中華街の魅力

齋藤修と多くの人が中華街情報を共有する場となることを期待いたします。最近中華街にあまりいけず、データーを整理しています。

中華街で麺類を楽しむ(庶民派の店)

2006-12-29 12:05:59 | こんな宴会

中華街で麺類を楽しむ(庶民派の店)

 中華料理と言えばラーメンなどという人は,最近あまりいないはずである。しかし,どうしても食べたくなる事はあるはずである。ラーメンは,最近の「・・系ラーメン」などと言って,ブームをあおっている店に任せ,ここは「中華街」でしか食べることが出来ない料理を吟味してみよう。
 基本的に,中華街では①1品料理②コースが主となり,③炒飯④焼きそば⑤お粥で締めると言うことが多い。そういう訳で,(汁)麺はあまり体験したことが無いというのが
実感ではあるが,印象に残っている麺はあることはあるので,思い出してみる。

 
1)最近人気を得ているのが,刀傷麺。それは「杜記」で食べられる。
 意外と刀傷麺をメインでうたっている店は,中華街でも2軒しかない。京華楼とこの店である。いずれにしても独特な麺が舌も楽しませてくれる。香港路と市場通りの間の路地を地元の人は「台南通り」と名付けている。その香港路よりにカウンターを中心としたこの店がある。外から見ても麺を作る作業が確認できる。たいがい行列を作っているので,待つ間見ているのもおもしろい。
 店のお薦めも「坦々麺」である。多少酸味が付いた味付けは,やや極太の麺の風味を引き立ててくれる。なかなか辛いので,辛いのが苦手な人は「角煮麺」等を頼んでみると良い。意外と焼き餃子も美味しいので,腹に余裕がある場合は頼んでおきたい。
http://221.244.61.250/chinatown/tenpo.jsp?code=217 


2)中華麺と言えば『坦々麺』と決めている人も多い。その場合「謝謝」である。
 基本は庶民を対象とした四川料理の小さな店。どの料理をとっても美味しい。私もよく参考にさせていただくホームページ「So-tasty坦々麺」でも中華街では最も評価が高いのが,この店である。全国を食べ歩いているようなこの人の中華街最高評価。
 ランチも500円で素晴らしい味を提供してくれる店はなかなかのもの。以前は3000円(全13品)のコースの最後に坦々麺(最近は「高菜蕎麦」or「炒飯」)が付いたほど自信は持っているメニュー。確かに適度の酸味とコクが絶品である。香港路の間口の小さな親しみやすい店で食するのも良いことである。
http://221.244.61.250/chinatown/tenpo.jsp?code=104


3)焼きそばでどこがよいかと言われれば,まず「梅蘭」を食べておきたい。
 美味しいか,まずいかというより,その姿煮たいがいの人は驚くであろう。この店に来る7割の人が頼むというのだから,立派な店の顔になっている。簡単に表現すれば,五目焼きそば。ただ具が蕎麦の中にくるまれているのが大きな特徴である。マスコミなどでも紹介されるが,企業秘密となっている様である。玉子で固めた焼きそばでくるんでいることは食べてみれば解る。
 さらに,固まりの麺が出てくるので,真ん中から割り,ばりばりしている麺と混ぜながら食べれば香ばしさも残り美味しい。一人で1皿食べるより数人で味見を兼ねて食べることを勧める。そのほかのメニューも安価であり美味しいので組み合わせて楽しんでかえりたい。
http://221.244.61.250/chinatown/tenpo.jsp?code=225


4)五目蕎麦だったら「安楽園」であろう。
 中華街本通りでも何か目立つのが安楽園。名前だけでも気を引くが,かつての栄華が内部に入ってみれば解る。中庭を取り囲むように和室の宴会場が現在でも健在である。全てがレトロ(働いている人も全ておばあさん)。なにか親しみがもてる店である。現在は寂れて料理も落ちてしまっているのではと思えば,なかなかのもの。想像ではあるがレトロな(熟練)職人が作っている様である。 
 非常にシンプルにまとめられた,素材が丁寧に下ごしらえされている。その具が全て大きな形で炒められ,あっさりとしたスープでまとめられている。中年以上の方には絶対お薦めである。


5)中華そば屋(専門店)らしい中華街の店と言えば「揚州麺房」であろう。
  中華街で4店舗展開する揚州グループの麺専門店である。広東路(あまり店舗無い)という条件ではあるが,なかなかのものを提供してくれている。基本は,ラーメンだがしょうゆ味のものをうまく扱っていて美味しい。珍しい物として,イカスミラーメンがある。想像通り,真っ黒なスープに縮れ麺が入っているものである。味は特に奇抜性もなく風味のある海鮮味に仕上がっている。
 中華街ではカウンター越しに厨房のある店は珍しい。揚州麺房はオープンキッチンになっていて,職人の行動が見て取れる。自分の食べる物の全工程が確認できる事はうれしい。それを意識してかどうかは解らないが,従業員の動きがスピーディーである。
 セットメニューもあるのでお腹と相談したいが,ボリュームたっぷりの「焼き餃子」はジューシーで美味しい。堪能しておきたい一品である。
http://r.gnavi.co.jp/g805702/menu1.htm


6)変わった蕎麦であれば次のような店がある。(美味いとは言えないかもしれない)

①中華街大通り,南海飯店の『汁無し蕎麦』
 一度は食べても見ても良い蕎麦である。シンプルなさらに,白めの中華蕎麦が載せられてくる。良く見れば簡単に味付けが施され,油がまぶされているような感じもする。食べてみれば白髪葱の風味がよいあっさりとした物。特に期待をするわけではないのであれば,この程度で十分である。茹で具合次第であるが,まずいと言うほどではない。しかし,これが700円となれば話は別。食べるのは一度でよい。しかし,中年以上の人が向かし懐かしい味を求めて食べたい時は,良いのかもしれない。
http://221.244.61.250/chinatown/tenpo.jsp?code=38
http://www.tvk-bb.tv/gourmet/go01-300w/01/go010135-300w.html

②ブルーのスープが売り物のラーメン「青いスープのラーメン」が廣東にある。
 広東路にあるこの店は,本来海鮮を主体とする店である。客の半数以上が,「特製焼きそば」を注文している。魚貝類がふんだんに入った優れもの。こちらは是非情味して欲しい。
 オーナーが創作料理が好きだと言うことで,あみ出したのがこちらのラーメン。マスコミなどで取り上げられていくうちに,いつの間にか定番メニューになっていったらしい。味は,普通のラーメンとさほど差がない。見た目は非常にトロピカル。それというのもカクテル入れるリキュールを入れて塩ラーメンに色を生み出しているらしい。それにあわせて,玉子も不思議な形に作られている。リキュールの香り,味が足しよう残っているので,洋風とも取れるが,美味しい物ではない。500円であるから試しに食べてみる価値はあるかもしれない。
http://221.244.61.250/chinatown/tenpo.jsp?code=50

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