遅ればせながら、METALLICAの最新作『Death Magnetic』を聴いた。
いや~コレは色んな意味でスゴいアルバムだ。
既に20年近くの付き合いだったプロデューサーだったボブ・ロックと手を切り、本作はアメリカ・ヘヴィ・ミュージック界の首領リック・ルービンをプロデューサーに迎えている。
プロデューサー交替が最も顕著に現れているのが、荒く生々しい音作り(ラーズのドラムの音が一番変わった:笑)だろう。
パワフルでライヴ感に溢れているが、実は細部まで計算され作り込まれているのが、いかにもMETALLICAというバンドらしいと思えてくる。
ルービンはMETALLICAに「80年代に戻れ!」と言う指示を出した様だが、本作はこの80年代への「原点回帰」というのが大きなキーワードになっている。
正直、今更彼らに80年代に戻れ!と言っても無理だし、あの頃のマジックを期待するのは不可能だろう。
バンドが出した答えが、本作の楽曲にある。
確かに鋭い金属的なリフ、またリフの洪水により「あの頃」のスラッシーな“空気”を再現しつつ、ジェイムズのVoは基本『Metallica』や前作の延長にある“歌物”という巧みな構成の楽曲がズラリと並ぶ。
アルバム収録曲を絞り込んだだけあり、本作には捨て曲が無く、長い曲ばかりだが高いテンションのままラストまで突進する構成は圧巻だ。
しかし、個人的には本作の“真の主役”はカーク・ハメットのギター・ソロにあると思う。
前作ではギター・ソロがカットされ、ファンの間でも賛否両論を呼んだ。
本作では前作の鬱憤を晴らすかの如く、派手に弾きまくっているのがポイントだろう。
一部では批判されがちだが、彼のツボを押さえたスリリングがギター・ソロは、楽曲を更にエモーショナルにしていると思う。
ベテランならではの力技を本作で発揮し、また後続の若いバンドに絶対的な影響を与えるのは間違いない。
賛否両論あるだろうが、個人的には新世紀の新たなMETALLICAの傑作だと思う。
ただ、本作のようなアルバムは“次”には使えない、この“次”はどんな事をこのモンスター・バンドがやるのか興味深い。
人生を破壊され、骨を折り、殴られ、傷を負っても
俺たちは絶対に弱音は吐かない
来るべき苦しい日々を味わいながら
己の傷跡を見せつけている
いや~コレは色んな意味でスゴいアルバムだ。
既に20年近くの付き合いだったプロデューサーだったボブ・ロックと手を切り、本作はアメリカ・ヘヴィ・ミュージック界の首領リック・ルービンをプロデューサーに迎えている。
プロデューサー交替が最も顕著に現れているのが、荒く生々しい音作り(ラーズのドラムの音が一番変わった:笑)だろう。
パワフルでライヴ感に溢れているが、実は細部まで計算され作り込まれているのが、いかにもMETALLICAというバンドらしいと思えてくる。
ルービンはMETALLICAに「80年代に戻れ!」と言う指示を出した様だが、本作はこの80年代への「原点回帰」というのが大きなキーワードになっている。
正直、今更彼らに80年代に戻れ!と言っても無理だし、あの頃のマジックを期待するのは不可能だろう。
バンドが出した答えが、本作の楽曲にある。
確かに鋭い金属的なリフ、またリフの洪水により「あの頃」のスラッシーな“空気”を再現しつつ、ジェイムズのVoは基本『Metallica』や前作の延長にある“歌物”という巧みな構成の楽曲がズラリと並ぶ。
アルバム収録曲を絞り込んだだけあり、本作には捨て曲が無く、長い曲ばかりだが高いテンションのままラストまで突進する構成は圧巻だ。
しかし、個人的には本作の“真の主役”はカーク・ハメットのギター・ソロにあると思う。
前作ではギター・ソロがカットされ、ファンの間でも賛否両論を呼んだ。
本作では前作の鬱憤を晴らすかの如く、派手に弾きまくっているのがポイントだろう。
一部では批判されがちだが、彼のツボを押さえたスリリングがギター・ソロは、楽曲を更にエモーショナルにしていると思う。
ベテランならではの力技を本作で発揮し、また後続の若いバンドに絶対的な影響を与えるのは間違いない。
賛否両論あるだろうが、個人的には新世紀の新たなMETALLICAの傑作だと思う。
ただ、本作のようなアルバムは“次”には使えない、この“次”はどんな事をこのモンスター・バンドがやるのか興味深い。
人生を破壊され、骨を折り、殴られ、傷を負っても
俺たちは絶対に弱音は吐かない
来るべき苦しい日々を味わいながら
己の傷跡を見せつけている
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