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ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

ESCAPE FROM NEW YORK

2008-08-09 11:54:19 | 映画
最近、体調を崩してブログの更新が滞ってしまった。
夏風邪から気管支をヤラれ、連日激しい咳に苦しんでおります。

さて、そんな中、待望の『ニューヨーク1997』の廉価版DVDが届きました。
いや~やっぱり面白い! 最高です!!

何と言っても本作を語る上で外せないのが、映画史上最高のアンチ・ヒーローの一人でもある、我等がスネーク・プリスキンではないかと思います。


飄々としながらも、決して権力には屈しない孤高の姿は、このキャラクターを生み出した御大ジョン・カーペンター自身の姿を自己投影したものだと言っても過言ではないかと思います。

巨大な監獄と化したNYに大統領救出の任務を、自らの自由と引き換えに引き受けたものの、身体に超小型爆弾を仕込まれる不用心と言うか間抜けな一面。
タイムリミットが24時間しか無いのに、イスに座って一服する姿は余裕なのか、全く危機感が無いのか定かではなく。
挙げ句の果てには、出会った人間から片っ端から「アンタは死んだ筈だ」とか、「思ったよりチビだ」と言われる始末。
そんな事を言われても、どんな窮地に追い込まれても、焦らずその場を切り抜けてしまうクールなスネーク。
ホンマ「漢」たる者は、こうありたいと願う憧れの存在でもあります。


さて、本作はアクションでありながら非常にメッセージ色が強い一面があります。
それが名優である故ドナルド・プレザンス扮する大統領、そして巨大な警察国家となった未来のアメリカ像ではないでしょうか?!
特に大統領は監獄で囚われの身の時は、自らの身に降り掛かる恐怖に怯えて、監獄のボスであるデュークの前では道化と化します。
それが監獄を脱出し、立場が逆転すると何の躊躇もなく、デュークへの嘲りと怒りを込めて銃で惨殺します。
このシーンは非常に衝撃であり、本作が持つ意味を雄弁に語ってくれている様に感じます。

そして訪れる、今や伝説と化したラスト・シーン。
もう鳥肌が立つ程のカッコ良さであり、スネークというキャラクターが永遠の命を受けた瞬間でもあります。

今、本作のリメイクの企画があるそうです。
一時期、2代目スネークにはジェラルド・バトラーの起用が決定したものの、今は降板してしまいました。
一体誰が2代目スネークを襲名するんでしょうか?
個人的には本作のリメイクには反対(超大作としてリメイクさるのが望ましい)ではなく、一番の問題は一体誰がスネークを演じるかって事。
個人的にはヒュー・ジャックマンかクリスチャン・ベールが適任かと思うのですが…?!

もう本作が公開されて25年以上の歳月が流れましたが、本作の持つ魅力は全く色褪せてはいません。
未見の方は是非この機会に観てみて下さい、カッコ良いですよ!!

「…俺の名前はプリスキンだ。」

PS:『ニューヨーク1997』の予告篇



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