バングラデシュブログ/東京コンサルティンググループ

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TCFのバングラデシュ駐在員より、現地から生の情報、声をお伝えします。

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銀行口座の種類について

2017年05月24日 | バングラデシュの投資環境・経済

バングラデシュでビジネスを行うにあたり銀行口座の開設をしなくなりませんが、バングラデシュでは一般的に法人口座として以下の銀行口座開設が認められています。この中には条件付きで認められているものもあります。

 

① Current Account:当座預金口座

② Short Notice Deposit Account:短期通知預金口座

③ Fixed Deposit Account:定期預金口座

④ Saving Account:普通預金口座

⑤ Foreign Currency Account:外貨預金口座

 

 

①については一般的な当座預金となります。通常の営業活動において利用されます。②については約1週間の事前通知(金額に応じて事前通知の日数が異なる)で、引き出しが可能となります。一日単位の金利もつきますが、会社の信用に応じて、各銀行において開設の可否が判断されます。

③については、②より金利は高いですが、申請時に期間を指定する必要があります。④は一般的に法人向けではありませんが、権限者1名を指定することで開設可能になる場合もあります。⑤に関しても、①と同様の開設ステップをふむことで、開設が可能です。

 

各種銀行では、同じ名義で同じ口座を開設することはできません。利用目的ごとに口座をわける場合には、同じ銀行で異なる種類の口座(例:Current AccountとShort Notice Deposit Account)を開設するか、別銀行で銀行口座開設する必要があります。

 

 

Tokyo Consulting Firm Limited

Tel: +88-017-9984-2931

E-mail watanabe.tadaoki@tokyoconsultinggroup.com

(以上)


 

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バングラデシュの観光産業について

2017年05月17日 | バングラデシュの投資環境・経済

2017年の世界経済フォーラムで発表された報告書によれば、「観光で訪れたい国」の中で、バングラデシュは136ヵ国中、125位となっている。ちなみに日本は、昨年より5位順位を伸ばし、4位となった。

バングラデシュ近隣国をみると、インド40位、スリランカ64位、ブータン78位、ネパール103位といったランキングとなる。

 

バングラデシュの具体的な実績を見ると、2015年には12万5千人が観光目的でバングラデシュへ訪れている。また、観光産業は国内で110万人の雇用を生み、GDPの2.4%占める。

世界的にみれば観光産業は10%を占めるのに対して、バングラデシュの数値は圧倒的に低いことがわかる。

 

バングラデシュでの主な旅行先;

-      ダッカ(Dhaka):バングラデシュの中心であり、多くのモスクが存在する。

-      コックスバザール(Cox’s Bazar):世界最長120kmのビーチが続く。

-      サンダーバン(Sundarban):ベンガルタイガーの生息地であり、マングローブ林に多くの生態系が

みられる。

-      バンダーバン(Bandarban):多くの仏教徒がくらし、有名な仏教寺院も存在する。

-      ランガマティ(Rangamati):美しい自然景観が有名。伝統的なファッション体験やボートクルージ

-                         ングもでき、国内エコツーリズムのできる数少ない場所。

 

主に、セキュリティの確保、インフラ整備、文化遺産のプロモーション、ビザの管理システムに多くの課題が挙げられるが、旅行産業へ予算配分が少ないこともあり、この産業の発展にはまだまだ時間がかかりそうである。

 

 

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銀行への四半期報告(FDIレポート)

2017年05月10日 | バングラデシュの投資環境・経済

外国企業(外国資本が入っている会社)は四半期に一度FDIレポート(Foreign Direct Investment レポート)を提出する必要があります。これは、外国企業がバングラデシュにて適切に事業を運営しているか、また海外からの投資・入金について適切に管理されているかを報告することを目的としています。

 

FDIレポートは商業銀行を通して、中央銀行に提出することになります。

提出期日は、10月20日、1月20日、4月20日、7月20日となります。

 

仮に、同コンプライアンスを怠っていた場合、事前通知なしに口座を差し止めになるリスクがあるため、適宜報告する必要があります。

 

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車にかかる税金②

2017年05月03日 | バングラデシュの税務

車を購入する際は、一般的にVAT(付加価値税)込で支払う必要があります。しかし、TDSを差し引き車のサプライヤーに支払っていただきます。

VATに関しては、サプライヤーが調整して支払うことになるので、VATの価格はインボイスに表れていないことが殆どですが、TDSを納付するためには、VATを差し引いた金額を知る必要があるので、サプライヤーより確かめる必要があります。

 

なお、TDSの税率は車の価格により異なり、下表に従い、TDSを源泉し、車のサプライヤーに支払うことになります。

 

 

 

例:インボイス価格がTk.2,500,000でVATがTk.600,000の場合

 

車価格はTk.1,900,000(Tk.2,500,000-Tk.600,000)となり、TDSは3%をかけて、Tk.57,000となります。

従って、車サプライヤーでへの支払いはTk.1,900,000-Tk.57,000でTk.1,843,000となります。

TDSを差し引いた後は、差し引いた分を納税する必要があり、その際の納付書は車のサプライヤーにもコピーで提出・共有する必要があります。

 

 

また、車を購入しあとは、車の登録料、更新料として以下表の税金を納めることになります。更新時期は、車種によって異なります。

 

 

 

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車にかかる税金①

2017年04月26日 | バングラデシュの税務

バングラデシュでは、公共交通サービス(バス・電車)がまだまだ発展途上であるため、外国人は一般的に車での移動が多くなります。その際に、①車のレンタル、もしくは②購入が考えられますが、この①②に係る税金について知っておく必要があります。

 

①車のレンタル

TDS(Tax Deduction at Source):3%

VAT(Value Added Tax): 15%

 

例:車のレンタル代がTk.100の場合

TDS: Tk.3

VAT: Tk.15

 

レンタル代の支払いについては、TDS、VATを差し引き、レンタル会社へ支払います。

従って、上図の例では、Tk.115(VAT込みの価格)より、Tk.3(TDS)とTk.15を差し引いたTk.97を支払うことになります。

 

また、差し引いたTDS、VATについては、サービスの受益者に納税義務があるため、納付書(Challan)作成を作成し、納付することになります。

※なお、レンタル会社との契約書に、インボイス価格が外税になっている事、税負担者等が定められている場合があるため、確認しておく必要があります。これらについて規定されていない場合は、事前に両者で確認しておく必要がります。

 

②の車購入にかかる税金については、次回ご紹介します。

 

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ワークパーミットのキャンセルについて(2)

2017年04月19日 | バングラデシュの労務

ワークパーミットのキャンセルには、大きく以下の書類が必要となります。また、ワークパーミットは投資庁(BIDA:Bangladesh Investment Development Authority)の管轄となり、当該省庁に申請する必要があります。

 

≪必要書類≫

①個人所得税の納税証明書

退職日まで納税し、別途確定申告を行い、納税証明書を取得します。

②Resignation Letter

出向先(バングラデシュ法人もしくは支店)からの出向終了、退職する旨のレターとなります。

③Release Order

Resignation Letterを受けて、出向先である当該法人もしくは支店が、その届出を許可する書類となります。

④Board Resolution

現地法人もしくは支店において、ワークパーミット所持者のワークパーミットキャンセル及び出向解除を承認する旨を記載した取締役会議事録となります。

⑤パスポートコピー

全ページのコピーが必要となります。

(⑥その他、投資庁から求められる書類)

 

このワークパーミットキャンセル手続きは、投資庁からの許認可を得られるまで、2ヵ月程度かかる場合があります。

 

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ワークパーミットのキャンセルについて(1)

2017年04月12日 | バングラデシュの労務

バングラデシュで外国人が就労する際はワークパーミットが必要となりますが、出向期間が終わり、帰任する際には、このワークパーミットをキャンセルする必要があります。

 

特に外国人の場合、個人所得税の納税義務は実務上ワークパーミットに基づき発生し、その源泉義務は会社となります。ワークパーミットをキャンセルせずに帰任するということは、会社がその分の負債を負担し続けることを意味し、監査において指摘される可能性があります。また、遡及し清算する場合はペナルティが課せられます。

※ワークパーミットの期限が切れたからといって、失効するわけではなく、別途キャンセル手続きを行う必要があります。

 

上記のことから、帰任される場合は、ワークパーミットのキャンセルを適切に行い、全て清算して出国していただくことをお勧めします。

 

 

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City Corporation (市役所) の最近の動向について

2017年04月05日 | バングラデシュの投資環境・経済

現地法人、支店の営業活動を行う事業体は、City Corporation(市役所)で、営業許可証を取得する必要があります。また、この営業許可証は毎年更新する必要があります。

この営業許可証には登記住所を記載する必要ありますが、この登記住所は、商業用住所(RAJUK(Rajdhani Unnayan Kartripakkha)、英名Capital Development Authority of Bangladeshから許認可を得た住所)である必要があります。この商業用住所は、RAJUKからの許認可を受けていない一般的な住所と比較すると、最低でも2倍以上の賃貸料がかかり、会社の初期投資においては相当なコストとなります。

従って、これまではビジネス住所とは別に商業用住所をコンサルティング会社等から借り、その借りた住所で営業許可証を取得するケースが多く見られていました。

また、こうした企業の背景もCity Corporationは把握しており、ビジネスが軌道に乗るまでは、許可を出していました。

 

しかしここ最近、ビジネスが軌道に乗った後も商業住所に切り替える企業が少ないことから、City Corporationが、貸し出された商業用住所を使っての営業許可書取得に対し、取り締まりを強めています。具体的には、営業許可証の取得申請の際に、実際に申請住所に訪問し、会社の事業実態を確認しています。

 

今後事業を始める際や更新の際、上記のことも念頭に置き、拠点場所を選定することをお勧め致します。

 

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ワークパーミット取得後のプロセスについて

2017年03月29日 | バングラデシュの労務

ワークパーミットを取得した後は、SB(Special Branch)及びNSI(National Security Intelligence)からの身元調査を受ける必要があります。その後、Security Clearance(身元保証書)を取得します。このSecurity Clearanceを取得した後は、E-Visaの更新の際に、有効期間が長期で発行されることができるようになります。

 

ワークパーミットやE-visaについては、有効期限が定められていますが、Security Clearanceについては、一度取得すれば更新の必要はありません。

 

実務上は、一度目のワークパーミットの取得後、2回目のE-Visaの更新までに取得することとされています。取得には2ヵ月程時間を要するため、ワークパーミット取得後、すぐにSecurity Clearanceの取得を始めることをお勧めいたします。

 

 

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帰任のご挨拶(東京コンサルティングファーム・北口実加)

2017年03月29日 | お知らせ

バングラデシュご駐在の皆様、いつもブログを見ていただいている皆様へ。

 

いつもブログを御覧いただきありがとうございます。東京コンサルティングファームの北口です。

これまで3年3か月、バングラデシュに駐在し、現地情報を発信させていただいていましたが、

2017年3月末日を以って帰任となりましたこと、ご報告させていただきます。

 

バングラデシュご駐在の方やご出張に来られた方から「いつもブログ見てるよ」とお声がけをいただくことも多く、大変励みになっておりました。

2014年1月、国政選挙の直後に赴任し、2015年のホルタル、2015年10月の邦人殺害、2016年7月のホーリーテロ事件など、情勢が安定しない中での駐在となりましたが、そんな中でも、毎日警護付きで工場や建設現場に通う建設業界・アパレル業界の方々、同年代の日本人起業家の方などなど、現地で働く皆様の逞しい姿を見て、私も頑張らなくてはといつも元気をもらっていました。現地にご駐在の皆様やお客様とはプライベートで食事をご一緒させていただくことも多く、日本と比べて何もないバングラデシュですが、日本にいる以上の貴重な経験、人とのつながりができました。

改めて3年3か月お世話になった皆様にこの場を借りてお礼を申し上げます。

 

なお、引き続き、ダッカ事務所には日本人(渡邊)が駐在しております。

ブログの更新、お問い合わせへのご返信や情報発信について、今後は渡邊がご対応いたします。

 

末筆ながら、皆様のますますのご活躍を日本から、心より祈念しております。ありがとうございました。

今後とも東京コンサルティングファームをよろしくお願い致します。

 

 (以上)


 

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