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岡野宏文・豊崎由美『百年の誤読 海外文学編』

2010年08月14日 15時06分49秒 | 文学
岡野宏文と豊崎由美の『百年の誤読 海外文学編』(アスペクト)を図書館で借りて読む。
100冊の本を紹介しているのだが、ざっと読んだところで読みたくなったのはミシェル・ビュトールの『時間割』だけだった。それとレイモンド・カーヴァーの短編もおもしろいのかなあと少し思った。村上春樹は読むのだが、彼の翻訳したものは熱心には読んでいない。
百年間の100冊の本を読んで紹介するという企画は良いものだと思うのだが、人選が悪いのかあまりおもしろくなかった。
二人の意見にそんなに違いがないのが原因かもしれない。丸谷才一と豊崎由美とか、そんな異色の組み合わせでやってみてほしいと思った。
ものすごくたくさんの本を読んで、しかもよく分かっている重鎮(丸谷才一みたいな)がこういう企画の本には必要なのだなあと思った。
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