みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

三内丸山遺跡

2017年06月27日 | 俳句日記

相変わらず室内整理に追われる日々で
ある。

大きな物は、在るべき処に収まった。
が、書籍や資料そして雑貨の類いは、
ここでの機能を左右するものだけに、
ただ並べればいいと言うわけにはいか
ないもんだ。

根が短気に出来ているから、在るべき
処にあるものがないと、気を患う。
其の患いの積み重ねは大きい。
脳溢血や心疾患、はたまた癌の遠因は
実にここに存するのである。

という訳で、ひとつ一つの対象物を仕
分けしながら、あそこでもない、此処
でもないと、ジグゾーパズルの様に動
かすところに、苦労と楽しみが同居す
るのである。

かくある作業は、ナメクジのように
進めるに限る。
急ぐとロクなことはない。
後に折角収めた物をひっくり返すよう
な事になりかねないからである。

作業していると、三内丸山遺跡を紹介
した冊子が現れた。
三年前に訪れた際に買ったものである。
この度の東北暮らしで、二つの大きな
発見があつた。

一つが「前九年の役」と「後三年の役」
の歴史的意義であり、もう一つが縄文
との出会いであった。
青森の三内丸山と福島の前畑遺跡は、
日本の「くにがら」を理解する上での
基となる貴重な文化遺産であった。

もう少し勉強が進んだら、所見でも書
いてみたいと思っている。
それにしても良い所であつた。

〈みちのくの 山滴れる 遺跡哉〉放浪子
季語・山滴る(夏)

6月27日〔火〕曇り 時々雨
朝も早よから、おさんどん。
昼は買い出し雨ん中。
暫しの宿も室内整理。
夕餉の盛り付け手際よく、
母の笑顔に荷をおろす。
ああ、こりゃこりゃ。


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