んだふり???って言って固まっていたら「タヌキが死んだふりすんの知らなかったのか?」って松ちゃんに言われてしまった。汗

松ちゃんの話だといつも同じタヌキだそうで、もう4回も死んだふりして逃げて行ったみたいです。

初めての時、石松を怒っている時に全く動かなかったので、本当に死んでると思ったと松ちゃん。

マタギじゃあるまいし、はっきり言って迷惑。
「こんなの獲ってくんな!」って毎回怒る松ちゃんの気持ちもよく分かる。

哀れなのは石松君だ。
松ちゃんが褒めてくれるだろうと一生懸命タヌキを捉え銜えて帰って来たのに、毎回怒られるのだから。

褒めてほしかったんだよなぁ~石松。

笑えたのは毎回捕まって松ちゃんちに連れて来られるタヌキです。
最初は長い時間死んだふりをしてたようです。


つい最近、どっしりとして落ち着きが出て来た石松君。

それが2回、3回と回を重ねるごとに、死んだふりしている時間が短くなって逃げて行くんだと、笑いながら話した松ちゃん。

石松が松ちゃんに怒られている時に目を開け、様子を窺いながら「あいつ、また松ちゃんに怒られてやんの、ざま~みろ!俺に手を出すからだよ」とタイミングを見計らってトコトコと逃げて行くらしい。

松ちゃんちに死んだふりして連れて来られるタヌキには笑っちゃいました。
これから先、何度も松ちゃんちに連れて来られると思います。

こんな事がずっと続くと、そのうちタヌキも松ちゃんちで一緒に暮らすかも?なんて思ったけど、それは無いか。

石松もタヌキを殺さないで運んで来るからお利口さんだ。
感心、感心。


先週、両方の牧場の餌やりを終えた時に猫たちと遊ぶ松ちゃん。

今回、タヌキの「忍法、死んだふりの術」は笑えた。

こんなニュースならたくさんあったほうがいい。
そう思った僕でした。

それでは、みなさん今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。




























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わざとやってんでねぇ~か?

2017-01-12 15:57:50 | 日記
みなさん、こんにちは。
お久しぶりです。
昨日、やっと富岡に行って来れました。

年末に身内の手術や入院とか色々あって今年のお正月は暗いスタートとなりましたが、風邪も引かずなんとかやっております。

富岡の松ちゃんもいまいちでした。
「俺もよ、この2週間腰が痛くてよ~」と。


前日の夜、霰が降ったらしく日が射さないところは、こんな状態でした。

松ちゃんちに向かっている時、陽の射さない道路にはアイスバーンの場所があり僕は少し焦った。


朝8時半に着いたのですが餌やり時の日中は陽が射して暖かったです。

色々聞いてみたけど思い当るところがなく、内臓の病気でもあるんじゃないかと僕は松ちゃんに言いましたが、帰還困難区域の牧場に行った時に腰の痛みの原因が分かりました。


オイル漏れです。
エンジンを駆けアームを動かすと油圧ホースからオイルがドクドク漏れ使えない状態でした。

松ちゃんが修理を依頼したら年末年始は無理とのことだったようです。
昨日の時点で故障中のままでした。

なので家の下の牧場と帰還困難区域の牧場の餌やりを一人人力でやる羽目に。
これを12月中旬からずっとやっていたので、2週間腰が痛くていたんだと思います。

松ちゃんに倒れられると大変なので焦ります。
マジ笑えませんよ。


腰が痛いのか仰け反る松ちゃん。
圧縮されたわらを引くのに中腰で結構、力が必要なのでこれじゃぁ腰も痛くなるわな。

松ちゃんの牧場には、とっても手のかかる牛がいました。
一頭は仲間と喧嘩して動けない牛、というか動けるくせに動かない常習犯???

もう一頭は竹藪に入って出れないとこまで入っちゃった牛。
出してあげるのに太い竹を切ること2時間。
勾配のある坂での作業は大変だったようです。

「全くよ~、迷惑ばかりかけやがる~、迷惑かけねぇようにしてくんねぇ~かな」とぼやいた松ちゃんでした。

昨日、獣医さんの所に行った松ちゃんでした。


帰還困難区域での餌やり。
重機を使い水遣りまで40分くらい掛かるところを、人力でやるので3倍以上の時間がかかりました。

圧縮されたわらを運んで柔らかく解してから与えるので時間はかかるし結構大変な作業に。
松ちゃんもまていに(丁寧にやるの意味)やるもんだから、めちゃくちゃ時間が長く感じた。

午後からの風が冷たくて僕はしびれました。


前にも食欲旺盛で水もガブガブ飲むくせに、寝そべって起き上がらなかった事があった牛。

あの水の飲みっぷりは病気の牛の飲み方でなかった。
松ちゃんも「こいつはずるいんだ、わざとやってんでねぇ~かって思う」と苦笑い。

以前、獣医さんにカンフル剤を打ってもらい、更に点滴をしてもらったら起き上がった牛です。
あの時、仮病を使えば特別扱いしてもらえる味を知ったのかも?です。

今日は角にロープをかけて暖かく乾いた場所にゆっくりと引っ張りあげて、獣医さんに点滴と注射をしてもらうと言ってました。


バナナをもっとよこせと顔を上げれるところまで上げて催促する牛。
喰いっぷりも良かった。
仮病か?と僕は本当にそう思いました。汗

おかげでバナナがなくなり松ちゃんと移動販売車のところへ行く羽目に。
松ちゃんはこの牛のために走った。


元ベニマルの店舗はホームセンターが先行オープンしましたがスーパーはこれからなので、移動販売の車がスーパーの代わり。

移動販売車ですが、やっぱりあると便利ですね。


全部頂戴と言って買って来たバナナ。
5本入り3袋で450円くらい。

もっと欲しかったけど出張販売車だから文句は言えない。
これでも助かります。
スーパーの値段なのでコンビニより安くありがたかった。

新しくロープも新調しようとホームセンターに行ったけど、ロープは残念ながらいいのが無かった。

猫の餌も大袋の餌は置いてないので松ちゃんは「置いてあると助かるんだけどなぁ~」と。
以前の店舗の何分の一の規模なので色々と不便なところは目をつぶるしかないですね。

ロープは値段が高いけど町の中にある金物屋さんで買うことにした松ちゃんでした。

みなさん、このところなかなか行けず更新も出来ていませんが、今年も宜しくお願いいたします。
それでは今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。



















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新年のご挨拶

2017-01-01 05:06:26 | 日記
新年あけましておめでとうございます。
昨年は温かいご支援本当にありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


みなさまのご支援により春までの餌の確保が出来ました。
松ちゃんは日々、大切に使わせて頂いております。

今年は震災から6年目を迎えますが、今の町は思い描いていた復興とはほど遠い姿です。

原発事故が起きたら本当に元には戻らないことを知ってほしいですね。
松ちゃんも「ある意味無駄な5年だった」と去年の3月に言いましたが、僕の5年も同じだったと思います。


ポニーのヤマがわらを美味しそうに食べている写真。
そろそろ松ちゃんに髪切ってもらわないと。

今年の松ちゃんは今まで以上に忙しい一年になると思います。
頼まれごとが2つ入り、やるしかない!って感じです。

いつも忙しいのが松ちゃんなので、今年も普通にこなしてしまうと思うので心配していません。
昨年同様、怪我しないでやってもらいたいです。


餌の時間にみんなに追い払われてなかなか食べられないでいる牛。
カメラを気にして食べるのを止めてしまった。
ごめん、ごめん。

今年の春過ぎまでは広い牧場に戻れないので、この二つ目の柵で冬を越さなければならず、天候不順の時は餌やりが結構大変。


重機を使えない牧場だから、ここではこうして人力で。

松ちゃんも雨が降ると少し恨めしそうに牧場を見る。
去年1年は除染で広い牧場がずっと使えなかったから、じっと我慢し続けてやって来た。
本当に頭が下がる。


シロとの散歩も復活したし、今年は去年よりも良い年になるかな。

松ちゃんはイノシシの事で頭を痛めていました。
家の周りに数匹いるようで「この前もよ、突然出て来たから参った」って、ホント笑い事じゃないですよ。

以前出没していたイノシシより体がでかいらしい。
ダチョウの柵だった場所の草むらから大きなイノシシが2頭飛び出して来たらしく、松ちゃん目掛けて走って来たって。

家の周りに置いた餌はみんなダメにされひどいことに。
アチャ~。
また今年はイノシシの写真撮れるかも?

新年早々、頭が痛い問題ですが、アライグマ・ハクビシン・熊?野生の王国で今年も一年がんばる松ちゃんです。
みなさん、今年も応援宜しくお願いいたします。

それではみなさん、良いお正月休みをお過ごしください。
またお会いしましょう。






















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