tan君の後期高齢四方八方帖

先輩諸兄が歩んだのと同じ小径を踏みしめながら、その都度感じたことを綴ります。

「 老人日記 か ら (45) 」

2016-11-22 08:40:31 | Weblog
コメントの流れを元に戻して、【胆のう】は胆汁を貯蔵・濃縮する所ですが、tan君の場合はその胆のう内の胆石が胆管を詰まらせた結果、胆汁の排泄を障害して【胆のう炎】になったのではないかと、勝手に推測しています。

なお、幼い頃から【耳学問】で「胆のう炎になったら七転八倒する程の痛さだ。」とか患者さんが「早く手術をしてくれ。」と言うことを聞かされていたので「手術をすることになったら…。」と暗い気持ちで受診していたら、そのtan君の気持ちをお察しになられたのか、「かなり重い胆のう炎でも、最近は入院して点滴で直せるのですよ。」と懇切丁寧にお話になられました。診察室のソフトな雰囲気につられて「先生、定期的に御診察をしていただけませんか。」と申し上げると、「では、【血液検査】をして、また、来週診ましょうか。」ということで、初診でしたが正午には全ての医療行為が終了し、5日分の処方箋をいただきました。

そして、再診の日、tan君の症状をお聞きになり、「【血液検査】の結果は異状が認められないので、今日で今回の件については終わりということにしましょう。」と、申されました。そこで、内心、よい先生との関係が出来たことにたいへん満足しながら、病院を後にしました。

「 老人日記 か ら (44) 」

2016-11-08 08:40:17 | Weblog
くしくも、本日はtan君の88歳の誕生日、つまり「米寿」を迎えることとなりました。そこで、コメントの流れが途切れることとなり、心苦しいのですが「近況報告」を挿入しますことを御容赦下さい。

実は、母親の33回忌が来年3月なので、常々、子供の務めとして、どんなことがあっても「米寿」までは生き続けなければならないものと念じておりました。ですから、もう後、数ヶ月生き長らえたら目的が達せられるわけですが、今年「脳梗塞」を患ってからは、どうも体調が優れず、ふと、ずっと目標にしていた「米寿」に届いたのだから少し早いのですが、もう「両親の33回忌」の法要を営んでもよいだろうという、客観的には、ちょっぴり弱気な心境が頭をもたげ、とうとう「お寺さん」にお願いして実行に移すこととしました。なるべく早くと考えましたが、今月はもう満杯で、厳寒の12月に営むこととなりました。

今まで、家内や子供たちに支えられながら、それに、医学の強力な支援を賜ったお蔭で本日を迎えることが出来ましたが、今までtan君が積み重ねて来た日々を振り返り見ながら、人生の先輩達も各々の小路をtan君同様に「喜怒哀楽」を味わいながら歩んで行かれたのだなということに思いを致す日となりました。