たなか耳鼻科・眼科クリニック TOPIX のページです

たなかクリニックの最新情報が満載です
「耳鼻咽喉科」や「眼 科」のページもご覧下さい。

★開院16周年記念日★

2018年04月16日 | インポート
本日は、たなかクリニックの
開院16周年記念日です





本日の朝礼で、勤続15年の吉海さん勤続10年の永田さんの表彰式が行われました


吉海さん









永田さん













これからも職員一同、皆様のお役に立てるように精進して参りますので、よろしくお願いいたします




瀬高




勉強会

2018年04月11日 | インポート
本日、勉強会がありました






まず、スタッフの小山さん德永さんより、『眼科の検査とその検査でわかる関連疾患』について発表がありました






眼圧検査

眼圧検査は、眼の中を満たしている液体(房水)によって保たれている眼球内圧(眼圧)を測定する検査です。眼圧は、健康な目でほぼ一定ですが、房水の生産量と流出量のバランスが崩れると変動します。
緑内障を調べる際には、必ず行われる重要な検査です。

眼圧検査の目的

眼圧の高さで、高眼圧症(視神経や視野には障害はないが、眼圧が慢性的に高い)や、緑内障(視野に欠損がみられる)、網膜剥離、虹彩毛様体炎などの眼の病気にかかっているかどうかを調べます。



視力・屈折検査

ものが見えにくい、二重に見えるなどの症状がある時に、最初に行われる基本的な検査です。

基準値

裸眼視力が1.0〜1.2あれば良好です。
※運転免許を取得するには、両眼で矯正視力(眼鏡やコンタクトレンズを着用)0.7以上必要です。(原付免許は両眼で0.5以上、大型免許は両眼で0.8以上)

異常があったら?

適切な矯正をしても視力が0.7未満の場合は、屈折異常の目に病気が疑われるので、精密検査を受け原因を確かめます。
屈折異常の場合は、0.7以上の視力が出るように眼鏡やコンタクトレンズを使用することになります。


眼底検査

瞳孔の奥にある眼底の血管、網膜、視神経を調べる検査です。
網膜剥離や眼底出血、緑内障などの目の病気を調べる時に行います。

眼底検査で何が分かるのか?

眼底の血管は人間の体の中で唯一、直接血管を観察できる部位のため網膜の病気だけでなく、動脈硬化の進み具合も分かります。眼底には脳へと繋がる視神経の出入口があるので、脳内の血管の状態を推測することで、脳の病気や診断にも役立ちます。そのため、脳ドックで眼底検査を実施することがあります。






次に院長より、『顔面神経麻痺』について講義がありました


麻痺の原因

①中枢性マヒ(脳腫瘍や脳血管障害など)
②末梢マヒ
1 原因がはっきりしない突発性の麻痺(ベル麻痺)ベル麻痺の60%が単純ヘルペス、20%が帯状疱疹ウイルスによるものといわれています。
2 外傷や中耳炎、腫瘍による麻痺。
3 帯状疱疹ウイルスによる麻痺(ハント症候群)耳に痛いぶつぶつができ、めまいや聞こえも悪くなります。


検査

涙液量の検査(シルマーテスト)や、味覚の検査、顔の動きの検査、ウイルス検査(帯状疱疹やヘルペスを調べる)などを行います。また、必要に応じて眼球の角膜、聴力、めまいなどの検査も行います。


治療

まずは通院で治療を行い、通常は1ヶ月程度で治癒します。重症の場合は入院や手術が必要となります!


薬物治療

ステロイド・抗ヘルペス薬・利尿剤が中心になります


リハビリ治療

発症から2週間まで⇨基本顔安静、鏡を常に見て麻痺の現状把握

2週目以降⇨顔の左右のバランスを意識した動かし方を練習する(特に口元が重要)、マッサージをする(麻痺していない健側も)




瀬高