ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

感謝です。

2021-04-29 08:38:31 | 日記

皆さん、こんにちは。

昨日、富岡に行って松ちゃんのところに来ているボランティアのNさんとお会いしました。

Nさんは今回で3回目と聞きましたが、本当にありがたいです。

餌やりを開始するNさんと松ちゃん。

 

松ちゃんが福島モノローグ(NHK Eテレで4月14日放送)の中で語ったように、人と会わない日が多く何日も喋らず暮らしているので、松ちゃんちに2泊3日で餌やり等のボランティアと松ちゃんの話し相手になってくださったことに感謝、感謝、感謝です。

中央にいるのはかみさんです。今回もにんじんを牛たちに。

 

Nさんは犬のキセキの話を知り「感動して。。。」と言葉少なに語ってくれました。

松ちゃんが白骨化した死骸だらけの牛舎の中で自力で立つこともできず死線をさまよっていた犬の物語です。

手慣れた作業をするNさん。

 

僕は随分、昔の話に感じましたが、汚い姿、ひどい臭い、自分で動けず、餓死寸前だった犬がいたことを思い出した。

松ちゃんはその犬を見てすぐに抱きかかえ、ある動物病院に連れて行ったのですが、犬の状態を見た先生に「これは虐待!虐待ですよ!あなた!」ときつく叱られたいわくつきの子。

死を待っていた犬というより、死を覚悟していた犬だと思います。

松ちゃんは後に「あの犬を見たら誰も助けなかったべ。今、目の前で死んでもおかしくない状態だった。俺も助かるか助からないかわからなかった。それでもそのままにしておけなかったんだ」と話してくれました。

松ちゃんを叱った先生も手を尽くしてくれ何ヶ月か経って死の淵から生還したので、松ちゃんがその犬にキセキという名前をつけたのです。

一つの命の尊さを教えられた出来事。教えてくれたのはキセキでした。

キセキはその後、里親さんに引き取られ幸せに暮らしています。

一番弱い子のところへ何度も足を運ぶNさん、いつも体の大きな牛に餌を横取りされて食べる量の少ない牛を気遣ってくれて嬉しかった。

 

個人ボランティアのNさんが今回3回目と松ちゃんから聞いていたので、僕は一度はご挨拶したいなと思っていました。

かみさんは今回も付き合ってくれ、色々と助かりました。

顔出しNGということで松ちゃんのみ。Nさんは恥ずかしいみたいです。揚げたてのとんかつなどいろいろ作ってくれたかみさんにも感謝。

 

昨日、2日目だったNさんですが2日目もフルに動いてくれました。

Nさん、本当にありがとうございました。

次回は僕も泊まりで色々話したいと思います。

そのときはどうぞよろしくおねがいします。

昨日の写真 松ちゃんちの近くの空き地で。オスのキジ。

前回もここにオスのキジがいて車から降りてドアを締めたときに、その音に驚いたメスのキジが5羽一斉に飛び立ちました。

どうやらここは、キジたちの住処なのでしょう。

 

そろそろGWですね。もう、休みに入っている方もいらっしゃると思いますが、みなさん、良いGWを過ごしてください。

コロナ問題がある中で今までのようなことはできないかも知れませんが、健康第一で行きましょう。

それでは今日はこのへんで失礼します。

みなさん、またお会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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10年の軌跡

2021-04-18 09:03:22 | 日記

皆さん、おはようございます。

14日のPM10:00~NHK Eテレで放送された番組「福島モノローグ」は感動モノでした。

録画したものを僕は8回見ました。

松ちゃんの震災から10年の軌跡を見れたのと、松ちゃんと一緒に活動した10年を振り返ることができて本当に良かったです。

前回、アップした問題の農道が元の高さに戻ってました。松ちゃんは「まだ高いところがある」と言っていましたが、これには驚きました。良かった。良かった。

 

今回の「福島モノローグ」は女性プロデューサーさんの感性が出てて、優しい作りになっていたと思います。映像と音楽と編集、平泉成さんのナレーション、すべてが良かった~。

制作に関わったすべての皆さんに感謝いたします。

映像の中で茨城県から原発に働きに来ている若い人が「言い方悪いすけど全然復興してないのかな。(中略)正直言って、町が死んじゃってますよ」は真実の言葉だと感じた。

町の中を車で走れば、すぐにこの看板が見れる。10年経ってもまだ帰還できないところがある。TV等で復興、復興と国はアピールをしているが、原発事故被災地に復興という姿は今も無い。

松ちゃんが「広辞苑で復興って調べてみろ、広辞苑で復興とは人口も経済も元以上になることって書かれてるぞ」と。

松ちゃんが強く望んでいた町のみんなが帰還する夢は、今では町が消滅する危機を含んでいる。これが現実です。

 

昨日、小雨が降る中、にんじんダンボール3箱、キャベツとブロッコリー6袋、運ばされました。今日の写真はピンチヒッターの写真です。

 

うちのかみさんです。作業を始める頃には雨がやみました。硬い人参を牛が食べやすいように縦切りにしてます。人参は硬いので段ビール3箱分のカット。手が痛かったと思います。かみさん ありがとう。

 

「ヤマ~、あっ、落ちちゃった」落ちたやつでもいいからすぐくれ!とヤマ。

 

モヒカンカットのヤマ。すごい顔だよヤマちゃん。

 

牛が怖いのか恐る恐る人参を与えるかみさん。

 

うちの家族。チワワのぴあの。この牧場の柵を一緒に工事してくれた静岡の動物ボランティアさんのところで保護されてました。犬を飼うのは初めてでしたが今年、里親生活3年になります。

 

キャベツを貰うヤマ。キャベツは大きいし安くて助かります。ブロッコリーはおまけ。松ちゃんが人参が一番いいと言ってましたので、次回は人参オンリーで行こうと思います。

 

午前中の餌やりを終えて松ちゃんの昼飯タイム。かみさんが家で下ごしらえし持って来た生姜焼きとポテトサラダを作ってくれた。

昨日は福島モノローグの話で盛り上がりましたし、久しぶりに楽しい一日を過ごせました。

牛たちも元気で今の所問題もなくやらせて頂いています。

かみさんは牛たちやポニーのヤマ、犬たち、さびと触れ合えて大満足したよう。また行きたいと言っているので、次回も付き合ってもらおうと思います。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。また、お会いしましょう。

 

 

 

 

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問題多し

2021-04-13 06:31:30 | 日記

みなさん、こんにちは。

明日、14日の午後10:00~10:55NHK Eテレにて松ちゃんの激動の10年を振り返る番組が放送されます。是非ご覧になってください。もう寝てる時間という方には録画をしてほしいです。みなさん、どうぞよろしくおねがいします。

野鳥たちの巣箱の補修をする松ちゃん。

 

前回、海外版が放送されましたが、松ちゃんが「7カ国語で放送されてたってよ」と言っていました。

彼の話によるとNHKには海外からたくさんの問い合わせがあったそうです。

震災から10年たった今になって取り上げてくださるメディアのみなさんには感謝しか無いです。

NHKのみなさん、今回は本当にありがとうございました。

愛犬たちと散歩する松ちゃん。

 

さて今日の話はタイトル通り松ちゃんの近辺では色々とあり、常識的に考えれば絶対にありえないようなことがたくさん起きています。

松ちゃんは「こんなことばかりあると本当に人間不信になるよ」と嘆いていました。

今回は松ちゃんの田んぼの農道を、地権者(松ちゃんたち)に相談も連絡もなしで勝手に工事し、使い物にならない農道にした県の土木事務所出張所の話です。

一般的に農道はトラクターなどが入りやすいように田んぼと農道の高低差が無いように作られています。

それを今の高さより更に30cmも高くし、尚且片側通行しかできない道にされてしまいました。

舗装された農道の左側の場所が対向車とすれ違える場所でした。この高さで降りたら車が傷だらけになり降りられません。

 

普通、田んぼと農道の高低差はせいぜい約30cmくらいの差だと思います。それに30cm足され60cmの高低差になり、危険度が増したわけです。

トラクターの車輪の大きさを皆さんは知っていると思いますが、あの大きな車輪で60cmの高さから田んぼに入るのは、信じられないほどの怖さです。

松ちゃんの隣の田んぼの地権者さんも「なんだこれ???・・・・これはだめだ。ガードレールつけてもらわねぇと怖くて走れねぇ」と。

田んぼまでの高さ30cmに上乗せされた30cmトラクタの運転席から見たら本当に高さを感じると思います。「これが堤防工事だとよ」と笑う松ちゃん。

 

数年前、かみさんの実家近くの方が田畑の土手を乗り越えようとしてしたのだと思いますが、トラクターが転倒しトラクターの下敷きになりお亡くなった事故がありました。

松ちゃんは、そういうことを知らないで勝手に工事したこと、地権者に何の連絡の取らず無断で工事したこと、車1台分の道幅になり不便な農道にされたことに怒っているのです。

県の土木事務所(出張所)は「堤防工事だ」と言い張ったようで、松ちゃんが「堤防だと?どこが堤防なんだ。河川の法面工事ならわかる。これは法面工事じゃないだろ、誰が見ても農道だ。農道は町の管轄だ。なんで県が勝手にこんなことするんだ」と声を張り上げて怒ったそうです。

田んぼに降りる時の高さがよく分かる写真だと思います。確かに堤防工事とは全く思えない工事ですね。

万が一、事故が起きてお亡くなりになる人が出てしまったら、誰が責任を負ってくれるのでしょうか?

 

今現在、相手側は元の高さに戻すということで話が進んでいるらしいですが、地権者に何の連絡もせず勝手に工事をするなんて行政機関がやることでしょうか?小さい話かも知れませんが、これは大きな問題です。

松ちゃんがこの話をしたときにポツリと呟きました「根本的に町に人がいねぇ~からだ。町に人がいればこんなことねぇ~」。。。。。

今でも町のどこかで住民に連絡もせず勝手になされていることがあると思います。

また松ちゃんの土地を無断でゼネコンのとある会社と賃貸契約を交わし金を受領していた人がいたらしいです。

ゼネコンが「地権者の方とお会いしてちゃんとお話したい」と言っていたのにも関わらず「地権者さんとは私の方でちゃんと話しますから安心してください」と遮って、松ちゃんには全く話をせず彼の土地を無断で貸してゼネコンからお金を受領している人がいたなんて正直、こんな話ないですよね。ありえないでしょ。

松ちゃんが顔も名前も知らない人だったらしいですが本当にひどい話ですよね。

人の土地を無断で貸して金儲けとはたちが悪い。松ちゃんが怒るの無理ないです。

牛たちの昼休み

 

みなさんに以前、松ちゃんのトラック2台が盗難に遭ったことをブログで発信しましたが、今年、犯人が捕まりました。

僕はその話を聞き大喜びで「良かったね!松ちゃん」と言いましたが、松ちゃんは呆れたように僕を見て「犯人が捕まったってトラックは返って来ねぇだろ。。。」に固まりチーンでした。

そのとおりです。トラックは戻って来ません。弁償してもらうなんて思っていた僕が馬鹿だった。

犯人は2組、そのうちの一人は覚醒剤常習者で金がなくなると盗みをしては何度も捕まっているらしく「そんなやつに弁済能力あるわけ無いだろ!」と松ちゃん・・・・納得です・・・・無理です・・・

喜ぶところではなかったですね。は~。

春を迎えて養蜂の方も忙しくなる松ちゃんです。

 

バックホーン(牛の餌やりに使っていた重機)の犯人は、まだ捕まっていないのですが警察が茨城県にあるそれらしきアジトを急襲し、多くの人を逮捕したことも聞きました。重機は戻って来なくても悪いことした人は早く捕まってほしいです。

書き出したらいくらでも書ける、いろいろなことがある。そんな日常に彼はいます。

今年、震災から10年目を迎えましたが、ある意味、孤島のような感覚を受けます。それでも彼は牛たちとともに今日も被災地で生きる。

今後もいろいろなことがあると思いますが、これからも頑張って行きますので皆さん、応援よろしくお願いします。

それではまたお会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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