東京コンサルティンググループ・メキシコブログ

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メキシコへの進出をコンサルティングしている駐在員が、メキシコの旬な情報をお届けします。

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PTUの計算方法について

2018年01月15日 | メキシコの会計

皆さん、こんにちは。

東京コンサルティングファームメキシコの渡辺 寛です。

今週はPTUの計算方法をご紹介します。

 

 

質問)

メキシコには、利益の10%を従業員に分配するPTU制度、あると聞いていますが、去年のPTUは、税引き前当期純利益の10%にはなっていませんでした。

どういうことなのでしょうか。

 

回答)

PTUの10%というのは、課税所得に対しての10%となります。

従いまして財務諸表に記載されている税引き前当期純利益の10%ではありません。

 

メキシコでの課税所得の計算方法は、下記の通りです。

 

税引前当期純利益 + 会計上の費用 - 税務上の損金 =課税所得

 

この課税所得から損金不算入の人件費を引いたものがPTUの対象金額になります。

会計上の費用、税務所の損金とは、例えば減価償却費や保険料などが含まれます。


 


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親子間の費用の付替 1

2018年01月15日 | メキシコの会計

こんにちは。

東京コンサルティングファームメキシコの田村彩紀です。

今週および次週は、親子間の費用の付替に関して記載をいたします。

 

 

質問)

弊社は今、メキシコ法人設立の段階にあります。費用に関して、今月を一区切りに、親子間の付替を行う予定です。親会社である日本本社と子会社であるメキシコ法人の親子間の費用の付替は、会計上、どのように行ったらよいのでしょうか。

 

回答)

 親子間の費用の付替に関して、ポイントとなる部分は、

『付替を行う前段階で、すでに費用処理されているか否か』となります。

また、子会社が負担するべきなのか、親会社が負担するべきなのか、という違いでも対応が変わってまいりますので、下記のパターンごとに仕訳も併せてみていきたいと思います。

(なお、③については次週に記載いたします。)

 

…………………………………………………………………………………………………………

①  子会社にて費用としている計上しており、親会社が立替ている場合

②  子会社にて費用として計上しておらず、親会社が立替ている場合

③  親会社が負担するべき費用を子会社が立替ている場合

③-1. 子会社が費用として処理していた場合

③-2. 子会社が費用として処理していない場合(立替として処理している場合)

…………………………………………………………………………………………………………

 

 

 

① 子会社にて費用として計上しており、親会社が立替ている場合

⇒親会社で立替ている分をまとめた請求書(Invoice)を子会社に対して発行する。

請求書に詳細を記入する必要はございませんが、何の費用を親会社が子会社に立替えているかを明確にする必要があります。)

 

① [仕訳例]

現状:     費用 ×× / 未払金 ××

付替処理時: 未払金 ×× / 現預金 ×× 

 

 

② 子会社にて費用として計上しておらず、親会社が立替ている場合

⇒子会社が負担するべきトータル金額が記載されている請求書(Invoice)を、親会社から子会社に対して発行する。

その際、子会社が負担するべきものが何であるか内訳の詳細を明確にし、かつ各内訳に該当する証憑が必要となります。

 

② [仕訳例]

現状:      (仕訳なし)   

付替処理時 費用 ×× / 現預金 ×× 

 

 

 

③のパターンについては、次週のブログ記事でご紹介いたします。

ご参考にしていただけますと幸いです。


 


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CFDI Ver.3.3について1

2018年01月15日 | メキシコの会計

皆さん、こんにちは。

東京コンサルティングファームメキシコの黒岩洋一です。

今週はCFDI Ver.3.3について記載します。

 

質問)

 2018年1月1日より、メキシコの電子インボイス形式がVer.3.3に更新になりました。

今回の変更はかなり、複雑なものであると聞いており、自社で発行するFACTUTRAはもちろんのこと、受領するFACTURAに関しても注意して内容を確認する必要があると思っています。確認をする際にどのようなポイントに注意をすればよいでしょうか。

 

 

回答)

 2018年1月1日より、メキシコの電子インボイス形式が新しくなりました。これによって、同日以降にFACTURAを発行する際は、新形式で行わなければならなくなりました。

 今回の変更によって従来300万もあった製品・サービスのカテゴリーが、53,000カテゴリーへと減少したようですが、実務的には入力項目そのものは増えているため、煩雑になった感が否めません。

 現在は、導入時期ということであり、入力内容に間違いがあったとしてもペナルティは生じないことになっていますが、本格的な導入が開始されてからはFACTURAの記載内容に誤りがある場合、ペナルティが課せれる可能性がありますので、先ずは記載内容に誤りが無いかを確認することが重要です。


 


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年度をまたぐFacturaの作成ミスについて

2018年01月08日 | メキシコの税務

皆さん、こんにちは。

東京コンサルティングファームメキシコの渡辺 寛です。

今週は年度をまたぐFactura作成ミスについて解決方法及び注意点を紹介いたします。

 

質問)

去年の12月に出張でホテルを利用したのですが、発行してもらったFacturaをよく見るとRFC(納税者番号)が間違えております。

この場合、どのような解決方法がとれるのでしょうか。

 

回答)

解決方法は主に2つあります。

①  12月では前払金として計上し、Facturaの再発行依頼を1月にて行う。

②  損金不算入として計上する

 

 

①  の場合、計上の仕方は下記のようになります。

修正:前払金     / 現預金(2017年12月)

再発行:損金算入費用  /   前払金(2018年1月)

但しホテル側が、しっかりとFacturaを再発行してくれることが前提となります。

 

②  の場合は、全額損金不参入となります。

またその場合、仮払IVA(IVA Trasradado)が、認められず月次税務申告での支払IVA(IVA por pagar)との相殺金額が、変わってしまいます。


 


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ペナルティ(Recarga)について

2018年01月08日 | メキシコの税務

皆さん、こんにちは。

東京コンサルティングファームメキシコの黒岩洋一です。

今週はメキシコのペナルティ(Recarga)について記載します。

 

 

質問)

メキシコでは、月次で税務申告納付をする必要があるとのことですが、申告や納付が期限を過ぎてしまった場合、どのようなペナルティが生じるのでしょうか。

 

 

回答)

 原則月次の税務申告納付は、翌月17日までに行わなければなりません。もし、期限を過ぎてしまった場合は、Recargaという延滞金が計算追加されます。この延滞金は1.13%/月で計算されるものであり、会計処理上は「その他の税金」という費用項目で損金算入が可能となっています。


 


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