ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

水たまりの牧場に。

2016-08-29 14:01:31 | 日記
みなさん、こんにちは。
今週も先週に続き台風の影響が出そうですね。
もうたくさんです。

先週の土曜日に今週行く予定を変更して富岡に行って来ました。

帰って来てからドタバタで更新出来ませんでしたが、嬉しいニュースは来月24日に二回目の富岡町放射線測定が行われるとの連絡を受けた事です。

応援してくださるボランティアさん、スタッフさんの宿泊先は小高区小高駅前の双葉屋旅館の予定になっているとの事ですが、今回もお手伝い頂くみなさまには心から感謝申し上げます。

今回もどうぞ宜しくお願いいたします。


先週の土曜日の松ちゃんの朝食を撮影。
かみさん手作りのおにぎり2個とバナナ1本。

松ちゃんは少々疲れ気味だった。
聞いたところによると「盆明けからずっと天気悪くてよ、ほんと参っちまう~」と。

牧場に降りて見たものは、牧場前の元田んぼの水たまり。
う~ん。
ひどくなってる。


除染作業もストップしたままだったらしいのですが、この日は小降りの雨の中、作業が開始されていました。

松ちゃんは「9月中には終わらねぇ~べな」と恨めしそうに言い、進まない除染に少しがっかりしていた。

それもそのはず、早く除染を済ませてもらい広い牧場に牛たちを戻したくていたからです。
松ちゃんちの牧場の除染が始まってから、あと少しで1年になるのでは?かかりすぎてる感じがします。

滝ノ沢橋を渡って二つ目の牧場に向かって僕もがっかり。


これじゃぁ~、松ちゃんも毎日へとへとになるよなぁ~。
ぬかるんで足が滑る柵の横を通って、ずっと奥へ何度もわらを運ばねばならない。

正直、松ちゃんは「全然乾かないから、はっきり言って大変なんだ」とぽつり。
今まで言わなかった事を言った。
それで今まで以上に今年の餌やりが大変なのを知った。

毎日雨が続き合羽を着ての作業は結構つらいと思います。
合羽の中は蒸しぶろ状態。
汗掻きの僕には地獄です。
その前に僕なら柵の横で滑って転び怪我していると思います。汗

帰還困難区域の牧場では、またイノシシ被害が出ているそうで、これにも「困った」って。


牛たちは3段グリーンの高台にいて草を食んでいた。
9月に入ったら餌の手配を取ると松ちゃんは言っていました。

雨が降っていたのもありますが、この日の気温は20℃で半袖だと少し寒い感じでした。

「今年の雨の降り方はおかしい!今度の台風は西に向かってでっかくなって戻って来る台風だぞ~、完全に異常気象だべ」と。

お互いに今回のようなブーメラン台風は初めてだったか?と顔を見合わせた。


前日、たくさんの餌をもらっていて牛たちは落ち着いたもの。

牛の気持ちは分からないけど、牛には悩みなんて無いんでしょうね。
幸せな牛たちです。

明日は横浜も台風で、どうなるのか心配です。
最強クラスの台風との事で予定が入っているけど延期になるかも?

今日は近畿、東海で明日は関東、東北、北海道で今回も影響ありそうで、とても心配。
個人的に台風シーズンが早く終わってほしいです。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。





















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今回の台風で。

2016-08-23 05:30:25 | 日記
みなさん、おはようございます。
今回の台風はお亡くなりになった人もいるし、北海道では川が氾濫し大きな被害の出た台風でした。

台風3つのトリプル台風。
こんな事今まであったのかなと。
僕もとても強い雨に打たれびしょびしょになった。

松ちゃんも先週から今週の天気を心配していましたが、彼が心配していた通り、またドロドロの牧場になったと思います。

今回の台風でかなりひどくなってるのではないかな。


先週初めは半分だけ乾いた感じだったのだけど・・・。

体の大きな牛は膝まで足を取られて松ちゃんの所へやって来る。
松ちゃんは可哀想だから出来るだけ遠くまで運ぶ。

今年の夏は本当に暑かったし、乾ききらない牧場の状態が続き何度も往復して疲れが倍増したはず。

除染も遅れに遅れていますが、この台風でまた当分遅れるんでしょうね?
松ちゃんにはある意味本当に大変な夏だったかも?


先週の牧場前の田んぼの写真。

左側は山砂が入れられきれいになっている。
右側は牧場前の田んぼで、これからきれいになる予定。


この足跡は野生のイノシシの足跡です。

先週の帰省で僕は墓参りの帰りに大熊町を通って船引に向かう途中、野生のイノシシと遭遇しました。
生れて1年くらいの子供のイノシシ。
子供と言っても結構な大きさで、あれが向かって来たら絶対に怪我します。

僕は松ちゃんに昼の時間にイノシシを見たと伝えたら「6国(主要国道6号線)で車にはねられて死んでるイノシシが多いんだぞ」と返って来た。

僕も一度、大きなイノブタをはねそうになったことがあります。

夜は灯りが少なくイノシシが黒く見えにくいから、突然出て来たらよけられないです。
あれは本当に危ない。

イノブタはもう全頭捕獲されたみたいで、今いるのはイノシシらしいですがイノブタより怖いです。


橋にトラックを止めて徒歩で牧場に向かった松ちゃん。

餌やりを終えた松ちゃんに連れられイノシシを捕獲するための鉄の檻(箱罠)が設置された場所に案内された。

鉄の檻は捕獲前の状態で扉の部分が上がっていた。
イノシシが中の餌を食べに入るとガシャーンと扉が下がり箱に閉じ込められる仕掛け。

町の中にこうした檻がいくつも設置されている。
こうして人間とイノシシとの知恵比べが毎日続いているのです。

町の郊外は除染した場所なのに今では道路脇が草ぼうぼうの状態。
イノシシたちの絶好の隠れ場所になっています。


一番弱い子の餌を運び「少し痩せてっから目を離せねぇんだ~」と付きっきりの松ちゃんだった。

松ちゃんは「イノシシは手に負えないぞ~知らないところで増え続けてっからな、イタチごっこだべな」と餌を運びながら言った。

餌やりを終えて町を走っていたら松ちゃんは友人と会った。
何か頼まれごとをしたらしい。

松ちゃんは一時帰宅した友人や知人に、あれをこうしたいとか、これをこうしたいとか?頼まれることが多い。

なので色々と手伝ってあげている。
門を修理したいと言われれば直すのを手伝ったり、重いものを運ぶの手伝ってと言われれば喜んで運んであげている。

みんなにとってやっぱり頼りになる男です。
避難解除がなされたら、もっと忙しくなる松ちゃんじゃぁ~ないかと思います。


冷たい井戸水を美味しそうに飲む帰還困難区域の牛。

今週は予定が詰まっているので、来週あたりまた顔を出そうと思ってます。
今日もお付き合い下さりありがとうございました。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。

























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蝶を見れた。

2016-08-17 20:33:16 | 日記
みなさん、こんばんは。
お盆休みはいかがでしたか?
休み疲れと夏バテしていませんか?

福島の昼はそれなりに暑かったけど朝晩は冷え込み、都会の感覚で行った僕は半袖・Tシャツだけの衣服だったから、風邪ひかないよう気をつけました。
そのくらい肌寒さを感じました。

松ちゃんと会ったのは14日の日曜日。


松ちゃんちの湧水の蛇口前に数束の花がバケツに。

13日がお盆の入りだったのだけど行けなかったみたい。
で、彼は「墓参りに行ってから付き合う」って言ったんだけど、彼のお墓詣りに僕も一緒に行くことに。


鎌でお墓の草を刈り、野立を数本埋め、そこに花を挿す松ちゃん。
松ちゃんちのお墓は僕の家のお墓の10倍くらいの広さがあるので、仏花もたくさん必要だった。

お墓の草むしりから始まって一時間もいただろうか?
それから家の下の牧場へ。


松ちゃんは第二の牧場の前の滝ノ沢橋に車を止め牧場に向かった。
その時は遠目に牛たちが草を食み、彼らはのどかな時間を過ごしていた。

前日の肌寒さを松ちゃんに言ったら「ここらも秋の風が吹いてるぞ~、お盆過ぎたらもう、秋だべ~」と、最近はそれほど暑くなかったらしい。

そして松ちゃんはいつもと変わらぬ作業を始めた。
この日、いつもと違うのは牛の食欲が無いことだった。


松ちゃんを見て集まって来た牛たちは、いつもと違ってガツガツと餌に食いついて来なかった。

それを見た松ちゃんは「今日は腹減ってねぇ~みたいだな」に僕は「なんで~?暑いから?」と。
松ちゃんは「昨日、餌あげ過ぎたんだ~」と笑って言った。

ここの牧場でそんなことがあるということは、松ちゃんの力作業が多いことになる。
重労働を軽くこなすので、いつも大したもんだと思う。

松ちゃんの餌やりを見ながら「えっ」ということがあった。

先週、僕がふるさと富岡で蝶を見たことが無いって書きましたが、目の前を二匹のクロアゲハ蝶が飛びまわっているじゃぁ~ないですか。


上手く撮れなかったけど(白い丸印の中)黒アゲハ蝶です。
飛んでいる蝶を撮るのに苦労しました。
震災後、初めて見たチョウに僕は感動しまくり。

こんなことで感動しているなんて、みなさんには理解できないかも知れませんが嬉しかった。

一人で喜んでいる僕に松ちゃんは「俺は何度も見てるぞ~」と。

それで「モンシロチョウは?モンキチョウは?」と立て続けに言ったら「両方見た~、上の畑に行ってみろ!蝶が芽をかじってボロボロなの分かる~」って。

一時帰宅や避難解除に向けて帰って来た人たちが自分の家で花を植えたり、野菜を植えたりで絶対数は少ないけど、昆虫たちには今までと全く違う環境が出来ているみたいです。

今回、黒アゲハ蝶を見れて本当に良かった。

ただ残念なのは、除染した後で家を解体した人の住居跡は雑草が生い茂り、林の一歩前の状態の家が多かったこと。

それを見た松ちゃん「ここも帰って来ねぇ~のに、何のための除染だったんだべ~、ほんとに林や森になちっちまう」と、彼に似合わない暗い顔して呟いた。

昆虫や鳥が戻ってきているけど、人だけが戻って来ない。
現実は厳しいです。

松ちゃんは住民みんなが帰還してくることを夢見ていたから尚更です。
僕もこんな時、嫌な気持ちになります。

そのあと二人で帰還困難区域の牧場へ。


牛たちは松ちゃんを待っていた。

飲み水が空っぽだった。
これじゃぁ~家を空けるわけにいかないよなぁ~と実感しました。

牛はわら餌を食べたら、必ず水を飲んで反芻に入る。
餌と水を待っていた牛たちに、この日も同じ作業をする松ちゃん。

この先、これが何十年続くのだろうか?
彼がいてのNPOがんばる福島だっていうことを、いつも思う。
感謝です。


帰還区域の牧場の牛たちの食いつきはいつも同じく良かったです。

やることが毎日増えている松ちゃんです。
この日は養蜂も付き合いました。

牛飼いもめちゃくちゃ大変ですが、ミツバチを飼うこともめちゃくちゃ大変です。
気温・気候・病気(対策・処方)・天敵対策・餌の量や調合などなどいろいろあります。

養蜂は自分の五感で勝負しなくちゃならないときがあります。

一群は最高の状態で、一群は悪い状態。


これは最高にいい状態の群。
子供がたくさん生まれ、今も卵を産み続けている女王蜂がいる巣。

蜂蜜がたくさん詰まっていて「この辺には花があるんだなぁ~」と松ちゃん。
ここはオオスズメバチ対策がなされ、これから秋にやってくる天敵対策が取られていました。

「ここの巣は子供と卵の数が多いから越冬できる巣になるな」と松ちゃん。

松ちゃんちの家の餌置き場の巣箱は黄色信号が出ていました。
女王蜂が子供を産んでいないんです。


中央の位置の少し体の大きい蜂が女王蜂です。
今回はきっちり撮れました。

巣穴が空っぽなのが分かると思いますが、卵を産んでいないし蜂蜜も溜まっていませんでした。
養蜂家が見ればやばい状態。

富岡での養蜂はなかなか大変で「この巣箱をどこかに移動すっかなぁ~」と言っていた。
牛の世話にミツバチの世話。

来年のプロジェクトもあるのに、松ちゃんは日々の忙しさを楽しんでいる感もある。
僕には出来ないことなので、いつも脱帽!です。

みなさんの応援があり、松ちゃんは頑張っています。
暑さにも負けず寒さにも負けずです。
みなさん、これからもどうぞ応援よろしくお願い致します。

今日は長々とお付き合い下さってありがとうございました。
それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。




































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そろそろお盆。

2016-08-10 05:16:51 | 日記
みなさん、おはようございます。
前回の更新から早や6日、あっという間の一週間でした。
お盆休み前なので、スケジュールぎっちり。
毎日、本当に暑いですね。


帰還困難区域の牛たちは暑さに負けていません。

外で仕事する方には、とてつもなく暑い日が毎日続き本当に大変だと思います。
リオオリンピックも始まり、ずっと寝不足の日が続いている方がいると思います。

夏の寝不足はキツイです。
ホントに、みなさん気を付けて下さい。

前回、松ちゃんと会う約束をした時に「なるべく午前中にしてくれないか」と松ちゃんに言われ、何か用事でもあるの?と聞いたら「昼は暑いからよ」と。
さすがの鉄人も暑いが理由でした。(笑)

友人からのメールで「昨日は福島も猛暑日だ」とあった。
今週末には福島に帰省する予定ですが、暑いのはこの頃辛くて焦ります。
年のせいですが・・・・・


水遣りをしながら牛たちをチェックをする松ちゃん。

本当に東北の夏は暑くなりました。
30年くらい前は気温30度を超えるのって年に数回しかなかったですが・・・

牧場の牛たちに餌をやる松ちゃんも、この暑さなので色々工夫している。

僕も餌やりに付き合わせてもらいますが顔は真っ赤に焼け、ヒリヒリするし汗がめちゃくちゃしみます。


去年、子牛もこの通り立派な体つきになって来ました。

松ちゃんは、もう今年の秋冬の準備を始めました。
東北は夏が終わればすぐに秋。

去年の経験から早めに準備をし、今秋にその活動を開始する予定。
松ちゃんちに行くと昼飯時間が2時、3時、4時になる事があります。

それに付き合う僕はお腹が空きすぎてクラクラするのですが、やることが多いんだよね。
その中で色々な事にチャレンジしている松ちゃんです。


この子は帰還困難区域の牧場で一番小さな子牛。
お母さんに付いて回る子です。

松ちゃんは来年、友人・知人の後押しを受け、ミツバチのためにも牛のためにもなり、人のためにもなるプロジェクト、レンゲ草プロジェクトを計画中です。

イノシシの被害など作付から問題があるのですが、これも何とか成功してほしいと思います。


食欲旺盛でたくさんの餌を食べる元気な牛たち。

今週、お盆休みでみなさんも帰省したり夏休みを取られる方も多いと思いますが、事故や怪我などに気を付けて良いお休みを取って下さいね。

僕も週末帰省して、挨拶回りをしてきます。
それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
お盆明けにまたお会いしましょう。







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虫と蛙の話。

2016-08-04 18:53:52 | 日記
みなさん、こんばんは。
毎日、ほんとに暑いですね。

今日は虫と蛙の話を書きます。
先週、松ちゃんの所に来てくれた日本野鳥の会のリーダーさんに富岡町の鳥の事を聞いた。

「何で震災の年と次年度は鳥がいなくなったのでしょうか」と。


左端の方が日本野鳥の会のリーダーさんです。
サーファースタイルなのでびっくりしました。(笑)
前回取材を受けたそうで、その方と話す松ちゃんです。

野鳥の会のリーダーさんは「多分、虫がいなかったとか?そのような環境だったからではないでしょうか」と答えた。

????だった。

リーダーさんの口から放射能の影響でとか聞きたかったんだよね。
でも放射能の事は一切出ず真剣に調査しているだけあってポイントをついた答えをくれた。

そういえば、あの頃、牛に集るハエしか見なかったように思った。

あの頃は今夏のようにセミの鳴き声も聞かなかったし、蝶に至っては今でも見る事はない。

松ちゃんが言うように、町に人が住んでいないので花が少なさすぎて、蝶が生きられる環境に至っていないんですね。

何故、虫がいなくなったのか?その原因を考えた。


松ちゃんの家の下の牧場は除染が再開されていました。
大型の重機が田んぼにあった。

だけど昨日のゲリラ豪雨で、またズブズブドロドロの牧場になってしまったかも?と心配してます。


土ぼこりを立てて除染真っ最中!でしたが早く終わってほしい。
去年から伸びに伸びていて、早く広い牧場に牛たちを戻してほしいです。マジです。

町民全員が避難して田んぼに水が入らず、鳥の餌にもなるカエルもいないし水がない事で、虫や蚊もそんなにいなかったと記憶している。

ヤブ蚊は少しはいたかな?

富岡町は農業が盛んで田んぼが多く、専業・兼業に拘らず米を作る農家が多かった。

僕の住んでた住宅地は夜になると、近隣の田んぼで鳴くカエルがとてもうるさく、新築当時は慣れなくて寝つけないことがあった。

そのくらいカエルがいたんです。

一瞬にして人間がいなくなったことで、町には虫もカエルもいなくなった。

生命線の田んぼの水が無くなったことで、虫やカエルたちの絶対数が減り、鳥が寄り付かなくなったんだと実感しました。

カエルは冬眠して春になって土の中から出て、田んぼの水の中で産卵して命を繋ぐ。

だけど田んぼも無く水も無い。
これじゃぁ~卵も産めないよね。
卵を産めなかったカエルも可哀相だったなぁと思う。

アメリカザリガニなども秋にかけて田んぼの畔などに潜り生きて行くのだけど、完全に水がなくなると死んでしまうんです。

ドジョウやタニシだって田んぼがなくなって息絶えたものもいるだろう。
人間がいなくなったことで彼らも環境破壊の憂き目にあったのだ。

原発事故のせいで双葉郡全町村の田んぼが消えた。
事故後の数年で生き物の生態系が変わってしまった。

普通なら秋に飛ぶトンボが去年の真夏に飛び回っていたのも環境の変化ですね。
原発事故以来、本当におかしなことがあります。

僕は改めて田んぼは、生き物たちの大事なすみかで、たくさんの生き物を支えていたんだと、そんな事を想った。

松ちゃんがドジョウ一匹を大切にする気持ちが痛いほど分かった。


今、富岡町では試験的に米を作付けしている。
知人と会った松ちゃんは、電気柵のソーラーの電源部の事を聞いていた。
知人曰く、ここにも野生のイノシシがやって来ているそうです。


今年もそれなりに広い面積で作付けしていました。
この場所は富岡駅から1km少し離れたところで、福島第二原発からも1km位のところです。
左端の少し太い煙突が第二原発の排気塔です。

今年初めてつがい?のツバメを牧場で見た時に「駅前当たりの住宅に巣を作っている」と松ちゃんから聞き、人と水と虫の構図を考えた。

ツバメは虫を食べる。
そういう意味では人が稲作を開始したことで、田んぼの水によって虫などが生息するようになり、ツバメが戻って来たと考えています。

震災後、僕は全て放射能のせいだ!なんて意気込んでいたけれど、そういうことだったんだ・・・・。

堅実な調査の元、真の答えを探している野鳥の会のみなさんには心から感謝したい。

もっともうちの松ちゃんに感謝しているのだけど、彼は強制避難区域に指定されても町に留まり、残された動物たちを保護して町の姿をつぶさに見て来た。

そんな富岡町の生き証人松ちゃんと共に調査をする日本野鳥の会の人たちとの会話は、聞いていて面白かったです。

自分は田舎っぺだと確信したし、田舎っぺは虫とか動物の話が大好きなんです。
このことはいずれまた書かせて頂きます。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。



























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鮎と果実。

2016-08-02 17:10:03 | 日記
みなさん、こんにちは。
昨日も更新しようと思いましたが時間が作れずで、申し訳ありません。


プチ家出をしていたシロも、この通り家に戻ってました。

今日は富岡町の果実や鮎の話を書きます。

今年、富岡町の知人が富岡川の鮎を釣った。
釣った鮎を検査した結果、頭と内臓の部分は600ベクレルで身の部分は300ベクレルだったと聞いた。

震災の年、富岡川の鮎の放射能汚染は1kg当たり千ベクレルだったから、少しだけ下がった。
松ちゃんも川の藻の事をしきりに言っていたから、なるほどなぁ~と。

僕はかなり下がった空間線量と比較すると、それほど下がっていないのは山の除染をしていないからだと思った。

雨の日に除染していない山から放射能が川に流れ、藻や川底の泥に付着し、それを口にする鮎が今も被曝している。


松ちゃんは相変わらずで、この日は日本野鳥の会のみなさんの訪問を受けた。
日本野鳥の会のリーダーさんと未だ線量の高い場所で調査をするみたいな話をしてました。

松ちゃんも富岡川の魚の検査しているのですが、彼は「あのドロドロした藻が大雨で流されてきれいな藻が付かなきゃ釣る気になんねぇ~よ」と笑ってたくらいなので、やはり食べられないんだな~を実感しました。

僕は魚が大好きなので1匹くらいは食べたいです。(笑)
1匹くらい食べてもすぐに癌になるようなことは無いらしく、食べても52日くらいで糞尿や汗等で体外に出ていってしまうと聞きました。

こんな事書くとまたみなさんに引かれてしまうので、この辺でやめておきましょう。
当分、魚はおあずけですね。


猫たちに餌を与えに行く松ちゃん。

松ちゃんと町の中を走っていると、ビワの木、桃の木、プラムの木、キウイやリンゴ、柿、栗、ブドウ、梅など、いろいろな木があり、その季節ごとに木々たちは、たくさんの実を付けています。

富岡の木々に生る実の放射能汚染度は殆ど低いみたいで、食品の基準として1kg100ベクレル以下とされていますが、どれもそれ以下の数値と聞きました。

松ちゃんが前年に柿の実の数値を検査した時、柿の実の数値は50ベクレルでしたが、他の果実も安全基準をパスする数値みたいです。


さびの子供。
昼寝中なので起こせませんでした。

場所によると思いますが梅の実は「全然出なかった」と聞き安心しました。
これからも時間をかけて調べてほしいと思います。

でも、人が食べる前に美味しい果実らは、ハクビシンやタヌキや鳥たちに食べられてしまい、検査するにも動物たちより早く収穫しないと検査出来ないと松ちゃんは嘆いてました。

調査のため何度か松ちゃんに付き合い一緒に採りに行ったことがありましたが「全然なくなってらぁ~、ちょっと遅かったな~」と言う事がありました。

今年の話ですが今が熟し頃という松ちゃんとたまたま一緒に行ったら、そのスモモの木には一粒の実もなくホントに驚いたことがあった。
「ハクビシンかタヌキ(アライグマも含む)だべな」と松ちゃん。


さびの毛繕いシーン。


まるで駄犬の石松君。
シートの上で横たわり夏バテしてる僕みたい。

鼻も利き命を懸けて生きている動物にはかなわないって事ですね。

松ちゃんが養蜂を始めたのは、やはり町の環境や放射能汚染度を調べたいからなんですけど、本当に苦労してます。

山の除染も本格的にやってくれるといいなぁ。
ある友人の山には大きな梅の木が30本もあり、その木の下の土は3万ベクレルもあった。
原発事故前は梅の実を出荷していたんですけど「もう、だめだべな?商売にならないべ」と風評被害を嘆いていました。

風評被害もなくなり普通に商売が出来るようになるには相当な時間がかかると思いますが、みんなにはこれからも頑張ってほしいと思いました。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。












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見えなくなった。

2016-07-29 05:27:26 | 日記
みなさん、おはようございます。
僕は友人から今の富岡駅の話しを聞き、その姿を見たくて松ちゃんに一緒に行こうよと無理を言い走ってもらった。


友人から「富岡駅の線路がきれいになくなっている」と聞いたので見に行ったら、本当に枕木やレールがなくなっていた。

松ちゃんに富岡駅は何処に再建設されるのか聞いてみたけど彼は口を濁していた。


外された元線路の先の黒いピラミッドの塊は、かなり少ない量になっていた。
「大型処分場で処理してんだ」と松ちゃん。

震災後、町の復興計画で富岡駅は別の場所に移転するとなっていたけど、どうなるのかな?
計画どおりに進むのかな?

松ちゃんは僕を乗せたまま富岡漁港にトラックを走らせた。


広野・楢葉と見て来たが海岸線はどこも高い防波堤が建設されていて、富岡も同じように海が見えない様相を呈していた。


何処でも作業員の方たちが懸命に仕事をしている。
この暑さの中、ご苦労様です。


大きなテトラポットがたくさん積まれていましたが、近くで見ると凄い量のテトラでしたね。

松ちゃんは口を開き「何でもここの予算が50億って聞いたぞ」と護岸工事を見ながら「放射能ごみ処理場で500億入ったし、赤木の工業団地も3000人規模の誘致に成功したから、町の税収も大幅にアップしたべ~」と笑って言った。


娘が幼いころ良く遊んだ小さな海水浴場は跡形もなく、近くでは大きなクレーンが配置されダンプカーなどが行き来する工事現場と化していた。

こうした現場を二人で見ながら、何故か原発の話になった。

松ちゃんは「俺は原発を肯定しないけど、今いきなり全部ストップさせたら廃炉はどうする。急にやめたら廃炉の予算も作れなくなるぞ~、そうなったらまた問題だべ、なくなるのはいい事だけど徐々になくなるのがいいんでねぇ~か?流れってあるべ」と言った。

聞いていて、その通りだと思った。
毛嫌いしてきた原発だけど機構そのものが停止したり解体してしたりして予算も取れないようになったら、廃炉の道も作れないよなぁ~。


新しい富岡漁港。

漁師さんはこの漁港に戻って来るのだろうか????と思ったけど、またあのような大津波がやって来るとしたら、こうして工事してもらっておいた方がいいと素直に思った。

地震と津波と原発事故はもうこりごりだ。


海側から町の方を撮った写真。

以前と違って海からは町の姿は見えません。
当然、町から見ても海は見えなくなっています。

陸前高田とか津波被害のあった東北の沿岸部は、以前の姿を想像出来ないほど変わっている。
それに比べたら富岡の変化はまだ小さいもの。

工事が終わったら、すぐにでも新しい富岡漁港の姿を見たいと思う。
どんな漁港になるのか楽しみ。

原発事故から来春で6年。
被災地が変わりゆく姿を見て、自分もそろそろ動かねばと思った僕でした。

今日はこの辺で失礼します。
それではみなさん、またお会いしましょう。

























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怯まずにやる。

2016-07-28 05:27:17 | 日記
みなさん、おはようございます。
今週、月曜日から3日間福島に行ってました。

パソコンを持って行ったのですが、夕方は友人と酒を飲んでしまい更新出来ませんでした。


さびが迎えてくれた。
その後ろに石松君。

松ちゃんは朝飯も食わず僕を待っていて何度も僕の携帯に電話してくれたのだけど、気が付かず悪いことしてしまった。

この日は少し遅れて10時頃着いた。

「松ちゃん、一緒に飯食おうよ」って前日に電話したので、松ちゃんは飯も食わず餌やり作業もせずにいてほんとに申し訳なかったです。


プチ家出をしていたシロも家で迎えてくれた。

スーパーの580円弁当を朝食にし食べ終えたら早速作業を開始した。


まず始めに家の裏の水道へ向かった。
如雨露に水を入れて石松君や猫たちの水遣りにしては大量の水と思った。

どうするのかと思ったら、松ちゃんの家の敷地のあちこちを回り始めた。


前回、忙しくて植えられず苗をダメにした経緯があって、家には新しい苗がたくさんあった。

その後、帰還困難区域の牧場に向かう前に家の上の道路脇に作った畑に連れて行ってくれた。


畑は結構広かった。
前回までは途中でストップしていたけど完成系?に。

だけど、すぐに松ちゃんはぼやき始めた。
「昨日、夕方ここで作業始めたら目の前にイノシシがいてよ~、逃げねぇ~でこっち見てやがって、あやまっちまった~」と。


白い粉は化成肥料。
松ちゃんは化成肥料や科学肥料を撒いた時はイノシシが悪さをしないと言った。

続けて「だけど雨が降って化成肥料が流れたり、しみ込んでしまったらやりたい放題やられっぺな」と松ちゃん。

イノシシは科学肥料を食べると死んでしまう事を知っているので絶対に食べないそうです。


松ちゃんの長靴とイノシシの足跡です。

「ほれっ、見てみぃ~、イノシシの足跡あっぺ~、畝のロープ張ったのにあいつら食いちぎってやがり、やり直しだべ~、参っちまう」と。


「多分、植えつけても1週間であいつらにやられっちまうべな」と言い、半ば諦めた感じで耕した畑を見ていた松ちゃん。

野菜を作る目的は放射能検査もあるけど、ミツバチのための花作りもあり一石二鳥の仕事なんです。
だけど、この先はイノシシたちとの戦いもあり前途多難。

彼はイノシシを捕まえたり傷つける事など絶対にしないので、彼の言うとおりになると思います。
それでも怯まずにやる。
そう決めた松ちゃんでした。

今回は本当に充実した3日間を過ごすことが出来ました。

いろいろと次回書きますので、今日はこの辺で失礼します。
それではみなさん、またお会いしましょう。







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女郎蜘蛛

2016-07-20 21:03:27 | 日記
みなさん、こんばんは。
今日も少し時間が取れたので更新させて頂きます。
宜しくおつきあいください。


午前中の餌やりの写真。
松ちゃんは家の下の牧場の牛たちに餌をやり、それが終わると帰還困難区域の牧場へ走る。

今回も餌やりをしながら色々と話してくれた。
彼は養蜂の事を話した。

「今、咲いてる花がなくなってこれから蜂に餌をやんなきゃなんねぇ~んだ」と。
えっ、今の時期に蜂の餌作り???いくらなんでも早すぎでしょ!と目を丸くした僕。

松ちゃんの説明を聞いて事情を察し納得したのですが・・・

蜂の餌は水2Lに対して上白糖1kgを溶かし、冷やしてから餌箱に入れてあげるんです。
この暑さの中、家でガスコンロの前に付きっきりで砂糖を溶かして砂糖水を作らなきゃならないのです。考えただけでも暑っ・・・・
普通は冬前の11月ごろからなんですけどね。

松ちゃんが餌やりの作業の合間に僕をある場所に連れて行った。

松ちゃんの友人がある植物の種を撒いた場所だった。
何のために撒いたのかは聞かなかったんだけど、友人がひまわりの種を撒いたと教えてくれた。


友人が巻いた種は、たくさん発芽していた。

蜂の餌作りの手間が増え更に忙しい毎日を送ることになるので、友人のひまわりは助かったし本当にありがたかった。
結構な量、発芽していました。


中にはとても大きくて厚みのある芽があった。

震災前なら今の時期、至る所にカボチャやキュウリ・米などの花が咲いていて、夏場は花に全然困らなかった。

去年から養蜂を始めたのだけど、今年、またピンチに立たされているんだと松ちゃん。

何が問題なのか?と聞いたら「巣に餌を運ぶ働き蜂が出たっきり帰って来ねぇ~んだ。多分、蜘蛛の巣に絡まったりして蜘蛛の餌になってんだと思う」と???

う~ん、確かに蜘蛛の巣は至る所にある・・・・

松ちゃんは続けて「女郎蜘蛛の巣に50匹くらいびっしり虫がついていてよ~、多分、帰って来ね~のはそういう事になってるんでねぇ~かなと思う」と言った。

蜘蛛以外にも天敵のオオスズメバチや鳥たちに食べられてしまうミツバチもいます。

あまりにもよくない環境で養蜂するという事は至難の業なんだと痛感しました。
がんばれ松ちゃん!です。


縦横20mL字型の畑で種の発芽を確認する松ちゃん。
「今の時期なら一気に大きくなっぺ」と言った松ちゃんに僕は、ひまわりの花が巣箱の近くに出来て良かったじゃんと返した。

そんな訳で彼が設置した巣箱の所へ。
着いたらすぐに巣箱を開けて見せてくれたけど、本当に蜂が半分しかいなくて僕もびっくりしました。
前回ネットを被らず刺されそうになったので、今回は写真は撮らず遠くから眺めていた僕でした。

「今、蓋ついてるとこの蛹が直ぐに孵らないとSOSだ、多分、間に合うと思うんだけどな」と・・・・。
松ちゃん曰く、上手くいくか?失敗するか?50対50の確率らしいとの事。
微妙です。


帰還困難区域の牧場に着いてすぐに作業を始めた松ちゃんでした。

みなさんは見た事ありますか?
女郎蜘蛛はめちゃくちゃ気味悪いです。
体は大きいし、あの独特の体の模様にはぞっとします。

ミツバチだけでなくスズメバチや、セミ・蝶にアブやバッタ、なかにはクワガタなどなど、巣に掛ったら女郎蜘蛛の餌食です。
女郎蜘蛛強し!

ちなみにあの大きな体の蜘蛛はメスで、オスは3分の1くらいの大きさしかないんですよ。

女郎蜘蛛の巣にたくさんの虫たちがかかり食べられた後の姿を、僕も以前、見た事がありますが気味悪くて好きじゃない。

彼の悪友の一人にイタリア人ジャーナリストのアントニオさんがいますが、彼は女郎蜘蛛が大の苦手だったのを思い出しました。(笑)

今週はめいっぱいな感じで富岡に行けないので、来週、松ちゃんに会いに行こうと思います。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼いたします。
またお会いしましょう。























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福島と同じ。

2016-07-19 11:22:48 | 日記
みなさん、こんにちは。
先週の土曜日から3連休でした。

曜日の感覚がなく、土曜日の高速道路走行中に渋滞情報を聞いてそれを知りました。汗


なかなか植えることが出来ずにいたトマトの手入れをする松ちゃん。

ベト病っていうカビの一種の病気になった苗を手入れしながら「もう少し天気が良くなったら治るべ。原種のトマトは結構強いんだぞ」と。
知識経験が全くない僕は色々と教えてもらってます。

先週の参議院選挙のおいて福島では震災後、ついに野党が自民公明の与党に勝った。
戦後の統治から延々と基地問題に苦しむ沖縄でも野党が勝ち、大きな問題を抱えているこの2つの県で与党は破れた。
問題を先送りしてきた与党の政治に県民がNOを突き付けたということか。

結果は自民公明の与党が圧倒的に勝ってしまったのだが、問題を抱えている県と問題を抱えていない県との違いだと思った。
福島第二原発の再稼働だけは絶対に阻止してほしいので福島の野党には頑張ってほしい。
政治の話はこれくらいにしましょう。


リードを外すから「待て」の指示に従う石松君。

たまにはシロさびの写真をと思ったのですがシロはプチ家出の最中でしたので、今日は久々に石松君の写真を使います。
2~3日で家に戻って来るのでみなさん、心配しないで下さい。
松ちゃんの家の餌置き場当たりの草むらで遊んで、飽きたら帰って来る家出ですので。

2週間前になるだろうか?僕は九州の支援者の方と話すことが出来、熊本の被災者のみなさんはどうしているのか聞くことが出来た。
その方から「被災者はもうここに住めないと、九州の他県の親戚を頼ったりして避難した人がいるようです」と。

あの大きな地震の後の大雨被害。
本当にひどい状況なのをTVニュースで知り、大地震・津波のあと原発事故が起きた福島と似ていると思った。

地震があれほどひどかったのに、そのあとのあの大雨はさすがに辛かったでしょう。
ダブルパンチですよね。
住めない状況が同じでなくても避難を余儀なくされているのは福島と同じです。

内のかみさんもこの頃、TVで熊本のニュースを全くと言っていいほど放送しないと嘆いているというか憤っている。

この暑さの中、今でもテント暮らしをしている方もいるのだから、国は熊本の被災者の全ての人に住む場所を早く与えてあげてほしい。
全壊だとか、半壊だとか、一部損壊とか、関係なく全ての被災者に住む場所を。
今すぐにです!

熊本のみなさん、暑さに負けず気張ってください。
心から応援しています。


リードを外してもらい喜び走り回る石松くん。

福島では南相馬市の警戒区域の解除があった。
被災者は新しい住環境を形成していて戻って来る住民は、以前の1割程度とTVは放送していた。

来年の春には富岡町も避難指示が解除されるかも知れない。
帰還困難区域を除く2つの区域の解除を町は目指している。

来春で震災と原発事故から6年。
本当に長い道のりです。
今でも生活再建の途上の人たちが多い。
このことはこれからも時々書いていこうと思います。


一人散歩を終えてご飯の時間
松ちゃんの「待て!」に、ちゃんと反応出来るようになった石松君です。

松ちゃんは先週、ある国の取材を無事に終えたらしい。
早く終わって良かった。

僕は今、今年の夏の帰還困難区域の牧場で水不足にならないだろうか?と少しだけ心配している。

関東にいると水甕(ダム)の収容率何%とニュースで日々報じているので、福島の帰還困難区域の井戸の水は大丈夫かな?とついつい思ってしまう。

水は本当に大切です。
いざ、何が起こるか分からないので、みなさんも水の備蓄だけはしておいてくださいね。

今日は久々の休みなので水をケースで買いに行こうと思います。
みなさんも熱中症などに気をつけて、しっかり水分補給を取ってください。

それでは今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。





























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本来の姿。

2016-07-13 06:30:51 | 日記
みなさん、おはようございます。
一昨日も昨日も暑くて参りました。

30度超えるときつく感じるようになった。
オヤジだよなぁ~、元々体力がないからな。


帰還困難区域にて。
餌を覆っていたシートを外す写真。

帰還困難区域の牧場の餌場もドロドロになっていた。
今年の梅雨明けはいつ頃になるだろうかと思う。


松ちゃんを見てやって来た牛たち。


いつもと変わらぬ光景。
体の大きな牛は半分足が泥の中に埋まってしまう。
「ここも今日みたいな日が1週間続けば乾くんだけどな」と松ちゃん。

帰還困難区域の牧場の餌やりを終えて松ちゃんは、仲間の畜主さんの事を話してくれた。

その畜主さんは今、10日に一回の割合でしか牛を見に来ないと聞き僕は普通に驚いた。
どうして?と尋ねたら、彼はそのまま畜主さんの牧場へ連れて行ってくれた。


畜主さんの牛たちは草を食んでいた。
放牧されてる!いいなぁ~が僕の印象。

「ここは合わせて5町くらい(1万5千坪)あっぺ、これなら手が掛らねぇよな?草が生えてるところに牛を移動させればいいんだから、これなら10日に一度みるだけでいいべ!」と松ちゃん。

これいいよ!と絶叫し、こんな風に出来ない?と聞いてみた。
松ちゃんは「土地を貸してくれる人がいたとしても2年後だべな」と言った。

除染が終わっていないので終わるまでは出来ないとの事。
こんな風に出来れば松ちゃんもかなり自由な時間作れるのにと思った。


柵の杭がずっと続いていた。
5町分のくい打ち畜主さんも大変だっただろうなぁ~。

畜主さんも高齢で遠くに避難しているから、3日おきに来るのもなかなか辛かったのでは?
このやり方だったら凄く楽だと思う。

1町(3000坪)ごとに柵を作り、そこの草を牛たちに食べさせ草が無くなったら、草の生い茂る次の1町の柵へ移動させる。
今の時期は草の成長が速いのでなくなることがない。


いやぁ~やっぱりいいです。
牛たちはのんびりしているし牧場って感じする。
完璧!って思った。

このやり方だとロールわら餌の使用も少なくて済むから、畜主さんのわら餌は今、本当に少しだけしか使わないみたいです。
秋冬のために温存出来るって言う訳。

やっぱり自然体でいる牛の姿を見れたのが一番です。
これが本来の姿だと感じた。
今回はいいものを見れたし松ちゃんの牛の飼養もこんな風にやれたらいいなと思った1日でした。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。


















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あと5年経ったら

2016-07-09 05:54:15 | 日記
みなさん、おはようございます。

今回、松ちゃんの家の下の牧場で、飛んでいる2羽のツバメを確認した。
元強制避難区域の故郷につばめが飛来した事を知り僕は素直に喜んだ。

喜ぶ僕を見てすかさず「ツバメは駅前当たりの家に巣を作っているんだ」と松ちゃん。


現在の中央商店街西側交差点

ツバメが飛んでいるのを見て喜ぶなんて、みなさんには理解できないかもしれませんが原発事故以来、町でツバメを見た事無かったから嬉しかったです。

本当に鳥の鳴き声をこの頃、良く聞くようになった。
震災後、全く聞けなかった懐かしい声を聞くことが出来る。
本当に変わったなぁ~。

この日、僕は何年ぶりかで富岡川の中に入った。
松ちゃんが今年のアユの生育状況を見るのに付き合ったから。


僕の足元を見て長靴を履いているのを確認して「おっ、大丈夫だな。じゃぁ一緒に行くべ」と川へ。

松ちゃんの趣味の魚釣りは今どうなのか聞いてみた。
「全然釣ってねぇ~、そんな気分にもなれねぇ~し、行ってねぇんだ」と言った。

忙しいから時間がないみたい。

「今度いつ来るんだ?そんとき一緒に釣りでもすっか」と松ちゃん。


この場所は震災直後、松ちゃんが大きなヒメマスと格闘した場所です。

太公望ばかりが顔を揃える鮎解禁なのに人がいない。
震災前は人・人・人で埋め尽くされた富岡川だけど、釣り人は何処にもいなかった。
寂しいかぎりです。

もっとも放射能の事を考えたら、釣った鮎を食べる事への抵抗はかなりのものがあるかもしれない。
まっ、そんな訳で誰もいない富岡川だった。

「一回、大雨が降って増水したらいい鮎が育つ。今の藻が流され新しい藻が付いてそれを鮎が食べると大きく育つんだ」と松ちゃん。


ヒメマスは確認できませんでしたが数匹は必ずいると彼は言っていた。
ここには鵜がいて鮎などの魚を独り占めしている。

松ちゃんは嘆くように言った「今年のアユは少ねぇ~な、全然いねぇ~」と。
上流から下流に流れおちるように小さな滝状態になっているところに、以前ならたくさんの鮎が飛び跳ねて上の堀に向かって飛んでいたというから断然に少ないです。

飛び跳ねている鮎は一匹もいませんでした。

それでも川の水の量が多く魚たちにはいい環境だろうと思った。


「じゃぁ~行くか」とジャンプ。
僕は別な場所で滑り両手をついて痛い思いをしました。
デジカメが壊れなくて良かった。

このあと帰還困難区域の牧場へ餌やりに行きましたが、人がいない富岡川の橋付近にこいのぼりが気持ちよさそうに揺れていた。

橋から下の川面を見て15cmほどの鮎を数匹確認。
大きく育つことを願う。


吊るされたこいのぼりは大小合わせて200以上の数あったかな?
景気つけみたいなものかも知れないけど、人の手がここに入っていることが分かる。

この富岡川で鮎解禁の時に人が溢れるほどになるのはいつだろうか?


復興を願う人の手によって川に飾られたこいのぼり。
色とりどりで見ていて気持ち良かった。

震災からとても長い5年だったけれど、あと5年経ったらどうなっているだろう。
そんな事を想いながら川を後にした僕だった。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。





































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ドジョウ???

2016-07-08 07:00:23 | 日記
みなさん、おはようございます。
今日は松ちゃんが物知りだってことを書きます。


餌やり作業を終えて松ちゃんは「あれ見てみろ」と言い、除染されたきれいな場所で色が違っているところを目で合図を送りながら「イノシシが掘り起こした跡だ」と教えてくれた。

何か餌でもあるの?と無知で馬鹿みたいな僕の質問に「ミミズだとかいっぱいいるよ」と返し、そうなんだと納得。

そういえば一緒に歩いた農道をやや大きめの太いミミズが横切っていた。
球根とか植物の根の部分でもあるのかと思っていたから新鮮な驚きだった。
イノシシのレーダーは土の中のミミズまで探知して食べてるのか~と。


松ちゃんは元田んぼの用水路に足を運んだ。
「ドジョウいなくなっちまったかなぁ~」と独り言。

えっ、ドジョウがいるの?とまたまた馬鹿な質問をした僕だった。
「ここにドジョウがいたんだ、でも除染で泥も何もかもなくなっちまったから、いなくなったかな?でもまだ数匹はどこかにいるんでねぇ~か?」と。


じっくり用水路を見て生物の生息を観察する松ちゃんでした。

松ちゃんはドジョウが生息できる用水路になるには少し時間がかかると話してくれた。
牧場の中の用水路はまだ除染されていないので、そこにはドジョウがいるから大丈夫との事。

松ちゃんが立っている場所に僕も行き、用水路の中に足を入れた。


泥も何もないきれいな水が流れている底に黒い物体を発見!

僕はその物体を手で掴み松ちゃんに「貝がいたよ」と見せたら「それ蛍の幼虫の餌だ」と教えられ「ホタルの餌?ここにホタルいるの???」と瞬きするのも忘れていたら「カワニナっていう巻き貝だ」と貝の呼び名も教えてくれた。

そういえば震災前にお盆の時、兄弟や親せきが富岡の実家に泊まった時に夕涼みに川に行きホタルを見た事を思い出した。

富岡川はホタルが生息するきれいな川だったんだ。


「ほれっ、そこに蛍がいるべ!」と僕の目の前を指刺した。
言われて直ぐに見つけられなかったんだけど、一匹の昆虫がいた。

「蛍だよ」と今度は言葉少なめの説明。
「ゲンジホタルってやつ」と教えてくれた。

そうだ40年前には僕もこのゲンジホタル知っていたはずだ。

すっかり忘れていた。
ホタルの幼虫が水の中で成長することも。

そしてゲンジホタルは成虫になってから一週間しか生きられず、そのあいだは水だけしか摂らず短い一生を終えるのだと。
夜に見たかった。
ホタルがお尻を光らせて飛ぶ姿を。

ある意味感動だった。
今の富岡にもホタルがいることが分かっただけで嬉しかった。


ドジョウのための環境を作ってあげようと頭の中で闘っている松ちゃんに見えた。

こういう時の松ちゃんは、いつも真面目だ。
松ちゃんは富岡町の生き物のあらゆる生態を知っている。
日々の生活の中でたくさんの動・植物・昆虫を見ているからだ。

忘れていた記憶を取り戻したり、新たに取り入れる知識など、彼からもらう事が多い。
それが楽しいこともあり切っても切れない関係が続く。(笑)

さて今日は松ちゃんの一面をご紹介しました。
次回も彼の牛飼いでない部分を書きます。

それではみなさん今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。



















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草ぼうぼう。

2016-07-07 17:20:30 | 日記
みなさん、こんばんは。
今年は本当に暑いですね。

七夕だというのに今日は30度を超す気温にぐったり。
梅雨だというのに雨も少なくて関東の水問題に拍車をかけてます。

去年の富岡町は除染が盛んに行われてきれいだったけれど、今はあちらこちらで元通りの草ぼうぼうの状態に戻っていた。


「ほれ、見てみぃ~除染したとこ、草に覆われて車が入れなくなってっぺ」と松ちゃん。
町から外れた場所には、こんな感じのところがあり、ほんとに除染の意味を考えさせられた。

松ちゃんちの牧場の除染も雨が降っては延期になり、遅れに遅れているとのこと。
住民が帰る帰らないにかかわらず国の方針だからという事で始められたが、人のいない農道や田んぼは除染前の姿を取り戻そうとしている。

おそらくお盆過ぎ頃には、セイタカアワダチソウが伸びに伸びて徘徊しまくる野生のイノシシの隠れ蓑になりそう。


富岡の松ちゃんの元田んぼの牧場は前回よりずぶ泥の状態でした。
「あとひと月、梅雨が明けるまではしょうがねぇ~な」と、ズブズブの牧場を眺めた松ちゃん。

牛たちはずっと先の2段3段目の場所で草を食んでいた。

松ちゃんは「除染はあと2年あるらしいけど、ほんとによ~、どこもかしこも草が生え柳の木も生え森になっちまうべな?木や草に覆われて入ることが出来ない家だらけになるぞ」と言い作業を始めた。

以前も同じことを言った松ちゃんだったけど、今年の状態を目の当たりにして本当に言った通りになって来たと感じた。
これが現実かと痛感。

頭の中では分かっていたのだけれど・・・・。
誰も帰らない町、人のいない町、これで復興か・・・と。


松ちゃんの姿を確認した牛たちは、一斉に餌場を見て動き出した。
彼らは常にげんきん!

今回、松ちゃんには色々と渡すものがあり、またNPOの件の相談もあって会いに来た。

松ちゃんはすでに今年の秋冬用の餌の件で動いてくれ、例年よりかなり早いペースで動いている。
今年は花の開花など例年よりも一ヶ月早いペースなので、準備が早いのはいろんな意味で吉と出ると思っている。


牛たちは少しだけ伸びた草を食むより、松ちゃんがくれるわらの方がお腹いっぱいになるので、もう突進してくるって感じです。

松ちゃんは作業しながら今の町の事、養蜂のこと、今年の秋冬の餌のこと、川に住む魚のこと、山に自生する植物の事など色々と話してくれた。

松ちゃんの家の下の牧場の餌やりは、帰還困難区域の牧場での餌やりよりも大変だ。
餌を抱え運ぶ柵の側の道が日陰のため、雨が降れば乾かず常に滑る。
足場の悪い所を何度も運ばないとならないので結構な作業です。


牛たちは一斉に松ちゃんの後を追い餌を求めた。

十数回運んで戻って来た松ちゃんの額には玉のような汗が。
毎日本当にご苦労様と言いたかった。

この後、帰還困難区域の牧場に餌やりに行き、そのあともぐるぐると町の中を探索。
僕は色々な事をまた彼から教わった。
次回は松ちゃんの横顔でも書こうかなと思います。

今日、松ちゃんを取材したい国の人がいるので紹介したいと連絡が入った。
大丈夫だと思いますと勝手に返答しちゃった。

今の松ちゃんの忙しさに輪をかけてしまうかも知れないが、彼はがんばる福島の歩く広告塔。
更にパワーアップして頑張ってもらおうと思います。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。










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必死で生きてる。

2016-06-30 11:30:01 | 日記
みなさん、お久しぶりです。
昨日の夜、松ちゃんと電話で話した。

珍しく電波が良かったので「今どこ?」と聞いてしまった。
彼は仕事を終えトラックに乗り家へ戻る途中だった。


今日の写真は前回行った時の写真です。

青々と茂る短めの草を食む牛たち。
法事で行ったのでデジカメは持っていかず携帯で撮りました。

来月いつ頃都合がいいのか聞くのと月末に東京銀座に来るって言っていたので、確認の意味で電話したんだけど松ちゃんは「もう行って来たぞ」と。

「えっ、マジ!・・・」汗
松ちゃんの話だと23日に銀座に出たらしいです。

東京に来るなら、その時に時間を合わせて会いに行こうと思っていたんだけど、彼も僕も今までのように時間が取れずで、なかなか思い通りに行かないです。


牛たちのいる牧場の奥を歩いたら、草の下にある雨水が浮き出てきた。
遠くからでは分からなかった今の牧場の状態を知りました。

今日で6月も終わり明日から7月。
後半戦に突入です。

来月いつ富岡に行こうかすぐに決められない今日この頃ですが、松ちゃんとやるべきことが一つあるので打ち合わせをしました。

その事を何とか早めに着手したいところなのですが「今は梅雨だから後にすっぺ」と松ちゃんに言われた。
物の移動だもん、それもそうだよなぁ~と納得。


梅雨なのに僕が行くときはいつも晴れていて牛たちも日向ぼっこしている。
松ちゃんの餌やりが遅くなっても草が生えているので「餌くれ~腹減った~」と騒がないです。

牛たちの餌も順調に減って7月いっぱいか8月半ばまでの量なので、そろそろ今年の秋冬用の餌の準備しなくちゃならない松ちゃんでした。

今年、カボチャやキュウリ・ナス・スイカ・ミニトマトなどの苗を買って来た松ちゃんなんですが、てんてこ舞いの日々を過ごしていて植えられず、野菜の苗たちはどうしようもない状態になってました。

重機で土を耕したまでは良かったんだけど、一度の耕うんでは土の状態が良くならず何度かやらないとダメだったみたいです。
「この重機、力なくてよ~、時間もなかったらなぁ~」って。

そんなこんなで松ちゃんちのカボチャとスイカは、家の裏側の水道の周りでつるべを伸ばしあられもない姿になってた(笑)


松ちゃんちの琵琶の木。
近づいて良く見るとたくさんの実が付いていた。

松ちゃんに甘いか聞いてみたら「まだだべ、もう少し経てば甘くなっけど、その前にハクビシンが来て全部食っちまうべ~」と。

ハクビシン????マジ!と、またびっくり。

松ちゃんの話だとハクビシンが毎年この時期にやって来ては目の前にあるこの大きな琵琶の木の実を一週間で全部平らげてしまうらしいです。

10m以上の高さの大きな木。
人間の僕から見ても、もの凄い量の実なんだけど・・・
木の上に留まり下に降りることなく食べ続けるハクビシン。

害獣であるハクビシンだけど彼らも必死に生きているんだ。
秋冬になれば餌になるものは少なくなるから、今の時期にたくさん食べておけよと思った。

松ちゃんはハクビシンを追い払いもしないし、害獣だからといって捕獲することも苛めもしない。
松ちゃんなら簡単に捕獲できると思うんだよね。

タヌキだってキツネだってイノシシだって、たとえハクビシンのような害獣であろうと、どんな命でも大事にする。
そういう男なんだよね彼は。

来月、いつ頃行けるか?まだ未定なのですが、また近いうち行って来ます。
それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。
























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