東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

秋ジャガイモを初収穫

2014年12月07日 | 野菜:芋類

 8月に植え付けた秋ジャガイモがようやく収穫時期を迎えました。私は毎年、初霜が降って葉が枯れた直後に秋ジャガイモを掘り上げます。この時期を逃すと、茎も枯れて株の位置が分かりにくくなります。今朝、ジャガイモの葉がしおれるように枯れていたため、初めての秋ジャガイモ収穫となりました。

   しおれるように枯れたジャガイモの葉         〇はまだ枯れていない茎
 

 このジャガイモの品種は、アンデスです。私が東京八王子に住んでいた頃、よく作った品種です。このジャガイモの一番目の特徴は、皮の色が赤いことです。二番目の特徴は、夏収穫した芋を秋用として再利用できることです。つまり秋ジャガイモの種芋を買わずに済みます。そして、収穫した秋ジャガイモを、さらに来年も再利用できます。ある意味、コストがかからない自給用に適したジャガイモかも知れません。ただ私の経験上、何年も使いまわしていると収穫量が落ちるようです。
 ところで私が30歳代の頃、山梨県などの山間地域で作られていた雑穀などを調査したことがあります。その時、お米を作れない山間地域では、ジャガイモが重要な食料であることが分かりました。江戸時代に持ち込まれたジャガイモは、山間地域の人々を飢えから救ったのです。九州や瀬戸内海地域で作られてきたサツマイモと対比できます。

               今回初収穫した皮が赤いジャガイモ

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