品質賞

夫は仕事のことは、普段あまり話さないけれど、
今日は珍しく仕事の話を始めた。

グループの会社の中で、
夫が何度か行っている、海外の関連会社が、
なんでも、「品質賞」の表彰を受けたのだとか。
それはどういう賞なの？ときくと、
不良品の返品がゼロという実績なのだそうだ。
そんなことは、ほとんどないのだそうだ。

夫が事実上の技術指導の責任者で、
問題が起きれば、メールでやり取りし、
何度か出張し、がんばってきた結果だと、
嬉しそうだった。

でも、夫が賞をもらったわけではなく、
その会社には、現地の社長さんがいるわけで、
夫のがんばりは、まわりの人には、
わかってもらえないだろうと言っていた。

いいじゃない、いいじゃない、私が認めてあげる。
よかったね！がんばったね！おめでとう！！
今日を忘れないために、ここに書いておくね。
定年間近に（…と言っては悪いけれど、）
ここにきて、いい仕事ができてよかったね。
乾杯！

タイヤ・・・

職場に夫から電話がかかってきた。
職場の建物の中は携帯の圏外になっているので、
職場の代表電話にかかってきた。

何事かと思ったら、今、駐車場にいるから、キーを貸してくれと言うのだ。
なんだか事情が呑み込めなかったけれど、
とりあえず、持って行った。
キーを返すのは車の、ある場所に置いておくということで。

今日は、スタッドレスタイヤを履き替える予定で、
普通のタイヤがすり減ったので、新しいのを注文し、
今日来ることになっていた。

そのカーショップは夜８時までやっているので、
帰ってから夫が行ってくれることになっていた。

どうやら、夫はフレックスタイムを使って、早く帰ってきて、
私の知らないうちに履き替えておくつもりだったのに、
私の車のスペアキーを間違えて持ってきてしまったらしい。
それで、私にバレてしまったというわけだったんだけれど。

私には、それもわかってなくて、
タイヤが変わったことにも気がつかなくて、
いったい何しに来たのだろうと思って帰ってきた。

そして、もう、替えてきたよと言われて、
やっと気がついた、マヌケな私だった…