東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

デュアルコアCPUのパソコン製作(4)

2006年07月25日 | パソコン,電子機器
 マザーボードにCPUを取り付けると、そのCPUを冷やすためのCPUクーラーを取り付けます。ソケット478とは異なって4つの穴に差し込むだけなので、最初はちょっと戸惑いました。

      CPUクーラーを取り付ける


 私が学生時代のCPUは、8080や6800などの8ビットCPUでした。これらのCPU消費電力はわずかでしたので、CPUクーラーなどは必要ありませんでした。せいぜい通風をよくするだけで足りました。
 マザーボードにCPUクーラーを取り付けると、PCケースにいつ入れてもいいようにバックパネルを取り付けておきます。そして、メモリをマザーボードに取り付けました。今回のマザーボードのチップセットは865Gであるためデュアルチャネルメモリが使えます。デュアルチャネルメモリを使うと、原理的には転送速度が2倍になります。512MB x 2 のトータルで1GBのメモリにしました。

   バックパネルの取り付け             デュアルチャネルメモリ
 

 今回のマザーボードはとても安いので、メモリスロットは2箇所しかありません。512MBのメモリを2個差し込んで終わりです。トータル1GBなので普通に使うならば充分でしょう。

    メモリスロットにメデュアチャネルメモリを差し込む


 今回パソコンを製作しながら、学生時代(1970年代)を思い出しました。
 液晶もなくすべてCRTでした。専用のCRTも高価でしたのでTV受像機に画面を出していました。初めて購入したCRTはうすい緑色を発色するものでした。今のようなきれいな画像は表示されずすべてキャラクタディスプレイでした(当然色もなし)。初めて文字を画面に表示させた時は嬉しかったものです。
 大型コンピュータの世界ではフォートランやCOBOLが幅をきかせていましたが、家庭用コンピュータ(当時はパソコンという言葉もなかった)の世界ではBASICが出てきてようやくアセンブラや機械語から開放されました。
 通信速度も遅くて確か300BPS程度ではなかったかと思います。電子タイプライタに1文字ずつ文字を打っていましたし、カセットレコーダーに記憶していました。今のように30Mや光通信の100Mにはとてもとても及びません。OSなるものもなく単にモニターとか言っていました。不便なので自分でアセンブラで各用途のサブルーチンを組んでメモリに配置するなど工夫していました。ようやくCP/Mと言うOSの前身が出て来る頃でした。
コメント
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