注文していた、IN FLAMESの最新作『A Sense Of Purpose』がやっと届いた。
先に結論から言ってしまうが、コレは素晴らしい! 文句なしの傑作!!
前作の『Come Clarity』もバンドにとっての最高傑作かと思ったが、最新作はまた別の意味で「傑作」だと言える。
こういう言い方には語弊があるかもしれないが、この『A Sense Of~』でバンドが提示したサウンドは、もはや「メロ・デス」そして「デス・メタル」の範疇にあるモノではない。
コレはIN FLAMESらしい攻撃性やモダンさ、エクストリームさを残しながらも、よりメロディックな正統派HMだと言える。
もっとハッキリ言えば、今までで最も「ポップ」かつ「キャッチー」なサウンドである。
前作が自らが築き上げた「メロ・デス」とジャンルにあり、バンドにとっての最高傑作であった。
この最新作はそれを踏まえて、より幅広いリスナーとファンの獲得を狙った、未来を生きる「現在進行形」のメタル・バンドとして「傑作」だと言える。
中でも特筆すべきは、アンダース・フリーデンのVOの飛躍的な向上だろう。
前作リリース時、インタビューにおいて「叫んだり喚いたりするのは得意だし、何の問題も感じない。ただメロディーをしっかりと唄う事は、俺にはプレッシャーであり課題も多い」と語っていた。
先の「METALLION」のインタビューにおいて、アンダースは「最近のメタル・バンドにありがちな、スクリームしながら、コーラスだけクリーン・ヴォイスで唄うスタイルにはウンザリだ!」と吐き捨てた。
しかし、デス・メタル/メロ・デスのシーンにあって、デス・グロウとクリーン・ヴォイスの唄い分けスタイルを作り上げた張本人はアンダース自身でもある(笑)。
最新作を聴けば判るが、彼はスクリームやグロウというスタイルではなく、基本はシャウトしながらメロディアスに唄い上げる新たなスタイルを披露している(とは言え随所で「ヴォ~っ」や「ギャァーっ!」とスクリームは入れている:笑)。
アンダースのシンガーとしての圧倒的な向上が、バンドの楽曲作りの幅の広がりにもつながっているだろう。
イェスパーとビョーンのギター・コンビも素晴らしい!
本作も前作と同じく「捨て曲」が無く、叙情的に絡み合い、鋭く斬りつけるギター・ワークも良い。
あと個人的には、実にキーボードが重要かつ効果的に使われていると思った。
今まで北欧のエクストリーム系メタルを敬遠したファンには、正に「入り口」となるであろう素晴らしいアルバムだと思う。
ただ、前作を彷彿とさせる日本盤ボーナス・トラック(3曲も!)には、IN FLAMESのファンには賛否両論が別れそうな気がする(笑)。
メロ・デス云々ではなく、多くのメタル・ファンに聴いて欲しい素晴らしい傑作だと思う。
このまま倒れてしまうのが怖い
そして「もう手遅れだ」と
後になって思い知らされるのはもっと怖い
また眠れない
また眠れなくなる
俺の頭を冷静にさせるんだ
余計な考えは消してしまえ!
PS:アルバムは傑作でも、やっぱりジャケットは「微妙」やね(苦笑)。
『The Mirror's Truth』のPV、やはり“微妙”かな?!
先に結論から言ってしまうが、コレは素晴らしい! 文句なしの傑作!!
前作の『Come Clarity』もバンドにとっての最高傑作かと思ったが、最新作はまた別の意味で「傑作」だと言える。
こういう言い方には語弊があるかもしれないが、この『A Sense Of~』でバンドが提示したサウンドは、もはや「メロ・デス」そして「デス・メタル」の範疇にあるモノではない。
コレはIN FLAMESらしい攻撃性やモダンさ、エクストリームさを残しながらも、よりメロディックな正統派HMだと言える。
もっとハッキリ言えば、今までで最も「ポップ」かつ「キャッチー」なサウンドである。
前作が自らが築き上げた「メロ・デス」とジャンルにあり、バンドにとっての最高傑作であった。
この最新作はそれを踏まえて、より幅広いリスナーとファンの獲得を狙った、未来を生きる「現在進行形」のメタル・バンドとして「傑作」だと言える。
中でも特筆すべきは、アンダース・フリーデンのVOの飛躍的な向上だろう。
前作リリース時、インタビューにおいて「叫んだり喚いたりするのは得意だし、何の問題も感じない。ただメロディーをしっかりと唄う事は、俺にはプレッシャーであり課題も多い」と語っていた。
先の「METALLION」のインタビューにおいて、アンダースは「最近のメタル・バンドにありがちな、スクリームしながら、コーラスだけクリーン・ヴォイスで唄うスタイルにはウンザリだ!」と吐き捨てた。
しかし、デス・メタル/メロ・デスのシーンにあって、デス・グロウとクリーン・ヴォイスの唄い分けスタイルを作り上げた張本人はアンダース自身でもある(笑)。
最新作を聴けば判るが、彼はスクリームやグロウというスタイルではなく、基本はシャウトしながらメロディアスに唄い上げる新たなスタイルを披露している(とは言え随所で「ヴォ~っ」や「ギャァーっ!」とスクリームは入れている:笑)。
アンダースのシンガーとしての圧倒的な向上が、バンドの楽曲作りの幅の広がりにもつながっているだろう。
イェスパーとビョーンのギター・コンビも素晴らしい!
本作も前作と同じく「捨て曲」が無く、叙情的に絡み合い、鋭く斬りつけるギター・ワークも良い。
あと個人的には、実にキーボードが重要かつ効果的に使われていると思った。
今まで北欧のエクストリーム系メタルを敬遠したファンには、正に「入り口」となるであろう素晴らしいアルバムだと思う。
ただ、前作を彷彿とさせる日本盤ボーナス・トラック(3曲も!)には、IN FLAMESのファンには賛否両論が別れそうな気がする(笑)。
メロ・デス云々ではなく、多くのメタル・ファンに聴いて欲しい素晴らしい傑作だと思う。
このまま倒れてしまうのが怖い
そして「もう手遅れだ」と
後になって思い知らされるのはもっと怖い
また眠れない
また眠れなくなる
俺の頭を冷静にさせるんだ
余計な考えは消してしまえ!
PS:アルバムは傑作でも、やっぱりジャケットは「微妙」やね(苦笑)。
『The Mirror's Truth』のPV、やはり“微妙”かな?!