浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

夏のはじまりランブルスコ

2012-06-30 21:18:06 | 
暑いっすねー。


大阪連泊中でございます、もう帰るけど。


昨日はお客さんに誘われて17時からイタリアンでワイン。


お客さんとも話していたけど、この時期の夕方明るいうちに飲む良く冷えた白ワインの幸福感たらないね。もちろん生ビールもいいんだけど白ワインにはまた別の愉悦がある。


更に言うと白ワインもいいんですが加えて前も書いたランブルスコ•ロッソと言う赤のスパークリングも良い。


(ちなみにどーでもいいけど「夏の終わりのランブルスコ」というタイトルは我ながら気に入ってる。何か始まりそうじゃないですか?)


ワインはよく知らないので飲んだワインの名前を覚えていないんだけどこれだけは覚えてる。スッキリしてるしシュワっとしてるから暑い日にいいよ。(ayaさん、こないだの一本目です)


お客さんと別れた後、ホテルに戻る。今回のホテルは天神橋商店街の近く。天満橋商店街というのは日本で一番長い商店街らしい。まぁ長い狸小路と思ってください。


そこ自体、昔ながらの商店街でいい風情なんだけど、更に一本裏に入るといい感じの立ち飲み屋とかバーとかが並んでいる。17時から飲んでいたのでまだ20時前。当然、ついフラフラと入ってしまう。


引き続きワイン。一人になったらゆっくりと赤ワインを飲みたい。

一杯目。

ラベルが可愛いね。

つまみはドライフルーツとチーズ。

ドライフルーツってさ!いきなり熱弁するけど、旨いよね!いちじくとかたまんないすよ。

二杯目はこれ。

上のワインより安いのにこっちの方が僕は好きだ。香りだけでなんか微笑んでしまう。ワインの値段ってよくわからんなー。


今年の夏もこうやってワインを飲んで行くんだろう。ビールも飲むけどだろうけど。

タレしお問題

2012-06-28 16:34:18 | 食べ物
居酒屋で焼き鳥を頼むと聞かれますな。

「タレにしますか?塩にしますか?」って感じで。

焼き鳥専門店ではないふつうの居酒屋だったらだいたい「塩で」て終わり。

串鳥だったらもっと細かく好みを伝えるところだね。

「うずら玉子はタレ、鶏串は塩、もちベーコンは塩、豚精?タレに決まってんだろ」って感じで。

(あー、ほんと串鳥行きたいなー。澄川店の奥のボックス席でだらだら酒飲みたい。あそこのいい感じの狭さがいいよね)

本来ならば串ものをたれで頂くか塩でいただくか、ということは結構大きな問題なんだけど、なんで「塩で」と塩の一択かということ、単にめんどうくさいんだよね。

タレだと一緒に行った人の中に「ちょっと甘ったるくて好きじゃない」という人もいるかもしれないけど塩ならまぁ嫌いな人はいないでしょう。

(「私、串ものは塩ダメなのー」とか言う人いたら「じゃあ喰うな」と一喝)

それに加えて、ちょっと面倒くさい話だけど「タレ問題」についても言っておきたい。


この話をするにはまずウナギの話をしなければいけない。

僕の実家は利根川のほとりにあって、ウナギをよく食べていた。もちろん養殖なんだけどそれにしたって注文受けてからさばいて塩焼きにした新鮮なウナギは旨い。

で、子供の頃ってあんまりウナギ自体は好きじゃなかった。もちろん美味しいんだけどそれよりも美味しいのはウナギのタレ。

だから僕ら兄妹はウナギのタレをたっぷりかけたご飯が好きだった。

あるとき、ウナギのタレ(パックに入ったやつです)が余っていたのでウナギ自体は無いけどそのタレをご飯にかけて食べてみた。

そうするとそんなにおいしくはないんだよね。もちろん不味くはないけどウナギ本体があるときのタレかけご飯ほどは旨くない。

つまり。

タレがなぜ旨いのかと言うと、焼いたウナギ、じゅーじゅーいって脂が出てるやつをタレにどぼんとつけた、そのタレ、ウナギの旨味も脂も入っているタレが旨い、ということなんです。

焼き鳥のタレも一緒。

焼き鳥を焼いて、脂が出たやつをタレにどぼんとつけたそのタレ。

そのタレを付けた焼き鳥が旨い、ということなんです。

だからちゃんと焼いていない焼き鳥にパックに入ったタレをつけてもうまくはねーよ、ということが僕はいいたい。

その点、今日、大阪の路地裏で食った焼き鳥はよかったよ。

単なる玉ねぎ焼いたやつなのに、タレにいい感じに肉の香りがしている。

喉が筋肉痛

2012-06-24 23:56:43 | スポーツ
だらだらと続けております、合気道。

三週くらい仕事だったりマドアモアゼル唯先生&ドッピオさんと飲んだりで休んでいたけど。

稽古は二時間なんだけど最初一時間はそれまでに習ったことすっかり忘れてて一時間は経って「ああ、そうでしたねぇ」と思い出す、というダメな感じ。

まぁゆっくり習おう、と思っているのでいいんですが。

お稽古が終わって起きると色んなところが筋肉痛。

だいたい「え?こんなとこの筋肉使ってたの?」という感じでおもしろい。

今は喉(首の前)とお尻が筋肉痛。

喉はまぁ分かる。倒された時に「頭を畳に付けないで」と何度も注意されたので首に力をいれていたから。

でもお尻は分からんなぁ。いつ使ってたんだろう?

よく分からん部分が痛いということは日頃そこを使ってない、ということでそこが鍛えられるということはいいことだよね。

セカンド・ラブ

2012-06-20 20:24:38 | 
結局昨日は新大阪で新幹線が運休になり新大阪に泊まった。

晩御飯はかすうどん。

うどんに硬めのホルモンが入ってんの。勝手に認定関西二大うま麺のひとつです。(もう一つは黄ぃそば)

で、車中暇だったのでこれ読んでました。



新幹線の車中で読もうと博多駅で買ったけど新大阪着く前には読み終えていた。

とんでもない本だった『イニシエーション・ラブ』の作者のもの。

同じく「ラブ」モノなわけで、あの衝撃的な『イニシエーション・ラブ』のトリックを思い出さないわけにはいかない。

しかしまぁとにかくすごい小説だったよなぁ、『イニシエーション・ラブ』。

ああいう『ラストに衝撃のオチが!?』という小説なんていくらでもあるけど、その中でもあれはラストの衝撃さ以上、その衝撃以後に読み返すと、話の印象がまったく違ってしまうところがすごかった。

一読しての印象は男の身勝手さ、そして再読しての印象は女の、、、

まぁみなまで言いませんが。

ちょっと脆い男なら女性不信になるほどの衝撃でした。

ああ、ドッピオさんにこないだ貸せば良かったな。

というのがあっての新作『セカンド・ラブ』。

『イニシエーション・ラブ』の記憶があるのでちょっとした言葉の言い回し、固有名詞に注意を払って読んでたけどまぁこれはわかりませんわ。

これまたお見事。

ラストちょっと前のトリックばらしが芸がない気がしたけどまぁいい。

きれいな表紙だしタイトルも甘ったるいラブロマンス風だけど騙されちゃいけません。まぁードロドロしてますよ。

男も悪い生き物だけど女も、、、ねぇ(ため息)。

悪くはないですが、やっぱり『イニシエーション・ラブ』のほうがすごい。あれなんてほんとに世界がぐにゃりと崩れる感覚すらあったもの。

とにかくさー、『イニシエーション・ラブ』読んでくださいよ、すごいんだからほんとに。

…今回、『イニシエーション・ラブ』の話しかしてないな。


車中

2012-06-19 22:49:08 | 日記
福岡から最終の飛行機で帰る予定だったけど昼過ぎには欠航のメールが来た。

台風だからね。

その場で速攻新幹線予約。

福岡→東京と長丁場なのでたまってたポイントでグリーンにアップグレード。

快適~と思ってたらやっぱり台風で姫路で降ろされる。

次の新幹線はとりあえず新大阪まで行くとのことなのでそれに乗る。

で、停車中ののぞみに乗ってみた。

運転再開は未定、台風次第。

まーしようがないよね。

救いはグリーン車なので身体は楽なこと。

コンセントもバッチリあるから仕事でもしますか。

二日連続

2012-06-19 16:22:44 | 食べ物
学食あんまり食べないんだけどね、と言いつつ二日連続。

今度は博多で。

から揚げマヨネーズ丼。


なぜ学食のトレイはこんなにヴィヴィッドなのか。

山盛りご飯に千切りキャベツ、そこによく分からないけどあんかけのあん(チキン南蛮にかかってるような)、その上にから揚げ、そしてマヨネーズ。学生かよ!いやまぁ学食なんだけど。

いやー食べきれないわ。


大学の学食が懐かしいな。一食(僕らの大学では第一食堂通称一食と第二食堂通称二食の二つがあった)のから揚げ定食食べたい。

目玉焼きが無いので

2012-06-18 23:40:18 | 食べ物
仕事でよく学校に行くんだけど、昼時で学食があったりする場合、学生に交じってそこでご飯を頂くこともある。



今回は鹿児島の学校の学食でランチ。

メニューはいろいろあった。

うどん・そばが200円でトッピング(竹輪の磯辺揚げとか)が250円というよく分からない組み合わせがあった。つまり磯辺揚げうどんにしたら450円なの。どうもなぁー。

その他、カレーが300円でカツカレーが400円。

悪くない。

で、日替わり定食が400円で二種類。A定食は春雨汁定食。どうも惹かれない。B定食はハンバーグ&目玉焼きカレー定食。

カツカレー単品より定食ならスープとサラダがついてくるのでB定食を頂くことに。

食券を買ってお店の人に見せると「目玉焼きが切れちゃったのでほかのでもいいですか?」とのこと。

まぁ別に目玉焼きがどうしても食べたいというわけでもないし、そもそも部外者の僕が外れた時間に食べようとしているので文句はない。

で、飯を盛る店員さんを見てたら飯が多い多い。

あわてて「すいません!ごはん少な目でお願いします」と伝える。

学生は食欲旺盛なのか、僕が大人だから大盛りにしてくれたのかは分からないけど明らかに「そんなに喰えねーっす」って量を盛るんだもの。

で、出てきたのがこれ。


目玉焼きの代わりにトンカツというアンドレ・ザ・ジャイアント並みの高カロリーメニュー。

学生は喜ぶんだろうけどさー。

味は美味しかったよ、でもご飯はギブアップ。

2012-06-13 23:46:52 | 食べ物
「好きなパスタは?」と言うアンケートを取ったらカルボナーラは結構高い順位に挙がると思うんだけどどうでしょう?

美味しいもんね。

僕がカルボナーラを初めて食べたのは結構古くて、高校生くらいの時だったと思う。

それまで食べたことが無くて、食べたことがあるパスタと言えばミートソースかナポリタン、ぎりぎりボンゴレくらい。

ちょっと前まで「スパゲティ」という呼び名しかなかった頃ですから。

なんかの雑誌を読んでいて、「簡単なカルボナーラの作り方」というのを読んだんじゃないかと思う。簡単な、というのは「手抜き」という意味で、生クリームの代わりに牛乳を使うレシピだった。

本当のカルボナーラも食べたこと無かったけど、牛乳と少しの小麦粉を使うというのを読んで「ホワイトソースグラタンみたいなもんかな?」と思って作ってみた。

まずまずの味でしたよ、最初は小麦粉がダマダマになってしまったけど。

その後、カルボナーラも一般的になり、よく食べる。

お店でももちろん食べるしたまに生クリームを買って自作もする。


最近、何かで「本格的なローマ風カルボナーラは生クリームを使わない」ということを知ってそれもたまに作る。

作り方は、ボウルに卵黄(Mサイズ2個を使うと濃厚)と粉チーズ(すりたてのパルメジャーノチーズなんかあると最高だけどまぁ市販のでも悪くはない)を入れて混ぜ、玉ねぎ、ベーコンを炒めてそこに入れる、炒めるとき白ワインで風味をつけておくと更に良い。そこに茹で上がったパスタを入れて混ぜる、仕上げにもちろん粗挽きコショウを忘れずに、というもの。

生クリームを使うカルボナーラよりも簡単だし、美味しい。コツと言えばパスタを入れるタイミングくらい。熱々の茹で上がったばかりのパスタを入れてしまうと卵がパサパサになるし、ぬるすぎると卵がトロッとしない。

ということで今晩もカルボナーラ。

生クリームを使うよりも黄金色になる。

そういえばイタリア語を習っているときに「あ!カルボナーラってカーボンか!」と気づいた。

「カルボナーラ」というのはイタリア語で言うと「Carbonara」で意味は「炭焼き職人風」という意味らしい。粗挽きコショウが炭に似てるから。

英語で炭は「Carbon」

サニー1985

2012-06-12 19:03:14 | 
韓国映画「サニー」が僕の周りで評価が高いです。

映画「サニー 永遠の仲間たち」予告編


あの出不精のドッピオさんが観たってんだからそりゃたいそうなことです。

僕は未見なので予告編やネットで仕入れた情報だけど、80年代に少女時代を過ごしたアラフォー女性たちが現代になって再会する、80年代の思い出を当時のヒット曲と共に、、、という話だそうです。

で、あるところで、「この映画ぜひ日本でリメイクしてほしい。そして1985年に焦点を当ててほしい」という話を聞いた。

なもんだから調べてみたら確かに1985年というのはスゴイ年だった。

当時僕はまだ生まれてなかったわけだけど(意味のない嘘)、wikiを調べてざっとその年の出来事を挙げたけでもすごい。

・レーガン大統領2期目
・ゴルバチョフ書記長就任
・つくば科学万博開催
・日本初エイズ患者認定
・NTT、JT誕生
・阪神バース、掛布、岡田バックスクリーン3連発
・豊田商事会長刺殺事件
・松田聖子、神田正輝結婚
・映画バック・トゥ・ザ・フューチャー公開
・グリコ森永事件終結
・御巣鷹山に日航機墜落
・ファミコンソフト「スーパーマリオブラザーズ」発売
・プラザ合意(実質、バブル景気スタート)
・「8時だヨ!全員集合」最終回
・阪神21年ぶりセリーグ優勝

どうすか?これらの出来事を追っていくだけでも確実にドラマでしょう?

ちょうどバブル絶頂に向かう頃でいろんなことが元気だっただろう。だからいろいろと輝くことが多いと思う。

これに加えてテレビは「スケバン刑事」、「金曜日の妻たちへ」、「毎度おさわがせします」、「澪つくし」、「夕やけニャンニャン」ですからね。

これをしっかり追ってくだけで「すげー」と思いますよ。

そしてバックに流れるのは当時のヒット曲。

尾崎豊「卒業」
レベッカ「フレンズ」
中森明菜「ミ・アモーレ」
チェッカーズ「あの娘とスキャンダル」
小泉今日子「なんてったってアイドル」
中山美穂「C」
C-C-B「Romanticが止まらない」
岩崎良美「タッチ」
安全地帯「悲しみにさよなら」
TOM★CAT「ふられ気分でRock'n'Roll」
薬師丸ひろ子「あなたを・もっと・知りたくて」
吉幾三「おら東京さ行くだ」
テレサ・テン「愛人」
アン・ルイス「六本木心中」
中村あゆみ「翼の折れたエンジェル」
ハウンドドッグ「フォルティシモ」
荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー」
田原俊彦&研ナオコ「夏ざかりほの字組」

あーもう何これ!?これ全部入ったCDあったら今なら買うわ!

どうすか?もう映画が目に浮かびませんか?

1970年生まれくらいの1985年当時中学生の人気者の主人公が(「なんてったってアイドル」)が恋に落ちて(「タッチ」「あの娘とスキャンダル」)、振られてやけになり(「ふられ気分でRock'n'Roll」)、また恋におち(「翼の折れたエンジェル」、「フォルティシモ」)、卒業する(「卒業」)。

そんな青春を過ごした仲間たちが大人になり、2010年代に再会する。

よさそうじゃないですか?

確実に僕は泣くよ。

ビルに消えた

2012-06-11 20:54:57 | 食べ物
いい季節になってきましたね、初夏的な。

こういう季節の日曜日の昼下がりに屋外で飲むよく冷えた白ワインというのはたまらないものがある。

たまに家の屋上に折り畳み椅子を出して、サンドイッチとチーズを肴にして飲んでいる。

ワインクーラーなんてものは無いので普通の鍋に氷水を入れてワインを冷し、テーブルも無いので屋上にある室外機をテーブル代わりに。

なんかあまりきれいじゃない写真だけど。

ポケットwifiとパソコンも持ち出してちょっとメールなんて見てると「おお、これっていま流行りのノマドじゃない?」と思ったりする。(たぶん違う)

この折り畳み椅子、昔、花火を見るときサッと買った安モノだと思うけど悪くない。なんかもう少し寝そべれる折りたたみ椅子なんかあると更に良いんだけどね。


スカイツリーが見えると文句なしなんだけど残念ながら他のマンションに邪魔をされて見えない。

そういう感じだと子供の頃に読んだ「ビルに消えたきつね」という絵本を思い出す。


詳しい筋は忘れたけど、海を観たかったキツネが人に化けてビルのレストランから海を見るんだけど、ビルのせいでちょっとしか見えなくてがっかりして山に戻る、という話だったような気がする。

キツネの気持ちがなんとなくわかる。

進歩だね

2012-06-10 16:23:16 | 日記
電化製品ってほとんど買わない。

だいたいあんまり壊れないしね。

日本国民が、電化製品は壊れてなくても新モデルが出たら買い替える、ということにすれば景気も回復すんだろうけど。環境にどうなのか、という問題があるから悩ましいところだ。

ただDVDプレイヤはなんかよく買い替えている気がする。

と言ってたら1週間前にまたDVDプレイヤが壊れた。

なんかディスクを入れると「カタカタカタ」と音がしちゃうんだよね。

新手のスタンド使いか!?と思ったけどそんなわけない。

(たぶんハーヴェストかバッドカンパニー)

修理するのも面倒なのでさっさと買い替える。


だいたい「観れればいいや」と思って安モノを適当なところで買っていることが問題だと思ったし、そういう安いのは非国産が多い。別に「日本メーカー製じゃなきゃ嫌だ」というこだわりがあるわけじゃないけど今まで非国産のものは大体壊れてきたので今回はソニーのにしてみた。

カードのポイントも貯まっているからえーい、とブルーレイも再生できるものを購入。

ブルーレイだからと言ってもうちのモニタ自体がブルーレイ非対応なので画質は変わらないんだけど、最近は「ブルーレイのみ特典付き」という映画も多いから。

「ブラックスワン」がそうだったし、「ノルウェイの森」だってブルーレイバージョンだけエクステンデット版と言って尺が長い。

ということで昨日、ブルーレイプレイヤが届いたのでセッティングしてみてまー驚いた。

なんとね、LAN線つなぐとyoutubeも観られるのよ。

youtubeが大きな画面で見られる、というのは嬉しい。

しかも無線LANユニットを別購入してiPhoneにアプリを入れるとiPhoneがリモコンになったりするらしい。

ポイントで買ったプレイヤにまた別購入するのが癪だから買わないけど。

いやー、家電製品って進歩してますね~。

確実に外さない

2012-06-07 14:22:18 | 食べ物
「札幌に行くんですけどどこかいい店ありませんか?」と言われたら確実に紹介するお寿司屋さんがあります。

僕が初めて行ったのはもう何年前になるか分からないんだけど、札幌に行ったとき都合が合えば必ず行きます。

既に今年は3組くらいに紹介している。

本当に良いお店なのでよく知らない人、あるいは知っていても「この人には教えたくないなぁ」という人にはあまり教えません。

で、教えたい人には聞かれなくても教える。

この店の素晴らしさを説明する例として僕はこの店のタラバガニの話をする。

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北海道と言うのは素材が良いところなので、だいたいシャリにネタ乗せただけでも十分美味しいお寿司になります。でもこの店はちょっと違っていて、ひとつひとつ工夫している。ちょっと炙ってみました、とかちょっとヅケにしてみました、とか。

その中でも僕が一番感動したのはタラバガニ。

握っているところを観ていたら、シャリにタラバを載せて、シソを載せて、ポンとたたいてシソを捨てるんです。なんで?と思って聞いてみたら「タラバにシソはあうんですが載せてしまうと強すぎるので香りだけつけてみました」とのこと。たしかに実際食べてみるとほんのりシソの香りがするだけで旨いんです。
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ね、美味しそうでしょ。


本当にいいお店なんだけど、ぷらっと行って失敗してほしくないので(いっぱいで入れなかった、とか)紹介するときには予約の電話まで請け負う。

僕が握ってもらう人(三代目、と呼ばれてます)とはもう2、3年のご無沙汰だけどこういう機会に電話で話せるのは嬉しいこと。

一昨日もある人に紹介した。

食べ終わったくらいにわざわざその人が電話をくれて「いや~よかったよ」とのこと。

そうでしょうそうでしょう、確実に外さないお店なんですから。


10年は、ひとむかし

2012-06-04 20:22:26 | 
人とも話すし自分一人でぼけっと考えることが多いのは「ランキング」。

なんかドッピオとかと車乗ってたり酒飲んだりしているとついつい「あのさー、肉のランキングってどんな感じ?」だとかで2時間くらい話したりする。こないだは「どの漢字が好きか」というわけの分からない話をしていた。

一人でも暇なとき「ご飯のおかずをランキングにしたら何が一位になるかなー」とか考えたりしてる。(ちなみにメンチカツが1位)

なんかどーでもいいものもランキング付けしていくと「あ、自分はこういうの好きなんだ」と新たな発見があったりするし、酒の席だと結局のところ結論が出なくてだらだら会話が楽しめたりするしね。(先輩パワーでジューシーの意見が黙殺されることが多い。だってさー、昆布お握りはベスト3に入らないでしょうよ)

ご飯のおかずとか寿司ネタとかそういうのだとパパッと決められるんだけど、「好きな映画ランキング」だとか「好きな小説ランキング」はなかなか決められない。

少しジャンルを限定して例えば「デ・ニーロ出演作ベスト5」とか「村上春樹の長編ベスト5」とかでもぜんぜん決められない。

小説結構読みます、映画結構観ます、って言うと「じゃ今まで一番面白かったのは?」とかたまに聞かれたりするけどそういう時って「えー決められないなあ」とあやふやな返答しか出来なかったりする。(でも何となくにやけている)

例えば3人の子持ちのお父さんに「3人の中で一番誰が好き?」って聞いてるようなもんなんじゃないのかね。「断然、長女!」とか答えられる人いたらちょっとヤダ。

そういうときにいい言い方があって「決められないけど、『今日の』でいいなら」というもの。

「今まで読んだ小説でベスト5」と考えると決められないけど「今まで読んだ小説で『今日の』ベスト5」だったら決められる。だってあくまで「今日の」話だからね。明日になったら変えてもいい。

この本読んでて「自分の『今日の』ゼロ年代アメリカ映画ベスト10は何かなー」と考えた。


まぁタイトルどおり、ゼロ年代(1999-2009)のアメリカ映画100本が紹介されている。正直僕はこの中に収録されている映画評論家町山智浩が語るゼロ年代アカデミー賞史が読みたくて買ったんですけど。

ざっとこの年代の100本の映画の紹介を読んでいるとはっきり言って「なんだか病んでた時代だったなぁ」と思う。それはもちろんこの本がそういう映画ばかりを選んでいるからかもしれないけど。

掲載されている映画に「明るく楽しくハッピー」という映画がほとんどない。始まりの1999年にしたって代表的なのを上げると「マグノリア」「ファイトクラブ」「マトリックス」、そしてこの年のアカデミー作品賞が「アメリカン・ビューティー」となんとなく現代アメリカの暗部というか病巣をえぐった作品ばかり。

しかし「マグノリア」はすごかったよな、僕は大好き。それぞれの人々がどん詰まりになって最後は少しの救いがあるけどその救いが●●●(ネタバレなので伏せる)というのが。

「病い」は2001年の9.11以降どんどん顕著になっていく。ゼロ年代後半に挙げられている映画は「ノーカントリー」「ダークナイト」「ハートロッカー」「プレシャス」。。。

本来であれば明るく楽しくスカッとするはずのアメコミ原作映画だってどうも「影」を背負うようになる。たとえば「アイアンマン」。主役はイラク戦争のため米軍に武器を売ってる武器商人だし、そもそも演じているのがロバート・ダウニー・Jrだからね。スーパーマンを影の一切ないクリストファー・リーヴがやっていたのとは対照的。おそらくダーク・アメリカ路線の始まりは「バットマン・ビギンズ」なのかも知れない。そのひとつ前の作品である「バットマン&ロビン」('97年)の神経症的ですらある明るさと比べるとまるで違う。


本の表紙は「ハートロッカー」の一シーン。イラクで米軍の地雷処理班が一つの地雷を処理しようと掘り起こすといくつもの地雷がつながっている、、、というもの。これなんて明らかにイラクにおけるアメリカ軍の状況を示している。「一つの問題を解決しようと手を出したら他の問題がぼろぼろ出てきてしまい手に負えない」という状況。

ゼロ年代と言うのはやっぱり色んなことが袋小路に入り込み手に負えない状況になってしまった10年だったんだなぁと思う。

あと10年たって「10年代アメリカ映画100」を振り返るとき、どういう感じになってるんだろう。

つーことで何となく「僕のゼロ年代アメリカ映画『今日の』ベスト10」を考えてみた。僕が観た映画なんでそんなにサンプル数は多くない。それと、あくまで製作年度が1999-2009ということで。観た年や日本公開された年、にすると確かめるの面倒だから。

ダークナイト
トイストーリー3
レスラー
パルプフィクション
グラントリノ
マグノリア
マンマミーア
スラムドッグ$ミリオネア
カシム・ザ・ドリーム
カリートの道

思いつく範囲でこんな感じかなぁ。こう考えていくとやっぱり同じ系統の映画は一つ入れちゃうと外さざるを得ないね。

マグノリア、クラッシュも入れたいんだけどショートカッツ入れてるからいいか、と思っちゃうしウォーリーはまぁトイストーリー入れてるからいいかと思うし。