はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

知多四国36番偏照寺

2015-10-29 10:00:00 | 寺社遍路
歩行記録                                                              H27-8-19(水)
歩行時間:1時間50分   休憩時間:1時間50分   延時間:3時間40分
出発時刻:10時05分     到着時刻:13時45分
歩  数: 11、909歩(推定距離8.9km)    GPS距離8.5km
行程表
大井バス停 0:10> 上陸大師 0:25> 35番 0:15> 36番 0:10> 師崎港 0:10> 篠島港 0:15> 38番 0:05> 番外
 0:05> 39番 0:15> 篠島港 0:06> 日間賀島港 0:05> 37番 0:05> 日間賀島 0:05> 師崎港 

                                36番偏照寺(弁財天)

 
                  遍照時山門                                 弁財天

 35番を出て、また民家の間の細道を歩くが今度は一度国道に戻るので気は楽だ。ようは山のある方でなく南東の山の無い方に
向かって歩けば自然と国道に出る。そんな時に限って余り地図を見なくても不思議と地図通りに歩けるから不思議だ。
36番遍照寺(へんじょうじ)は国道が大きくカーブしている所を左折すると白い幟が立っていたのですぐ分かった。

 朱色の山門を潜ると 「弁財尊天」 の幟に囲まれた弁天さんが目に入った。弁財天はこの寺の本尊だが、知多四国霊場の中でも
弁財天が本尊なのは唯一この寺だけだった。
今まであちこち遍路をして、弁天さんを祀った寺は多かったが、本尊だったのは記憶にない。弁天さんというと何か軽い感じがして
本尊というより脇本尊(?)といったイメージを持ってしまう。
まして、この寺の名前は “遍照寺” と生粋の真言宗なのだから、本尊も 「大日如来」 とか 寺の名前の「弘法大師」 と思いたくなる。
それが弁天さんなら、何か面白い話があるのではないかと探したが見つからなかった。

 
                  本 堂                                  本堂内部

 遍照寺は元は大井の医王寺の12坊の一つだったが、1212年の火事で焼失しこの地に移ってきたと伝えられれいる。
本堂の中を覗いたが弁財天は確認できなかった。

 
               御手引大師堂?                                内 部

 「道中安全 御手引大師」 の立札のあるお堂があったが、説明がないので分からない。
多分霊場を巡礼する遍路の安全の手助けをしてくれるのだろうと、一礼しておいた。

 納経所のご朱印の際、篠島行の定期船の時間の事を思いだした。今日は出発が1時間遅れたので船の時間も当然遅くなると
思っていたが、その事を失念していた。だが時計を見ると11時15分で船が出るまでに15分あった。
朱印を押している大黒さんに港までの時間を聞くと急げば10分で行けると言う。よしそれならばと慌てて遍照寺を出発した。

                             35番から36番遍照時への道

                 

 納経所で 「港への近道を知っていますか」 と聞かれたが、今はそれを聞いている暇はない。手持ちのYAHOO!の地図は、
その区間の最短距離になっているはずだ。
傘を片手に、もう一方には地図を持ち、小走りする姿は恰好が悪いだろうが、この際そんな事は言っていられない。
雨も小振りになってきたので途中からは傘も閉じ、ようやくフェリーターミナルに着いた時は出航時間を1分過ぎていた。
兎も角乗船券発売所に行き 「篠島行きはまだ間に合いますか」 と聞くと 「大丈夫ですよ」 の声に一安心した。
 定期船に乗り込んだが直ぐには出航しない? しばらくして中高年の女性4・5人が 「ご免、ご免」 と言いながら乗船すると船は
動き出した。どうやらこの女性たちを待っていたようだ。

                             36番から師崎港への道

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