土肥大杉とししどの窟 （神奈川県湯河原町） 頼朝が隠れた場所

◎神奈川県◎


治承四年（１１８０年）伊豆・韮山に流罪された源頼朝が平家打倒のために挙兵しますが、前途は多難。挙兵したばかりの頼朝は石橋山（神奈川県小田原市）の戦いで負けてしまいます。
そして、土肥（神奈川県湯河原町）の山中に隠れました。そのとき隠れたのが「土肥大杉」と呼ばれている杉の巨木にできた穴でした。大杉は大正時代に倒れてしまい、現在は石碑が建てられています。





大杉は県道から沢沿いに４００メートル下った所にあります。
その後、頼朝は山中の洞窟に隠れました。この洞窟は「ししどの窟（ししどのいわや）」と呼ばれています。



ししどの窟へは椿台駐車場から徒歩で行けます。



案内に従って進み、トンネルを潜ると灯籠のたくさんある「桜郷史跡」に出ます。山伏の修行場だったそうです。



下へ降る道を進むのですが、杖（木の棒ですが）を忘れずに持っていきましょう！



灯籠が並ぶ薄気味悪い坂道を延々と下っていきます、帰りは杖がないと登りがキツイです。



ししどの窟、ここも薄気味悪いです。
頼朝はここに５日間も隠れていたそうです。九死に一生を得た頼朝は安房（千葉県）に落ち延びて再び平家打倒の軍を起こします。



↓よろしかったら投票をお願いします