2011年4月25日23時16分
東電福島第一原発の事故への対応について、細野豪志首相補佐官は25日の統合本部の会見で「(地震発生直後)水素爆発が起きることはだれも想定していなかった」と述べ、事前に水素爆発の予測に基づく対応がまったく取られていなかったことを公式に認めた。
同原発では地震発生翌日の3月12日に1号機、14日に3号機、15日に2号機で水素が原因とみられる爆発が起きた。統合本部自体は15日に発足したため、1、3号機の水素爆発が起きた当時はまだなかった。
細野首相補佐官は、統合本部発足当時の状況やこれまでの情報などをもとに当時を振り返り、原子炉建屋に地震翌日という早い段階から、もれた水素がたまって爆発するという事態はまったく想定していなかった、とした。(竹石涼子)
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