6)開帝廟通り
①蜘味鮮「広東」 650円(料理1品+スープ+サラダ+ご飯+デザート「杏仁豆腐」)
店の構えは大きくないが,インテリアが現代風にアレンジされている。小綺麗な店である。家族経営の雰囲気が十分感じられる店である。1階はベンチシート主体の椅子席があり,2階には10人程度の円卓・和室(14人程度)がある。
ランチは4品用意されており,750円の海老料理(ランチ)もある。ご飯も美味しく,大きめの椀に提供されるので,お代わりしなくても十分にお腹が満たされる。料理のボリュームが1品料理並みにあるので,女性の場合にはご飯を控えめにお願いした方がよい。特に,回鍋肉が美味しいと私は思っている。メニューそれぞれが特徴があるので,是非4・5人で訪れて堪能したい。コースメニューに匹敵するはずである(割り勘で650円なり)。
ランチ以外では,ファミリーコース(5000円)がある。ここの特徴は,おこげ料理を含めた5品が付いてることである。3・4人の家族・友人で頼めば,十分である。サイドメニューとして,広東料理独特のさっぱりした味付けの「海老と豆腐炒め」なども美味しい。そのほかは,点心のコース(2000円)もあり,各種のものが割安で提供されている。
②接延「北京」
ランチとして決まったメニューはない。ここは「スープ高菜チャーハン」が美味しい店である。全般的に高菜を素材とした料理にたけているようである。店の雰囲気は,「喫茶店」。というのもおかしいが,どうも喫茶店を改装したようなカウンターがあり,料理を確かめない限り,店の作りからは感じられない。各種どんぶりものも多く用意され,それぞれ美味しい。
あとでテレビで見た話であるが,オーナーはかなり腕の良い方のようで,全国のメルパルクの料理を取り仕切っている人らしい。
③大新園「上海」 750円(料理1品+スープ+ザーサイ+ご飯+デザート「杏仁豆腐」)
本来は,「ワンタン」の美味しい店である。ワンタンといっても非常に小ぶりなもの,珍しいのは焼きワンタン(各600円)もあることだ。喉が渇いた夕刻に「水ワンタン」「焼きワンタン」を注文し,ビールのつまみにしたい。海老の食感が非常に良い。薄目の皮も非常に素材の良さを感じさせてくれる。
ランチは最近のことのようである。看板が出ていたので入ってみると,ボリュームもあり味付けも上品につけられなかなかのもの。各自にザーサイが分けて提供されるのもうれしい(中華街はグループ盛が多い)。
④台湾料理・・・・(畳の部屋)「香港」 600円
外観からは料理店であることがなかなか解らない。1間のガラス扉に「香港家庭料理」としめされているだけである。扉を開くと小さな椅子席が二つ,肩を寄せ合うように座れば6人はどうにかなる程度のたたきがある。その先には家庭の居間に上がるような「和室(10畳×2)」がある。普通の家庭のような雰囲気,大きめの円卓が1卓と数個の座卓が用意されている。そんな雰囲気で,ばあちゃんがオーダーを取りに来る。といってもさほどメニューがある訳ではない。内臓系の料理が多いが,蒸しもの・煮物もあるので,気にかける(下ごしらえは十分)ことはない。夕刻であれば,盛り合わせのようなものをお願いし,ビールを飲めば不思議な雰囲気にしたれるはずである。
⑤重慶飯店別館「四川」 1000円(料理1品+スープ+ザーサイ+ご飯+コーヒー)
中華街の老舗。正面出入り口は,「長安通り」に面している。しかし,大半は開帝廟通りに向いている。ご存じのように,低層部を重慶飯店が使用し,その上を「中華学園」が使用している。中華街での重慶飯店の位置づけが解る建物とも言える。1階は大広間になっており,円卓が60ほど据えられている。団体がこなければ,天井も高く非常にゆったりとできる空間である。
ランチは大規模店らしく8種用意されている。四川の料理店なので,「辛いもの」「辛くないもの」に各4品が提供される。好みに応じて注文することができる。その中でも落とせないのが,「麻婆豆腐」である。この店のメイン料理がランチで同様の味で楽しめる。スパイスを考慮した味付けは独特のものがある。これを食べれば自宅でも麻婆豆腐に山椒などを入れたくなるはずである。おしゃれな分多少料理の量が少ないのが難点かもしれない(3人で分け合うのが精一杯)。
⑥六福楼「上海」 600円(料理1品+スープ+ザーサイ+ご飯+デザート「杏仁豆腐」)
開帝廟の近くの中山路の延長線に,非常に小さな店がある。1階が厨房と10席ほどの空間。2階で円卓1卓とテーブル4席程度の小規模の店舗である。常連のような客層が目立ち,集まってきているようである。うれしいのは土曜日にもランチがあることである。
多少コクに欠ける感のする味付けだが,素材が吟味されていることが食べてみれば解る。調理人がこだわっている証拠であろう。食べるほどに素材の良さが解ってくる。
⑦金福楼「広東」 650円(料理1品+スープ+ザーサイ+ご飯+デザート「杏仁豆腐」)
重慶飯店別館の調理人出口あたりに位置する。外観も普通の中華料理店であり,内部も際だったものは無い。しかし,どうもオーナーが特徴ある人物のようである。株等で資産を持ち,奥様(?)なども変わること多い・・・等々うわさ話があるようである。そういえば,中国系の美形が従業員に多い。
「香港カレー」がここの1品なのかもしれない。ランチに登場していることが多い。私も食してみたがカレー専門店の方が数段美味しい(もっと言えば「松屋のチキンカレー290円」の方がよい)。料理物の方がお勧めである。
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