てっしーずのおでかけ日記

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色彩の幅 ~その5,6 三鷹市美術ギャラリー /吉祥寺美術館

2014年09月08日 | ぐるっとパス
森秀貴・京子コレクションによる現代版画展
前期:2013年 9月14日(土)〜10月14日(月・祝)
後期:2013年11月23日(土・祝)〜12月23日(月・祝)
三鷹市美術ギャラリー
http://mitaka.jpn.org/ticket/130914g/

森山大道 モノクローム
2013年11月23日~2013年12月27日
吉祥寺美術館
http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/2013/10/post-115.html

今日は2つまとめて感想を。
まずは前期展示も見ている三鷹の現代版画展から。
後期展示は靉嘔と瑛九の作品が中心。
印象に残っているのは靉嘔のルソーをモチーフにした作品になります。
靉嘔はルソー関連の作品が多いんですね。
http://www.bing.com/images/search?q=%e9%9d%89%e5%98%94+%e3%83%ab%e3%82%bd%e3%83%bc&qpvt=%e9%9d%89%e5%98%94+%e3%83%ab%e3%82%bd%e3%83%bc&FORM=IGRE#a

「ルソーの森の考える虹猿」という長いタイトルの作品はまさにその通りの作品。
http://www.tokinowasuremono.com/artist-b01-ayo/ayo_03_rusonomori.html

ルソーの作品よりバランスがよくて、洗練されているためか猿もやけに知性的に見えます。
ルソーの作品にはない立体感も感じられますし。

吉祥寺の方はうって変わってモノクロームの世界。
森山大道はこのところ意外にもハワイで写真を撮ったりしてますが、この展示は彼のイメージ通り、うらぶれた都会の写真が目立ちました。
森山大道と言えば新宿なんでしょうが、個人的に自分が行くことの多い池袋付近の写真が気になります。
池袋の猥雑な感じって、森山大道とあいますね。
町の風景はシャープに写されているのに、最近の町並みに見えないのは彼らしい題材を見つけているからなのかな。

それにしても、ここ数年で東京もその近郊も、町の均一化が一層進んで、町が薄っぺらくなっている気がします。
すべてチェーン店ばかりはいっている小さな商業施設がどんどん増えているのはどういうことなんでしょう。
便利といえば便利なんだろうけど、楽しくないなあ。
でも、そんな均一化された町並みも森山大道の作品には似合いそうです。(ひ)




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