バングラデシュブログ/東京コンサルティンググループ

毎週水曜日更新
TCFのバングラデシュ駐在員より、現地から生の情報、声をお伝えします。

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会計年度について

2017年07月26日 | バングラデシュの税務

バングラデシュでは、外国企業の場合、親会社の事業年度に合わせて会計年度を変更することが出来ます。一度はバングラデシュの課税年度に合わせて7月から翌年の6月末までにする通達が出されましたが、2016年の6月末に「外国企業は親会社に会計年度をそろえることが出来る」とされました。

ただし、会計年度をそろえるには以下のステップを踏む必要があります。

 

1. RJSC(商業登記所)への事業報告の際に、会計年度を親会社とそろえる旨決議された取締役会議事録を提出する。

2. NBR(税務署)に会計年度を親会社とそろえる旨を報告(親会社の監査報告書添付)し、NBRからの証明書を発行してもらう。

 

 

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縫製産業に係る税金の動向

2017年07月19日 | バングラデシュの投資環境・経済

2017-2018年の予算が、2017年6月に発表され、縫製セクターの法人税が20%から15%へ引き下げられました。また、環境にやさしい工場で事業を行っている場合は、さらに1%下がり、法人税が14%となります。ただし、縫製品を輸出する際に納める前払法人税(Advance Income Tax)が0.7%から1%へ引き上げられました。

 

法人税率が5%と大きく下がったため、一概に、縫製セクターは恩恵が大きいと思われがちですが、利益があまり出ていない会社の場合は負担が大きくなってしまいました。

バングラデシュにはMinimum Tax制度というものがあり、源泉税(前払法人税)として納めたものが最低納付すべき税金となります。いくら利益が出ていない会社であっても、前払法人税額が最低法人税となるため、その分に関しては還付もなく、欠損金の繰越もありません。

 

バングラデシュはまだまだ先進途上であり、税収を増やすため源泉税(前払法人税)については動きがあるはずです。引き続き、今後の動向を見ていく必要があります。

 

 

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現金の取り扱いについて

2017年07月12日 | バングラデシュの税務

バングラデシュでは現金(Petty Cash)処理できる限度額が定められています。売上の受取については
別段定められていませんが、ある一定額を超えて現金を受け取る場合は、支払い者(取引相手)が限度額を超えているということを意味するので、現金での支払い限度額は知っておく必要があります。
(※限度額というのは、損金算入できないということですので、取引自体は可能です。)
・給与支払: 15,000BDT以上の場合は、小切手もしくは口座送金
・一般経費: 50,000BDT以上の支払いは、小切手もしくは口座送金(政府への申請料等を除く)

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ラマダン期間中の営業時間について

2017年07月05日 | バングラデシュの投資環境・経済

バングラデシュでは他のイスラム教の国と同様にラマダン(断食)が存在します。このラマダンが、ビジネスに及ぼす影響は甚大で、ラマダンに合わせ、政府機関は営業時間が変わります。また、多くの民間企業もこれに合わせ、営業時間を変えます。

2017年、バングラデシュ政府機関は、ラマダン期間中の営業時間を9時から15時半までとし、祈祷休憩を13時15分から15分間と定めました。

 

日系企業の対応は、営業開始、終了時間を早める、もしくは30分~1時間程度をラマダン期間中の営業時間を短くするといった対応が見られます。(営業終了時間後17時頃より、祈祷の時間が設定されているため、殆どの企業は終了時間を早める時間を前提に、営業時間を設定しています。)

 

バングラデシュでは、少なからず現地の文化に対応させた経営が求められます。

 

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バングラデシュにおける海外からの貸付金(ローン)の取り扱いについて

2017年06月28日 | バングラデシュの投資環境・経済

バングラデシュにおいては、短期ローン(返済期間が1年未満)は自由に海外からでも受け取ることができ、また事前許可も必要ないため、返済も比較的自由に行うことができます。

ただし、海外からの長期ローン(返済期間が1年を超える貸付金)に対しては、中央銀行及び投資庁もしくは輸出加工区庁より事前承認を得る必要があります。その際にはローン契約書の提出等のステップを踏む必要があります。

 

バングラデシュは海外から国内への送金に対しては容易に入金することができますが、バングラデシュから海外への送金に対しては厳しい規制があります。長期ローン返済に関しても、事前承認を得ていなかった場合、現状、ローンの返済が難しい、もしくは承認に長い期間を要します。

その結果、貸し手側(多くの場合親会社)が債権放棄するケースや、DES(Debt Equity Swap)するケースがみられています。

 

円滑なビジネスを行うためにも、ローンを受ける際は、返済期間を明確にし、当該省庁より事前に承認を受けることをお勧めいたします。

 

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営業許可証(Trade License)更新について

2017年06月21日 | バングラデシュの投資環境・経済

営業許可証は、バングラデシュでビジネスを行う上で必須のライセンスとなります。こちらに関しては、毎年更新が必要となり、この更新がなければ、各種ライセンスの申請、更新ができません。

こちらは、各自治体に設けられているCity Corporationに対して行うことになります。

 

最近、この営業許可証の更新について、昨年度分の税務申告を行っていなければ、営業許可の更新もできないよう、内部で決定されたようです。通達等も出されておらず、以前まではそこまで求められておりませんでしたが、現在は税務申告後に発行される、Income Tax Certificate(納税証明書)を提示することが、営業許可の更新の条件ともなっています。

 

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バングラデシュにおける海外からのローンの受け入れ

2017年06月14日 | バングラデシュの投資環境・経済

バングラデシュにおいて、海外からのローン(貸付金)の受け入れについては、中央銀行ガイドライン上、また投資庁の規定上可能となっています。ただし、その取扱いについては未だ不透明な部分が多く存在します。

 

実務上、バングラデシュにおいては、海外からのローン及び運転資金等を受け入れる際は、比較的スムーズに受け入れることができます。ただし、それを返済する際にトラブルに巻き込まれるケースがよくあります。

バングラデシュでは長期ローン(1年を超えるローン)の場合、投資庁もしくは輸出加工区庁より別途許可が必要になります。その際にはローン契約書を提出し、返済計画を明示する必要があります(利息についてもLIBOR+4%という具体的な規則もあります)。

 

しかし、海外送金の受け入れの容易さから、受け入れ当時これらのステップを踏んでおらず、国外へ返済できない、もしくは長期に渡り返済に関する許認可を得なくてはならない状態に陥るケースが見られます。

 

Debt Equity Swap(債務と資本の交換)や債務免除で対応する動きも見られますが、増資手続き等の手続きにも時間を要します。あらかじめ、ローンを受け入れる際の適切なステップについて調べておく必要があります。

 

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海外送金のバングラデシュ口座への振替

2017年06月07日 | バングラデシュの会計

バングラデシュへ投資資金や、支店・駐在員事務所の運転資金として送金することがあるもしれません。そして、その場合には「C-Form」という申告書を提出し、バングラデシュ口座へ振替を行います。

その後、四半期報告及びFDIレポートを銀行に提出する際には、外貨からバングラデシュタカへの換金を行った時の換算レートが記載されている「Encashment Certificate」の提出が求められます。

 

この「Encashment Certificate」には、上述の通り、換算レートが記載してありますが、外貨に換算レートをかけても実際は合致しません。これは、換算され、振り込まれた金額は、銀行手数料が差し引かれているからです。

 

財務諸表の作成、また監査を行う際は、外貨及び換算レートも記載される場合が多いため、日ごろからこの銀行手数料について認識し、会計処理することをお勧めいたします。

 

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VAT(付加価値税)に関する今後の動き

2017年05月31日 | バングラデシュの投資環境・経済

バングラデシュにおいても付加価値税(日本でいう消費税)が存在します。英語表記ではValue Added Tax(VAT)となり、あらゆるシーンで見ることができます。

このVATの税率ですが、バングラデシュではサービス・モノによって変動し、一定ではありません。また、サービスによっては、VDS(VAT at Source)という、VATに係る源泉税も存在します。この複雑さから、中小・零細企業を中心に、適切に税金を納付できていないケースが目立っています。

 

バングラデシュ政府は数年前から、この複雑さを排除し、適切に税収を確保できるよう議論してきましたが、革新的な政策については先延ばしにされているのが現状です。

 

最近でも、2017年7月からの新年度(2018年度)に向け、このVATを15%にするという話題が上がっています。南・東南アジアの発展途上国におけるVATの一般的な税率は12%ですが、これと比べるとこの15%という税率は高いことがわかります。バングラデシュ政府は15%に統一後、段階的に税率を下げていくことも検討しているそうです。

 

上記決定は議会からの承認が得られなければ実施することはできませんが、納税者番号(E-TIN)の整備を始め、税収アップに躍起になっているバングラデシュ政府・税務署の動きに、今後も注目していく必要があります。

 

 

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銀行口座の種類について

2017年05月24日 | バングラデシュの投資環境・経済

バングラデシュでビジネスを行うにあたり銀行口座の開設をしなくなりませんが、バングラデシュでは一般的に法人口座として以下の銀行口座開設が認められています。この中には条件付きで認められているものもあります。

 

① Current Account:当座預金口座

② Short Notice Deposit Account:短期通知預金口座

③ Fixed Deposit Account:定期預金口座

④ Saving Account:普通預金口座

⑤ Foreign Currency Account:外貨預金口座

 

 

①については一般的な当座預金となります。通常の営業活動において利用されます。②については約1週間の事前通知(金額に応じて事前通知の日数が異なる)で、引き出しが可能となります。一日単位の金利もつきますが、会社の信用に応じて、各銀行において開設の可否が判断されます。

③については、②より金利は高いですが、申請時に期間を指定する必要があります。④は一般的に法人向けではありませんが、権限者1名を指定することで開設可能になる場合もあります。⑤に関しても、①と同様の開設ステップをふむことで、開設が可能です。

 

各種銀行では、同じ名義で同じ口座を開設することはできません。利用目的ごとに口座をわける場合には、同じ銀行で異なる種類の口座(例:Current AccountとShort Notice Deposit Account)を開設するか、別銀行で銀行口座開設する必要があります。

 

 

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