浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

食いっぱぐれない方法

2007-02-26 23:17:33 | 食べ物
こないだ函館から友達夫妻が来てて飯食べた。うさぎさん、Chicoryさんも一緒。

彼は大学の同期。一時期一緒に住んでた。奥さんも仲良し。奥さんが逆プロポーズした瞬間にも僕いたしね。札幌に居たときは毎週日曜日彼らの家でご飯食べてた。いやー日曜の夜に一人でご飯って寂しいじゃん。

その奥さんが言うには旦那は「ありがとう」という言葉をなかなか言わないらしい。そう言えば僕もその旦那と付き合い長いけど「ありがとう」と言う言葉はあんま聴いたことないなぁーと思ってた。まぁ、彼と僕の関係で言うと僕がありがとうという場面の方がたくさんあった、ということもあるけどね。そもそも一緒に住んでたのだって僕が居候してたわけだし。わはは。

奥さんが言うには「当然ここは『ありがとう』って言われるだろうな、というシーンでその言葉がないと『アレ?』と思う。その『アレ?』が積み重なるとストレスになる」ということを非常にあっけらかんと(そういう人なので)言ってた。旦那は「いやいや、それは…」と弁解しようとしていたけど、客観的に審議するとこの時点で旦那さんはい、負けー。

こういうのはね、旦那さんも感謝してないわけじゃないだろうし、だいたい感謝の気持ちがない人なんていないからね、でも判断基準は言うか言わないかなんだよねー。

「いっつも感謝してるよ!してないわけないじゃん!」と後で必死になってもだめなんだよね。それより常に「ありがとう」と言ってないと。考えてみるとウチの両親は常にありがとうありがとうと言ってるもんね。

ウチの家訓は「ありがとうとご馳走様を最高の笑顔で言えれば食いっぱぐれない」ってことでして。

昔、金ないときにいろんな人がご飯食べさせてくれたけど、「おいしそうに食べる」「残さず食べる」「最高の笑顔でご馳走様と言う」ってのは一種のエンターテイメントだと思ってましたからね。だから友達のお母さんとかに好かれる。「ほんとshowくんは何でも食べるのねー、気持ちいいわ」と。僕もほめられると弱いんで更においしそうに食べるわけです。で、寝ちゃったりしてね。起きてまた食べてそういう動物みたいな若者が珍しがられてたんでしょうな。しかしまぁただおいしいものおいしく食ってるだけで喜ばれるなんて幸せだよねー。そういう仕事ないもんかね。(あ、彦麻呂とか石塚のポジションか、これ)

いや、実際さー、僕らの両親世代の人が作ってくれるご飯っておいしいんだよね。バランスとか彩りとかも考えてくれちゃったくらいにして。結構贅沢、というか心の贅沢な人たちが多いじゃないですか、ああいう年代の人たちって。なんて言うか皿なんかもこだわってたり。そういうご飯大好きです。

むめもさんちなんかによく行ってご飯食べさせてもらってたけどおいしかったもんね。(美味しいしお母さんおもろいし) 水餃子とかバーベキューとか。ここの家庭はいっつも美味しいもの食べさせてくれた。うーん、そう考えたらむめもさんちのバーベキューに今年は行きたいなー。

そうそう、ドッピオさんちもたまに行くといろんなもの出してくれたな。マドモアゼル唯先生んちも一杯出してくれたなー、そういえば。家で腹いっぱい焼肉食べさせてもらった後に親父さんに連れ出されてバーでピザ二枚とか食わしてくれたもんな。

うーん、考えてみるとなんか食べさせてもらったことって結構覚えてるな、俺。

今回は「ありがとう、って大事」という話しようと思ったんだけど、やっぱり「ご馳走様」も大事だな、と思ってきた。おいしい物を好きな人と食べる、ってこと以上の幸せないね。

こないだも大多福行ってご飯食べてたら目の前の女性は「おいしいおいしい」って食べてくれるし、周り見回したらみんな鍋囲んでおでんつつきながら笑顔なんでほんと幸せになりましたよ。

「鍋」という文化のある国に生まれてよかった、とすら思うもんね。昔、札幌にいたとき日曜日は友達夫妻の家でご飯食べてた、って言ったけどあの時もやっぱり幸せだったもの。なんつーことはない普通の豚バラしゃぶしゃぶですけどね。ビール飲んで豚バラをゴマだれで食べて四方山話して。とりあえず鍋か焼肉囲めばいろんなこと解決すると思うんだよな。だから一回鍋食いに来いよ、ブッシュ、プーチン、正日よ。

パンいただいた後におでん食べた。

2007-02-26 04:39:33 | 食べ物
Chicoryさんにお会いしたらパンいただいた。わーい♪

日曜の朝ごはんにいただきました。Chicoryさん、ありがとう! うまかったです!ポンデージョ(だっけ?もちもちのほう)も美味しかったけどもう一個のほうがかなり美味しかった♪ご馳走様でした♪

女性の手作り食べ物関連(クッキー、パン…)は無条件でうれしいね。すぐ恋に落ちるよ。やっぱ男性落とすコツは「餌付け」ですよ。


日曜は昼間から神谷バーで飲んで夜は浅草のおでんや、大多福行っておでん食べました。
毎回、写真撮るの忘れるんだけど今回は撮ったど。

いや、もう中身ないけどさ。おでん好きっすー。やっぱ真骨頂は練り物系ですな。さつま揚げ、はんぺん、ゲソ巻き。

毎回この店行って「うーん、ちょっと値段高いなぁ」と思ってたけどわかった、いっつも食べ過ぎてたんだ。今日は二人で行ってちまちまおでんつまんで普通の値段だったもんな。いつもは第一陣食べ終えて「まだ入る?」とか話してその第二陣で頼みすぎるからよくないんだよ。多分、オトナは腹いっぱいおでんなんて食べないんだろうね。ちびちびつまんでおしまいなんだろう。

おでんの季節も終わりますな。そうそう、浅草寺裏にある釜飯むつみも春が来る前にいっとかないと。ああ、きりたんぽ鍋のあらまさも忘れちゃいけない。

夏より冬のほうが食べ物おいしいと思う。夏はカレーとビールがあればいいや。

ということでなんか久々に会社に行かない日曜日。ゆったりしたっす。活力を蓄えましたよ。一週間スタートだい。今日は始発で札幌っすわー。

はらきがいってどんな貝じゃ

2007-02-25 00:56:36 | 仕事

とある雑誌のとある調査で「働きがいのある会社」にうちの会社が載ってた。まぁ結構なことですな。「倒産しそうな会社ランキング」に載るよりはよっぽど結構なことですよ。

 

でもさぁ、はたらきがいなんて自分で勝手に決めろよ、という話だと思うんだよな。働きがいがない会社の中でも働きがいを感じて働いてる人もいるだろうしねー。働きがいがある、といわれてる会社の中でも「つまんねー」と思ってる人もいるだろうし。

 

むかーし、リクルートかなんかのCMで「おお、いいやりがい出してるねー」みたいなのあったの覚えてます?新入社員の背中に「ヤリ貝」という貝がついててさ。基本的にそういう「甲斐」は自分で出さなきゃね。「鬼十則」じゃあないけどさ。

 

「不本意な仕事しかしてこなかったよ!」これは萩本金一氏の言葉。仕事なんて基本的に不本意なもんでさ。

 

「お前はどうなんや」といわれるかも知れないけど、結構はたらきがいとかやりがいとかどこに居たってあるからねー。弱点としては「飽きっぽい」ということだけだね。

 

昔、なんか心理テストみたいなので(ちゃんとどっかの会社が作った仕事に対する適正検査みたいの)内容はぜんぜん覚えてないんだけど、「タグボート型」という結果が出た。

 

↑タグボートってこんなの。

 

要は大きい船を引っ張って着岸させる小さい船。つまり仕事で言えば新しいプランを少人数で立ち上げる、ってな仕事が合う、ってこと。 その結果見たとき「あー、そうかもなー」と思った。

 

だいたいでっかい組織で既に立ち上がった仕事を「きっちりやれ」というのはあんまり向いていないと思うし、好きじゃない。

 

好き嫌い言って申し訳ないけど僕はバッターとしては三振かホームランしか打てないような人間なんすよ。きっちり三割打ってくれ、というのは無理だし好きじゃない。

 

んで、それなりに出来るようになってくると飽きる。先が見えると飽きる。これは弱点だね。(一応認識してるのよ、僕も)

 

0点のものを80点にするのは好き。80点のものを100点にするのはあんまり好きじゃない。

 

僕が常に考えているのは「やりたくないこといかにやらないか、やりたいこといかにやるか」。そのことのためには全精力を傾けるよ。戦略も練るし。そういう過程自体も楽しいしねー。

 

ということ考えられてしかも実行してけるってことでうちの会社好きだけどねー。今の会社に勤めてもう丸5年。こんなに長く居るとは思わなかったなー。まぁいつまでいるかはわかんないんだけど。


だましだましってことの2

2007-02-22 00:39:59 | 日記
こないだも書いたけど健康状態とはだましだまし付き合ってくしかない。でもそのだましだましが通じないのが「明確な数字で出るとき」ってわけです。

だるいけどかぜじゃないだろー、とか思ってても体温計ではかってみて「39度」とか出たらもう一気に「かぜだー」と思うでしょ?

年に一回、自分の健康状態が数字で表されるとき、それが健康診断。イエス。

健康診断の結果が返ってまいりました。ここで悪かったらほんといろいろ考えよう、とりあえずその結果を待とう、と思ってた。結果は…。

前回E判定が今回はB!いえーい。

最低がなんなのか忘れたけど、多分Fくらいだろうね。前回は肝機能がEで、「一年間様子見てください」とか書いてあったんだけど見事に肝機能がBにランクアップ。それ以外は全部A。血糖値とか尿酸値とかΓ-gtp(酒飲み過ぎるとこれが上がって肝臓が悪くなる)とかもろもろの数値をすごく心配してたけど全部A!いえーい。

なんだよオレ健康なんじゃん。

この成功要因は明らかに運動、および体重が減ったこと。前回の記録によると1年間で5キロ減ってる。食べ物も少しだけ気を使うようになったし。

ま、村上春樹も言ってますが「一に足腰、二に文体」ですから。健康一番。無事是名馬。

すごいものを見てしまった

2007-02-19 23:45:52 | 日記
ふと思いついて「それでもボクはやってない」を見に行った。


まー、すごい映画でしたよ。ちょっと前に「死亡推定時刻」という本の話で「日本の司法制度なんてミッドナイト・エクスプレスの世界と変わりないじゃん」みたいなことを書いたけどまさにそんな感じ。自分があの主人公と同じ立場に置かれたらどうするか、ということを考えながら見ていた。主人公はよく耐えていますよ。僕だったら発狂するんじゃないかと思う。「やってないけど認めて許してもらっちゃお」というほどずるくもないし、この主人公ほど意思を通せない。どうしたらわかってくれるんだ、と発狂すると思う。「日本の司法制度なんて真実を求めてない」と思うほど達観してないから「話せばわかってくれる」という気持ちと「この人たちには話は通じない」という気持ちの狭間でおかしくなるんじゃないかと思う。

もし僕が主人公の立場におかれたら僕の人となりを悪く取ろうと思えばどうとでも取れるしねー。映画の中にも主人公の部屋にセーラー服の載ったエロ本とAVがあって「元から興味があったんですね?」とか聞かれてた。こわーい。

ちょうどいいタイミングでほぼ日で糸井重里と周防監督の対談も始まって見た後だとこちらも面白い。周防監督によるとアメリカ人はこの映画を見るといたるところで笑うらしい。そうかー、なるほどー、という感じですよ。アメリカ人には(他の国でもそうかも知れないけど)、わざわざあんな混んでる電車に乗ること、そんな電車の中で女性の体を触ること、から意味がわかんないだろうね。

つーか個人的意見を言わせていただければ簡単に銃が手に入って街中で機関銃乱射するような国に笑われたくねーけど。

ま、満員電車に乗ることが生活のために仕方ない、と思ってしまっているのって結構やばいと思うよ。申し訳ないけど僕、満員電車に乗らなきゃ会社にいけないならいかないもん。それぞれ理由はあるんだろうけど。

こういう国家権力のことを見ると、いろいろと思うことがありますね。

最近考えているのは、ちょっと話はずれるけど「美しい国」というのがどうもコンセプトとしてあるじゃないですか。皆さんはどう感じているか知らないけど「美しい国」っていうコンセプトは危険だと思いますよ。豊かさでもない、「美しさ」を国のコンセプトにする、ってのはねー、ひっじょうに覚悟の居ることだと思う。つまり「飯は食えなくても桜がきれいなんだからお前ら(=国民)我慢しろ」ということでしょ?「美しい国になる」というのはそれだけの覚悟のいることだと思いますよ。数学者の話なんか読んでてそういう人たちって「美しさ」に人生をささげた人たちじゃないですか。そういう人たちの人生って傍から見てると苛烈ですよ。少なくとも僕にそんな覚悟はない。おなか減ってるときに「でも三角形の内角の和は180度なんだ!」って言われても「うーん、わかるけどちょっと勘弁してくれよ」と思うね。

だいたい、僕、今の総理大臣を選んだ覚えないしー。「あなたの選んだ代議士が選んだんだから同じこと」とか言われても知るか、んなもん。まず、僕は代議士を選んだ覚えもない。「選挙棄権してるなら発言の権利なし」?ふっふっふ。棄権はしてないよ。毎回、行ってます。毎回行って「該当者なし」と書いてるだけです。
だってさ、代議士なんて誰がいいかわかんないもん。「代議士の政策を学ぶ努力をしなさい」と言われたってんなのファックオフですよ。なんでこんな忙しい中時間割いて面白くもない(しかもやかましい)立候補者の政策をきかなあかんのさ。あの人たちには「エンターテイメント性」が足りない。忙しい中でもついつい見ちゃう(きいちゃう)感じでわかりやすく説明してくれる人とか出てこないかね。

つーことで僕が総理大臣になったらどんな国作るか、というと圧倒的に「面白い国」だね。いいと思いません?面白いの。当然、豊かじゃなきゃ面白いと思えないし、周りの国からも「あいっつおもろいなー」とか思われるの。どうすか?

うーん、どんなもんだか

2007-02-19 00:34:48 | 
こないだこんな社内メールが来た。

社内であまっているPCモニター先着○名にお譲りします。

ただでもらえるもんならもらっとくか。家のPCはバイオのタイプTなのでモニタ小さいし。DVD見るときなんかにいいかも。

と思って即返信。ラッキーなことにもらえることになった。

総務から来たメールには「自宅に着払いで送りますので住所を教えてください」とのこと。知ってる人は知っていると思うけど僕の家は会社から徒歩3分。「取りに行きますよ」と返信したけど、普通に送られてきた。着払い配送料1,160円。うーん、ま、ただでもらえるんでいいけどヤマトもいい商売だなや。

ちなみに対応してくれてる総務の人はとりみきの漫画に出てくる本屋の人に似てる。


これの右側ね。

で、モニターが届いたんだけど、驚いたのは新品なんだよね。てっきり中古だと思ってたよ。ビニール破かれてない新品。えーっと自分の会社とは言え、いいんですかね…。つーかお金持ってるのねー(うそ、ない)。こんなことやってるから…(以下、自主規制)

早速セットしてみましたが。


うわーい、モニターだー(サイクリングの時の鬼形くん@恐怖新聞のまねして読んでください)

見事に邪魔。カレンダー見えないし。裏側がコードでえらいことになってる。

もらえるもんはついついもらってしまう性分なので困る。

札幌で食べたもの

2007-02-18 18:10:15 | 食べ物
仕事はいっぱいあるけどそれをこなすためにもいろいろ食べてますよ。

まずは深夜にだるまのジンギスカン。


なんか社長が脱税でつかまったらしいね。だからかどうか知らないけどお客さんがらがら。罪を憎んで肉を憎まん。

すすきの歩いてて肉まん。

この店はねー、湯気があったかそうで魅かれてしまう。


別な日、お客さんに誘われてよくわからん小料理屋。

えびデカっ。お通しがすごかった。同じ大きさの海老、大トロ二切れ、いか、みたいな東京で食べたら刺身盛り合わせ1,600円、みたいなもんがお通し。豪華豪華。

昼に歩いていたらランチやってる串鳥見つけて即入った。

なつかしいなー。澄川の北炉でもやってたよね。メンチカツ定食で500円。キャベツ、ライスお代わり無料。米が旨い。たくさん炊いてるからかね。学生の頃はまず味噌汁でご飯一杯、キャベツで一杯、メンチ2個で2杯、とあほみたいに食べてたけど今回は二杯でおなか一杯。メンチカツってのは僕の中では揚げ物ランキングナンバーワン。

週末はよね3、チャコ、梅さんと血液型全員ばらばらカルテットで豚しゃぶ食べ放題。

Rainy days and Mondays

2007-02-18 12:49:54 | 

はい、孔明にそういわれちゃーねー。休日出勤中でゴイス。どこに敵がいるんだか。

昨日も札幌から帰ってきてからすこし会社に行った。(2、3枚プリントアウトするだけだけど)
考えてみると会社に行かなかった休日って今年からないんじゃないか?

やべーやべー。来週はきっちり休もうっと。

どうもけっこう仕事が詰まってくると生活が不規則になり、食事のバランスも悪くなる。そういうのが体に現れてくる順序としては
第一段階、ものもらいできる。
  結構よく出来る。痛い上にみっともなくていやだ。人相も悪くなるし。
第二段階、唇に吹き出物できる。
  これもやだ。辛いものしみるし。
第三段階、扁桃腺腫れる。
  これが一番やだね。熱出るし。
こういう感じ。今のところ2まで来てる。たぶんビタミンCとかが足りないからだと思うのでコーヒーを控えてオレンジジュースを飲むようにしている。「ビタミンCは万能」というのが伊藤家の教え。(あと『ネバネバは栄養』というのもある) 風邪引いたときとか100%のオレンジジュースをがぶ飲みして無理やり治す。

雨ですな。別に出かけるわけではないのでどうでもよいんだけど。どうやら昨日「東京マラソン」というやつがあったらしい。よかったー、東京にいなくて。札幌マラソンの時も感じてたけどなんでこういうの都心でやるんだろう?交通に不便じゃないですか。誰も来ない町、北海道だったら斜里とか白糠とかでやればいいのにね(他意はない)。走り放題ですよ、そんなの。人も来るし町おこしにいいのになー。景色もきれいだし。

そうそう、気まぐれコンセプトクロニクル、というのを買った。
ホイチョイ・プロダクションズ / 小学館
Amazonランキング:6位Amazonおすすめ度:


スピリッツで25年くらい連載されてる四コマ漫画をまとめたやつ。25年分、というだけあって凶器並みの厚さと重さ。

ピアノとマティーニ

2007-02-17 21:02:55 | 日記
けっこう仕事でホテルに泊まることの多い生活をしている。今までの最高記録は一月に20泊連泊。おととしの12月だったな、名古屋で。間に名古屋で同僚の結婚式挟んでたんで週末帰れなくて。

だいたい毎回ホテルにチェックインしたら、まずデスク環境を整える。デスクの上に並んでいるよくわからん書類(ホテル設備について、朝食について、お土産の広告、etc..)をどこかに放り投げる。PCをおいて、電源を入れ、LANを指す。iPodにポータブルスピーカをつなぐ。これでひとまず完了。自分の部屋とあんまり変わらない。景色とかもろもろ自分の部屋よりいい場合もあるね。

今回の札幌出張(4泊)はモントレエーデルホフに泊まっていて部屋への不満とかはまったくない。ネットで予約するとたまになぜか知らないけど部屋がアップグレードされるときがあるよね。シングル予約したのにツインとか。昔ホテルに勤めてた人にそのからくりを聞いた覚えがあるけど忘れてしまった。

今回もかなりいい部屋。22階で景色がよい。

札幌の東側一望、という感じ。

会社から帰ってきてずっと仕事。ここしばらく仕事がかなりたくさんあって非常に楽しい状況になってまして。(怒) なんなんすかね、僕をスーパーマン(回転焼肉)とでもおもっちょるんすか?ねぇ、みーやんさん。できんもんはできん!
「うーん」と煮詰まってデスクの上を見ると「宿泊者の方限定!最上階バー2,000円で60分飲み放題」と書いてあった。ま、気分転換のためにちょっと行くか、と行って見ました。

すばらしい夜景だねー。札幌の中心街抜けて藻岩山、観覧車、山の手の住宅街なんかも見られる。店に入ってすぐは雪というか雲が出てたけどそのうちすっきりと晴れた。



晴れた日の冬の札幌の空ってのは空気が澄んでる感じがするね。

平日だからかお客さんは僕一人。それでも決まりなんだろうけど1時間に一度ピアノの生演奏。マティーニとか飲んじゃうぞ。「As time goes byを頼む、サム」とか言ってみようかと思ったけどやめた。あほだと思われるからね。

オードブルもついてる。

これで2,000円は安いな。元取るために一人で一気飲みとかしちゃろうかと思ったけどやめといた。オトナですから。

それでもビール、ワイン、ウィスキー、マティーニと4杯飲んだ。ちゃんとしたメニュー見たらそれぞれ900円くらいだったんで得した気分♪

Hello,Goodbye

2007-02-15 23:48:36 | 日記
恋愛するたんびに結構頭の中でリフレインしているのが、ビートルズの「Hello, Goodbye」

You say Yes, I say No.
You say stop and I say go go go.
Oh no.
You say goodbye and I say hello, hello, Hello.

君がイエスと言うとき、僕はノーと言う。
君が止まれというとき僕はゴーゴーゴー。
なんてこった。
君がさよならと言うとき、僕はハローハローハロー。


これって結構恋愛の真理を表していると思う。男と女は違う生き物だ、まで極端なこというつもりはないけど、でも結構違うね。

君がさよならと言うとき、僕はハロー、って結構あたってるよね。

まだはじまってない、と思ってるとき始まってて、いま始まったと思ったら終わってる、って恋愛が結構ある。

そんなこと言うなんてなんかあったの?とか勘ぐらないようにね。特に何もないから。ホテルのバーで飲んでて暇だったんでいろいろ考えてただけ。

(景色よかったわー。夜景っていいね)



うーん、いろいろ書こうと思ったけど眠いんでまた今度。

対話篇

2007-02-15 00:44:17 | 
T・S・ガープの処女作は、物に触ると金塊になってしまうピアニストの話だった。当然、恋人を抱きしめることも出来ない。ピアニストは絶望して二階のマンションからピアノを吊り下げ、空中にぶら下がった椅子に座った後、ピアノを弾く。弾いた後、飛び降りる。間一髪レスキュー隊が下にマットを敷いていて、みんなは一瞬ほっとするけどその上からグランドピアノが降りてきてつぶされる、というものだった。それを読んだ恋人(後の奥さん。この奥さんかわいかったよね)は「So sad...(とても悲しいわ)」と答えた。

そんな印象の本を読んだ。
金城 一紀 / 講談社
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こないだKeiponさんからお借りしたもの。「GO」読んでからずっと読みたいなぁと思ってたんですよ。借りた本、の感想は大きく三つに分けられる。
・「うーん、借りなくてもよかったな」→あんまり面白くなかった場合ですね。
・「あ、借りてよかった!」→面白かった場合。
すると、「三つは?」と思うでしょ?三つ目は「あー、借りずに自分で買えばよかったな」です。これが最上級の賛辞ですね。この本は三つ目。買ってずっと持っておきたい。

金城一紀は「GO」のあとはゾンビーズシリーズが有名だけど、僕はそのシリーズよりも「GO」とこの作品の雰囲気がいい。

映画化もされてるんだね、見たい。

あなたの会社はホーソン工場か、ということ。

2007-02-13 22:52:41 | 仕事
ふと仕事していて、「モチベーション」のことを調べていて、そういえば「ホーソン工場」のことを思い出した。

ホーソン工場事例、というのは、

産業革命時代に工場の生産性を上げるために研究者がホーソン工場という工場で実験を行った。そこで働いている人たちがどうやったらやる気を出してくれるか、という実験。最初に「工場が暗いと働きづらいので明るくしよう」と照明を増やした。能率が上がった。次に暗くしてみた。…でも能率が上がった。結局、何をやっても能率が上がった。

という話。なんのこっちゃ?と思うでしょ?でもここには実は重要な「モチベーションに関する要因」が隠されている。工員に話を聞いてみると「自分たちの仕事はなんの役にも立たない、と思っていたが大学から先生が来ていろいろ実験してくれている。それでやる気がでた」とのこと。

つまり、何のことはない、照明なんかではなくて彼らのモチベーションを引き出したのは「注目される」ということだった。

なんか細かいところはあやふやかも知れないけど(だいたい僕は話を作る癖がある)そういうこと。

部下がやる気がない、という人は自分に問いかけてみるべきだと思うね、「自分は部下に対して関心を持っているか。注意を払っているか」

新しいスーツを着て来た人に「お、新しいスーツじゃん」と声かけるだけでその人がやる気になったりする。

やっぱり人間に必要なのは「誠意ある関心」ですよ。愛情の反対は無関心だからね。

俺の体の筋肉はどこをとっても機械だぜ

2007-02-12 23:00:19 | 日記
だったらいいけどね、筋肉痛にならないから。(ちなみにタイトルは電気グループより)

一応うちの会社にはフットサル同好会があって僕もゆる~い会員。年に一回くらいやる。浅草ってのはフットサルをやる人にはいい環境で繁華街の真ん中にコートがありますので。

今日は昨日の酒が残っているにもかかわらず朝8時にはぱっちり目が覚めて会社へ。いつもどおり資料作っては印刷、喫煙所でコリコリと修正、またパソコン、の繰り返し。

で、夕方にはフットサル大会。


やっぱりねー、サッカーってのは楽しい。素人集団、しかも運動不足なので基本的にみんな動けないけど、それでも一試合にワンシーンくらい「あ、いまのサッカーっぽい!」という瞬間がある。パン、パン、パンとパスがつながってシュート、ポストに跳ね返ったところをまたシュート、ゴール!みたいなね。この瞬間のためにわざわざ走ってるわけですな。
自分の体というのは「バランス」、まぁ体重移動によって思うように動けるかそうでないかが決まってるんだな、とほんと実感する。右に行こう、と思った瞬間に左にボールが来たりすると笑っちゃうくらいに反応できない。サッカーうまい人ってのはそれを見越していい感じに体重移動をしているんだろうと思うね。
ゴルフよりサッカーですよ、やっぱ。

しかしまぁ、筋肉は既に痛い。終わって家に帰って座ってPC打ってて、立ち上がると「あいたたた」という感じ。明日はもっとつらいんだろうな。ストレッチしないと。

なんだかんだと充実の三連休でしたよ、今回は。仕事もまぁまぁ進んだ。

放文考古学部特別講義第一講「カントリー」

2007-02-12 10:12:38 | 日記
先日の回転焼肉スーパーマンに味をしめて更にわかる人しかわからない(具体的に言うとドッピオ、クメ、つよ、よね3しかターゲットにしてない)話をします。

今回はかって札幌に存在した小宇宙的喫茶店「カントリー」のこと。

大学時代は大体豊平区、南区、というところに住んでいて活動範囲はそれプラス街中(中央区)くらいだった。当時は車もなかったのでそれ以外の場所というのは結構未知の世界だったね。たまーに白石のディノスにボーリングに行く位か。

よね3とか383さんとかが車持ってたんでそのふたりとよく行ったのが伏古にあったカントリーという喫茶店。いまだに環状通のパチンコ店通ると「あー、ここ曲がるとカントリーだったな」とか思う。

いまはもうつぶれてしまったんだけど当時はほんとうに宇宙的な怪しさのある店だった。まずマスターが意地悪な小動物みたいな感じ。内装は普通なんだけどここの名物はカレー。しかもカレーが名物なんてことはどこにも書いてない。これね、昔も話してましたけど普通にデートで来て「じゃカレーでも食べよっか」ってカップルが頼んだら絶対そのカップル不幸になりますよ。

そこのカレーはまずカツカレーなんだけど、明らかにカレーじゃないものが乗ってる。なんというか説明が難しいんだけど見た目はこしアンみたいな感じ。硬さ的にも少しやわらかめなアンコみたいな感じ。一口目食べるとなんというか甘い。野菜の甘みというか。で、気づくと辛い。いや、辛いってわけじゃないな、一言で言うと「重い」。二口三口食べるにつれなれてない後輩なんかが涙目になる。付け合せでキャベツとマヨネーズがついているんだけどそれが本当に恵みの雨のようにありがたい。
食べながら口拭いたお絞りで間違って顔の汗拭いちゃったりしてルーが目に入ると大変。涙が止まらなくなる。
辛いんで水飲みたいんだけどマスターにお水、と頼んでもあんまり出してくれない。「水飲むと余計つらいよー」とか言いながら。ほんと意地悪な小動物みたいな感じ。あまりにつらそうな我々を見かねてカウンターに座ってるお客さんが水出してくれたりする。

こういうと「まずいの?」と思うかも知れないけど、それは違う。慣れればおいしい。ドッピオさんとかわかってくれると思うけど。

ふと、唐突にカントリーのカレーが食べたくなる。