ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

2011年度超個人的BEST10&トホホ3(後半)

2011-12-31 15:02:44 | 映画
ってな訳でTOP-5&トホホ3を一気に紹介します。


第5位『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズMOVIE大戦MEGA MAX』



今年で記念すべき40周年を迎えた「仮面ライダー」。
それを記念して今年だけで3本(!)の映画が公開されたが、もうダントツの面白さと完成度を誇っていたのは本作。
特に「フォーゼ篇」は最高でした!
熱血バカの主人公・弦太郎、その淡く切ない“初恋”が観る者の心を締め付けました。
そしてTVシリーズでは不可能なド派手なアクションによるクライマックスと、その後に訪れるエンディングにて号泣しました(苦笑)。
やはり坂本浩一監督は逸材、日本映画界はこの逸材にもっと活躍出来る場を与えて欲しいです。
ヒロインを演じた真野恵理菜嬢、その殺人的な可愛さに観ていて萌え死にしました(自嘲)。


第4位『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』



コレぞ、映画館で観てこその超一級品の娯楽大作。
何にも考えずに、ラストまで一気に観れてしまう痛快さが素晴らしい。
一時期、その言動により人気に陰りが出てきたと言われたトム・クルーズ。
やはり、この人の持つスター然としたオーラと存在感は圧倒的。
シリーズ4作目にして、やっと元ネタである「スパイ大作戦」らしい映画になったとも言える傑作。


第3位『電人ザボーガー』



もうコレは世代的な問題(笑)。
よく昭和のマイナー・ヒーローを、そのまんまの姿で現代に甦らせた事に驚きました。
熱いです、バカです。
でもカッコ良くて、魂から燃える映画でありました。
ヒーロー物のリメイクとして、今後は本作が一定の“基準”になるのでは?!…と思える作品でありました。


第2位『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』



今年も沢山公開されたアメコミ映画。
その中において、本作は他者の追従を許さないぶっちぎりの面白さでした。
アメコミ・ファンとして言いたいのは「俺はこんな『X-MEN』を映画で観たかった!」と言う事。
ダーク・ヒーローとして再生したマグニートのカッコ良さに痺れました。
次は「ケネディ暗殺」を巡る事件において、本作でもチラッと登場した“彼”がどう物語に絡むかを今から楽しみにしています。


第1位『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』



今年はコレに勝る映画は無し!
ハッキリ言って今更のリメイクに、もう相当ネガティヴな印象を抱いてました。
しかし本作を観てSF映画・アクション映画、そしてモンスター・ホラー映画として凄まじいまでの完成度に叩きのめされました。
例のシーザーが「NO!」と絶叫するシーンにおいて、劇場の空気が震えるという体験も久々に味わいました。
シリーズ化も決定し、更なる猿たちの進化と人類の滅亡を描く続篇を速く観たいです。
文句無しで今年度最高傑作!!





続きましてトホホ3。



・『うさぎドロップ』



たまたま観た作品。
コレがホンマに酷い映画でした(苦笑)。
脚本、演出、どれも最低最悪。
やはり監督としてのこの人、演出力も才能も無いと思えました。
このような人が今も日本映画、それもメジャーで撮り続ける事実が…(以下:自粛)。


・『エンジェル・ウォーズ』



どうしたスナイダー?!
ファンは誰もこんな映画を期待してはいない!!
女優陣はとてつもなく魅力的だったが、結局は脚本と演出がガタガタでありました。
期待が大きかった分だけ、この何とも言えない酷い内容への落胆は厳しかった。
新世紀のスーパーマン、スナイダーが本来の魅力を取り戻してくれるのを願います。


・『GANTZ:PERFECT ANSWER』



今年最大のトホホがコレ。
第1部(言いたい事はあれど充分面白いと思う)を観た時、コレは凄い事になるかも?って期待した自分が馬鹿だった。
何じゃコレは!?
第1部で面白いと思えた要素が、その続篇で全て排除されるって何?!
前作にあった面白さも伏線も、原作コミックにある持ち味も、その全てを破壊してしまった本作の存在は実に呪わしいです。


という感じ。
相変わらず偏った作品が揃っていると実感しました(笑)。
しかし、やはり映画の持つ楽しさや醍醐味は劇場で観てこそ!と言う気持ちが強くなったのも事実です。
来年も色々と期待を煽ってくれる作品が一杯です。
また好き勝手にバカな事を言うとは思いますが、映画の持つ楽しさを多くの方と共有出来れば嬉しいと考えております。

下品でおバカなブログでありますが、来年もよろしくお願い致します!!


2011年度超個人的映画BEST10&トホホ3(前半)

2011-12-30 22:02:17 | 映画
年末です。

今年も色々な事がありました。
でも、しっかりと映画を観てきました(笑)。

ってな訳で今年観た作品の中から、BEST-10&トホホ3を挙げたいと思います。
観てはいたものの、ブログでは取り上げられなかった作品も幾つか登場します。

まずは第10~6位の作品を挙げて行きます。



第10位『モンスターズ/地球外生命体』



全く新しい形の怪獣映画。
その超低予算が信じられない、堂々とした怪獣映画ぶりは驚異的。
あと切ないロード・ムービーでもあり、苦い結末を含めて本当に秀逸でした。
新世紀のハリウッド版『ゴジラ』に抜擢された新鋭ギャリス・エドワーズ監督、今後の活躍に期待しております。


第9位『コンテイジョン』



ウィルス系パニック映画の傑作。
久々に観ていて「イヤ~な感じ」を堪能出来る、観る側を浸食するリアルな怖さを体感出来るのもポイント。
これだけ膨大な情報量を持つ作品ながらも、90分程度にまとめ上げるソダーバーグ監督の巧さにも唸りました。
個人的には今までのイメージとは異なる、ただ「普通のおっさん」を演じたマット・ディモンも印象的でした。


第8位『スカイライン:征服』



B級SFカルト映画の傑作。
同じ系統の作品では『世界侵略』もありました。
アチラは超大作であり、リアルでカッコ良かったのも事実。
ただコチラは低予算でアイデア一発勝負であり、あの衝撃的な結末を含めて「愛すべきバカ映画」として大好きです。
批判的な意見も多いストラウス兄弟(『AVP2』も大好き:笑)、個人的に今後の活躍に期待しております。

第7位『ワイルド・スピード MEGA MAX』



正にシリーズ最高傑作。
カー・アクション中心の作品から、ルパン三世的犯罪アクション映画にシフト・チェンジしたのも大正解。
無敵のディーゼル兄貴に対して、それに相応しい強力なライバルとしてロック様が登場したのも効果絶大。
既にシリーズの続行も決定済み、次回作に「あの人」が一体どう物語に絡むのかも注目。
肉体派アクション映画の完全なる復活を告げる作品でもありました。


第6位『スーパー8』



賛否両が論激しい本作。
色々言われる事が多い本作ですが、個人的には幅広い層で観れる娯楽映画の傑作だと思います。
何よりも世代的にモロにビンゴであり、映画作りに夢中になる子ども達に感情移入しまくりでした(例のエンド・ロールは感動的!)
今の御大スピルバーグには、こんなに瑞々しい感性を持った作品は撮れないんだと思えました。


後半のTOP-5とトホホ3はまた後日!!


MISSION:IMPOSSIBLE/GHOST PROTOCOL

2011-12-25 14:03:01 | 映画
『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』を観た。

世界最大の映画スターと言っても過言ではない、かのトム・クルーズ製作・主演のシリーズも4作目となった。
一時期、クルーズの人気低迷によりシリーズの続行も危ぶまれたものの、やはり『ミッション~』シリーズはクルーズ抜きでは考えられないと実感させられた。




本作を含めシリーズ4作の中で、個人的には脚本の詰めの甘さはあるもジョン・ウー監督によるアクション演出が壮絶だった『2』が一番好きだった。
しかし、本作は間違いなくシリーズ最高傑作と言っても良い面白さと完成度を誇っている。
コレこそ劇場で観てこそ、作品の持つ面白さや醍醐味を堪能出来る娯楽映画の正しい姿だと感じた。
アクション映画はこうでないと!!



(基本的にネタバレ御免!!)



とにかくトム・クルーズがカッコ良い。



鍛え抜かれた肉体による激しいアクション、そして他には出せない圧倒的なカリスマ性とスターとしてのオーラ。
年齢を重ねた事も絶対にプラスであり、良い意味で渋味と凄みが増している。



これまでは一匹狼であったクルーズ扮するイーサン・ハント。
だが絶体絶命の危機の中において、初めてチームとして他のメンバーを信頼して行動する姿は印象的。
だからこそ全ての真相が明らかになり解決した後に訪れる、静かなエンディングには何とも言えない感動を呼ぶ事が出来るのだと思う。

本作の凄い所はアクションだけではなく、スパイ映画として様々な伏線を仕込んだサスペンスが効いた脚本も良い。



それを象徴するのがジェレミー・レナー演じるブラント。
従来のシリーズでは仲間からの裏切りが当然となっていたが、その行動が謎めいているブラントの存在は良い意味で物語をリードしていく。
よい俳優だと思う。

あと本作のヒロイン・カーターを演じたポーラ・パットン。



その見事な美貌と肢体。
愛する者を失い、復讐鬼と化した激しいアクション・シーンの数々には釘付けになった。
インドのプレイボーイ富豪とのシーンにも笑ったし、ひょっとしたらシリーズの歴代ヒロインの中でもNo.1の存在感であったかも?!

本作の敵。
コレも従来のシリーズとは異なっている。



それが身内の裏切りや国家的な陰謀でもなく、一個人の狂った思想による暴走ってのも良い。
金や国家の大義の為ではない。
劇中でも何度も「テロリズム」と言う言葉が飛び交うが、今の時代は組織や国家は関係なく一個人の存在と願望による「テロ」。
それが世界の破滅を招く事実は、映画だけの架空の出来事でないのが恐ろしい。

あと個人的にはダンを演じたサイモン・ペグ。
彼は美味しいキャラである。



スリリングで緊迫したシーンにおいて、彼のちょっと抜けた行動やユーモアは良い意味で物語に緩急を与えている。
緩い笑いがあるからこそ、テンションの高いアクションが生きてくるのだと思う。

そして監督のブラッド・バード。
アニメ映画から、本作では実写映画デビュー作となる。



アニメと全く変わらない、観る側のツボを心得た見せ場を巧みにつないで物語を圧倒的なスピードで演出する手腕は冴えている。
下手すればベタにアニメ的演出となるクライマックスのアクションも、痛みを伴う激しいアクションとカット割りの激しい演出により壮絶な見せ場として盛り上がっていく。



やはりこう言う何にも考えずに観れる映画は最高に楽しい。
実は「何も考えずに」と言うのは非常に難しくて、卓越した演出と技術により観る側に考える隙を与えない疾走感を持っている事でもある。
本当に楽しい映画でした。

一時はコレで完結とも言われたが、まだまだこのシリーズを観てみたいと思った。
心から「楽しい!」と思える映画でした。

「これでミッション完了だ!」


鬼子母神/陰陽座

2011-12-24 23:50:14 | 音楽
陰陽座の最新作『鬼子母神』を聴きました。

まず最初に白状します。
僕はこれまで陰陽座の事を好きになれませんでした。
過去に何度か聴いた事は勿論ありました。
何曲か好きな曲(“甲賀忍法帖”とか:笑)もあります。
黒猫(VO)の歌が、全盛期の浜田麻里を彷彿とさせるのがツボだったり。
でも…個人的に瞬火(VO&B)の声と歌唱が苦手でした。
ただ友人より「日本のメタル・バンドを愛する者は、このアルバムを絶対に聴くべきだ!」と猛烈に薦められました。

そして聴いて…心の底から湧き上がる戦慄とカッコ良さに震えました(自嘲)。



凄まじい。
バンドの全権を握りソングライターである瞬火だけでなく、他のメンバーも本作をバンドの最高傑作だと誇るのも納得。
正統派ヘヴィ・メタルの持つドラマチックさを全面に出しつつも、時にファンキーであったりプログレッシヴな要素を絶妙のバランスを取り入れる巧みさには唸りました。
あと日本語だけの歌詞をこれだけメロディーに乗せる、日本のバンドらしい歌謡曲的センスも最高。

そして何よりトータル・コンセプト・アルバムである本作。
歌詞やブックレットにより、膨大な情報量を持つ物語の片鱗を知る事は出来ます。
本作の全貌を知る為には、瞬火は「是非原作(『絶界の鬼子母神』)を読んで本作を聴いて欲しい」と語っています。
しかし個人的には聴くだけで、脳裏を様々な映像がよぎって作品の持つ世界を体感出来ました。
本作で描かれるのは陰惨でおぞましく、同時にとてつもなく哀しい物語だと感じました。
だから後半に向けた怒濤の展開に総毛立ちながらも燃え上がり、黒猫の情念の籠もった呟きがあまりに衝撃的ながらも感動的なエンディングで涙が出ました。
聴くだけでこれだけ燃え上がり感動出来るのだから、原作を読めば更に物語と作品を深く体感出来るのは間違いないかと思います。

やはり個人的に黒猫の歌に圧倒されました。
その歌唱力・表現力は凄いとしか言えないです。



本作の主人公とも言える妻子を失った彷徨える武人。
我が子を蘇らせる為に凶行を繰り返す鬼母、信仰のもとに狂っていく巫女、不憫な子を想う男。
そして己の暮らしの為に、無関心に常軌を失って行く村人たち…。
様々なキャラクターが登場しますが、彼女の歌により生々しいまでに聴く者の心に突き刺さります。
詳しくはネタバレになりますが、例の「はな」と言う呟きはアルバムをリピートして聴くと鳥肌モノです。

あと先に苦手だと言った瞬火の歌。
本作では全く気になりませんでした(苦笑)。



瞬火自身の本作に賭ける意気込みは、正に鬼気迫るものがあります。
何より、この人はソングライターとして素晴らしい。
実はバラエティー豊かな楽曲が揃った本作、高いテンションが一瞬たりとも落ちない楽曲構成は実に秀逸。
正に組曲の通り、本作は12曲の楽曲が揃ってこそ1つの楽曲。
あとサポート・メンバーですが、土橋誠のDrも個人的には良かった。
非常にタイトながら手数・脚数の多いプレイは、楽曲を更に劇的に盛り上がるのに絶大に効いてます。

いや~コレは凄いアルバムです。
暗く重いアルバムかもしれないですが、コレは文句無しで傑作。
バンドとファンの方々、本当にごめんなさい。
今更ながら陰陽座の大ファンになりました(苦笑)。
僕みたいに今まで陰陽座を聴いた事のないメタル・ファンも、このおぞましくもドラマチックな世界を是非体感して欲しいと心から願います。


 鬼がいなけりゃ拵えりゃええ



「終末」への序章

2011-12-23 12:22:17 | 映画
期待のSF超大作『プロメテウス』の予告篇が公開されました!

いや~コレがまた凄まじい!!

巨匠リドリー・スコットが、本当にSF映画というジャンルに帰還を果たしたのは感慨深いです。

しかし、何なんでしょう…この圧倒的なスケールと映像美は?!

新世紀のSF映画の最高傑作誕生を期待したいと思います。





「わたしも間違っていた、あなたはもっと間違っているわ…本当にゴメンなさい」

「“起源”を求めたが、我々は“終末”を発見した」

2011-12-18 22:29:27 | 映画
いよいよリドリー・スコット監督のSF超大作『プロメテウス』の予告篇が間もなく公開されます。
このブログでも何度かネタにしようと思ったものの、もう少しネタを整理してから取り上げようと思いました。
巨匠リドリー・スコットが久々に「SF」というジャンルで映画を撮る事は大歓迎。
でも極端な秘密主義で有名なリドリー・スコットと、映画会社の20世紀FOXは極端にネタバレを嫌い徹底して漏れた情報を削除しまくってます(苦笑)。



企画立案時は『エイリアン5』としてシリーズの生みの親であるリドリー自身が完結させる話だった。
しかし構想が膨らみ過ぎて、もう『エイリアン』シリーズの枠を越えた全く新しい作品になったとか。



『エイリアン』シリーズと言うよりも、リドリー自身が抱えていた実写映画化企画『終わりなき戦い』(原作は傑作!コレはコレで観たい!!)の要素を持つとか…様々な噂や憶測が生まれました。
そんな中、リドリー自身や製作・出演者たちが語った印象的なコメントをいくつか挙げると…。



・人類が“創造主”に牙をむく神話的要素を持つ。

・シガニー・ウィバーのカメオ出演は絶対に有り得ない、本作はリプリーが生まれる前が舞台だから。

・人類が宇宙で遭遇する、また新しい“恐怖”を描く。

・本作のラスト8分、本作が偉大な『エイリアン』シリーズのDNAを受け継いだ作品だと判るだろう。

ってな感じ。
要は当初の企画通り、シリーズの新作と言うよりも、『エイリアン』という記念すべき第1作目の前日譚を描く内容だと思って良いでしょう。



最も象徴するのが撮影開始直前に、当の御大リドリー自身が言った「そもそもスペース・ジョッキーとは何者なのか?と視点が重要」でしょう。
それを匂わせるのがコレ。







当時は、この巨大宇宙人(地球人の創造主?!)が“究極の生物兵器”として「エイリアン」を生み出したと言われていました。
それが結局「自滅」という最悪の結果となった今、人類との関連が非常に興味深くなってきます。







デザイナーにH・R・ギーガーを迎えている事実が、より第1作目を意識したヴィジュアルと世界観になるのは間違いないかと思います。

あと本作を語る上で重要なのは、人類による他の惑星を改造するテラ・フォーミング。
ここにウェイランド湯谷のロゴがついたマシンが登場する事からも、結局何だかんだ言っても『エイリアン』シリーズの世界観を尊重した作品であるのは間違いなく、新たな惑星にて人類は禁断の“何か”と遭遇する展開でしょう。








来年の夏、ホンマに凄いことになりそうな予感がします。

正式な予告篇の公開を待っていたいと思います!!











燃えがる髑髏!!

2011-12-17 10:08:57 | 映画
『Ghost Rider: Spirit of Vengeance』の新しい予告篇が公開となった。

コレが凄い!

監督が『アドレナリン』シリーズのマーク・ネヴェルダイン&ブライアン・テイラー。
そのハイテンションかつ、バカで豪快なアクション演出は迫力満点!!



そして我らがニコラス・ケイジ。
確か「今回はゴシック・ホラーの要素が強くなる」みたいな発言をしていましたが、ある意味前作を遥かに越えるヴァイオレンス・アクション映画になりそうな予感。
何よりも我らがニック、狂気すら漂う演技が今回も全開なようで嬉しい(笑)。



予告篇で見せ過ぎって感じもしますが、今回のゴースト・ライダーはカッコ良い!
その大暴れっぷりと、問答無用で悪党を血祭りに上げる極悪っぷりが最高。
こういうゴースト・ライダーが観たかったんですよ!!

全米公開が来年2月、さて日本公開はいつになるやら?!



「奴ら」が帰還する夏!!

2011-12-13 22:06:38 | 映画
来年の夏、アクション超大作として期待している『G.I. Joe Retaliation』。

その最新の予告篇が公開となった!

コレを観る限り「お子様向き」玩具感覚は排除され、よりダークでシリアスな戦争アクション超大作になるのが判ります。

ただ主人公デュークこと、チャニング・マシュー・テイタムの存在感があまりに薄い。
ひょっとして冒頭のコブラ襲撃によって戦死でしょうか?!



本作の事実上の主人公は、今やハリウッド最強の肉体派ロック様なのは判った。
前作のラストを踏まえ、アメリカ政府(事実上は「コブラ」に占拠されてる)の陰謀によってチームは壊滅。
生き残ったメンバー達が、戦死した仲間達の復讐の為に今や政府と一体化したコブラに戦いを挑むって感じでしょうか?!



個人的には、何よりもスネークアイズ(演じるのはレイ・パーク!)の登場が嬉しいです。
マスクとコスチュームが、前作よりもコミック/アニメ版に近くなっている印象を受けました。
あとライバル、そのシャドウ・ストーム。
しっかり登場するのは判っていたのですが、やはりイ・ビョンホンはムキムキの半裸で登場するんやね(笑)。
スネークの最大の「見せ場」とも言える、例の断崖絶壁にアクション。
一体どう撮ってるんでしょうか?!
誰かの身体(主役クラスの負傷者?)をカバーしながらの戦いみたいで、更にスリルは倍増って感じです。

早く観たいです!

来年の夏、楽しみで観たい映画が一本増えました!!





Show Me How To Live/ROYAL HUNT

2011-12-11 15:29:54 | 音楽
デンマークが生んだ最強のシンフォニック・メタル・バンド、ROYAL HUNT。
その最新作である『Show Me How To Live』を聴いた。
本作はバンドだけでなく日本のファンにとって、非常に重要な意味を持つアルバムだと言える。




何故、重要なのか?
その明確な答えは、かのD.C.クーパーがシンガーとして13年振りにバンドに完全復帰したから。

個人的にはD.C.がバンドを脱退以降、ROYAL HUNTというバンドを全く聴かなくなってしまった。
D.C.が脱退後、バンドはジョン・ウェストとマーク・ボールズというメタル・シーン屈指の最強シンガーを迎えていた。
しかしD.C.という類い希なシンガーの凄まじい歌とパフォーマンスを体感した者として、「あの時」以上の興奮や感動を得られる事が無かった。

本作の最大のポイントはD.C.の“歌”にある。
この声と歌がもたらす“特別な何か”は、間違いなくROYAL HUNTというバンドの最大の武器。



D.C.はROYAL HUNT脱退後、ソロや様々なバンド/プロジェクトに参加してきた。
その超人的な歌唱力に圧倒される事はあっても、以前に聴かれたような煌めきや感動を得る事はなかった。
しかし、このROYAL HUNTというバンドには「この声」なのだ。
以前よりも深みと威厳さが増しながらも、随所で天空を突き抜けるような高音域でのスクリームは全く衰えていない声と歌唱。
D.C.クーパーの歌を聴くだけでも本作の価値は充分にある。

そして天才アンドレ・アンダーセン。
今も枯れる事の無いソングライティングの素晴らしさは、本作の持つ異様な緊張感と完成度の高さに繋がっている。



本作には捨て曲は存在しないし、下手すれば「弾き過ぎ」と思われ気味のプレイも際立っている。
以前のようなコテコテの様式美という訳ではなく、少々プログレッシヴな味付けが効いたシンフォニックでメロディアスなメタルは聴くの魂を震わせる。
アンドレ自身は懐疑的ではあったが、やはりD.C.とのコラボレーションより生み出される絶大な力は魅力的である。

あと個人的に本作の「影の貢献者」として挙げたいのがヨナス・ラーセン(G)の存在。
ROYAL HUNTに加入して、初のアルバムとなったヨナス。



リッチー・ブラックモアより絶大な影響を受けたというヨナス、彼のプレイは実にカッコ良い。
クラシカルでメロディアス、そして聴く側のツボを心得たテクニカルな速弾きと印象的なフレーズ。
個人的には故クリス・オリヴァ(SAVATAGE)を彷彿とさせ、楽曲を更にドラマチックに盛り上げる重要な要素を担っている。

全7曲、約46分。
少し物足りないと言う印象を拭えないのは事実ながらも(苦笑)、このオープニングからラストまで一気に駆け抜けるテンションの高さと疾走感は実に素晴らしい。
ファンには、ROYAL HUNTの新たな傑作として歓迎されるだろう。
そして今までROYAL HUNTを聴いた事がなかったメタル・ファンは、本作をキッカケとしてD.C.在籍時の前2作の傑作も聴いて欲しいと心から願ってしまう。




「コチラは1名負傷!」
僕は翼を広げて耳を傾ける
飛び交う怒号、罵声、そして呪いの言葉
地面に誰かが倒れていく
目を閉じれば「1名負傷」というのが僕だって事に気付いた