デボーションノート
聖書日課に従って、日々聖書を読んで思わされたことを書き留めています。




マタイ27:11 さて、イエスは総督の前に立たれた。総督がイエスに、「お前がユダヤ人の王なのか」と尋問すると、イエスは、「それは、あなたが言っていることです」と言われた。
27:12 祭司長たちや長老たちから訴えられている間、これには何もお答えにならなかった。
27:13 するとピラトは、「あのようにお前に不利な証言をしているのに、聞こえないのか」と言った。
27:14 それでも、どんな訴えにもお答えにならなかったので、総督は非常に不思議に思った。

主イエス様は「お前がユダヤ人の王なのか」というピラトの問いかけには「それは、あなたが言っていることです」と答えているにも関わらず、祭司長や長老たちから訴えられていた不利な証言については、一切、答えようとはなさらなかった。
それは、もちろん、真実には答えるけれども、偽りには答える必要がないということもあったのだろうが、それよりも、ご自分の成すべきことが、全ての民の身代わりとなって死なれることであり、イエス様はそのためにこの世に来られたお方であるということを、はっきりと自覚しておられた故であろう。
だから、ご自分を助けるような弁護らしい言葉は一切述べず、あえて、十字架の死刑になるための道を真っ直ぐに歩まれたということである。
イエス様は、どこまでも真実なお方である。
死を目前にしても、そこから逃れようとはなさらず、真っ直ぐにそこに向かっていたのである。

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