むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『民俗学入門』菊地 暁(岩波新書)

2023年07月31日 | 読書
民俗学では、柳田国男や、南方熊楠、宮本 常一などが有名なところですが、それらを総括しながら、民俗学の勉強の仕方を解説しています。
まずは、各カテゴリーの見方を解説し、アンケート結果を公表、おすすめ書籍の紹介という順でかかれていました。
こうしてみると、民俗学とは、自ら歩いて事例を集める学問なのだなと思いました。しかし、その事例は数値化するのが容易ではなく、そこは人の感性にゆだねられる学問らしからぬところもあります。
記述されたものは、ある程度地位のある特別な人が記したものであるため、特殊な出来事の記録でしかないと言います。例えば、地主が記した記録は、飢饉で年貢が収められなかったとか、一揆が起こってたいへんだったとか、いつもと違うことが書かれます。であるから、飢饉に困窮し、一揆に荒れ狂う農民像が出来上がってしまうのです。
しかし、普段の農村の暮らしは、そうではありませんでした。何十年に一度の飢饉や一揆が農民の姿ではないのです。
いつもどのような暮らしをしていたのか、それが民俗学の研究対象となるのです。

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コマツナギ

2023年07月29日 | 小さな自然
「こ・まつなぎ」「こまつ・なぎ」でもなく「こま・つなぎ」だそうです。
わたしは、ずっと、「こ・まつなぎ」か「こまつ・なぎ」だと思ってました。
漢字で書くと「駒繋ぎ」……なるほど。

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『透明人間』H・G・ウェルズ(グーテンベルク21)

2023年07月28日 | 読書
SFの古典。
子供の頃、誰もが想像したであろう透明人間になったら何をする? と。
しかし、透明人間であろうとも、透明でいることはたいへんなことなのだ。
まずは、服を着ていると意味がないのです。
裸で出歩くので、寒くなるとくしゃみをしてしまうのです。
ガラスの破片を踏んだら血の足跡が残ってしまうし、物を食べれば消化するまで内容物が宙に浮いて見えてしまいます。
人前に出たり買い物をするときは、全身包帯を巻いて色眼鏡をかけないと正体がばれてしまいます。
誰にも見られないというのは、孤独でもあります。
相棒を見つけようにも、彼の苦悩を理解できないのだから、うまくいくはずは無いのです。
透明人間でいることによって、だんだん精神が病んでいく様子が一番不気味でした。

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ハッピーバースディ

2023年07月27日 | 日々の生活
今日は、わたしが誕生日を把握している数少ない知人(10数人)の中で、3人が7月27日生まれだったのだ。
なんと、呪われた……じゃなかった、おめでたい日だ!

生誕おめでとうございます!

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スミナガシ

2023年07月26日 | 小さな自然
渋い色合いの森林蝶の一種。
名前も渋く「墨流」
好きな蝶ですが、なかなか出会うことができません。
伝統的工芸品の趣があります。

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『続 氷点(上)(下)』三浦綾子(角川文庫)

2023年07月25日 | 読書
三浦綾子の傑作『氷点』のその後を描く続編となります。
『氷点』では、冒頭の幼女殺人事件から、青函連絡船の遭難事故、陽子の自殺未遂まで大きな事件が続きましたが、続編では、そこまで大きな事件はおきません。
淡々としている分、テーマがしっかりしていて、読みごたえがありました。
そのテーマとは、人の罪を許すことです。
人間は原罪を背負っており、そのまま人を非難してしまう。しかし、大切なことは、人の罪を許すことなのです。
しかし、本当に許すことは、並大抵のことではありません。
また、愛とは、感情ではなく意志であるという言葉もしみました。
自分が無償の愛を与えようとする意志があることが大切であり、それもまた、難しいことなのです。
正しく生きることは、それ自体を正しいと思った瞬間、他は間違っていることになり、それもまた、傲慢なのです。

では、どうやって生きていくのか?
正解などありません。
ほんとうに正しいことなど無いのですから。宗教を信じている人は、神こそ真理なのでしょうが、それなしでは、むずかしいのでしょう。

まあ、わたしは正しくなくても良いので、それなりに生きていければ良いと思っています。

尊い小説でした。

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背中がかゆい?

2023年07月24日 | 小さな自然
黒いコガネムシだから、クロコガネだと思います。(安直)
かゆくても、硬い羽が邪魔をして背中をかくことができないのでは? といらぬ心配をしてしまいます。

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コモンカードが暴騰

2023年07月23日 | 投資・節約
山に行こうと思ったら、早朝から熱中症警戒アラートが発令されていて、体調も万全ではないので、家でメルカリを覗きながら読書をすることにしました。
退職後のお小遣い稼ぎにメルカリの練習をはじめているのですが、たまにおもしろい商品を発見します。
コモンカードが暴騰していたのです。
わたしが扱っているカードは、大きく分けると、レア・アンコモン・コモンに分かれており、1パック15枚中、レア1枚・アンコモン3枚・コモン11枚で売られていました。
カードの種類数はだいたい同じなので、レア1枚につき11枚のコモンカードを引いてしまうことになります。
当然、コモンカードは紙くず以下の値打ちになり、レアカードが高価になるのが普通です。
しかし、レア以上のコモンカードが存在していました。
それが、これ!
かなり古いカードで、当時は全然話題に昇らなかったカードでした。
みんな、「コモンはいらん」と言って捨ててしまっていたのかな?
そのあとで、誰かが使って大会で良い成績を残したのでしょう。
ためしに4枚6200円で出してみたら、速効で売れてしまいました。
よく見るとマナ拘束型のアーティファクトと組み合わせるとかなり強そうなカードです。
いらないカード箱から、あさって取り出して、全部売り切りたいです。
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『今夜世界が終わったとしても、ここにはお知らせが来そうにない。』石澤 義裕 ( WAVE出版)

2023年07月22日 | 読書
放浪の民ってほんとうにいるようです。
この著者は、軽自動車で車中泊をしながら、夫婦で世界中を旅しているのです。
目的は、定住するための楽園を探すことなのです。
すでに、南米・北米大陸は回っているようなので、この本では、ユーラシア大陸~アフリカ大陸の話になります。2005年より旅を始め、現在も放浪中のようです。
本の内容は、その道中で出会ったとんでもない人や、場所、出来事などで、普通の海外旅行では体験できない生々しい海外事情が語られます。
定住派・安定志向の僕としては、こんな生活を1週間も続けられないなと思いました。
巻末には、楽園候補10国が語られています。
楽園を探す旅と銘打ちながら、常夏の島は無視されていました。もっぱら、大陸思考です。この著者なら納得です。

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メルカリで売上20,000円超えました。

2023年07月21日 | 投資・節約
メルカリを始めて、まだ1ヶ月経っていませんが、売上高が20,000円を超えました。1枚10,000円以上のカードが大きく貢献しているだけなのですけど。
1万円以上で売れたカードは↓です。
驚いたのは、メルカリには海外の人の注文を受けるシステムがあって、そこからの注文がきました。
もっているカードを全部(30枚くらい)をまとめて出品したのですが、それを気に入ってくれたらしいです。

おそらく海外でも人気があるアニメなのでしょう。
日本のアニメおそるべし。
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