製品回収は「不公平」と中国当局者
李局長はさらに、中国製品の安全性が問題になったのがここ数カ月であることを指摘。「2004─06年と今年上半期、輸出品の90%以上は基準を満たしていた。今になってなぜ問題視されるのか」と疑問を投げかけた。局長はまた、国内企業が中国製品に現在吹いている「冷たい風」に耐えられるの見方を示す一方、中国に対する偏見や、品質に対するクレームの形を借りた中国への嫉妬に直面せざるを得ないだろう、と発言した。
確かに、ここにきて急に中国製品のトラブルが続出というのには、情報リーク含めて、政治的な裏も感じますが、それでも事実は事実。逆に、今までも問題はあったのだが、どこかで封印されていたのが露呈しただけとも考えられます。
問題は、中国企業(外資含め)が体質改善できるのかどうか。
(過去については、残念ながらまた問題が露呈しなければわからないかな、と
その時には、手遅れな場合も多そうですが)
デュラン博士が適確に指摘されておられますが
中国が世界の工場として国際分業の役割を担うこと。
それは、グローバリゼージョンの中で動かしがたい部分があります。
だからこそ、各国はカネと人材とノウハウを投資し続けてきたわけで、いろいろ政治的にグレーであっても、もはや完全に中国と縁が切れない以上、中国を変えていくしかない。中国政府自体もその必要性は認めているわけで、対外的な優位性確保につとめながらも、内部改革は進めざるをえないはず。そこを、日本含めた他国の商社やメーカー、また政府がプレッシャーをかけていくのが、今は現実的だと思います。
そして、その接点にプレッシャーをかけるのが、消費者によるチャイナフリーの“ゴール”が意味するところでもあるかな、と私個人は、認識しています。
デュラン博士のコメント欄で「自給率が低いンだから危険でもガマンしろ」という
主旨の、とんでもない・到底受け入れられない書き込みがあって、あまりな無知さに博士に罵倒されてましたが、自給率と安全性は本来まったく別物であり、いくら自給率が高まっても国内企業が問題を起すパターンもあるわけで、重要なのはやはり「いかにして適切な安全性を達成し続けるか」という国・企業・個人の責任意識なのだと思います。
現実的な問題として、国策として輸入メインに切替えつつ進めてきた、ここ数十年の農業政策を、自給率を高める方向に転換するとして、一度減反した農地の生産率を戻すのに何年、何十年かかるのか・・・(以前、専業農家を取材したことがありますが、畑をつぶすのは簡単だが戻すのは数十倍の手間と時間がかかるのだそうです)
第二~四次産業従事者の「食」を代行するという視点で見れば、国策変更したとしても日本が食的に完全に自立するのは困難だと思います。(それは、日本が今さらIT立国化を止めるのが困難なのと同じ意味で・・・)
で、中国が引き受けた分業責任をまっとうさせたいのなら、投資した国と企業は管理も徹底すべきかな、と。人を育てるのか、派遣するのか、いずれにしても当然、管理にはその分カネがかかる。「安い、その分、危険」・・それだけはバーターにしては
絶対にいけないと思うのですが・・・
まずは、今、足元&のど元にある危険をなんとかしたい。
回避がムリなら軽減化したい。
そのために、食生活を改めるのはまずは第一歩だと思います。
それと案外見過ごされがちですが、節電もまた、
全然地球に優しくない、カーボンエネルギー構想、カーボンニュートラル発想
が高騰させている穀物資源を守るのに有効です。
手段は「これでなければならない」というものはない。
企業へのクレームも、流通のみなおしも、
農家直販契約や家庭菜園レベルでもいいから、
安全な食確保のために、やるべきこと・やれること、
個人レベルで、すこしずつでもやっていくことが大切。
人の健康と命がかかってる分、
短期的にやるべきこと、
中・長期的にやるべきこと、
総合的・複合的に取り組むべきだと思います。
■最近のチャイナ・フリー関連
口に入れるのは食べ物だけじゃない 危ない中国製「割り箸」
2007年8月24日北村 豊
書かれている危険性については具体的な裏付けがなく、元が取れていませんが
たしかに推察はできるので、掲載しておきます。
卵の中から緑色マーク 中国(産経新聞) - goo ニュース
最近、このニセ卵であぜんとさせられた事件があった。山東省青島市郊外のレストランで女性客が煮卵を注文し殻を破ったところ、まるでテーブル・マジックみたいに、殻の内側から「緑色食品」マークが出てきたというのだ。緑色食品とは食品の安全を保証する政府認定制度。17日付の地元紙、半島都市報には、食べた女性の顔写真まで掲載されていたから、ヤラセではなさそうだ。
ここまできたらバッドジョークです。;
◆当ブログ関連記事
緊急提言★あなたとあなたの家族のために/『CHINA FREE』!!!
China Free★必読ブログご紹介
China Free★ブロガー連鎖
China Free★中国の虚像と実体
China Free★関係各省、企業(商社、メーカー、流通)の社会的責任(と常識)
China Free★「中国」が意味するもの
China Free★命そして未来のコスト・パフォーマンス
China Free★このところの中国とアメリカと北京オリンピック
China Free★7/17 汚染食品/食品偽造 関連
China Free★7/18 FF、にんにく、コーン缶・・・
China Free★7/23 政府検討・・・検討???
最近の中国事情★デスノート中国で禁止
「安全」と「なんとかセーフ」は違います
李局長はさらに、中国製品の安全性が問題になったのがここ数カ月であることを指摘。「2004─06年と今年上半期、輸出品の90%以上は基準を満たしていた。今になってなぜ問題視されるのか」と疑問を投げかけた。局長はまた、国内企業が中国製品に現在吹いている「冷たい風」に耐えられるの見方を示す一方、中国に対する偏見や、品質に対するクレームの形を借りた中国への嫉妬に直面せざるを得ないだろう、と発言した。
確かに、ここにきて急に中国製品のトラブルが続出というのには、情報リーク含めて、政治的な裏も感じますが、それでも事実は事実。逆に、今までも問題はあったのだが、どこかで封印されていたのが露呈しただけとも考えられます。
問題は、中国企業(外資含め)が体質改善できるのかどうか。
(過去については、残念ながらまた問題が露呈しなければわからないかな、と
その時には、手遅れな場合も多そうですが)
デュラン博士が適確に指摘されておられますが
中国が世界の工場として国際分業の役割を担うこと。
それは、グローバリゼージョンの中で動かしがたい部分があります。
だからこそ、各国はカネと人材とノウハウを投資し続けてきたわけで、いろいろ政治的にグレーであっても、もはや完全に中国と縁が切れない以上、中国を変えていくしかない。中国政府自体もその必要性は認めているわけで、対外的な優位性確保につとめながらも、内部改革は進めざるをえないはず。そこを、日本含めた他国の商社やメーカー、また政府がプレッシャーをかけていくのが、今は現実的だと思います。
そして、その接点にプレッシャーをかけるのが、消費者によるチャイナフリーの“ゴール”が意味するところでもあるかな、と私個人は、認識しています。
デュラン博士のコメント欄で「自給率が低いンだから危険でもガマンしろ」という
主旨の、とんでもない・到底受け入れられない書き込みがあって、あまりな無知さに博士に罵倒されてましたが、自給率と安全性は本来まったく別物であり、いくら自給率が高まっても国内企業が問題を起すパターンもあるわけで、重要なのはやはり「いかにして適切な安全性を達成し続けるか」という国・企業・個人の責任意識なのだと思います。
現実的な問題として、国策として輸入メインに切替えつつ進めてきた、ここ数十年の農業政策を、自給率を高める方向に転換するとして、一度減反した農地の生産率を戻すのに何年、何十年かかるのか・・・(以前、専業農家を取材したことがありますが、畑をつぶすのは簡単だが戻すのは数十倍の手間と時間がかかるのだそうです)
第二~四次産業従事者の「食」を代行するという視点で見れば、国策変更したとしても日本が食的に完全に自立するのは困難だと思います。(それは、日本が今さらIT立国化を止めるのが困難なのと同じ意味で・・・)
で、中国が引き受けた分業責任をまっとうさせたいのなら、投資した国と企業は管理も徹底すべきかな、と。人を育てるのか、派遣するのか、いずれにしても当然、管理にはその分カネがかかる。「安い、その分、危険」・・それだけはバーターにしては
絶対にいけないと思うのですが・・・
まずは、今、足元&のど元にある危険をなんとかしたい。
回避がムリなら軽減化したい。
そのために、食生活を改めるのはまずは第一歩だと思います。
それと案外見過ごされがちですが、節電もまた、
全然地球に優しくない、カーボンエネルギー構想、カーボンニュートラル発想
が高騰させている穀物資源を守るのに有効です。
手段は「これでなければならない」というものはない。
企業へのクレームも、流通のみなおしも、
農家直販契約や家庭菜園レベルでもいいから、
安全な食確保のために、やるべきこと・やれること、
個人レベルで、すこしずつでもやっていくことが大切。
人の健康と命がかかってる分、
短期的にやるべきこと、
中・長期的にやるべきこと、
総合的・複合的に取り組むべきだと思います。
■最近のチャイナ・フリー関連
口に入れるのは食べ物だけじゃない 危ない中国製「割り箸」
2007年8月24日北村 豊
書かれている危険性については具体的な裏付けがなく、元が取れていませんが
たしかに推察はできるので、掲載しておきます。
卵の中から緑色マーク 中国(産経新聞) - goo ニュース
最近、このニセ卵であぜんとさせられた事件があった。山東省青島市郊外のレストランで女性客が煮卵を注文し殻を破ったところ、まるでテーブル・マジックみたいに、殻の内側から「緑色食品」マークが出てきたというのだ。緑色食品とは食品の安全を保証する政府認定制度。17日付の地元紙、半島都市報には、食べた女性の顔写真まで掲載されていたから、ヤラセではなさそうだ。
ここまできたらバッドジョークです。;
◆当ブログ関連記事
緊急提言★あなたとあなたの家族のために/『CHINA FREE』!!!
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China Free★ブロガー連鎖
China Free★中国の虚像と実体
China Free★関係各省、企業(商社、メーカー、流通)の社会的責任(と常識)
China Free★「中国」が意味するもの
China Free★命そして未来のコスト・パフォーマンス
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China Free★7/18 FF、にんにく、コーン缶・・・
China Free★7/23 政府検討・・・検討???
最近の中国事情★デスノート中国で禁止
「安全」と「なんとかセーフ」は違います
ってか中国っていつからそんなに民度の低い国になったんですかね。
本来『鑑真』じゃないけど古来の日本の精神文化は、かの国からいただいたものなのにね。
それとも文化大革命で『本来の倫理教育』『精神的バックボーン』がなくなって、漢民族のもつ『本来の負の部分』が拡大化されたのでしょうかね?
かの国の製品、産物を最終的に検査・識別するのは『発注:輸入した業者』にあるわけですから『輸入業者』『店頭にならべる流通業』の責任にほとんど帰するのでしょうね。
検査で『ダメ製品:商品』をはずして『発注業者』としてクレームつけ『業者育成』しなおさなければ、現状では『最終責任』を果たしていないですね。
国際分業の大きな見直しがいまから20年かけて起こると思います。
米国の政界がらみの動きに注目してます。
(_ _) 今後ともよろしくどうぞ。
政治関係の記事を読み続けたりして、腐敗ガスで麻痺しかけた頭を
スカッと切替えさせていただいていますです。
2割は優秀な人間がいるとして、その2割は何をしてるのか?と
思います。もう国を見捨てたのかな?
母数がでかいから、すごいことができるように思うのですが。
今のところ、ひどいことしか目に入ってきませんね。
それなのに、ビジネスDMなどで「中国ビジネスを学ぶ」とか
「中国株のすすめ」系のものがあまりにも多く、
「中国」という国が2つあるのか?と思ってしまいます。
ビジネスのステージとしては、まだまだ旨味があるのでしょうね。
(だからこそ中国政府も強気なのでしょうが)
>検査で『ダメ製品:商品』をはずして『発注業者』としてクレームつけ『業者育成』しなおさなければ、現状では『最終責任』を果たしていないですね。
全面的に同感です!
結局、うなぎのように売れ残れば自分たちの首が締まるだけですし。
日本が毅然とした態度をとらないことも政治的なものなのか経済的なものなのか
ただの安倍内閣流なのか、なにがネックなのかいまいち曖昧で、気持ち悪い思いをしていますが、
せめて企業は、疚しいことがないのなら、
毅然とした態度で中国にのぞんでいただきたいです。
で、疚しい企業は自らの汚染体質を改めてほしいです。
>国際分業の大きな見直しがいまから20年かけて起こると思います。
おお!
日本はどういうポジションを担うのか動向が気になります。
なんだか、今は内閣がグダグダすぎて・・・
最近は「それでも日本は回ってる」と思う場合が多くなってます;
政治家いらないんじゃ?
不勉強なまま記事をアップしがちですが
これからもよきアドバイスをお願いいたします!