江戸の退屈御家人

世の中のいろいろ面白いことを野次馬根性で・・・・

桜が満開の下、カズオ・イシグロを読む

2018年03月27日 22時32分13秒 | タウンウォッチング
  桜が満開の日曜の写真です。

我が家の前の 靖国通り。   先の方の木々の塊が靖国神社境内の西端になる。





千鳥ヶ淵 です




国会議事堂を望む


英国大使館


半蔵門


国立劇場 ここも桜の名所だ


最高裁判所通り


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 今日、3月28日、朝、歯科の予約があり(この先生は 「菜の花や 女歯科医の 襟ぼくろ」の美人)、その帰り、お他の水の三省堂で、カズオ・イシグロ氏のノーベル文学賞受賞作「日の名残り」を買って、途中で読むため都バスに乗り込みました。読みやすいきれいな文章で、バスを待つ間も、気軽に読める。

御茶ノ水から荒川土手行きバスだったが、途中で、都電荒川線の 「小台」で都電にのって、早稲田へ帰る途中、思いついて、飛鳥山・・ここは江戸時代から桜の名所だ・・で桜見物。ここは渋沢栄一記念館など桜に囲まれている。

 ステーキ定食で腹ごしらえをして、その後歩いて、古河庭園に入り(老人は70円)、ここのベンチで昼寝を挟み2時間半ほどイシグロ、の「日の名残り」を読みました。


 春の穏やかな気候の中、桜も見られる立派な庭園で、優雅に文学を読みました。

奇麗な文章で すーと読めるが、それなりに 中身のある、なるほどノーベル賞だと。
 私も長い間いろいろな本を読んだが、これは昔、清岡卓行氏の文章を読んだ時以来の感動だ。きっと訳者土屋政雄氏も、筆者同様うまいのだろう。

 これぞ、人生の幸せ、春のこの時期に味わったというものだ。


その後、区民バスで巣鴨へ行き、ここで、染井吉野の記念公園を発見。

 いわく、江戸時代、駒込の染井は、巣鴨とともに 花卉・植木の一大産地であった。伊藤伊兵衛の庭で大勢の人が花をめでるを写した浮世絵(1803年・享和3年)のレプリカがあり、江都第一の植木屋なり と書いてある。ちなみに享和3年1803年は、米国軍艦が長崎に来て、通商を要求し、幕府がこれを拒否した年である。まだ国内は太平であった頃か。

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 千代田区では桜まつりとか大げさに言っているが、元をたどれば、染井村の植木職人の開発品種の孫の孫の孫の孫・・かもしれないのだ。

 今日は歯科が目的で、カメラがないので、本家の染井吉野の写真がないのは残念。前日の写真で申し訳ない。 ちなみに


 これは国立劇場から見た、染井吉野でない、「仙台屋」という品種。高知市内の仙台屋の庭に咲いていたのを、高知出身の植物学者 牧野富太郎 博士が移したもので、「オオヤマザクラ」の一種で、染井吉野より、数日遅れて咲くとか。赤みがかって美しい桜だ。


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桜の似合うもの、墓地・病院・お濠 etc

2018年03月23日 17時29分06秒 | Weblog
江戸時代に大いに関心のある 我輩「江戸の退屈御家人」は、江戸の末期の頃の御家人みたいに、定職がないからあちこちに好奇心旺盛で歩き回る、あの野次馬心がよく分かる。

昨日は、江戸の温泉、B級グルメ。

今日は、幕末の英国公使館襲撃事件の 高輪「東禅寺」に行きました。

     ちなみに、ここは 桜田門外の変で大老井伊直弼が惨殺された1年後の文久元年(1861年)5月、やはり水戸の浪人14名が、当時幕府から英国に公使館として提供されていた 東禅寺 を襲撃し公使館員数人を殺傷した事件である。翌年2月には坂下門外の変が起こっている。こういう時代背景の頃。

     その後、同年12月には、品川御殿山に建築中の 英国公使館 を長州藩士が焼き打ち・全焼。ちなみにこの焼き打ちに 桂小五郎 のパシリとして、後の総理大臣 伊藤博文 が参加していたとか。








墓地の静寂に、桜の白さがよく似合う。

 その後、東禅寺 の裏に位置する 高野山東京別院 にお参りしてきました。老人になると、お寺や墓地がなんだか身近に感じられるようになってきましたね。墓地にいると、案外に居心地が悪くないのだ。もう、そんな年になってきたのだ。





 高野山別院の前で都バスに乗って、高輪台に行きました。ここは 北里柴三郎の伝染病研究の本拠地で東大医科学研究所となっている。



     ここの病院は桜が満開。   そしてなぜか 桜は病院とよくなじむね。





 近所の子供やお母さんが花見の宴をたのしんでいた。



     九段下まで帰ってきて、千鳥が淵の 桜が満開であることを、皆様に伝えないわけにいかないと。




 田安門 の桜。前回17日の開花宣言の日は まだ桜が咲いて居なったが、今日はこんな感じだ。

     千鳥が淵 は千代田区の 桜祭りのメーン通りだが、今年は桜が速く、明日24日(土)に桜祭りを早めて開くため、
     作業員が大わらわの作業中。












  紫モクレンも 大きく咲いているよ。


いよいよ さくら満開。 なぜか、日本人がみんな狂う季節だ。


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東京にも温泉がある

2018年03月22日 17時03分53秒 | タウンウォッチング
地下鉄の沿線ガイドに、板橋区の温泉があった。

都営三田線の志村坂上の近くに、前野原温泉「さやの湯」があるというから、退屈御家人は行きましたよ。

志村坂上とは中山道板橋宿から 一理塚 が残っていることで有名だが、行ったことはなかったが、今回初めて行ってみた。





旧中山道、現国道17号線をはさんで 一理塚が整備されている。国道の拡張等時代の変遷の中、現在のような形に整備され保存されているようだ。




この先、歩いて8分ぐらいで、板橋区前野町3丁目に、前野原温泉「さやの湯」という源泉かけ流しの温泉がありました。都内の温泉は多くが泥炭層からくみ上げた土色の泥湯がおおいが、ここは、鶯色の塩化温泉でさらっとしてあった。そもそも温泉の由来が書いてないので由緒が分からないが、前原町にあるから前野原温泉と言っている。多くは不明で、そういう関係からか、半分銭湯的な感じの地元温泉だ。

でもいい湯であったな。露天ぶろや、薬草蒸しもあり、結構いい湯だ。皆様にお勧めできるね。



この後、ここで 「アジのなめろう」とビールを飲んで、筑波から来たという地元野菜を買いました。あと、赤羽に行き、赤羽のB級グルメの飲み屋でうな丼にすっぽんの生き血をたべて、今日の小さな探検を終わりました。

病後の久しぶりの温泉・B級グルメ  幸せでした。
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桜の開花宣言は、まだ?・・・午後には開花宣言した

2018年03月17日 17時48分06秒 | 歳時記
 東京地方の開花宣言は、靖国神社の標準木を気象庁の担当官が現実に来て見て判断宣告する。今日17日土曜午前に担当官が来て双眼鏡などで見ていたが、まだまだと、開花宣言見送り。報道各社のカメラマンも、がっかり。午後にも再度判断に来るというが・・・
 しかし自然は着実に進んでいるよね。




靖国神社で卒業記念写真のお嬢さん方


千鳥ヶ淵では桜がまだ咲いていない。だがインド大使館前に 修善寺寒桜一本がほぼ満開。

 紫モクレンも美しい


染井吉野がまだまだ顔を出さない千鳥ヶ淵だが、




戦没者霊園にも










皇居の裏、代官町の通りには、こぶしの大木が、





武道館では帝京大学の卒業式 田安門はまだ桜の蕾だけ




旧陸軍近衛師団司令部跡を 国立近代美術館の工芸館にしており、ここでは明治期の工芸品を展示していた。


 帝室技芸員・彫金家 鈴木長吉の 「12の鷹」はこれはすごいものだ。万国博覧会に展示のため、国威発揚のため作ったものであろうが、すごい、一度は見る必要があるね。




 板谷波山の作品も素晴らしい。




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 3月17日土曜、桜や花を求めて散策の後、相撲を見て風呂に入っていると、ニュースで東京地方の開花宣言をやっていると。慌てて風呂を飛び出て、TVを見ると、きょう午前の気象庁の担当官のおじさんが、開花宣言をやっていた。午後2時半だとか。オイオイオイ。
 
17日午前10半には、まだ開花宣言をせず。しかるに午後には開花宣言とは?これいかに?

①マスコミ&国民の期待に反しえない、つまり 忖度。普段は1日1回の検査・判断だのに。
②高知とか九州とかに開花宣言に対し、排熱等の温暖地域東京が面子でも桜開花に遅れはない。
③明日は日曜で、良い天気が予想され、多くの人が出かけるから、1日ぐらいフライングでも
 みなさんが喜べばいい。1日たてば、天気が追完してくれる。

 などなど、いろいろ想像してみました。どうだろうか?

 でも、桜の開花宣言はいいね。春が来たヨ。(18日朝7時半)








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啓蟄や 蹄の前に 寝ぼけ顔

2018年03月05日 13時15分18秒 | Weblog
 
 啓蟄や 蹄の前に 寝ぼけ顔  

 3月6日は 24節季の 啓蟄 で、土の中の虫が陽気に誘われて動き出す頃と



体験乗馬をやってみたら、結構面白い。





 

 

 

 





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