ヤマトマダラバッタは海岸の砂地に限って見られ、昼間は活発に飛び回っています。流木の上にいるのを見たことは有りますが、海浜植物の葉上にいるところを見たことは有りません。白っぽい地色で、暗褐色の点々模様があり、このことから砂地では保護色となり、飛んでくれないことには見つけることは難しい。追いかけても植物の葉陰に隠れるようなことはしません。よく発音するようですが、鳴き声を聞いたことはまだありません。
7月末に写真右の幼虫を見つけました。
ヤマトマダラバッタは、生態があまりわかっておらず、卵の形態、産卵場所、幼虫の状態、他種との生息との競合、天敵など全く不明で、絶滅が心配されているのに生態がわからないと保護対策の立てようがありません。
左の写真は羽化に失敗した雌の個体です。
このあたりの砂浜には広い範囲で生息しているのを確認していますので、今後できるだけ生態の調査観察をしていきたいと思います。
2004.9.23 三重県河芸町の砂浜海岸にて
7月末に写真右の幼虫を見つけました。
ヤマトマダラバッタは、生態があまりわかっておらず、卵の形態、産卵場所、幼虫の状態、他種との生息との競合、天敵など全く不明で、絶滅が心配されているのに生態がわからないと保護対策の立てようがありません。
左の写真は羽化に失敗した雌の個体です。
このあたりの砂浜には広い範囲で生息しているのを確認していますので、今後できるだけ生態の調査観察をしていきたいと思います。
2004.9.23 三重県河芸町の砂浜海岸にて
、幼虫も発音するのでしょうか。
砂浜に座って聴いてみたいです。
鳴き声は今後の観察課題です。
詳しい生態が判ってないのは確かに心配を増幅させますね。
私は実はバッタの生態に持ったのは最近ではなく、10数年前にさかのぼります。
現在セグロイナゴの飼育をしています。この種も絶滅が危惧されてる種類の1つです。
何とか4年、累代飼育しております。コバネイナゴなどに比べると増え方は悪いですが、毎年孵化してきてくれています。
この種類も1ペア持ち帰り、飼育して卵を産ませてみようと思います。
手探り状態ですが、ネックはやはり産卵だと思うので何種類か砂と土の配合を変えてみて、チャレンジしていきたいと思います。
長々とすみませんでした。では。
オヒシバやアシボソといった内陸の草も問題なく食し、今のところ他の内陸性のバッタと同じ管理で問題無さそうです。
産卵管もハネナガイナゴやナキイナゴと言った特殊な産卵習性があるバッタのような、返しや鈎のない産卵管ではなく、
普通の硬めの土に卵を産むものと変わらないように見えます。
足先の爪や吸着器官が退化傾向を示すところはマダラバッタと言うよりはカワラバッタに類似してます。
水分不足による突然死防止のため夕方以降霧吹きで水をさっと与えてやると口を付けて水を飲むのも他のバッタと一緒です。
又こうした河川敷、海岸性のバッタではしばしばスカベンジャー属性というか死体喰いというかそう言った側面を見せる物もいるそうです。
私自身そう言ったバッタの性質は、クルマバッタモドキで確認しています。
このヤマトマダラバッタもそう言う習性を持ってるかも知れません。
ではでは。
マダラバッタやクルマバッタモドキとは棲み分けているので、食性も異なるのではと考えていました。
産卵場所も異なるので、産卵管がマダラバッタよりも脆弱ではないのかと考えていました。
ヤマトマダラバッタが死体喰いをしている様子、見てみたいなあ。
産卵用の床材を蹴散らしてます(笑
流石に本物の死体を与えるのはちょっと・・・なのでドッグフードを与えて様子を見てみようと思います。
で、先ほど申し上げた産卵管の比較をして物を揚げておきます。
産卵の様子など、また教えてください。