So many stars

ヴォーカル(おやすみ中)、音楽講師、トウリーダーなどなど😊❤️

今週から来週

2016年09月20日 | 日記・エッセイ・コラム
9/28(水)の本番にかけては、サモスココスのリハーサル、HP、GPとびっしり。
終了後は10/1(土)に舵輪ライブ。
集中する一週間です。

サモスココスコンサートで演奏するクセナキスの「ヘレネ」。
ギリシャ悲劇のヘレネの嘆きの歌で、二声部に分かれている作品ですが、
いわゆる「ハモる」というのとは違って、ぶつかる音ばかりなのです。
その音のぶつかりの中で耳をすましていただくと、とても分かりやすく「差音」が聴きとれます。
二つの音の発声によって、新しい音が生まれるのです。
二手に分かれて聴きあう練習のときに、耳に「ビーっ」と感じました。
その瞬間、ジンバブエの楽器「ムビラ」を思い出しました。
ムビラの本体に貝殻や瓶の蓋を付けて、弾くと振動に連動してジージーという音がします。
このジージー音がムビラではすごく重要と聞いて、美の価値観の違いをすごく感じました。
差音とは少し違うかもしれないけど、音のうねりというものを大事にする音楽があるというのがすごく興味深かったです。

そして、今回の公演の見どころの一つは、ダンサーの辻田暁さんのソロ。
先日「座・高円寺」の辻田さん主演の「ピノッキオ」拝見しましたが、とにかく素晴らしかった。
体のしなやかさ、存在の美しさといいましょうか。そこにいるだけで空気が清浄になるような。

音楽稽古も振付の稽古も泣いても笑ってももう一息。
チケットのお取り扱いは、22日までは私が直接承ります。
23日以降は、恐れ入りますがダウランドアンドカンパニイさんでのお取り扱いになります。
ダウランドアンドカンパニイ
http://www.dowland.jp/

最後になりましたが、10/1の舵輪ライブは、ギターの岩谷耕資郎さんとフルートの畠山美津子さんという、
素敵なメンバーでお送りいたします。
こちらもぜひぜひ。
クセナキスを歌ったあとは、Sambaってホント楽しいなとつい思ってしまいます。