POLYSICS - Domo Arigato Mr Roboto
今更という感じですが、見終わったので雑感を。
いやあ、こんなにお金のかかっていないアカデミー賞を見るのは初めて。
オープンニングはいつもやたらに金をかけたCGを派手に流していたのに普通に始まったし、その後の進行もシンプル。
いつもなら凝った映像や豪華なゲストが続いて辟易するするくらいになったから、これでいいといえばいいんですが。
でも、あんまりいろんなものを地味にして不景気感を煽るのもどうかと思いますけど。
節約するアメリカ人って、それだけでコントみたいだって思うのは失礼?
司会はヒュー・ジャックマンという人。
ミュージカルで活躍する人だけあって、パフォーマンスが中心で、今までの司会の中では相当アクのない人でした。
確かに歌は上手かったです。
ビヨンセやら日本の和太鼓?と思わせるものまで登場したりもしていました。
ピーター・ガブリエルも本当は登場する予定だったそうですが、話がこじれて無しになったそうです、残念。
一番印象に残ったのは主演男優賞のショーン・ペンのスピーチ。
同性愛者への差別への抗議、新大統領を選んだ人々への賛辞、ミッキー・ロークの復活への喜びの言葉と実に素晴らしかった。
一瞬会場を凍りつかせるのもいいですね。
こういうのを聞くとアメリカの素晴らしさというのを実感します。
日本の授賞式でこんなことを言う人は出てこないもんね、絶対に。
まあ、他のスピーチはそうたいした事もなかったんですが、歴代の受賞者が候補者の紹介をするというのはいいですね。
紹介する俳優の技量が試される感じ。
ウーピー・ゴールドバーグやデニーロはやっぱり面白いこというなあ。
キューバ・グッディング・ジュニアの毒のある言葉もよかった。
この人の授賞式のときのスピーチもすごかったですけど。
日本ではすっかり日本人受賞者のことで盛り上がってました。
普通そういう盛り上がりには乗らない偏屈な人間なんですが、「つみきのいえ」の受賞は嬉しかった。
今回、この作品が唯一、事前に見ていた作品でした。
国立新美術館の文化庁メディア芸術祭で上映されていたからです。
セリフやナレーションを使わず、孤独な生活をおくる老人の生活を実に見事に描いた、ある意味アカデミー賞からまったくかけ離れた素晴らしい作品でした。
うーん、こういう作品が大きく評価されるのは嬉しい。
何が良いって、よく見るといろんな深い要素が入っているのにそれをまったく説明していなかったというところ。
最近の日本ではやたら説明過多。
テレビ番組なんか不要な字幕をガンガン入れて、日本人総白痴化計画を遂行してますが、そんなものとは対極にある想像力を喚起してくれる作品でした。
何でも発売しているDVDにはナレーションが入っているそうですが、それはやめて欲しいなあ。
ニュースで「つみきのいえ」の作品紹介を「環境問題や家族愛などを描いた作品」なんていわれるだけで、そんな決め付けはやめてくれと思うくらいですから。(ひ)
今更という感じですが、見終わったので雑感を。
いやあ、こんなにお金のかかっていないアカデミー賞を見るのは初めて。
オープンニングはいつもやたらに金をかけたCGを派手に流していたのに普通に始まったし、その後の進行もシンプル。
いつもなら凝った映像や豪華なゲストが続いて辟易するするくらいになったから、これでいいといえばいいんですが。
でも、あんまりいろんなものを地味にして不景気感を煽るのもどうかと思いますけど。
節約するアメリカ人って、それだけでコントみたいだって思うのは失礼?
司会はヒュー・ジャックマンという人。
ミュージカルで活躍する人だけあって、パフォーマンスが中心で、今までの司会の中では相当アクのない人でした。
確かに歌は上手かったです。
ビヨンセやら日本の和太鼓?と思わせるものまで登場したりもしていました。
ピーター・ガブリエルも本当は登場する予定だったそうですが、話がこじれて無しになったそうです、残念。
一番印象に残ったのは主演男優賞のショーン・ペンのスピーチ。
同性愛者への差別への抗議、新大統領を選んだ人々への賛辞、ミッキー・ロークの復活への喜びの言葉と実に素晴らしかった。
一瞬会場を凍りつかせるのもいいですね。
こういうのを聞くとアメリカの素晴らしさというのを実感します。
日本の授賞式でこんなことを言う人は出てこないもんね、絶対に。
まあ、他のスピーチはそうたいした事もなかったんですが、歴代の受賞者が候補者の紹介をするというのはいいですね。
紹介する俳優の技量が試される感じ。
ウーピー・ゴールドバーグやデニーロはやっぱり面白いこというなあ。
キューバ・グッディング・ジュニアの毒のある言葉もよかった。
この人の授賞式のときのスピーチもすごかったですけど。
日本ではすっかり日本人受賞者のことで盛り上がってました。
普通そういう盛り上がりには乗らない偏屈な人間なんですが、「つみきのいえ」の受賞は嬉しかった。
今回、この作品が唯一、事前に見ていた作品でした。
国立新美術館の文化庁メディア芸術祭で上映されていたからです。
セリフやナレーションを使わず、孤独な生活をおくる老人の生活を実に見事に描いた、ある意味アカデミー賞からまったくかけ離れた素晴らしい作品でした。
うーん、こういう作品が大きく評価されるのは嬉しい。
何が良いって、よく見るといろんな深い要素が入っているのにそれをまったく説明していなかったというところ。
最近の日本ではやたら説明過多。
テレビ番組なんか不要な字幕をガンガン入れて、日本人総白痴化計画を遂行してますが、そんなものとは対極にある想像力を喚起してくれる作品でした。
何でも発売しているDVDにはナレーションが入っているそうですが、それはやめて欲しいなあ。
ニュースで「つみきのいえ」の作品紹介を「環境問題や家族愛などを描いた作品」なんていわれるだけで、そんな決め付けはやめてくれと思うくらいですから。(ひ)