浅草文庫亭

What is so bad about feeling good?
-気分が良くて何が悪い?-

スタンフォードかハーバード

2012-05-30 01:07:03 | 日記
昨年くらいかな、高校の時の恩師から連絡があった。

この恩師というのは僕の高2、高3の時の担任の先生で非常にお世話になった。年配の女性の英語の先生で、いい意味で「適当」だったのでやんちゃな我々を好きにさせてくれた。英語科の大学に行ったのもこの先生の影響がまったくないとは言えないし、大学卒業する年にその先生を囲んで食事をしたんだけど、就職決まってない、と言ったら母校の講師の職を紹介してくれた。もう頭が上がりません。

連絡くれた用件としては、「あなたの実家で留学生を預かってくれないか」とのこと。

先生は既に学校を退職し、今は交換留学生関係のボランティアをしているとのこと。

どうやら僕らの時代と比べて今は留学生を受け入れる家庭も減っているらしい。

以前、新聞で読んだんだけど「留学したい」と考える日本の高校生自体が減っているらしいから、当然、それに対して受け入れる家庭も減っているんだろう。

僕としては家を出ている身で勝手だけど父も母もまぁ暇なのいいんじゃないすか?と言うことで実家に連絡しておいた。

その後、何度か先生と両親で話をし、うちの両親としては「1年とかだと大変だけど短期なら」ということで受け入れることになった。

父母も基本的にそういうの嫌いじゃないし、何より僕がいいな、と思ったのは僕の姪っ子たち。

小学生と幼稚園生だけど、こういう時期に外国の人と触れ合うのはとても良いことだろうと思うんだよね。願わくばその経験を基に、自分たちが高校生になった時に留学したい、と言い出してくれればいいなぁと思う。

ということで先週末にその留学生が実家に来た。

僕も言いだしっぺではあるし時間もあったしちょうど合気道の稽古もお休みだったので実家に帰ってきた。

父母も、妹も、もちろん姪っ子も英語はあまりしゃべれないのでしょっぱな位は手伝ったほうがいいかな、と思ったんだけど心配は無用でかなり日本語の喋れる人だった。

カナダのケベック州出身の女子、高3。

ケベック州は公用語がフランス語だそうで、英語・フランス語・ドイツ語少々、そして日本語も日常会話なら、という素晴らしい状態。基本的には母と問題なくコミュニケーションを取っていて、よっぽどのときは僕が通訳、という感じ。


日曜に地元の鹿島神宮やスタジアムを案内してきた。

鹿島神宮の七不思議、例えば「建御雷大神が地中のナマズの頭を押さえていると言われているかなめ石」だとか「水が枯れることが無く誰が入っても同じ高さまでしか沈まないと言われる御手洗池」、「天照大神の命を天迦久神が鹿となって伝えたと言われているから使い神として飼われている鹿」なんかを英語で説明するのは久々に錆びついた英語脳のトレーニングになる。

スタジアムで「これも鹿島の神様と言われていて…」とジーコの説明したりね。



高校卒業後の進路を聞いたら「スタンフォードかハーバード」というのでのけぞってしまった。

それって日本で言ったら「京大か東大」みたいなもんだよね。しかも「ハーバードかスタンフォード」という順番じゃないのがすごい。

月曜からは地元の高校に行っているみたい。

彼女が高校に行ってみた感想を母がメールで教えてくれたんだけど、「授業中、みんなしゃべっててウルサイ」とのこと。

片田舎の公立高校なんてそんなもんだよなぁ。
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誰かが誰かに恋に落ちるところを観ることは楽しいことです

2012-05-27 21:16:05 | DVD、映画
ちょっと前だけど、「アーティスト」という映画を観ました。

フランス映画『アーティスト』予告編|The Artist


この映画すごいなぁ、と思うのはなんとモノクロで、サイレント映画。

この時代に!?って感じですよ。

モノクロの映画を映画館で見たことなんてないし、ましてやサイレント映画なんてDVDでも見たこと無いと思う。

モノクロ&サイレント映画としては何十年かぶりにアカデミー賞獲得だってさ。そりゃそうだ。今の時代にわざわざそんなの作ろうと思わないからね。

観る前までは「いい映画なんだろうけど、映画館で見たら退屈しちゃわないかな」と一抹の不安があったけど観たらぜんぜんそんなこと無くて映画の間中、ずっと楽しめました。

いい映画だったよー。

話としてはトーキー映画(つまり音が入ってる映画)誕生直前のハリウッド。サイレント映画のスターである主人公が新人女優と出会う。スターのほうはトーキー映画を否定しサイレント映画を作り続けていくけど一線から消え去っていく。一方新人女優はトーキーの波にのり大女優になっていく。そして最後は、、、という話。

台詞が無い分、動作と音楽だけで「ああ、今はこういう感じなんだな」というのがわかる。素晴らしいね。

映画評論家町山智浩が「映画の中で、誰かが誰かに恋に落ちていくのを見ていることは無条件で楽しいことです」と言っていたんだけど、その通り、新人女優がスターに恋に落ちていくシーン(見ればわかると思いますがスターの控室に新人女優がいるシーン)は本当に朗らかで、見ているこっちが笑顔になる、本当にいいシーンだねぇ。

この映画、もしDVDで観ていたら僕はちょっと退屈してしまったかも知れない。やっぱり真っ暗な映画館の中で集中して観るからこそ、役者の小さな演技や表情ひとつひとつを楽しめたんじゃないかな、と思う。

そして最後は僕の好きなミュージカル的結末。

文句なしですよ。


ちなみに、調べたら分かったんだけど最後のスターの台詞。

(サイレント映画なんだけど2か所だけ台詞があるシーンがあります)

最後の方は普通の日本人には「そんなのわかんねーよ」と言うことなので言ってもネタバレにならないと思うので言っちゃいます。

スターは頑なにトーキー映画に出ることを拒む。その理由は、もちろんサイレント映画を愛しているということもあるんだろうけど、それでも我々にとっては「なんでそんなに台詞を言うことを拒むのか」ということが完全にはすっきりしない。
それが最後のセリフでわかる。

実は彼はフランス出身でフランス訛りがあり、それが恥ずかしかった、という落ち。

アメリカ人には「だからか」と分かるんだろうけど、そんなの普通の日本人にはわかんないですよ。

そんなの分かんなくても十分楽しい映画だからいいんだけど。


あ、犬好きにはたまらない映画でもあります。
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デフレの時代の刺身盛り合わせ

2012-05-24 20:00:02 | 食べ物
デフレの世の中なんで最近食べ物が安い。

そりゃ馬鹿みたいに高いよりは安い方がいいに決まっているけどかといって安ければいいかっていうとそういうわけでも僕は無い。

最近のデフレフードの代名詞といえば例えば牛丼なんだけどあんまり食べません。嫌いなわけじゃないんだけど、せっかくのランチだったらそれなりの値段(って言っても1000円以下だけど)でいいから出来ればカウンターではなくテーブルで、コーヒーでもついているほうがいい。

280円均一居酒屋ってのも最近はあるけどどうもね。特に出張で行ったらちょっとしたもの食べたいし。


ということで長崎出張。

先月、生まれて初めて長崎に行ったのに今月も来た。

そりゃ本来なら何か地のモノで酒飲みたいところだけど、あいにく長崎の中心街ではなく諫早という駅に22時についたので開いているお店はそんなにない。

まぁこないだ美味しかったラーメンでもさっと食べるか、と思って入ってみて驚いた。

夜メニューとしてちょっとしたつまみも出しているんだけど、それがなんと一品150円。まっじで!?

地元産とか書いてある太刀魚とブリの刺身を頼んでみる。

150円だし大したものでなくてもいいんだけどな、と思ってたら結構ちゃんとしたものが来てまたびっくり。

これで300円。九州の魚は甘い醤油で食べるのが旨い、って最近何度も言ってます。

嬉しいのでキビナゴのから揚げも追加。これまた150円。

これを先にしてビール飲んで、刺身は日本酒飲めば良かったよな、という無意味な後悔。

返す刀で焼酎ロックとおでん(牛スジ、丸天)。おでんは一品120円。


いやー、もうこれだけでいいわー。他にはカツオのたたき、アジフライが各150円なんかであったんだけど、つまみ全品頼んでも1,500円ちょい。ということは二人でビール二杯ずつ頼んで焼酎ちょっと飲んで割り勘しても一人2,000円ちょい。もう十分じゃないですか。

値段の話ばっかりして恐縮だけどうまかったし安かったしで驚いたんですよ。

なんでこんなに安いのかなぁ、とよく見ていたらおでん以外のつまみ、それと焼酎は毎回どこかに電話して、店員さんが取りに行っている。

つまり、おそらくこの店は自分のところで原材料を仕入れないで完全に他のお店にお願いしているということだろう。

場合によってはつまみに利益を乗せてない可能性もある。だってつまみで利益取れなくてもお客さんが来ればメインのラーメンはだいたい頼むだろうし、ビールは利益が取れるだろうから十分だろうしね。

つまみを作ってる別な店も電話で注文受けて作っておけばそのまま取りに来てくれて売れるわけで悪い話じゃない。居酒屋の売上の上限を作ってしまう席効率と関係ないわけで悪い話どころか助かる話だろう。

うむー、いい商売かも知れんね。

で、メインのラーメン。前回食べておいしかったヤツ。

でもねぇ、前回の思い出が美化されすぎているのかツマミでお腹いっぱいになっちゃったからなのかラーメン自体はそんなでも無かったんだよね。前に食べたときのちょっとやわめの麺の硬さがよかったんだけど。

悪くはない、ただ前回が旨すぎた。

つーことでこのお店、昼はラーメン、夜は酒メインにするのがおすすめです。

諫早に行く人自体、多くないかも知れないけども。
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男が歌うといい

2012-05-22 12:30:39 | 音楽
youtubeで見つけた動画。

フライングゲット


AKBの曲を男性ボーカルが歌ってます。このギターの人いいねぇ。なんとなくオカヤス的な感じもする。

で、調べてみたらどうやらこの人たちは「音楽好きな人たちがハウスシェアして住んでるアーティストの卵たち集団」ということらしい。もちろん何かの企画かも知れんけどまぁ楽しそうでいいじゃん。

定期的にUstreamでライブを配信しているらしい。

演奏している楽曲は主にカバー。

いいねぇ。

その中でも特に「女性アーティストの曲を男性ボーカルで」というのが概ねいい。

Gee

この曲なんて原曲はまったくどうでもいいと思っていたけど男性が歌うとかっこいい。

あとよかったのはこんな感じ。
レーザービーム/Perfume(Cover)


いいんですか?/RADWIMPS(Cover)


「いいんですか?」の楽しそうっぷりったらないね。
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さん付けの不思議・再び

2012-05-16 19:40:27 | 食べ物
在野の言語学者として、各地の日本語を採集しているわけですが(適当)、興味深いテーマが前も書いた「さん付け問題」です。

つまり「なぜ日本人は食べ物に”さん”をつけるのか」ということです。

代表例は「おいなりさん」。すごいよねぇ。食べ物なのに「お」がついて更に「さん」もついてる。

もう一つの代表例が「マロニーさん」。

他にも例えば「おべんとうばこのうた」という歌ではいろんなものにさん付けしてる。

---
これっくらいの おべんとばこに
おにぎり おにぎり ちょいとつめて
きざみしょうがに ごましおふって
にんじんさん さくらんぼさん しいたけさん ごぼうさん
---

ニンジン、さくらんぼ、椎茸、ゴボウにまでさん付けというフルコース。

これを敬称の「さん」ではなく「ちゃん」まで入れると「飴ちゃん」という関西弁もある。

東北弁では「飴っこ」「団子っこ」って言葉もあるみたい。

こういう食べ物へ愛情表現はほかの言語にはなかなか無いと思うんだよなぁ。

英語でまったく浮かばない。ぎりぎりフランス語の「クロック・ムッシュ(カリッとした紳士)」かなぁと思うけどちょっと違う。「ムッシュ・クロック」だったら「カリッとさん」って感じで近いんだけどね。


で、その新パターンのうどんを食べました。

「キムラくん」

冷たいうどんにキムチ、食べるラー油、豚バラが載ってる。どうやらこの店オリジナルで始めたようなんだけど、大阪のいくつかのうどん屋で出されていて流行りかけているみたい。

店のメニューに書いてある説明書きを読んでたらこう書いてあった。

「キムチとラー油でキムラ。だけど呼び捨ても失礼なので。"さん"だとよそよそしいので"君"にしました」

うむー、言ってる意味はよくわからないがとにかくすごい自信だ。

味?

キムチとラー油と豚バラでまずいわけないよねー。
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綱の上でぼよんぼよん

2012-05-14 19:21:32 | 日記
いつもは区のスポーツ施設に行っているんだけど、無料チケットがあったのでこないだちゃんとしたスポーツジムに行ってきた。

ランニングマシーンで走っていたら目の前に紐が張られていた。

長さが3メートル、幅が15センチくらいなんで紐というよりテープに近い。それが高さが20センチほどのところに張られている。

立ち入り禁止で区切っているならちょっと低すぎるし、そもそもこんなところで立ち入り禁止なわけがない。

よく見てみると綱渡りのようにしてバランスを鍛えるものらしい。

(ネットにある画像だとこんなの)


誰も使っていないのでちょっとやってみた。

「まずは片足で5秒立ってみましょう」と書いてあるんだけど、案外難しい。わざとゆるく張ってあるようなので少し沈むし横にもぶれる。おっとっと、という感じでしばらくやってると結構汗をかいてくる。

こりゃあバランス感覚が養われるだろうし、体幹のトレーニングになるだろうなぁ。

体幹大事ね。

終わってから調べてみたらこれは「スラックライン」というニュースポーツらしい。はぁ〜、なんでもスポーツにしちゃうもんだねぇ。

すごい人たちの動画もある。

綱の上でぼよんぼよん。なんでもエクストリーム系にしちゃうもんだな。


調べてみたら僕の家から15分のところに専用ジムがあるみたい。はー、東京はなんでもあるねぇ。
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品の問題でしょう

2012-05-13 22:23:55 | 日記
大阪で、橋下市長が府知事時代に立ち上げた「TOEFLで高い得点を取った大学に助成金を与える」という施策があまりうまく行かなかったみたいです。

TOEFL奨励策、橋下流当て外れ 参加高校わずか8校


この件について内田樹が書いている。

利益誘導教育の蹉跌(内田樹の研究室)

加えて、僕は思うんだけどこれは「品」の問題じゃないかと思う。

つまり結局のところ、「英語を勉強しなさい、したら金やるから」というやり方が下品だった、というだけの話なんじゃないだろうか。

この言い方をする人はつまりその裏側に「どうせお前が欲しいのは金なんだろ?」という気持ちが透けて見える。誰だってそんな言い方されたら嫌だろう。

「世の中のすべての人は金が欲しいんだ」という論理は、もしかすると間違っていない(そりゃ僕だって欲しいよ)。だけどそれを言っちゃうのはどうにも品が無いでしょう。

そして、最近、本当に思うんだけど今の大学生以下の世代って僕らがそのくらいの年代だった時以上に、こういう「下品な考え方・やり方」にアレルギーがあるような気がする。

昨今のいくつかの出来事、たとえばステルスマーケティングに対する異常な拒否感だとか、芸能人のいくつかの出来事に対する反応を見ていて本当にそう思う。

僕は彼らではないので推測するしか無いんだけど、おそらく彼らは2つの気持ちを持っているんじゃないかと思う。

ひとつは「金があったからと言って幸せなの?」ということ。その昔、「金さえあればすべてが解決する」と考えていた世代がボロボロになっていった。特にその世代は彼らにとってロールモデルとなるべき親の世代だったりする。手本となるべき親が金を求め踊らされ、傷ついたのを見ればそりゃそう思うだろう。

もうひとつは「どうせ俺たちは大金なんて手に入れられないよ」というあきらめ。知れば知るほど(更に言うと今の学生の世代が手に入れられる情報はネットの発達によって僕らの時とは比べ物にならないほど多い)これから自分たちの行く末が厳しくなっていくことがわかってしまう。だとすれば考えれば考えるほど「どうせ大金は手に入れられないんだから金を軸にしないようにしよう」と思っているんじゃないかな。

彼らの気持ちを推測すると、ある一面においては非常に真っ当な気もするけど、また一方で「どうなのかなぁ」と思わなくもない。まぁ僕が考えたところで彼らにとっては余計なお世話なんだろうけども。

結局裏側に金がある、というやり方で、たぶん僕らは子供の頃、よく手の平の上で転がされてきた。まぁ楽しかったこともあるし熱狂したこともあるからそれについて僕自身は文句言うつもりはない。

ただもうそういうやり方は通用しない。それを商品の送り手は肝に念じなきゃいけない。

下品な商売はすぐに見透かされれ糾弾される。下品の裏側を見透かし糾弾する、それって消費者としては非常にスマートな気もする。だけどそれって「老成」なような気もするけどね。
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名刺、どう整理してます?

2012-05-10 00:07:33 | 仕事
ビジネスマンの永遠の課題ですな。

もうたとえば一斉にみんな同じ携帯電話か何かデバイスを使いだして、それで赤外線通信で互いの情報(名前、会社名、連絡先など)を交換、そのデータが自動でPCにも取り込める、なんてことになれば名刺もいらなくなるんだろうけど、そうもいかない。

ということで毎日毎日名刺が増える。

僕は基本的に名刺ファイル(手帳サイズのもの)を持っていてそれにばこばこ入れて持ち歩いていた。

その名刺ファイルが古くなってきたんですよ。

外側のプラスティックが丸まってしまって、何かでグッと押さえていないと勝手に閉じてしまうようになった。

名刺ってそれを見ながら電話したりすることが多いので、名刺ファイルは開いたら開きっぱなしになっていてほしい。

でも勝手に閉じてしまうということになると片手で押さえておいたり、何かおもしを載せなくてはいけない。非常に面倒。

ということで名刺ファイルを買わなきゃな、と思っていた。

名刺ファイルということでよく言われるのがローロデックス。


こういうのね。

はっきり言ってこれは僕にはまったく向かない。ずっと会社のデスクにいる人に取ってはいいのかも知れないけど、僕は出かけることも多いから。こんなの持ち歩けない。

さーて、と出張に出かけたときなんかに東急ハンズやロフトに寄って名刺ファイルを探していたんだけどなかなかいいのが無い。

ちょっと見つけたこれがそんなに高く無かったんで買ってみた。

ハリトレー、という名前のカードサイズのファイル。内側(この写真で言うとセンターの黒い部分)にノリがついていて名刺を貼れる。

アイディアは素晴らしいんだけど、何せ開いたときに開きっぱなしになっていてくれない。とにかく!「開いたら開きっぱなしになる」というのが大事なんです。ほぼ日手帳だって何がいいってそこがよくて愛用しているんだから。

名刺ファイルを開いて、電話しながらPCを打つ、ってことがあるからいちいち手で抑えてられないのよねー。

で、悩みに悩んでえーいとこれ買っちゃいました。

ピットレックという機械。


名刺を撮影し社名と氏名は読み取ってくれて保存できるデバイス。

こういうデジタル管理は今まであまり信用していなかった。iPhoneで名刺を撮影し読み取ってくれるアプリもなかなかいいのがなかったしね。

ただこれは評判が高いようだしカードのポイントも結構たまってたから衝動買い。

まず撮影するとき、本体に名刺を挟み込んで撮影するのでiPhoneなんかと違って手ブレしないのでいいね。SDカードでデータを読み込んでPCで編集してまた戻せる。本体でいちいち編集しなければいけなかったらかなりストレスフルだろうけど。

とりあえずしばらくはこれでいく。
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「みんなも飲んでや」

2012-05-08 22:13:04 | 食べ物
大阪におります。

13と書いて「じゅうぞう」と読む駅。ここはもうなんというか飲べえの街です。よく知らないけど。

阪急の改札出た目の前が立ち飲み屋。いいねぇ。

ちょうどお腹も空いていたのでぷらぷらご飯を食べる。

軽く飲み終えた後、ホテルに向かっていたらたこ焼き屋さんがあった。ちょっと覗くとカウンターもあって飲める様子。ついつい入ってしまう。

お勧めは生マッコリのビール割「モッコリ」。「東京で流行中!」と書いてあるけど見たことないけどなぁ。

大阪にいると結構その文句を目にする。同じ店に「東京で大流行!焼き小龍包」ってのがあった。それも見たことないけどなぁ(笑)

まぁいいんだけど。


これがモッコリ。めちゃめちゃ旨いかと言われると首をひねるけどまぁいいや。

2軒目なのでお腹はそんなに減ってないから安いつまみを頼む。

大阪蛸ス玉子入り200円。

「本場タコスに負けへんで!」とのこと。いか焼きのタコ版、と書いてある

これは旨い。これが200円は嬉しい。

これをつまみにモッコリを飲んでいたらどうやら常連らしい人が入ってきた。ホルモン入り焼うどんとお水を頼み同時に「みんなも飲んでや」と店員さんに酒をおごる。その言葉につられて店員さんが全員酒を注ぎ「ごちそうさまでーす」と飲みだす。

僕も一人で飲むことが多いけどこの台詞を聞くたびに「ああ、かっこいいなぁ」と思うんだよね。嫌味なく店員さんに酒をおごれる大人になりたいなぁ。

いっぽう僕は一人でキムチをこぼしてる。
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とやまさが

2012-05-07 19:37:48 | 食べ物
ご当地ラーメンってぇもんがありますな。(落語の枕みたいな始まり方だ)

博多ラーメンなんてもうご当地ラーメンどころか全国にあるし、札幌ラーメンと言えばみそラーメンという短絡的な時代でもなくなった。

マイホームタウン浅草にもいろいろなご当地ラーメン屋が出来てます。

まずついこないだ出来たのが富山ブラックのお店。

数年前によく富山に行っていたころ噂では聞いたことがあったんだけどね。どうやらライスをたっぷり食べるために醤油の味を強くして、しょっぱい味付けにしたラーメンらしい。

で、その結果がこれ。


黒いよー、しょっぱいよー、体に悪いよー。

もうね、見た目通りしょっぱい。更にコショウもがんがんかけられているので辛い。

確かにライスはがんがん食べられるんだけどね。(というかライスがないと無理)

麺はつるつるでおいしいんだけど僕は年に一回くらいでいいや。

続いて浅草にある佐賀ラーメン。


佐賀ってのがマニアックでいいね。豚骨スープなんだけどあっさりしていて優しい味。麺も細麺ながら博多ラーメンほどは細くない。しかも僕の好きな麺やわめ。最近は麺やわめが好きになった。

特筆すべきは海苔です。普通、こういうラーメンに載ってる海苔は焼き海苔だけどここのは焼いてない柔らか目の海苔。これがしばらくスープに置いておくとほどけてくる。それがなんというか青海苔のお味噌汁みたいなイメージで、それが麺に絡まりおいしい。

このラーメンはいいです。

何よりもいいのは店内がピシッとしてますよ。決して豪華な感じではないんだけど、テーブルがしっかりと磨かれているしキッチンの内部もピシッとしている。こういうのはやっぱりいいお店です。

セットは稲荷ずし。でも頼んでから気づいたんだけど単なるライスもこだわって佐賀県産の新米を使っているとのこと。しかもライスセットだと自家製キムチと自家製ふりかけ(海苔とゴマ)がついてくるらしい。惹かれるねぇ。

「佐賀ラーメン 美登里」という店です。→食べログ
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なぜ合気道を始めたのか、という話

2012-05-01 09:05:14 | スポーツ
合気道を始めました、と人に言うと第一声はほとんど「なんで?」です。

ジョギングを始めました、釣りを始めました、冷やし中華始めました、と言ってもここまで「なんで?」とは言われないんじゃないかと思う。

「なんで?」と聞かれると僕はその場その場の「時間」に応じて答えている。

立ち話であれば「武道やりたかったんですよねー」で済ますし、ちょっと座って酒でも飲みながらという状態であればきちんと説明する。

ということでちゃんと説明しておきます。

まず、何かを体を動かすことの中で「習う」ということをやりたかった。

習う、というのは説明が難しいけど、きちっとしたフォームをまず教わってそれを自分の体で再現する、ということを繰り返すこと。

普通のスポーツとかダンスとかはそういうことをやると思う。

例えば野球だったらボールを投げるとき、足をこうして肘をこうして、、、という風に教わると思う。ダンスなんてもっとぴちっとしていると思う。楽器なんかもそうかもしれない。

そういう体の動かし方は僕はあまりやってこなかった。思い返すと少しあったかな、と思うのが中学校の時、部活でやっていた剣道くらい。

今はジョギングをしているけど、それだって誰に教わっているわけでもないので適当に体を動かしているだけ。

そういう「習う」ということをすると、頭でわかっていることを体で再現することがどれだけ難しいか、ということがわかる。

難しいけれどそれを繰り返すことで自分の体をうまくコントロールできるようになるんじゃないかと思う。


そして、何を習おうかな、と思った時に浮かんだのが「武道」だった。

こういう時代なんで日本文化ということをいろいろ考えるとけど、やはり日本人の根本には武道があるんじゃないかと思っている。

武道の何がポイントかというとおそらく「バランス」なんじゃないだろうか。

どこから攻撃が来てもすぐに対応できるように、どちらに偏るでもなく中間地点にバランスを置いておくこと。

これはある武道家の人の話として聞いたんだけど、いい運をつかむには「前のめりすぎても、腰が引けすぎていてもダメ」だそうです。腰が引けていれば(つまりnegativeな状態)運がやってきたときに掴むのが遅れる。一方で前のめり過ぎていても(つまりpositiveな状態)いい運は掴めない。なぜかというと「もう少し待っていればもっと大きなモノを掴めた」という状態になってしまうから。

negativeでもpositiveでもない、ではどういう状態がいいかというと「Acceptable」な状態。Acceptというのはつまり「受け入れる」ということでAcceptableとはつまり「受け入れ可能」状態。前のめりでも後ろ向きでもなく、どんなものが来ても対応できる状態。

で、これは仕事においても人生においても必要なことなんじゃないかと思う。

どうも僕はすぐに軸足がぶれるような気がするので、それをまず「身体」から修正していきたいな、と思っていた。

そう考えると武道だろう、ということで武道。

武道をやろうと考えると思い浮ぶのは剣道と柔道。だけど、前も書いたけど剣道は道具が多すぎる。そして両方とも「試合」が必要になる。

正直、試合には興味がない。

もともと「(戦い的な意味で)強くなろう」という気はまったくないし、相手と競うという意味での強さを求めていったらそりゃ果てしがないから。

じゃあ、試合のない武道、ということで合気道。

で、考えてみると合気道はいいんじゃないかな、と思った。

何がいいかというとまず、基本的に「受け」の武道である、ということ。自分から攻めることはなく相手の攻めをどう受け流すか、ということなので、それは仕事にも人生にも通じることがある。

つまり「どんなことが来てもバランスよく対応したい」ということ。

それから合気道は僕が考えるに「新しくて古い武道」だと思う。

武道として、剣道があって柔道があって、それら生まれたのが合気道なわけで、その意味では新しい。新しいということは何かしらイノベーション(革新)があるんだと思う。そのイノベーションの背景には剣道と柔道の何かしらの課題があるはずで、それらの経緯を知りたい。おそらくそれは戦国時代から明治・大正と来て今に至る「日本人の武に関する認識の変化」があるんじゃないかと思うから。

大きな戦争を経て、(一応の)平和となった現代における「武」とはなんなのか。僕は決して戦いに強くなって誰かを負かしたい、というわけではない。でも、起こりくる様々な問題にちゃんと対応したい。武とは結局そのためにあるものなのではないだろうか。では、武とは具体的にどういうことなのか。非常に大袈裟だけどそれがなんとなくでもわかればいいな、と思っている。


と、まぁいろいろあるけど単に「袴履きたいな」というのもあるんだけどね。僕、剣道やってたからか元からそういう体型だからか道着と袴があんがい似合うんです。

と、思ったけど袴を履けるのは段を取ってからだそうです。それまでは道着。がっくし。
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わっせ

2012-04-26 18:20:03 | 食べ物
ということで鹿児島へ。

鹿児島の町はメインとなるところが三つある。

ひとつは鹿児島中央駅。大きな駅ビルがあるし九州新幹線も停まる。

もうひとつが天文館というエリア。名前から「何か天文所でもあるのかな?」と思っていたけどそうではないようで単なる地名だそうです。

もう一つが鹿児島駅。こちらは僕は行っていないのでよくわからない。

イメージ的には鹿児島中央が東京駅で天文館が歌舞伎町。北海道で言えば鹿児島中央が札幌駅で天文館が大通&すすきの。鹿児島中央と天文館は歩いてだいたい30分。

今回は鹿児島中央にホテルを取った。

せっかく鹿児島に来たんだから何か美味しいもの食べたいな、と思って新幹線の車内で調べていたら鹿児島中央から10分ほど歩いたところによさげな店を見つけた。

21時に鹿児島中央に着き、店に一応電話を入れる。席は空いてそう。

で、カードが使えないとのこと。

財布の中には4,000円くらいしか入っていなかったし、金額気にして食べるのも嫌なのでお金をおろさなければいけない。

てくてく歩きながら途中、サンクスを見つけたんだけど道路の反対側。まぁ都会だしほかにもコンビニはあるだろうとスルーしていたらお店に着いてしまった。最寄りのATMを聞くとやっぱりサンクスが最寄とのこと。

荷物を置かせてもらい(もうね、出張だと荷物が重いのよ)またサンクスへ。

ここで衝撃的だったんだけど鹿児島のコンビニATMは21時以降使えません!

いやー、もう全国的に24時間おろせるもんだと思ってたけどねぇ。

仕方ないのでATMを探す。

しかし残念ながら誰に聞いてもATMの場所を知らない。

仕方ないのでもう一度店に戻り、荷物を引き取りあきらめる。

10分かけて鹿児島中央駅にまた戻る。駅ビルに入っているコンビニでもやはりATMは空いていない。

仕方ない、とホテルに向かおうとしたら駅の隣に鹿児島中央郵便局がある。

んで!

そこのATMは使えるがな!

あのさぁ。

確かに財布に現金ないまま来た僕が悪い。でもさ、お店の人も店の最寄りのコンビニが21時で終わること、鹿児島中央郵便局のATMなら使えることくらい知らないのかね。。。

がっかりしたけどまぁお金が下せた。

そう考えるとやっぱり美味しいものが食べたい、と思い、中央郵便局付近のお店を見てみるけど、やっぱり最初に見つけた店以上にグッとくるところはない。なので、もう一度10分歩いてその店に。

僕がもう一度そこに入るとカウンターに並んでいた数人が「良かったですねぇー」と声をかけてくれる。

沖縄でも思ったんだけど南国の人って細かいことがどうでもいい反面、基本的にはいい人なんだよね。

ATM探して歩いて疲れて鹿児島が少し嫌いになりかけたけど一気に機嫌が直る。

ということで魚を食べる。

九州と言えば甘い醤油。最初は驚いたけど慣れてくるとやっぱり九州の魚はそれで食べるのが旨い。

この店では辛い醤油(まぁ普通の醤油)と甘い醤油がある。

どちらも試してみたけどやっぱり甘いほうが旨い。


本日の刺身盛り合わせ1人前。これで700円くらいかな。


カツオのたたき。


ブリの串焼き。ご飯が欲しくなる。


厚揚げあぶり。なんかいい豆腐屋の厚揚げのようで甘みもあり外がかりっとして旨い。これだけは辛い醤油のほうが合う。

日本酒はカップそのまま出てくる。

聞くと「常に開けたてで」とのこと。うん、理にかなってるね。下の升には氷が入っていてひえひえで嬉しい。

焼酎も飲んだけど刺身には日本酒がいいやね。

このあたりでお客も減ってきて店員さんとだらだら喋りながら飲む。

店員さんは女性3人のみ。こういう店で男がいない、というのも珍しいね。

女性一人がオーナーだそうで、東京で修業しこちらに戻ってきたとのこと。地元は知覧というところだそうで「いいところですよー」とのこと。

隣にいた女性二人客は看護士だそうで偶然アントラーズファン。昔はよく鹿島に行ったとのことで鹿島話で盛り上がる。

奥にいたおじさんに茹でピーナツをご馳走になる。ほくほくしてて旨い。

鹿児島でしか食えないものという話をしていたら「腹皮」というのを教えてくれた。カツオの腹の部分だそう。それを炙って食べるそうで速攻いただく。


うん、これまた旨い。カツオのたたきを牛ロースに例えるならこれはまさにハラミ。歯ごたえもあり旨味もたっぷり。塩が合う。

「ひえくさかったら酢をつけてください」と言われて聞いてみたら「ひえくさい」というのは方言で「なまぐさい」ということだって。

で、僕の好きな地域方言話で盛り上がる

教わったのは「わっせ」。これは北海道弁でいうところの正に「なまら」。「わっせおいしい」という感じで使うみたい。

あと「ですですです」。ちょっと早口目に言って「そうです」の意味。面白いね。

たっぷり飲んで食べてリーズナブルなお値段。

上機嫌でホテルに帰ってチェックインしたらフロントで「電話です」と言われる。なんとその店に携帯電話を忘れてきた。泊まるホテルを言っていたので分かったみたい。取りに行きます、と言ったら「バイトの人がちょうど帰り道なので持っていきますよ」とのこと。

しばらく待っていたらさっきの店のバイトの子が自転車でやってきた。

いやー、鹿児島いい街だ。
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ブロッケンマンと悪魔将軍

2012-04-25 16:32:29 | 日記
仕事柄日本のいろいろなところに行くけどそれでもあまり行っていないところはある。

都道府県でいうと手薄なのは四国・九州。

しっかりとそこに行った(つまり電車で通っただけじゃない)ということで言うと四国は徳島しか行ったことないし、九州は福岡と沖縄にしか行ったことが無い。

で、今回仕事で長崎と鹿児島に行きました。

まず東京から飛行機で長崎空港へ。そこからバスで諫早へ。

諫早湾で有名なとこですな。

長崎と言えばちゃんぽんだろう、と思ったけどお店が無いので駅前のラーメン屋に入る。

煮玉子ラーメン550円。豚骨とあごだしのブレンドスープらしい。どろっとしたスープなんだけどあっさり。

まず値段がえらい!ラーメンはこうじゃなきゃいけない。この店は基本のラーメンが500円。チャーシューメンでも650円。素晴らしい。

うまいよ。麺も細すぎない。プラス200円でからあげとおにぎりをつけれたのでつければよかったかも知れない。このラーメンはぜひもう一度食べたい。そう思えるラーメンってなかなかない。

気温は28度。暑いけどいいところだ。


ああ、そういえば以前僕が見かけて「かっこいいな」と思っていた電車は「特急かもめ」というものだったことが分かった。

これです。

いいね、しぶくて。

どこがカモメなのかぜんぜんわからないけどね。僕なら「特急ブロッケン」ってつけるけど。ブロッケンマンぽくない?

この特急つばめと南海ラピートが僕の中ではかっこいい電車の双璧。


南海ラピート。こっちは悪魔将軍ぽいと思っているんだけどどうですか。


諫早から特急かもめで出て新鳥栖へ。

そこで九州新幹線つばめに乗り換える。最近開業したばかりの九州新幹線のようだけど、最高に良いよ。何がいいって社内がいい。椅子も広めだしデザインもなんとなく和風で落ち着いていて。

熊本で新幹線さくらに乗り換える。こっちの車内はそーでもない。

九州の地理はよくわからないけどどうやら九州の左側を上から下に移動しているみたい。約3時間。

夜に鹿児島中央に着いた。

そこでいろいろ悶着があったんだけどそれはまた今度。
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独り言問題

2012-04-23 18:48:15 | 日記
僕の知り合いで、人の性格の要因をなんでも「兄弟構成」で考える人がいる。

例えば「一番上っこはまとめ役」とか一般的な話はもちろん、「一番上っ子と一番下っ子のカップルが相性がいい」なんて相性診断まで。

僕自身も血液型や星座による性格診断よりも兄弟構成というのは人格形成に大きく寄与していると思うほうだけど。

僕が見る限り「ああ、一番上っ子の特徴だな」と思うのはたとえば居酒屋で飲んでて会計のとき。だいたい店員さんが会計の伝票を持ってくるでしょ。そのとき、なんとなく見ているとまずそれを受け取るのは一番上っ子が多い。(男女とか上下関係とか抜きにすると)

会計で多く払うとかおごるとか抜きにして、まず伝票を受け取って「えーっとじゃあ一人4,000円」とか言うのって一番上っ子が多い気がする。

前にテレビで見たんだけど兄弟構成を研究している人によると「一流スポーツ選手は上にお兄さんがいる人が多い」らしいですよ。いつのだか忘れたけどサッカー日本代表23人中8割くらいがお兄さんがいたらしい。推測にするに「常にお兄さんという自分より体が大きい人と練習する」から上手になるそう。

日本の男性ヒットソングメーカーは「お姉さんがいる弟」が多いそう。例えば桑田佳佑や小室哲哉。これまた推測するに、小さい頃からお姉さんが聞いていた少し年齢が上の曲を聴いている曲を聴いていたからではないか、とのこと。

僕自身でいうと、子供の頃からの同級生や、大学の同期で気が合って今でも付き合っている人には一番上っ子が多い。別にそれ以外の人と仲悪いわけじゃないけどさ。


で、そういう考えを持っている人と話していて新しい説として「一番上っ子は独り言をあまり言わないんじゃないか」というのが出てきた。

特に明確な裏付けがあるわけではなくて、ただ単にウチのオフィスで独り言を言いがちな人が一番上っ子以外(つまり兄・姉がいる人)が多い、というだけ。帰納法ってやつです。

それ聞いて僕も確かに「オフィスで独り言が多い人」と思い浮かべてみて「まぁそうかなぁ」と思った。

そして、それ以前に僕は「独り言って意味が分かんない」とも思う。

僕自身は独り言を言わない。僕がそう思っているだけでなくこの話をしているときも同僚から「showさんは独り言言わない人だよね」と言われたので周りの評価もそうなんだろう。

僕がなぜ独り言を言わないか、というとはっきり言って「独り言の意味が分からない」から。

なぜ、なんのために人は独り言を言うんだろう?

デスクの近くの人が独り言をいう人なのでふと考えたことがあるんだけど。

独り言、と簡単に言ってもいくつかのパターンがあるような気がする。

1、感嘆詞

これはあまり独り言含まないのかもしれないけど、たとえばパソコンに向かってメール開いてびっくりするメールがあるときに「え!?」とか「まじか!」とか。歩いててぶつかりそうになったとき「おっと」とか。

2、内的印象

例えば気合を入れるときに「よしっ」とかよくないことが起こりつつあるときに「いや〜これはやばいなぁ。。。」とつぶやくとか。

3、独り言に見せて会話を求める。

これが一番めんどうくさいね。誰にいうでもなく「いや〜これはちょっとないなぁ。。」とか言って「え、何かあったの?」と聞かれることを待ってる、という感じ。

1なんかは僕もたまに言うと思う、2もまったく言っていないとは言えないかもね。でも3は無いと思う。(と思うけどどうだろう?)

1、2はなんとなくわかる。でも3を言う人って本当にどういう気持ちで言っているんですかね。

決して責めてるわけじゃないんだよ、単に知りたいだけ。

会話したいなら「ねぇねぇ、ちょっといい?これってちょっとないと思うんだけどどう思う?」って聞いてくれれば「どれどれ?ああ、確かにねぇ」とか会話になるんだけど、独り言っぽくつぶやかれると反応すべきか無視するべきか、ってのがわからない。

こういう風に感じるこっちの問題なのかねぇ。。。
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バナナの皮で滑ることにはどんな意味があるのか

2012-04-20 19:08:03 | 
「FOOD理論」という理論があります。これはお菓子研究家の福田里香という方が提唱している理論で、端的に言うと「映画や小説、漫画の中で『食べ物』がどのように描かれているか」という表現論、演出論の話です。

って書くとなんか難しい話のようですが、元々はウィークエンドシャッフルというラジオ番組でだらだら話されていたものなんで堅い話じゃないです。

基本となる論理は「FOOD三原則」というもの。

1、善人は食べ物を旨そうに食べる。
2、悪人は食べ物を粗末にする。
3、正体不明者は食べ物を食べない。


つまり逆に、

物語の中で、

1、旨そうに物を食べている人は善人(に見える)
2、食べ物を粗末にする人は悪人(に見える)
3、食べない人間は正体が見えない。

とも言える。

説明しますね。

例えばどんな映画でもいいけどこういうシーンを思い浮かべてください。

ある男の前に美味しそうな焼き魚が出てくる。男は美味しそうに食べる。そして食べ終わった後、焼き魚はきれいに骨と皮だけになっている。

こんな人観たら確実に「ああ、ちゃんと育ったいい人なんだろうな」と思ってしまうよね。

『悪人』という映画で妻夫木聡が冒頭は金髪であまり喋らないし表情もあまり変えない。だから最初は「悪い人なのかな?」と思うのね。でも家に帰ると祖母と二人暮らしで祖母の作った煮魚を丁寧に食べる。これで「あ、悪い人じゃないのかもしれない」と思わせる。

少年漫画の主人公なんかは山盛りのご飯をがつがつ食べたりしてて、これも「ああ、この人はいい人なんだ」と思わせている。ドラゴンボールの孫悟空なんてご飯を美味しそうにがつがつ食べるでしょ、ちょっとほっぺたにご飯粒つけたくらいにして。僕はONE PIECEを読んだことが無いんだけどあの主人公もそんな感じなんじゃないかな。


一方こういうのもある。

ある男性がレストランにいる。ウェイターが美味しそうに焼けた目玉焼きを男の目の前に置く。その男は何も言わず、突然、吸っていたタバコをギュッと目玉焼きに押し付ける。

さて、この時点で「わ、こいつ悪いヤツ!」と思ってしまうでしょ。この男が例えばそのまま女性に会っていくら甘い言葉をささやいてもぜんぜん信用できない。「どうせこの男はこの女性を騙すんじゃないか」と思ってしまう。

正にこのシーンがあったのがタランティーノの「イングロリアス・バスターズ」。ランダ大佐という悪役が紳士的な笑顔と優しい言葉遣いで話しながら、出てきたアップルパイにギュッとタバコを押し付ける。「うわ!絶対この人信用できない!」と思わせる。

法則3の「正体不明者は食べ物を食べない」という代表例はドラキュラ。彼は食べ物を食べない
(食べるシーンが無い)。だからこそ、クライマックスで人の血を吸うときにショックが増幅される。だってドラキュラがさ、血を吸う前に焼肉と大ライスをがつがつ食べてビールぐびぐび飲んでたらどうも間抜けでしょ。


このように食べ物をどう食べるか、ということで映画や漫画ではその人の人間性のイメージまで観客に与えてしまう。

例えばとある少年、ずっと何も食べていないようで腹をすかせている。なけなしの金でやっとのことでパンを手に入れ、さて、食べよう、と思ったときに傍らにおなかを空かせた子供を見かける。
彼は何も言わずそのパンをちぎり子供に与える。そして自分も食べる。

ほらこの時点で「ああ、この少年、自分より他者に与えられるいい少年なんだなぁ」と思うでしょう。

例えば僕らの大好物、「十三人の刺客」の稲垣吾郎の食事シーンとかね。観た人はわかると思うけどあのシーンで「ああ、この人はもうダメだ…」と思わせられたよね。

このFOOD理論を逆に使う演出法もある。

例えば冒頭では旨そうに飯を食っていた人が突然豹変することで「え、いい人だと思っていたのに…」と思わせたり。

よくあるのは例えば男二人で酒を飲み交わし、食べ物も同じものを食べていたのに突如片方が裏切ることで「仲間だと思っていたのに…」という衝撃を与えたりするもの。

裏切りが必ず出てくるマフィア映画ではだいたい仲間で食卓を囲み、食事を取りワインを飲み交わすシーンがある。「ファミリーの結束」を表しつつそれを裏切るのはよっぽどのことだ、と思わせる効果があるだろうね。もしかすると聖書における「最後の晩餐」もイメージしているのかも知れない。

あと思い出すのは「冷たい熱帯魚」の冒頭シーン。
ちょっとケバめの女性がスーパーで買い物をしている。買い物カゴにシュウマイだの餃子だの、冷凍食品をよく見もせず放り込んでいく。家に帰り、その冷凍食品とサトウのご飯(玄関開けたら2分で、のやつ)を電子レンジに雑に放り込む。電子レンジの中がきったない。そしてそれらが皿に移し変えられることも無く食卓に並べられる。旦那はそんな食事に何も言わず食べる。娘は携帯をいじりながら食べる。もうこの家族の食卓を見ただけで「あー、この家族もう崩壊してんな」ということがはっきり分かる。

このように、食べるシーンを巧く見せているのはいい作品。食べ物が美味しそうかどうか、ではなく、その必然性が巧く描かれている、という意味での巧さ。

そういう様々な食べ物を使った「ステレオタイプなフードシーン」を解説している本が出ました。



例えば「女子高生が遅刻しそうになって食パンをくわええながら走っていると曲がり角で男子とぶつかる」という本当に「少女マンガによくあるよね」、むしろ「そんなの少女マンガにしかねーよ」と思うシーン。

実はこれはいかに調べていっても一番最初に出たのがどのマンガか、ということが判明しない。

つまり、我々の頭の中にある「少女マンガ的シーン」ということになる。これがどこにあったかはわからないけどどこかにあったはずの「ステレオタイプ」なフードシーン。

そこで、ではなぜ食パンなのか?食パンは何を意味しているのか、をこの本では読み解いていく。

読んだ後には確実に映画やドラマのフードシーンが気になっちゃうよ。
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