8月15日午前は草刈りで疲れたので、午後は平生に買い物に行ってきました。帰りに、私が子供の頃によく歩いた箇所を散策してみました。半年前の帰省時は平生中心部を散策したので、今回は平生西部の街並みをのんびりと、昔を思い出しながら散策しました。
私が保育園児だった50年くらい前、平生西部には広大な田んぼが広がっており私の親戚もありました。田植え時期になると女衆は総出で田んぼに出ていました。田んぼのあちこちで田植えをする女衆のにぎやかな声が聞こえていました。昔は藁葺き屋根が多かったのですが、今はほとんど見られません。あってもトタンで覆われています。
トタンで覆われた藁葺き屋根 幼児の頃よく行ったお寺
平生西部を散策した後、バイクで麻郷に行きました。平生は私が幼児の頃に過ごしましたが、麻郷は小学生時代を過ごしました。小学校に行ってみると、だいぶ校舎建設が進んでいました。半年前は校舎の姿さえ見えませんでしたが、今は防塵布に覆われた校舎がおぼろげながら見えます。
45年ほど前に立てられた今の体育館と小学校校舎
今の麻郷小学校校舎は、私が小学生時代に木造校舎から鉄筋校舎に建て替えられました。まだまだこの鉄筋校舎は使えるように思いましたが、麻郷公民館館長をしている友人に聞くと「現校舎の耐震基準が今の耐震基準に合わなくなったため。」とのことです。昨今地震が多いので、建替えは仕方がないのでしょう。
新しい小学校校舎の姿がおぼろげながら見える
小学校校舎の建築現場を見終わると、小学生時代にカンナを植えた国道(188号線)を散策しました。小学6年生の時に東京オリンピックがあったのですが、この国道を聖火が走ることになりました。「聖火が通ることを記念してカンナを植えた。」ように記憶しています。暑い日差しの中でクワやスコップを使って小学生総出でカンナを植えました。
わずかに残ったカンナの花 民家に接して花が咲くカンナ
ほとんどの道路はオリンピック後の拡張工事で幅が広がりました。そのときに邪魔なカンナは伐採されたのでしょうか、なかなかカンナを発見することができませんでした。ポツリポツリと単独で花が咲いている株しかありませんでした。しかし、列になって咲いているカンナを発見しました。そこは、国道が廃道になった箇所です。廃道になったので、道幅も拡張されずカンナが生き残ったのでしょう。植えたとおりに列になって見事に咲いていました。
廃道になった国道脇で、列になって見事に咲いているカンナ