マタギ親爺の晴釣雨呑

定年退職したタヌキ親爺が晴れたら魚釣りや狩猟などして雨が降ると呑んでいる日々の出来事

洪水の画面を見て

2019-10-17 05:41:30 | 日記


台風19号の爪痕がひどくて、死者も80人も出ているし、水に浸かった家もテレビで毎日映し出しているが見るに堪えない。

水に浸かった家具は使い物にならないし、特に畳が水に浸かると畳が膨張してしまって取ることが出来ないのと重くて運べない。

昔、床上浸水した産婦人科病院に手伝いに行ったことがあるが、畳の重さに苦労をしたことをこの水害を見て思い出した。

家具や家の中にある物は全部使い物にならないので捨てるのだが、鞄があったので中身を確かめると全部が現金の束であった。

院長に言うと預かっておいてくれ、と言う。 どうも外に出せない金らしいが金額が大きすぎて無くなったらと思うと嫌だった。

今、考えると何束か抜いても分からなかったのではと思うし、分かっても誰にも言えない金だから怒れなかったのではと思う。

私も暮らしていた借家が昭和51年の時の豪雨で堤防決壊に見舞われたのだ。 畳をテーブルの上に載せたとき避難勧告が出た。

息子が一歳になったばかりなので近くの学校の体育館に船で避難をした。 避難所の雰囲気はまったく現在も何も変わっていない。

息子は広いところに来たので、嬉しかったのかそこで初めてヨチヨチ歩く事が出来た。それを見て喜んでいる所をテレビに撮られた。

そのテレビが放映されて、それを見ていた従兄弟がそんなところにいるな。俺の家にこいとの連絡があって避難所を変えた。

水が引くと床上浸水であったが、畳は無事であったので会社から消毒剤を取ってきて床下に撒いて乾かして畳を曳いたら元通りになった。

近くでは新築の家が何件も二階まで水が来た地区もあり大変だったが、今はその時浸いた水の水位が道路脇に看板としてある。

水害については経験としてあるので、大変だろうなぁと今は見ているだけしか出来ない。