モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

アシュラム(Ashram)の花 と バラの歴史を変えたジョゼフィーヌ①

2008-11-23 09:22:07 | バラ
(写真)オレンジが美しいアシュラム


めずらしい濃い目のオレンジ色の花、樹高100㎝なので鉢植えに適している。
作出したのは、1906年にマチアス(1882-1953)によって設立されたドイツのバラ育種会社。
アシュラムは2代目マチアスによって作出される。

アシュラム Ashram
・系統:HT(ハイブリッド・ティー)
・作出:1998年 ドイツ Tantau, Mathias(1912-2006)
・花色:濃いオレンジ 八重咲き 10cm
・咲き方:四季咲き
・樹高:100cm

(写真)アシュラムの花2


ジョゼフィーヌが変えたバラの歴史
日本で愛されている花の代表は、カーネーション・キク・バラと言ってもよい。
キクは一度取り上げたが、原産地と原種がわからないほど雑種化され園芸品種が増えている。
バラも同じようで、いま手にしている豊富な色彩、花形などの美しいバラは園芸品種で、
その園芸品種の始まりからバラ・ストーリーをスタートする。

1813年、パリから西20㎞のところにあるマルメゾンの庭園でダマスクローズの園芸品種が誕生した。
ここからバラの世界は大きく変わることになる。
世界で初めて人工交配による品種改良が行われ、幾多の新品種がここマルメゾンで育成された。
ジョゼフィーヌがバラの歴史を変えることになる。

マルメゾンの館は、ナポレオンとその妻ジョゼフィーヌが1799年に購入した。
あまりにも高額でナポレオンには払えなかったが、しかし、ジョゼフィーヌは諦めなかった。
“憧れの英国のキューガーデンのような自然庭園を作りたい”
これがジョゼフィーヌの動機で、ナポレオンの尻をたたいて手に入れてしまった。

ナポレオンの出世とともに、世界中から高価なバラの苗木を集め、
ナポレオンと離婚した1809年から彼女の死亡までの14年間ここに住みバラ園をつくった。
ジョゼフィーヌのバラ園には、世界中から集めた250種があったというから驚きだ。

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