むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

安心安全ってあるのか?

2021年08月31日 | ニュース・記事
安心安全なオリンピックが終わって、けっこう心配だった人も多いのではないでしょうか?
「安心安全」とは、最近、よく聞く言葉です。
しかし、「安心安全」と言っている人を見ると、なんとなく胡散臭く感じてしまいます。
深く考えずに、意味もわからず唱えているような気がするのです。

そもそも、安心してしまっては安全は担保されないのではないでしょうか。
心配があるからこそ、安全が守られているような気がします。
完全に安全だと思って、安心してしまうと、人間ですから見落としもあるでしょうし、時が経てば状況の変化もあるでしょう。
それで、安全だと思っていたものが危険になる可能性もあるわけです。
その可能性を心配して、手を打っていかないと安全は担保できません。

安心とは何か考えてみると、現在から過去へ向かっての感情だと思います。過去のことは変えられませんから、正確に把握できていれば安心です。しかし、未来のことはわかりません。未来を楽観視して安心してしまうと危険です。
つまり、安全ではありません。

従って、安心と安全は両立しないのです。
「安心安全」なんてものは無く、「とりあえず安全だと思います」程度なのでしょうね。
それよりも、「こういう懸念材料もありますが、こう対処すれば被害を最小限に食い止められますので、安心してご利用ください」と言われるくらいの方が安心できます。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『天の夜曲』宮本輝(新潮文庫)

2021年08月30日 | 読書
流転の海 第四部です。
あとがきに、第五部で終わるつもりで書き始めたが、六部になりそうだと書かれてあります。(実際は第九部で完結)
作者は、主人公のモデルは実父だとしていましたが、第四部では別の人物になっていたようです。
35歳で書き始めた作者は、第四部では55歳となり、主人公の年齢に近くなってきています。
はじめは、子供から見た父親のヒーロー像を書くつもりが、それから離れてちがったヒーロー像になっていく感じがします。
第四部になって、主人公のヒーロー的な魅力が大きくなったと感じました。
このシリーズの魅力は、還暦間近の糖尿病を患ったヒーローと、その妻で更年期障害に悩むヒロイン、その子供のマスコットキャラ(当初は作者自身がモデル)の一風変わったヒーロー伝だということじゃないかなぁ。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

斉藤清美術館~異形のイメージ~

2021年08月29日 | 旅行/ドライブ
企画展示が変わるごとに訪れることにしている斉藤清美術館へ行ってきました。
コロナ対策で、空いている9時の開館直後に入りトンボ帰りしました。
モダンですっきりした作風で知られる斉藤清ですが、怖い、怪しい、不気味な作品も存在します。
そんな妖しげな作品を集めた企画展でした。
極限まで単純化された版画の世界に、どういうものに不安や恐怖を感じるかがよく解りました。
光が当たっている部分と当たっていない部分があることや、異物からの視線を感じさせたり、人の形が浮き上がって見えたり、と興味深く鑑賞できました。
中には、検索してはいけない言葉で出てくるレベルの作品もあり、見応えがありました。
トンボ帰りと書きましたが、阿賀の里によって昼食をいただきました。
阿賀米セット480円。
大型の鮭とたらこのおにぎり2個で食べ応えがありました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アマドコロの実

2021年08月28日 | 小さな自然
春に咲いていたアマドコロの実がなっていました。
春の様子はこちら。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒサマツムシヒキ

2021年08月27日 | 小さな自然
ムシヒキアブの仲間なので、すっきりしたスタイルです。
これはオス。
メスは、お尻がとがっているそうです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『故郷/阿Q正伝』魯迅(光文社古典新訳文庫)

2021年08月27日 | 読書
魯迅の代表作「故郷」「阿Q正伝」「狂人日記」が収められていてお買い得。
パールバックの『大地』を読んでいたので、歴史的背景はよくわかっていたため理解するのはたやすかった。中国が欧米・日本に侵食されていき、革命の息吹が芽生えてくるころの混沌とした社会情勢である。
魯迅は日本に留学したこともあり、芥川龍之介の影響を受けているらしい。また、解説によると村上春樹はかなり魯迅から影響を受けていると言うことだ。
確かに村上春樹の『中国行きのスロウ・ボート』など、そんな雰囲気があったような気がする(30年以上前に読んだのでよく覚えていない)。
混乱していた時代の中国で貴重な活動をしていた魯迅の文学的な足跡をたどることができる本だと思った。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なが~いタカサゴユリ

2021年08月25日 | 小さな自然
背が高いタカサゴユリを発見しました。
2メートルくらいあるかしら?

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キツネノカミソリの花束

2021年08月24日 | 小さな自然
7本の茎がまとまって生えていました。
1本の茎に1~輪つくらいの花がつきます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『島抜け』吉村昭(新潮文庫)

2021年08月23日 | 読書
中編小説「島抜け」
講釈が幕府の逆鱗のふれ、種子島へ島流しになった講釈師の話。
講釈師という職業(大衆に本を読んで聞かせる仕事)も面白い。
ひょんなことから、島から脱走した男たちは漂流し、ついた先は中国だったと言う奇想天外な実話から小説にしています。
その後、日本へ帰り潜伏しながら生活していくのですが……

短編小説「欠けた椀」
飢饉にあった夫婦が、海を目指し旅をする飢饉小説。
吉村昭の飢饉ネタは胸にしみるのは、戦中戦後の食糧難を経験している作者だからでしょう。
この短編も光っています。

短編小説「梅の刺青」
日本の医学解剖の夜明けを書いています。梅毒患者の収容施設から、解剖体を手に入れる下りなど、あまりにも凄まじい現実です。
事実は、小説より奇なり。

の3本です。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山梨県都留市よりふるさと納税返礼品

2021年08月22日 | 投資・節約
富士湧水ポーク切り落とし500g×6、挽肉500g×2が届きました。
早速、切り落としを野菜と炒めて食べましたが、大ボリュームで美味しくいただけました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする