東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

ようやく織りあがった毛糸布、しかしながら

2021年10月10日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 9月に入ってからずっと、仕事や野良仕事などの合間に毛糸布を織り続けてきました。ようやく織りの終わりが見えてきました。経糸はまだまだ余裕はあるのですが、去年織った毛糸布よりも長く80cm位になりました。それに、経糸の状態がますます悪くなり、これ以上織ることか困難になってきたこともあります。さらに、今月から来月にかけて国木田独歩関連で学校に講義に行ったり、独歩に関わる史跡を巡って解説するなどの企画が目白押しです。そのため、織りはここで切り上げることにしました。

       経糸にまだ余裕があるものの、ここで織りを終了


 いろいろな行事でここ数日間心身共に疲れているのか、織りが雑になってきたように思います。丁寧に織ることができなくなってきたのです。経糸の撚りが解けたり、綜絖穴に経糸が詰まったり、はたまた横糸が切れたりなど散々です。これまで、それらを修復をしながらの織りの連続でした。目標の80cm位の長さに織ったので、これで良しとしました。

  撚りが解けた経糸    綜絖穴に詰まった経糸   切れてしまった横糸
  

 出来上がった毛糸布を伸ばしてみると、ミスがたくさん見つかりました。中央部の亀甲模様の大きさがみな違うのです。また、鋭角の部分が尖っていない箇所もあります。また、直線部がたわんでいる箇所もありました。今年は試作品だと思うことにしました。
 来年は、第一に経糸も横糸も太さが均一な双子を紡ごうと思います。太さがまちまちだと、どうしても模様がゆがむのです。荒さも目立ちます。第二に、毛糸の色を変える位置を明確にすることです。模様の図面又は設計図を書いておく必要があると思います。
 今回織った毛糸布は、織機から切り離してフリンジ加工します。やっと終わりが見えてきました。

    長さ80cmに達した毛糸布      織り間違えたため、織り直す
 


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