
ホテイランに会いに行ってきました。
苔むした深い森の奥にひっそりと咲くその姿を想像するでけで、胸がトキメキます。
2006年と2008年は八ヶ岳の南沢で、昨年2010年は南アルプスで会うことができました。
この美しい野生の蘭に魅了され虜になってしまった方々は、この季節になるとホテイランのことが
気になって仕方がないのではないでしょうか?
私もそのひとりです。
もしかしたら、あの場所にも咲くのではないかしらと…心当たりを訪れてみましたが、妖精たちはそう簡単には姿を見せてはくれません。
何度も裏切られながらも、当たりをつけた場所の踏み跡をたどっていくと、そこに可愛い妖精が一人…
さらに進むともう二人…
この日、発見できたのは5輪ほど…それぞれがポツリポツリと少しずつ離れて咲いていました。
《ホテイラン》
ホテイランが咲く森には、ミヤマスミレ、タチツボスミレ、コミヤマカタバミなどの植物が
薄暗い森に彩りを添えていました。
《ミヤマスミレ》
《コミヤマカタバミ》
《ツバメオモト》
《コキンバイ》
《クリンソウ》
《ルイヨウボタン》
《エゾノコリンゴ》
《クサボケ》
《エゾムラサキ》
エゾムラサキとワスレナグサは良く似ていますが、決定的な違いは萼にあるようです。
エゾムラサキの萼には鉤型の毛が立っていて、切れ込みも深いようですが、 ワスレナグサの萼には伏毛があるのみとか…残念ながらそのような細かい違いを確認していませんが、道路沿いや庭先などにも同じような花が咲き乱れていたので、この花は園芸種のワスレナグサかもしれません。
《ウスギオウレン》
遅れに遅れている南沢のホテイランもこれから見頃を迎えることでしょう!
ツクモグサも咲き始める頃、そろそろ八ヶ岳の稜線歩きが恋しい季節でもあります。
ホテイラン、いつ見ても不思議な顔立ちですよね…
自然って本当にすごいなぁとしみじみ思ってしまいます。
イチヨウランもそうですが、カラフルでまさに森の妖精ですね。
私も一度八ヶ岳で見てから、この時期になるとホテイランが
気になる一人です。といっても、限られた週末にいくつも
見られる
わけでもありませんので…
今週末は、奥秩父に縦走トレーニングも兼ねてクモイコザクラを
見に行ってきました。天気も良く、あまり人も多くなかったので、
じっくり観察できました。近くにウスバスミレがあったのですが、
綺麗に咲いていたのはありませんでした…
クモイコザクラですかぁ~~~
奥秩父ではありませんが、私もクモイさんに会いたいと考えていたところです。
今年5月に某所で会っていますが、花数が少なかったので、今度は別の山に登ってみるつもりです。
最近は、平日登山が可能になり人出で避けて出かけられるようになりました。
でも、留守番の老犬のことが心配であまりのんびりできません。
色々、会いたいお花が多すぎて困っています^^;
ウスバスミレにも出会ったのですね!
実は、この日はホテイランの前にウスバスミレも探しに行ったのですよ~
でも、標高2000mを越えた辺りではショウジョウバカマぐらいしか有りませんでした。