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吉田秀和とか庄司薫とか

2012年06月03日 23時24分06秒 | 文学
音楽評論家の吉田秀和の追悼番組をNHKで放送していたのを録画して見る。
吉田秀和については何度かクラシック音楽に興味を持った時に読もうとしたことがあるのだが、代表作がなんなのかわからないことと、朝日新聞の連載を見ても敷居が高そうで、読んでいない。朝日新聞の連載は丸谷才一、大江健三郎と並んで最後まで読み切ることのできない連載だった。
はっきりとした代表作があるというのは、まったくの初めての読者にはとっつきやすいものだ。
江藤淳であれば『成熟と喪失』、吉本隆明であれば『共同幻想論』、小林秀雄であれば『無常という事』を読めばいいというふうに思えるのだが、吉田秀和ははて何を読むべきかよくわからない。クラシック音楽のこともよく知らないし。
今度本屋の追悼コーナーができたら見てみようと思う。

その反対で、代表作が何かわからないのではなく、代表作しか知らないというパターンもあって、庄司薫については代表作しか知らない。
『赤頭巾ちゃん気をつけて』とそれに続く四部作が新潮文庫でなぜだか刊行されているので、気になっている。『赤頭巾ちゃん気をつけて』だけ以前読んだことがある。
しかし『赤頭巾ちゃん気をつけて』シリーズを読むのであれば、橋本治の『桃尻娘』シリーズも読むべきだろうと、わたしのなかの文学オタクの悪魔がささやくので、ちょっとそれはしんどいなと思うのである。
吉川英治の『宮本武蔵』がもうすぐ終わるので次に何を読もうか考えている。
『宮本武蔵』はついにお杉婆が回心した。お通の味方になってしまった。じゃあいままでのひどい姑っぷりはいったいなんだったんだろうと思う。
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M・ナイト・シャマラン原案・製作『デビル』

2012年05月30日 23時59分43秒 | 映画
NHKの番組「未解決事件」を見て、オウム真理教の一連の事件について振り返った。
前回のグリコ・森永事件ほどおもしろくなかった。前回は「そこでなんで捕まえないんだ!」という場面が何度かあり、いらいらさせられてそこがおもしろかったのだが、オウム真理教については一応は誰が犯人であるかもわかり逮捕もされている。そこが違う。
事件の真相解明よりも、麻原彰晃がどれほど悪人であるかを証明するような番組になっていたように思う。
まだテレビで振り返るには早かったのかもしれない。

M・ナイト・シャマラン原案・製作、ジョン・エリック・ドゥードル監督の『デビル』を見た。
想像ほど残酷ではなく、期待よりもおもしろかった。よかった。
エレベーターに閉じ込められてどんどん死んでいく話で、シャマランらしいオチのつけかただった。
シャマランらしい、という以上に評価のしようがない。
短いし気楽に見られる映画だった。
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吉川英治『宮本武蔵』(六)

2012年05月28日 00時16分04秒 | 文学
吉川英治の『宮本武蔵』(六)を読んだ。
佐々木小次郎について全巻に引き続き興味を惹かれた。
格好をつけてはいるが、実は自分を高く売りたいと考えている姿がおもしろいと思った。就活をしているのだなと思った。
長い小説を読んでいるので、次も読みやすくて長いものを読みたいなと考えて何がいいかなと思っている。『デイヴィッド・コパフィールド』と『ミレニアム』がいまのところの候補。
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世間を敵に回す

2012年05月22日 23時50分41秒 | テレビ
NHKの番組「ミュージックポートレイト」で、加藤登紀子と菊間千乃の対談を見た。
僕はもともと子役と女子アナウンサーが嫌いなので、菊間千乃がフジテレビアナウンサーだった時期のことはあまり憶えていないのだが、いろいろたいへんだったのだなと思って番組を見た。加藤登紀子の人生もなかなかすごいのだろうが、菊間千乃の人生の前で少し印象が薄くなった。
きちんと未成年タレントとの飲酒事件についても語っていた。
なぜだか世間から攻撃を受けた人の話に惹かれる。
自分が世間から攻撃を受けたように感じた時期があり、おそらくその頃から、このような話にとても興味を持っているように思う。
世間を敵に回すことで屈折が生まれ、そこに思想が生まれると感じている。それ以外に思想は発生しないだろうとも思っている。
世間から攻撃を受けた人はほとぼりが冷めたころに過去を振り返って語ってほしいものだ。
それで救われるひとは結構いる。

この番組はお互いが自分の人生で大切な10曲を持ち寄って話し合うという番組なのだが、やはり年の近いせいか菊間千乃の選曲の中に「よい」と思える曲が多かった。
自分の人生で大切な曲を10曲挙げろと言われてもなかなかむずかしいだろうなと思う。3曲くらいしかないんじゃないかと思う。
次回は山本耀司と高橋幸宏で残念ながらどっちにも興味が持てない。
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吉川英治『宮本武蔵』(四)(五)

2012年05月21日 22時05分48秒 | 文学

吉川英治の『宮本武蔵』(四)と(五)を読んだ。
四巻は吉野大夫という遊女が登場し、宮本武蔵を助けるのだが、その場面が長くて退屈した。最後に吉野大夫が琵琶をぶっ壊して、武蔵に説教する場面も、退屈だった。
五巻は佐々木小次郎に興味を持った。佐々木小次郎は前髪を残していることと派手な衣装を着ていることが毎回描写されるが、彼がなぜ前髪を残して、もう大人なのに子どもの格好をしているのかは説明されない。佐々木小次郎が死ぬときは、彼の青春が終わるときなのだろうなと想像する。佐々木小次郎が自分の強さを自慢していろいろなひとに嫌われるのも若いってそういうことなのだなと思う。
又八とその母親のお杉婆は、どんなことがあっても宮本武蔵を憎む方向に考えが進むのだが、こういうひねくれた親子って実際にいるだろうなと感じる。
宮本武蔵は子どももきちんと殺す。すごい。しかもいまのところそんなに後悔もしていない。

井上雄彦のマンガ『バガボンド』はこの小説を原作にしているのだが、小説を読む限り、もう小説だけでよいかなという感じがしている。二度も読む物語ではない気がする。
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