tan君の後期高齢四方八方帖

先輩諸兄が歩んだのと同じ小径を踏みしめながら、その都度感じたことを綴ります。

「 老人日記 か ら (11) 」

2015-08-25 09:15:46 | Weblog


前回のコメントの続きを準備していましたが、敢えて、最近最も衝撃を受けたことを挿入させていただきます。

「お盆」に御先祖様をお迎えしておられる御家庭では、期間中に「お寺」から僧侶のお方がお経を上げに来られるしきたりのところが殆どだと思いますが、我が家でも毎年8月13日にお越しくださいます。年中行事の1つであり、今までにもう20回以上もお越しくださっているかと思います。心の準備を整えてお待ちしていましたら、今年、初めて「折りたたみ椅子」を御携行になっておられました。

「実は、膝を痛めて【正座】が出来ないので、勝手ですが腰掛けさせていただきます。」とおっしゃられるではありませんか。tan君と比べて、はるかにお若いのにと思うと、「人間の弱さ」と表現したらいいのかと思われるような不思議な感覚に襲われました。

「 老人日記 か ら (10) 」

2015-08-11 08:32:36 | Weblog


【かかりつけ医】を替えるという行動は、かなりの心理的なエネルギーを必要とします。例えば、心を許すようになった仲間同士なら「A先生は人気がいいとか、B先生はどうだ。」といったようなことはいろいろと話題になりましょうが、転居したばかりのtan君にとってそのような情報を入手することは、到底、期待出来るものではありませんでした。

そこで、【ここの医院に替わろうかなと思った病院の看板にある「診療科名」を何回も何回も反芻して、「循環器科」がいちばん最初に記述されている】ことを手掛かりにして、「えい、や!」と表すのが当時の心境に最も近い感じだったと今でも思います。