猛暑の中、31日に4ヶ国(Japan,Russia,Sweden,Netherlands)のスカウト達が世界ジャンボリーで山口県田布施町麻郷小学校にやってきました。私はその日、田布施町の郷土館勤務でしたが、交代していただいて麻郷小学校に行きました。
昔遊びなどの交流後、伝統ある麻郷嵯峨音頭をスカウト達と一緒に踊る
私が麻郷小学校に着いたとき、小学生達はスカウト達と昔遊びやドッジボールなどで一緒に遊びながら交流していました。私は、伝統的な子供の遊びであるコマ回しの輪に入りました。私が少しばかり教えたのはロシアから来たスカウトでした。私が見本のためにコマを回して見せました。彼もチャレンジしましたが、少し難しいようでした。彼は「one more try !」などと言っては何度かトライしていましたが、残念ながらコマは回りませんでした。今の日本の子供達でも回せないのに、ロシア人にとってもコマ回しは難しかったようです。
輪になり麻郷嵯峨音頭を踊る 和太鼓を叩いてみるスカウト達
最後に麻郷嵯峨音頭をスカウト達と一緒に踊りました。日本のスカウトはなじみでしょうが、欧州から来たスカウト達は日本の盆踊りは初めてのようでした。北欧のダンスと比べて、テンポが遅いので戸惑っていたように思えました。でも、両脇の小学生達を真似しながら踊っていました。彼らと一緒に踊った小学生達は、伝統あるふるさとの盆踊りを練習したとおりに元気に踊っていました。私も少し踊りました。
スカウト達、和太鼓を叩くのは初めてかな 和太鼓をスカウトに教えている小学生
踊りが終わると、スカウトにバチを渡して和太鼓を試しに叩いてもらいました。大陸の太鼓は、持ち運びしやすいように小型の太鼓が多いように思います。このため、据え置き型の大太鼓は珍しかったのではないでしょうか。スカウト達は、小学生と一緒になって興味深く叩いていました。言葉が通じなくても、笑顔は通じます。ジェスチャーを交えながら楽しく交流していました。
スカウト達は、小学生達と一緒に笑顔で大太鼓を叩く
麻郷嵯峨音頭が終わるとお別れです。2時間程度の交流でしたが、お互いに得るものがあったのではないでしょうか。欧州のスカウト達がアジアの東端にある日本に来ることはめったなことではないと思います。また、麻郷小学校の子供達もめったなことでは、欧州の国の人に逢うことはないと思います。お互い良い刺激になったと思います。
プレゼント交換など、スカウト達とのお別れ
最後に麻郷小学校の生徒からgood day, good-byeの歌のプレゼントがありました。そして、スカウト達と小学生達はハイタッチをしてお別れです。バスに乗り込むスカウト達に最後まで手を振っていました。バスが動き出すと、さらに元気よく手を振っていました。バスの中のスカウト達も、それに応えてバスの窓から手を振っていました。
私は個人的に、15年位ぶりにボーイスカウト活動に関わることができて、懐かしくもありとても嬉しかったです。
対面でお別れの挨拶 good day, good-byeの歌 スカウトと小学生、
互いに手を振る