すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

巻原発住民投票から20年

2016年08月04日 | 地震・原発

1996年の今日は、新潟県旧巻町(現在は新潟市西蒲区)で、原発建設の是非を問う住民投票が全国で初めて行われました。人口3万人の町が国策である原発の反対を選択して原発計画は消え、その後の巻町は新潟市に編入されました。

国内外から注目された住民投票でしたが、いま福島第一原発事故を忘れたかのように原発再稼働に前のめりのアベ政権、“民意とは、政治とは何か”と考え、民主主義の原点を巻原発住民投票の歴史から学ぶことが多い昨今です。現地では8月7日の日曜日にシンポジウム「巻原発住民投票・あの日、あの時」があり、近くなら参加したいところです。

あれから20年が経過し、日本列島には核のゴミが未解決のまま54基もの原発が立地し、新潟県にはいつの間にか世界最大出力の東京電力柏崎刈羽原発で、県民として傍観することなく未来を見据えて真剣に考え続けなければなりません。

10月16日投開票の知事選では、東京電力と自民党県連は現職の泉田知事では柏崎刈羽原発再稼働は難しいとして、知事を変えるしかないと判断で長岡市の森民夫市長を擁立する動きが活発です。「森」は「森」でも大違い、“未来を選ぶのは政治家ではない”、いま巻原発住民投票から学び、つながり、進んでゆきたいと思います。

ところで昨日は朝からゴロゴロと雷が鳴り、何だか胃腸を悪くしているような天候で、「大雨洪水警報」が「注意報」に変わり昼過ぎには晴れてきました。そして今日は朝からうだるような暑さで、元気なのは孫たちで愛犬と私は暑さでダウン寸前ですが、お盆を前にしてバテてはおられません。 

夕方、スーパーへ買い物に寄ると、お母さんと一緒の「2016高校生平和大使」(6月23日書き込み)の白嶺高校の渡辺未鳩(みはと)さんに会いました。国連へ持参する署名を集約して2回届けましたが、目標数を超えてこの土曜日に長崎へ出発するそうです。9日の長崎平和式典に参列し、その後は研修を済ませてからスイスのジュネーブへ・・・。ヒマワリの花のようにいつも明るい笑顔で、若い人たちからエネルギーをもらう暑い一日です。