goo

春が来た!

毎年真っ先に、春を感じるところ。

鼻です、鼻。

そう、天下の花粉症が、今年もやってきたのです。
なんたって、今年は通常の30倍もの花粉が飛ぶとか、飛ばないとか。
30倍って、いったいどのくらいよ!?と想像してみても、全くわからない。
それでも30倍っていう数字を聞くだけで、そこらのホラー映画よりよっぽど怖い。
そう、貞子より相当怖いのだ!!

私は小学生の頃からの花粉症キャリアで、当時は眼科の先生にも「これは季節ものですから、過ぎるのを待つしかないですね。」などといわれ、特に薬を処方されるでもなくただ鼻水と鼻づまりと目のかゆみにじっと耐え忍んでいた。

学校では、自分の机の端っこにビニール袋をテープで止めて簡易くずかごを作っていたし、寝るときは鼻が詰まっているから自然と口で呼吸していたのだが、やがて口も渇いてのどが貼り付き、何度も窒息しそうになった。枕元に水を用意しておいて、のどが貼り付くたびにあわてて水を流し込んでいたが、その水の感触は今もよく覚えている。貼り付いたのどに水は細くじわじわとしか流れてゆかず、それがまたもどかしいやら、苦しいやら。当時家族では私しか花粉症キャリアがいなかったため、その辛さをわかってもらえなかった。母親にいたっては花粉症なんかより天日干しのほうが大事だといって私の布団もお構いなしに外で干し、私の症状を悪化させていた。泣いて訴えたところで全く取り合ってもらえず、相当恨んだものだ。いつだったか、その母親が「私もなんだか花粉症みたいなのよね」といったときには「ふーん」と聞き流したが、実際は「ざまあみろ!これで少しは私の気持ちを思い知れ!」と心の中で叫んでいたっけ。

ほんとにこの辛さは、なった人にしかわからない。こんなことで春を感じるだなんて、まったく風情に欠けて面白くもない。


ところでそんな私が、この季節の自転車通勤をどうするか?

それは大いなる問題なのだが、今のところ様子見で何もしていない。もともとサングラスをかけて走っているから、この間はそれにマスクでもするか、と出掛けにガーゼのマスクをしたら息苦しかったので即座に却下。花粉症より酸欠で死んでしまいそうだ。あとは、会社についたら目を洗い、うがいをし、机には大きな箱ティッシュ。症状がひどくなってきたら、処方してもらっている薬を飲むだろう。

電車通勤に変えたところで、乗客がみんな花粉を背負って乗ってくるから同じこと。
「あ、この人花粉背負ってきた!」とわかってしまうのがまた悲しい・・・。

ということで、自転車通勤はこの季節も続くのだ。

でも、やっぱり憂鬱だなぁ。
ここ数年はほぼ全く症状が出ていなかったんだから。

花粉症の皆さん、無理せずお医者さまに薬を出してもらって、なるべく快適に過ごせるようにがんばりましょう!
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )