明治43年、東京帝大農科大学の教授、鈴木梅太郎は、米麹の
中にアベリ酸が含まれていることを発見し、これを抽出して「オ
リザニン」と名付ける。現在では「ビタミンB1」として知られ
ている。
翌年、鈴木はアベリ酸の製法で特許を取得し、オリザニンは三
共商店から脚気に効果があるとして発売された。ただし当時は、
日本医学界では脚気は伝染病の説が強く、医学界から疎遠にされ
ていた関係で、当初は売れなかったという。
オリザニンという名ではなく、ビタミンという名称が普及した
のは、実は「ビタミン」は鈴木と同時期にポーランドの科学者、
C・フンクが命名したもの。オリザニンという名が普及しなかっ
たのは、この国際的知名度に原因があったようだ。
(千代田区北の丸公園3-2)
カット_2
中にアベリ酸が含まれていることを発見し、これを抽出して「オ
リザニン」と名付ける。現在では「ビタミンB1」として知られ
ている。
翌年、鈴木はアベリ酸の製法で特許を取得し、オリザニンは三
共商店から脚気に効果があるとして発売された。ただし当時は、
日本医学界では脚気は伝染病の説が強く、医学界から疎遠にされ
ていた関係で、当初は売れなかったという。
オリザニンという名ではなく、ビタミンという名称が普及した
のは、実は「ビタミン」は鈴木と同時期にポーランドの科学者、
C・フンクが命名したもの。オリザニンという名が普及しなかっ
たのは、この国際的知名度に原因があったようだ。
(千代田区北の丸公園3-2)
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