すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

懐いている他人と家族の違い。

2024-09-24 10:59:06 | ひとりごと
 小太郎君はあまり人に懐かない犬だった。なので、我が家でもキヨちゃんやくりりんは近寄らない。もっとも今となっては吠えたり噛んだりする力は無いと思う。
 その代わり、懐いている人にはとにかく甘える。サイズが中型犬をはるかに超えるようになっても、私が行くと膝に乗ろうとしていたくらいだ。
 歳をとってからは目もあまり見えず、耳もかなり遠くなり、さすがにそれは無くなったが、気配を感じるとハウスから出てきておねだりの鳴き声を出していた。
 うちへ来て2週間近くになるが、昔のように甘えたりすることはない。ただ体を拭いたり目やにを取ったり、きっと嫌な事もあるだろうけど我慢してくれている。
 どうやら夜明けとともに動き出すらしいと感じたので、ここ数日私は4時から4時半起きだ。昨日は飛び起きて行ってみると立っていたので庭に誘導。ギリギリ排泄に間に合った。おしっこはともかくウンチ君だけは何とかタイミングを合わせて一緒に行かないと、まだまだ踏ん張れない。
 そんな小太郎君だが、昨日は飼い主宅のお姉ちゃんが家族連れで食事などを持って来てくれた。そしてお姉ちゃんがそばに行って、
 「小太郎。」
と声をかけると、静かに差し出した手を舐めていた。
 「えっと・・・。私の手は舐めないよ。」
 「そうなん?」
 偉いもんだなあ。ちゃんと飼い主の事を判別して、きっちり甘えるんだ。どんなに懐いていても、そりゃあ、飼い主の方が良いに決まっている。ま、ちょっと切ない・・・。
 今朝も4時半に行ってみると、ハウスの中の布団を引っ張って行って外で寝ており涼しかったからかまだ起きていなかった。どうかな?と思いつつ声掛けして起こして誘導。最近はおしっこもウンチ君も庭まで間に合わない事もある。今朝もおしっこは途中で出てしまったが、ウンチ君は出ず仕舞いだった。
 午前中いい気候だったので、私が花畑の草取りをする間は庭につないでお布団に寝てもらっていた。10時過ぎに私も草取りを終えたので、小屋のそばに誘導したところだ。さて、夕方ウンチ君かな?タイミング合うかな??

     

     


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色々と予定が変わって・・・。

2024-09-22 21:32:19 | ひとりごと
 昨日はご近所の人たちと会食があった。小太郎君が心配な状況だったが、来た時よりも落ち着いているので参加出来たのだ。本当は今日「道つくり(草刈りなどの奉仕作業)」の日だったのだが、大雨の予報だったので1週間ずらすこととなった。
 今朝は4時半に目が覚めたので、昨日の事もあるのでそのまま急いで小太郎君の所に行ってみると、多量に下痢便をしていた。幸い小太郎君に汚染もなく、周辺に広げても無かったので、掃除に取り掛かれた。
 下痢については原因が分からない。食欲はあるが、変わった物も食べていないし、そもそも胃腸が正常に働いているかも分からない。今まで医者にかかったことも、車に乗せたことも無かった子なので(ここへ来た時は重篤な状態で飼い主のお姉ちゃんと二人がかりで毛布にくるんで車に乗せた)、今更診せるわけにもいかないし、どうしたものかと考えたが、とりあえず下痢止めを子供の量だけ飲ませた。せめて整腸剤があればなあと思う。
 お腹周辺の腫れは何かしら腫瘍とか水が溜まっているとか細菌で腫れているとか想像するが、これまた原因が分からない脱毛があちこちにある。特に首周りはひどい。
 蒸しタオルなどで拭く時に痛がったりはしないので、今日は少しワセリンを塗って様子をみている。白内障と酷い目やにについては、目やに自体はかなり減ってきており、目が開いていることが増えた。
 クリ、くろべえ、リュウと3匹の愛犬愛猫を看取った経験があるとはいえ、やはり体力も精神力も使う。少し寝不足気味だが、こういう時に限って昼寝も出来ない。
 しかし、結果的に今日道つくりが延期になった事は身体的には助かった。明日の朝はどうか普通に排泄できますように・・・。

*昨日、今日のおやつ。

     

     


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せらいご(焼きもち焼きの子供)?

2024-09-21 14:51:26 | うちのキヨちゃん
 今朝は寝苦しくて3時半に目が覚めた。窓を開けると結構強めの風が吹いていて、一気に部屋の中は涼しくなったが、結果的には眠れなかった。母屋の電気がついているので行ってみるとキヨちゃんも起きて座っていた。
 「トイレに行ったら喉が渇いて・・・。」
とコーヒーを飲んでいた。時間を伝えると、
 「まあ、ほなまだ寝るわ。」
と横になった。
 目が覚めたとはいえ流石にまだ夜は明けていなかったので、もう少し待つことにした。前日は6時前でタイミングバッチリだったので、それより少し早めに行ったのだが駄目だった。すでに小太郎君はウンチ君をしており、ワイヤーと足で広げてしまっていた。
 幸い小太郎君自体の汚染はお尻と後ろ足の先だけだったので、とりあえず小太郎君を軽く流して、庭の屋根のある場所に移動。その間に掃除しお布団を洗った。
 この所、小太郎君の世話が結構かかるので、たまちゃんの焼きもちがあるようだ。たまちゃんは膝に来たりするタイプではなく、あまり甘えん坊ではないが、いつもよりすり寄ったり逆に急に脈略もなく噛みついたりする。
 ヤマガラは現在10羽前後来ており、懐いている子は頭の周りをブンブン飛ぶ。たまちゃんがガラスの向こうで小太郎君が高齢犬であると知っていてか、全く気にしないで今日などは小太郎君を誘導している途中なのに私の頭の上に乗っていた。糞でもされそうで冷や冷やする。
 朝から疲れた顔をしているとキヨちゃんが何事かと心配したので事情を説明。
 「まあ、ほれは大変だったわえ!」
とびっくりしていたが、
 「小太郎君からたまちゃんからのウンチやしっこの心配せないかん。母ちゃんはその点、一人でトイレに行けるだけええよなあ?偉い?」
と聞いてきた。
 「・・・。うん偉いよ。助かります。そのまま頑張ってね。」
と褒めると満足そうに笑った。はい、ここもせらいごです・・・。

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お彼岸

2024-09-20 11:10:19 | うちのキヨちゃん
 昨日の朝は綺麗な朝焼けだった。

     

 ここの所、小太郎君のタイミングを逃さないようになるべく早く声掛けして食事させて庭まで歩いてもらう。いい感じに慣れてきて、うまく排泄も失敗なく出来始めた。
 季節を感じないほど猛暑でも、ヒガンバナだけは何故かきちんとお彼岸辺りに咲くから不思議。
 「気温とかじゃなく、日照とかで咲く花なのかな?」
とくりりん。そういうものなのかな?とにかく秋のセミの声がまだしないのに、虫の声もまだ夏の虫の声な気がするのに、ヒガンバナとトンボは秋を感じる。
 入院したおじさんは病院と言う場所柄家族も面会が出来ない。おじさん事態が面会できない重病人でもないのだが、コロナ以降本当に病院も施設も暮らしにくい場所になった。その事にキヨちゃんが深く心を痛めている。私も家族に会えない内におじさんの物忘れが悪化するのではないかと懸念している。
 おじさんが入院して一人では暮らせないおばさんは、お姉ちゃんが連れて行って田舎とあちこちしていたが、10月には住所を移して向こうで介護サービスを使いながら同居する方向で考えているらしい。
 「苦労して頑張って暮らしてきたのに、あの家にもう誰も住まなくなるのか?」
とキヨちゃんはその事にも胸を痛めている。しかし、これ以上の最善の策は無いとも分かっている。
 私のように、端から親をみるつもりで田舎に帰ってきた者や元々生活拠点をこちらにしている者でもない限り、仕事や生活の場があれば、さらに家なんか建てたのなら、もう帰って来る必要性が無い。田舎は何をするにも不便だし仕事もあまりない。
 私は木が無いと暮らせないほど田舎が好きだが、年を取って一人になっても頑張れるかは分からない。何にせよ、切ない話ではある。

*お彼岸はおはぎで。

     

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お利口さんの小太郎君。

2024-09-18 23:32:45 | ひとりごと
 立て続けにウンチ君汚染となったので、これは多分夜明けとともに行動しているのかも?とくりりんと話していた。とは言え、朝ちゃんと夜明け前に起きられるかな・・・と思っていたら、夫婦二人とも早い時間から寝落ちしてしまい、逆に朝4時過ぎに目が覚めた。
 流石にまだ夜は明けていなかったが、中秋の名月の明かりと外灯の明かりもあり、涼しくいい気候だったのもあって、小太郎君を起こして庭に誘導した。しかし、その時間にはおしっこしか出ず、そのままお布団を敷いて庭で寝てもらって様子を見た。
 夜明け後に朝ごはんをあげたが、それでもウンチ君をする気配もなかったので、そのまま様子を見て自分たちの食事の後で少し散歩にチャレンジしてみた。
 すると思いのほか歩ける。ペースは小太郎君に合わせてまずは家のすぐ下まで。その後畑に降りてみると、そこでうまい具合にウンチ君が出た。やれやれ、今日は助かった・・・。
 小太郎君はたくさんの人に慣れないだけで、、お利口さんである。闘病中で怒ったりする元気がない・・・というのもあるとは思うのだが、子供の頃から知ってる私のすることなので我慢してくれているのかもしれない。
 まず、毎日蒸しタオルで清拭しているが大人しくしている。これは気持ちがいいのかもしれない。出来ればシャンプーしたいがそれは体力がない。そして絶対に本当は嫌だろうと思う目を触ることも許してくれている。白内障はいかんともしがたいが、とにかく目やにがすごいので目がふさがるほどで、それを目薬を差したり拭き取ったりしているのだが、じっと我慢してくれている。毎日の事なので、少し目も開くようになってきた。
 お布団などの敷き物は、自分で好みの形に引っ掻くが、どうしてもワイヤーに引っかかって行く場所行く場所に引きずってしまう。しかし、自分で咥えて運んでいるのをくりりんが観たそうで、外で寝ている時もちゃんと布団を敷いて寝ている。ただ、持ち帰りは出来ていない。
 そしてだいぶ生活に慣れてきたのか、時々場所が分からずぶつかったりもするが、蒸し暑い内外で寝ていても、ちゃんと夜中はハウスに寝ている。
 そしてそして、食欲があるので徐々に食事量も増えてきている。連れてくる時、二人がかりで布団にくるんで運んだ時は二日と持たないのではないかと心配したが、ちょっと持ち直してくれた気がする。本当にお利口さんである。

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