浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

桜と花とチーフとスペインバルと。

2007-03-31 23:28:31 | 日記
桜の季節になってわかるけど都内ってのは桜の木が多いんだね。こないだ京急に乗って北久里浜まで行ったんだけど線路脇は桜ばかり。思わず途中下車してビールでも飲んじゃおうかと思った。いや、やらないけどね。たぶん。おそらく。まぁ少しは覚悟しておけ。

近所を歩いてても「あ、この木は桜だったのか!」とか「あ、このお寺桜に包まれてるよ~」とかきづくね。そういうことは早く言っといてくれないと。あんまり目立ってない女の子が「今日コンタクト無くしちゃって…」と眼鏡かけて登校してきたような感じ。ドキドキしちゃいますな。

駅に降り立つたびに嬉しくて桜の写真を撮る。

巣鴨の桜


王子の桜

ダーキシ君の好きな鉄チラ写真ですよ。鉄道好きな人ならこの写真だけで「何線の何系」(逆かな、何系の何線、なのかな)とかすぐ当てそうだね。

白山神社の桜




うちの近所の公園の桜


近所の公園一人夜桜ビール。



はらはらと桜の花びらが缶ビールの上に落ちてきたりするといいね。俳句でも読みたくなる。…ま、読めないんで「桜の木を折ったのは僕です」とか言ってみる。もちろん誰も笑わない。つーか誰もいないし。

週末は飲みに行く、つもりがなぜか銀座で途中下車。花を買っていく。春だからね。

夜の花、ってのもいいね。

この花屋さんいいんですよ、遅くまでやっているし。Keiponさんなら場所わかっていただけると思うけど(会社の目の前ですから)こんな一等地に花屋があるって言うのがいいじゃないですか。

こういう花屋も含めて銀座という町は好き。何度も言っているけど、銀座、浅草あたりはやっぱり僕にとっての「東京」。渋谷、新宿なんて「うーん、でっかい大通・ススキノでしょ?」という感じがする。ドッピオさんとチャコがどっぷり楽しんだ秋葉原もまぁある意味「東京」。

スペインバルで酒を飲む。


ドッピオさんが持ったまま寝たパン(手前の茶色いの)ですよー。前回のとはちょっと違って太い気がするけどもちろんおいしい。

唐突だけどプレゼントいただいたー♪

開けてみると…

CD?あでー?TAKEO KIKUCHIなんてアーティストいたかな~?JAZZですかね??


パカッと開けてみると、チーフでした。(「入っていたのは俺だったぁ~」)

そうだそうだ、TAKEO KIKUCHIはデザイナーだよね。

うっれしいなー。赤いし。

何かを上げたりもらったり、それで嬉しかったり喜んだり、そういうことで日々の生活が成り立っている。といい。怒りや不安に時間を使うなんて無駄です、ってオノ・ヨーコも言ってた。何かをプレゼントするのって難しいけど、楽しい。プレゼントをもらうほうは難しくない、ただ嬉しい。願わくば自分の感じた喜びがそのまま相手に伝わっていれば。もしも僕が桜ならば。言葉よりシンプルなんだけど。ただ咲けば良いだけ。でも残念ながら、というか当然のごとく僕は桜ではないので、花びらの代わりに感謝の言葉を尽くす。ありがとう。うれしいです。

ちょっとくらいくさい台詞吐いたっていいじゃないですか、桜の季節なんだから。

一気にトマトのランクアップ

2007-03-31 17:42:19 | 食べ物
こないだドッピオさんとかKeiponさんと話しててドッピオさんが「野菜ランキング一位はトマトでしょ!」と言ったときに「ええ~トマト~~俺の中ではかなり低いよ」と思った。

ドッピオさん、ごめん。ありゃうそだ。トマトのランキングは高い。さすがにベイビーだった君がカプカプ食べるだけある。おいしい。

今日のご飯は簡単ポトフにしよう、と思ったんだけどそれじゃ芸がないのでトマトスープにしてみた。

これおいしい!トマトの酸味がいい。トーストが焦げ気味なのは勘弁して。網焼きなんで加減がわからにゃい。適当に作ったわりには十分おいしいので今度また作れるようにレシピも書いとく。

・ジャガイモ、たまねぎを適当に切る。今回はジャガイモは半分に切ったけどサイの目切りに小さく切ってもいいかも。
・トマトは湯剥きしてサイの目切り。
・鍋にオリーブオイルと潰したニンニク入れる。弱火であっためてオイルにニンニクの香り移す。
・ニンニクから泡出てきてちょっと色が変わったらたまねぎ、ジャガイモ、ソーセージ投入。ちょっと炒める。
・水入れる。ひたひたでいい。
・煮えたかな、と思ったらあくを取る。そしてトマト投入。
・トマトの原型がなくなるくらい煮たらコンソメ、塩コショウ入れる。
・あとはこれを、こうして、こうして、どーーーーん!

緑が入るともっとよかっただろうね、イタリアの国旗の色になって。セロリとか入れると絶対おいしいと思う。

村上春樹の新刊買いました。
村上 春樹, 安西 水丸 / 文藝春秋(2007/03)
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エッセイかと思ってたら「またたび浴びたタマ」みたいなくだらない(ほめてます)短文集。脳が溶けてく。


なるほどねぇ。
痒いところに手が届く。かゆくないところまでかくから嫌われる。
とあるナンバーワンホストの言葉ですって。

男性はメンツを傷つけられたらクレームを言う。女性は正義感からクレームを言う。
これもそのとおりだね。

パスタパスタパスタ

2007-03-31 03:06:50 | 食べ物
一人暮らし料理の強い味方といえばなんと言ってもパスタですな。

いいところを全部上げてみる。

「安い」
「日持ちする」
「一人分でもおいしい」→ご飯だと一合だけ炊いてもおいしくないけどパスタは一人分だけ茹でても十分おいしい。
「茹で加減さえ間違えなければおいしい」→最悪塩コショウバターだけでも食べれないことはない。
「バリエーション豊富」
「面倒じゃない」→ご飯炊くとなると、研いで水につけて、と面倒だけどパスタは茹でるだけ。
「洗い物カンタン」→皿一枚とフォーク一本なので。

と言った感じで重宝します。

ここ数日は仕事から帰ってきて面倒だったりでパスタが続いてる。

まずはカルボナーラ。

カルボナーラは大好きなんで良く作るんだけど結構失敗も繰り返してきた。今ではそれなりのものが作れるようになった。大事なのは卵を入れるタイミング。早く入れすぎるとボソボソになるし。今日は結構ベストなタイミング。逆に言うと卵を入れるタイミングと塩加減とパスタの茹で具合さえ間違えなければ非常に高い確率でおいしいのが出来る。

続いてツナのパスタ、バジルソース。

昔買った瓶詰めのバジルソースがあったので。おいしい。薄く切ったニンニクをオリーブオイルで炒めて香りを出し玉葱とツナを炒めてそこにパスタ。仕上げにコンソメ少々とパスタの茹で汁でちょっと伸ばしたバジルソース。ニンニクを薄く切ってるとグッドフェローズの監獄の中での豪勢な食事のシーンを思い出すね。

パスタはおいしくていいんだけど、どうも野菜が足りない気がする。野菜たっぷりのスープとかも作れればいいんだけど。なにせうちの家にはガス台が一つしかないなかなんとかやりくりしている状況なので難しい。パスタ作るにしてもパスタを茹で上げてから鍋をどかし、フライパンを暖め…とやっている。オーブンもないので付け合せのパンも焼けない。オーブンがあれば同時にガーリックトーストも焼けるのに。

クリームソース、バジルソースと来たので次はトマトソースかオイルソースだな、ローテーション的に。

最近思うけど自炊のコツは「洗い物をすぐやる」ってことなんじゃないかと思う。基本的に洗い物嫌いなんだけど帰ってきて流しに食器がたまってると自炊する気無くすんで食べたらすぐ洗い物するようにしてる。
あともう一つのコツが「豊富な食材」 冷蔵庫の中にベーコン、玉葱、とかいろいろ入ってると「んーじゃ、これとこれをあわせて…」と料理する気も起きてくる。

お気に入りの公園は大事、ってこと。

2007-03-28 23:25:53 | 日記
わかってる人はわかってると思うけど、基本的に僕は方向オンチ。しかも自信満々に間違えるのでタチが悪い。「こっち!」といいつつ反対方向、ってことがかなりある。女の子を浅草案内していても「こっちだね」と言いつつかなり遠回りしていることがある。二度目に来たときに「あれ?この店ってこんなに近かったっけ?」と言われて「うーん、前は道間違えてた」と白状する。砂漠とかジャングルに放り出されたらすぐ死ぬね、たぶん。

ただ、なんか自分好みの場所を見つける、というのは得意。嗅覚が優れているので。おいしい店とか雰囲気のいい場所とか。

会社が移転して浅草から日本橋に来たんだけどもうお気に入りの公園を見つけた。以前からこのオフィスに居た同僚もあまり知らない場所。ぷらっと一服しに行ったりする。こういうとこがあるとフル回転した頭をクールダウンさせるのにいい。

日本橋はさすがにオフィス街だけあって、12時ちょうどに会社を出るとどこのお店も一杯。そういうの嫌いなんだよね。昼飯くらいゆっくり食べたい。ということで大体最近はお昼に弁当を食べている。道端に弁当の出店みたいのが結構ある。

今日は11時50分には会社を出、弁当を買い、公園のベストポジション(桜の下のベンチ)を陣取りランチ。いいねぇ。たまにはいいじゃないですか、こういう息抜きも。(いや、いつも息抜いてばっかりだけどさ)






人が白い目で見ようがなんだろうが12時ちょっと前に昼飯に出るべきだと思う。店はすいているからすぐ座れる。そしてぱっと食べれば12時40分くらいには会社に戻れて13時からはフル稼働。12時過ぎてもちまちま仕事してお昼にでてお店で並んで13時ぎりぎりに帰ってくる、なんて仕事の仕方は下手だなぁと思うんだよね。だいたい12時ぎりぎりの電話なんてかけられたほうも面倒だと思うんだよな。

スタンド使いはスタンド使いとひかれあう…

2007-03-28 23:18:20 | 
ゴゴゴゴ。。。

ということで横浜に仕事で行って神奈川在住のドッピオさんに電話をしたら携帯に女が出た!

ヌナー!と思ったら女スタンド使い(第四部くらいに出てたね)のチャコでした。偶然札幌から遊びに来ていたららしい。飯でも、ということで横浜のモアーズの上のスペインバルでスタンドバトル。途中でサークルの後輩だった岸田(第三部のケニー・Gくらいの扱いですな)も参戦。



生ハム、パン、鶏のガーリック煮込み、鰯のフリット。パンうまい。あで?なんか前もこんな話したな。



ピザ。

スペインバル好き。一皿300円とかでいろいろ食べられるから。

札幌で出会った我々がなぜか横浜でJOJOの話とか鉄道(岸田は鉄道マニアということが発覚した)の話をしている、ということ自体が不思議。

「ドレミファインバーター」ってのは新しい発見だった。なんかね、岸田君よると京急線の発車音は耳障りじゃないようにわざと音階つけてるんですって。へー。

さくらさくらさくら

2007-03-27 22:59:14 | 
桜好き。桜餅も好き。昔は「け、桜なんてよー」と突っ張ってたけど今は素直になった。桜好き。咲いてると見ちゃうもんね。好きな花ランキングは一位ひまわり、二位あじさい、三位ポインセチアだと思ってたんだけど最近は桜がランクイン。

北海道の桜は基本的に山桜で少し色が濃い。北海道にいた頃はちょっと突っ張ってた(ドッピオさんとススキノでボンタン狩りしてた頃ですな。ということはよね3が二号館の渡り廊下で刀狩りしてた頃)んで「ソメイヨシノなんてシャバいシャバい。やっぱ男は山桜の下でジンギスカンよ」とビーバップハイスクールみたいなこと言ってたけどやっぱソメイヨシノはきれいだー。

桜の名所といえば上野公園。上野公園の桜もいいんだけど、うちの近所の公園もいいよ。

公園自体が小さいのに桜が大きくて桜に覆われてる感じがする。ちょうど今週末くらいに見頃だと嬉しい。

北海道の桜、というと円山にあった櫻月(サクラムーン)という喫茶店を思い出す。古めの建物で天窓から頭上に桜が見えて非常によかった。

桜は好きなんだけど花粉は嫌い。去年はあんまりたいしたことなかったんだけど今年は結構重症な予感。これもさぁ、なんとかならんのかね。ハンカチはぐちょぐちょになるし、ティッシュはあほみたいに使うし。ほんとちょっとしたジャンキーみたいに「クスリクスリ」と薬を飲み、点鼻薬をシュッシュとやる。薬飲もうが何しようが鼻はぐずぐず。まじめな話が出来ないよ。プロポーズは花粉の飛んでない時期にしようと心に決めた。ああ、決めた、今決めた。

今日は仕事で長野まで。長野もほんわかとしてましたわ。

新幹線の中で本読んだ。

これいい!オススメ。たとえばパンフレットも表紙だけ切り離してクリアファイルに持ち歩いたほうがよいんだって。なんでかと言うとパンフレットそのまま渡しちゃうとぱらぱらーっと見て「いや、うちはいらないわ」と言われてしまうから。やっぱり成果の出る人というのは細かいところで頭使ってる。売れない営業マンに限ってしゃべりでどうにかしようとするんだよな。やっぱツールですよ、ツール。

確実に来る幸福を待つ時間にこそ幸福がある。

2007-03-27 22:57:21 | 
「確実に来る幸福を待つ時間にこそ幸福があるように確実に来る恐怖を待つ時間にこそ恐怖がある」ってガイアさんが言ってた。シコルスキー戦のときね。あ、グラップラー刃牙の話。

そのとおりだと思う。

好きな女の子を喫茶店で待ってて「今日何食べようかなー」と考えてたり、鍋してて「この後、うどんもあるんだもんねー」と思ったり。

最近は幸福。そろそろ村上春樹の新刊と海堂尊の新刊が出るからー。

3月29日に村上春樹のエッセイが出るんですって。久しぶりだな。久しぶりの友達と飲みに行く日が近づいている感覚。

海堂尊(「チーム・バチスタの栄光」)のほうはシリーズ最新作「ジェネラル・ルージュの凱旋」が4月に出る。わーい。今度はジェネラル・ルージュ(=血塗れ将軍)ICU部長の登場ですって。いいねぇ、キャラが立ってそうで。

これで伊坂幸太郎の新刊と京極夏彦の新刊出てくれるなら今年終わってもいいよ。

この間の「グロテスク」にどっぷりやられて桐野夏生の本を立て続けに読んだ。

桐野 夏生 / 新潮社(2004/02/27)
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子供の頃に誘拐されて1年間監禁された経験のある作家がその体験を綴る話。またドロドロとした…。この本に対するレビューで「思わず実際にあった事件を連想する。作者も『単純にあの日々の中に何があったのか興味がある』と書いてあった。興味本位でこんなことを書いてはいけない」というようなことが書かれていた。うーん、あくまでテキストはテキストとして評価されるべきだと思うんだよな。作者が何を思って書こうと、その作品についてどんなことを語ろうと真実はその作品の中にしかない。作品が面白ければよいし、高い志を持って書かれようと面白くなければそれはそれ、だと思う。

桐野 夏生 / 講談社(1997/07)
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主婦がバラバラ殺人する話。またこれも…。

桐野 夏生 / 毎日新聞社(2005/04/21)
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主人公の女性が60歳を目前に旦那さんが亡くなって、旦那さんの不倫が発覚する話。いやいや、これもまた…。しかしまぁ犯罪が出てこない分、「残虐記」「OUT」よりはさらっとしてる。遺産のこととか老後のこととか主人公の女性と息子と娘が話し合うんだけど、息子がぜんぜんお母さんのこと考えてあげてない。少なくとも父親が死んだら母親の話はちゃんと聞いてやらんとあかんな、と僕は思った。
しかしなぁ、こんな世間知らずな59歳って最近いるのかな。結婚以来働いたことない、一人で外泊をしたことがない、携帯も持ってない。少なくともウチの母親(55歳だった気がする)とは違う。

うどんを現状把握、豚バラのプレゼン力

2007-03-26 20:26:23 | 食べ物
日曜日の朝5時に起きて「さー今日なにやるかなー!」と思ったら結構な雨。一気にモチベーション下がるね。コーヒー飲んでコーンフレーク食べて「雨やまないかなー」と祈るけど止まない。仕方ないんでいつも行ってるジムじゃなくて近所のジムに行く。台東区リバーサイドスポーツセンターまで雨の中、20分くらい歩く。ああ、面倒。スニーカーの中まで雨で濡れてくるしさぁ。でも、ジムに行ってると5回に1回くらい「あ、今日調子いいなぁ」という日がある。息も上がらず、結構長めの距離走れたりね。今日はなんかそういう日だった。気持ちいいね、汗もたっぷりかく。誰も気づいてくれませんが、実は僕は3年前から比べて13キロ体重が落ちている。(いま「元が多いからね」思ったやつヌっ殺す)

ジムから帰ってくるとお昼時。昨日の鍋があまってたんでしょうゆで味を整えて(この表現大好き)昼ご飯はうどん。

ベーコン入れたらあうかどうか不安だったけどバッチリ合った。なんていうんだろう、和風ポトフうどん。おいしい。昆布、牡蠣、豚バラ、キャベツ、長ネギ、たまねぎ、シメジ、ベーコンが力をあわせて一生懸命いいダシ出している。ういやつらじゃ。やっぱり汁物はダシで決まる。なんかの本で読んだけどグルタミン酸という旨味成分が科学的に発見されるまで、欧米人は日本料理の「だしをとる」という作業を一種の「おまじない」だと思ってたらしい。科学が人の目を曇らせるいい例だね。科学を盲信しちゃいけない。うまいもんはうまい。とか考えつつうどん食べてたら日曜の昼だというのにビール飲みだしてしまいましたよ。だめ人間の愉しみ。飲んだら眠くなって30分くらいうとうとしてた。

午後はなんか仕事の話してた。

やっぱり思うのは「大事なのは現状把握」。人間はたいてい頭がいいので、ついつい「どうしたら解決できるか」ということに頭を使ってしまう。でも現状が正しく把握できてなければどんないい対策練ったって間違っちゃうんだよね。逆に言うと現状さえわかれば答えを出すのは結構容易。

虫食い算みたいなもんだね。「X+Y=?」という式の答えを出すのは難しいけど「2+3=?」という式は誰だって答えが出せる。

この前書いたすごい上司のすごいところは「現状把握に命をかけていること」。ありとあらゆる手段を使って正しい現状をつかもうと努力している。すごいな、と思うのはこの上司、めちゃくちゃ忙しいのに連続ドラマをほとんど見ている。休みの日は録りだめしたドラマばっかり見ているらしい。いわく「未来を予測できる人間はどんなビジネスでも勝てる。未来を予測するためには今を知るしかない」 いや、ま、単にドラマ好きってのもあるんだろうけど。仕事でもとにかく部下が、上司が、お客さんがどういうタイプでどういうこと考えているかということをつかみたがる。ほんとすごいもんな。誰と誰が付き合ってるとか全部知ってる。「単なるゴシップ好きじゃないか」と思うこともあるんだけど。その上司に言われたことを思い出す。「お前(僕のことね)は包み隠さず現状を話すんで俺にとっては非常に役に立つ部下だ」。尊敬している人からそういうこと言われるとうれしい。ワンワンと従順な猟犬のようにがんばっちゃうワン。目標設定の精度と現状把握の細かさで仕事の質は8割決まる。これほんと。

あとセールスのことを話してたんだけど、「セールスマンの課題」と聞かれるとセールス慣れしているマネージャーとかはついつい「ヒアリング能力」と思ってしまう。自分が「ちゃんとヒアリングして相手のニーズに刺さって決まった」という成功体験を持っているので。僕もそう思ってた。でもこれが実はぜんぜん違う。ヒアリングなんか一切しなくっても商品の魅力をめちゃくちゃ魅力的に話せれば(商品が確かなものなら)ある一定確率で売れていく。逆に言うとヒアリング能力いくら高くても商品の魅力を伝えられなければ絶対に売れない。ということで常にセールスマンの課題は「プレゼン力」。ヒアリング力ってのはたとえばセールスマンをライフル銃にたとえたらスコープ(=照準機)みたいなもの。いくら照準をばちっと合わせられてもちゃんとした銃弾が込められてなければ獲物はしとめられない。しかもセールスに慣れてない人にヒアリング能力を高める指導、というのはかなり難しい。それに対してプレゼン力を高めるってのは結構容易に出来たりする。基本的なトークを特訓するとか、使いやすい資料を用意してあげる、とか。僕の個人的感覚だけど、プレゼン能力を高めただけで0点のセールスマンは75点のセールスマンにはなれる。残りの25点がヒアリング能力、って感じかな。

ということが頭の中でぐるぐる回る。で、いつもどおりだけど「恋愛も一緒で現状把握とプレゼン力が大事」という結論。(イエス、ワンパターン)

晩御飯は浅草のビストロカトリ。鮮魚のカルパッチョ、生牡蠣、ウニとアサリとワケギのオムレツ、豚バラのローストなんか食べた。

やっぱ豚バラがうまい(イエス、ワンパターン)。パンもおいしかった(イエス…)。おなか一杯です。

他人に輝かせてもらう

2007-03-25 05:22:44 | スポーツ
家ではテレビを見ないので僕にとってテレビを見る場所と言えばジムで自転車こいでるときかホテルに泊まったとき。

僕の行ってるジムは自転車なんかによくわかんない機械がついてて、そこにイヤホンがあってそれでテレビの音声を聞けるようになってる。基本的にはiPodで音楽聴いてるけど目の前のテレビで面白そうなものがやってるとイヤホンをかけかえテレビの音声を聞く。今日はなんかバレーボールの番組をやってた。春高バレーを目指す女子バレー部に有名な人がコーチに行くドキュメンタリー。イヤホンつないで第一声にいきなりぐっと来た。

「バレーボールっていうスポーツは『他人に輝かせてもらう』スポーツなの」

完全にぐっと来た。そうか、と思ったね。

たとえばサッカー。キックオフからボール持ち続けて自分でゴール、というのも不可能じゃない。たとえば野球。ピッチャーが相手チームを全員三振で抑えて自分がサヨナラホームラン打って勝つ、ということも不可能じゃない。

でも、バレーボールは違う。相手のサーブを自分でレシーブして、自分でトス上げて自分でアタック、というのはルール上不可能。自分がアタック打ちたければ誰かにトスを上げてもらうしかない。アタックをバシッと決めた人の後ろには彼女を輝かせている人が居る。そういうスポーツ。なるほどねぇ。

前も書いたけど「女の子が集まってなんかしている」という話に非常に弱い。「ああ、オレもうだめ…ヨヨヨ」というくらいに弱い。このドキュメンタリーもかなり泣きそうになった。試合までのバスの中で、3年間補欠の女の子がレギュラーの子の腕にマジックで「私の分まで」とか書いてるんですよ。ああ、ダメ、そんなの…。

「他人に輝かせてもらう」ということなら仕事もそうだよなぁ、と帰ってきて自分ちの屋上でビール飲みながらふと思った。

Keiponさんにいただいた煎餅(Keiponさんごちそうさまです)ぽりぽり食べながらビール飲みながら。休日の明るいうちに飲むビールはうまいですなぁ。

晩御飯は牡蠣鍋。

豆腐とたまねぎと長ネギが入ってる。これに豚バラもしゃぶしゃぶする。豚バラしゃぶしゃぶをゴマだれで食べるってのがほんとご飯が進む。ご飯のお供オリンピックがあったら金メダル確実に取れるね。鍋の季節もそろそろ終わる。

さーてとよね3に誘われてるし小樽に飲みに行くかー(うそ4000%君は1000%)と思って一人でビール飲んでたらおなか一杯だし眠くなって9時に寝た。起きたら5時。充実した日曜日になりそうですな。

多産も才能

2007-03-23 23:44:39 | 
八戸から帰ってきた。まだ雪ありましたわー。

東北新幹線が全席禁煙になったのね。あー、なんか「選択の自由がない」というのはやだなー。

帰ってきて晩御飯。よね3は今日は手抜き料理(ぜんぜん手抜きじゃないと思うけど)だったようですが、うちはちゃんと料理した。帰りにスーパー寄ったら牡蠣が半額だったもので。

牡蠣とキャベツとしめじのカルボナーラマカロニ。もう冬なんだか春なんだか秋なんだか、という感じ。

新幹線でまた本読んだ。

中山 み登り / PHP研究所(2006/03)
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35歳とか30歳とか40歳とかどうでもいいような気もするんだけどなぁ。魅力的な人は魅力的だし残念ながらそうでない人はそうじゃないし。

森 博嗣, 土屋 賢二 / 講談社(2007/03/15)
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森博嗣はS&Mシリーズは読んでた。それ以降はついていけなくなったけど。発行ペースがはやいんだもん。「臨機応答・変問自在」とかはすき。この人は大学の工学部の助教授。コンクリートとか建築関係教えてるらしい。この本はその人が御茶ノ水大学の教授と対談してる本。「なるほど!」と膝を打った話があった。なんで1000年前の法隆寺がいまだに残っているのか、その頃の建築技術というのは高かったのか、という問いに「いやたくさん作った中の一つがたまたま残ってるだけ」という答え。1000作ったうちの1個がたまたま頑丈で残ってるだけだそうです。なるほどねぇ。そうなんですよ、結局は「多産」というのも才能なんですよ。ピカソは生涯で6万点の作品を残したらしい。一日2、3作品のペース。いいもの作りたいならまずはたくさん作れ、ってのはひとつの真理だと思う。

ということで明日は久々にフリーな(研修とか会議とかない)土曜日。自分の好きな仕事しよーっと。

鰻と靴と女心と男心

2007-03-23 00:20:21 | 日記
仕事でとある鰻とピアノで有名な街に行きました。会社の同僚(女性)と一緒。

最近の僕の仕事のテーマは「女心を理解する、つーかむしろ女性になる」ってこと。ふと思うところがあって今の仕事だと女心が理解できないとだめだな、と思っているのでね。あとスケベ心としてはそっちのほうがもてるかなぁーと。男性の行動のすべてのベクトルは「いかにもてるか」に向かっていると思う。女性のベクトルは「いかに自分が満足するか」に向かってるような気もするけどどうなんすかね。たとえばこの世の中である男性が一人になったとする。彼は多分、見栄えとかそういうことには頓着しなくなるんじゃないだろうか。逆に女性が一人になったとする。それでも彼女は髪を梳かすんじゃないだろうか。その辺に大きな違いがある。「男性は不完全を求め、女性は完璧を求める」ってのも僕の理論なんだけどそれはまた別の機会に。とか言いつつもう一つの理論として「女性を画一的に分析する」という思考自体がナンセンスなんだ、とも思うんだけどね。「男性ってこんな生き物」ってのは結構定義できそうな気がするんだけど「女性ってこんな生き物」ということはなかなか定義できない感じがする。

ということで新幹線の中で読んだもの。





日野 佳恵子 / 三笠書房(2006/12)
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「女心を理解する」ってテーマでこういったもの読んでるといろいろきづきがあるねー。ananなんて読んでると、うーん、なるほど。と思うところが多い。やっぱり化粧品の広告なんかだと大事なのは「イメージ」「雰囲気」なんだよね。

たとえばこのananの化粧品広告のページ。

男性視点で見ると「結局前の商品と何が違うの?」「何が配合されてるの?」「つーかいくらなの?」という疑問がふつふつとわきあがってくる。でもそういう情報は一切ない。価格すら載ってない、というのはすごいな。

女性向けマーケティングで大事なことは「なんかいい」という「感性に訴えられるかどうか」なんだよね。

あとは「ちょっとした言い回しが大事」 なんだかサンダルが載ってて「馴染みのよい履き心地と豊富な色展開。プチプライスもうれしい」と書いてあった。「プチプライス」というのはいいね。これが「値段も安い」と言われるとちょっと安っぽさ感じちゃうもの。

ということとかヒアルロン酸とかプラセンタとかボトックスとか言う単語が頭の中を回る。うーん、なんかアメ車とかマルボロくわえたカウボーイとかが載ってる雑誌が読みたくなってきた。車なんて日ごろ興味ないけど。バランス取らないと。

目的地について一仕事終えて、「ま、鰻でも食べますか」とタクシーの運転手さんお勧めの鰻屋へ。

おいしい。鰻には男心も女心も関係なくてよいね。

食べ終わると同行した女性が「ちょっと駅ビルで靴見ていいですか?」とのこと。こういうときに「わざわざこんなとこ来て見なくてもいいじゃん。つーかコーヒー飲みながら一服したいよ」とか言うと一気に機嫌悪くしてしまう可能性があるので「いいよー」と付き合う。女性って靴好きっすよね。僕も好きだけどさ、女の子には絶対にかなわない。

何個か靴を履いて「この靴どうですか?」とか聞かれる。何度も繰り返すけど最近のテーマは「女心を理解すること」。ついつい「あ、その革の質感がいいねぇ、何これ、牛革?」とかその商品の特性を語りたくなってしまうけど、ぐっと飲み込む。そんなこと多分、彼女にとってはどうでもいい。もちろん「うーん、ちょっと君には派手すぎるかなぁー」なんてもってのほか。こういう時のキーワードは「なんか」。「なんかいいねー」「なんか似合うねー」「なんか春っぽいねー」をずっと繰り返す。あー「なんか」って便利な言葉だわー。「すっごく良いと思うけど言葉で表せないの。表してしまうと消えてしまうような気がするからー」の「なんか」。

彼女は一足気に入ったらしく買うことに。「つーか、東京にだってあるブランドだし、出張先のこんなところで買う必要ないじゃん。荷物増えるだけじゃん。どうせ『持とうか?』と聞かないと怒られるんだろうなぁ」という言葉はぐっと飲み込み「いいじゃんいいじゃん。持とうか?」

ドッピオさんの真似して「めんどくせーよ」とか言いたくなるけどそれはこういうときに絶対言っちゃあいけない言葉。放送禁止レベル。懲役3年執行猶予5年の実刑判決。

ま、僕の場合は仕事だしー。(靴のショッピングに付き合うことが、じゃないよ。こういうので女心を理解することがね) いろいろ考えてやってるからそれはそれで楽しい。「なるほどー」と思うしね。ま「【女】が【喜】ぶと男が【嬉】しい」ですからねー。

ちなみになんか別の本で読んだけど「女性が男をほれさせるテクニック」 基本的に男性は「教えたがり」なので、その男性の好きなものを「説明してください。教えてください」という感じで聞くと男はぺらっぺらしゃべる。しゃべってるのを「へーそうなんですかー」と聞いてるだけで「あー、俺なんかこの子と話しているといい感じだなぁ」(誰でも自分が話すのが気持ちいい)「あ、俺、この子と合うのかもー」と2秒でfallin loveですよ。

たとえば「私も本好きなんですけど最近の小説はぜんぜん知らなくてー。showさんって最近の作家だとどんなの読んでるんですかー?」みたいな感じ。あー、今、自分で書いてたけどこんなの酒の席で小西真奈美みたいな女性に聞かれたら2時間しゃべるね。「あー、じゃ伊坂幸太郎貸すからウチきなよー。ちょうどカレーあるしー。つーかショートも似合うよねー。もしかして家ではメガネかけてる?」とかまで一気にしゃべるね、目の前の焼き鳥とかどうでもよくて。ドッピオさんに「私も三国志好きなんですけどぜんぜん武将とか知らなくてー。ドッピオさんは誰が好きなんですか?」と聞いたら「そんなん決められっか!」と一喝されるので注意ね。よね3に「私も戦国時代好きなんですけどぜんぜん知らなくて…」と聞いたら(以下略)

縄文時代にグラタンはない。

2007-03-21 21:40:17 | 日記

春ですな。

春分の日ということでドッピオさんとKeiponさんが東京にお越しに。新橋でみやまちくん、みーやんさんも誘って酒を飲む。ドッピオさん例のごとく二件目のスペインバルでパン持ったまま折れ曲がる。

このパンうまかったなぁ。スペイン直輸入ですって。海外のパンと言うのはどこで食べてもだいたい偏差値が高い。やっぱり歴史が違うんだろうね。

次の日は朝7時に目が覚めたけど二度寝。昼前にドッピオさんから電話があって起きる。昼飯でもということでドッピオさんKeiponさんと上野公園にいく。桜はまだだけど天気がよくてよいねー。

上野公園のおいしいピザ。僕だけビール。

そのあとまたもや博物館へ。

今回は平成館。やっぱ縄文時代はいいなぁ。大好き。何万年も前の人々が縄とかで文様をつけてた、というのがいい。土偶とか埴輪とかもじっとみてても飽きないなぁ。

こんな過剰な装飾の土器なんて作ったときはかなりセンセーショナルだったんだろうな。ひねくれたはぐれものが勝手に作ってね。親とかに怒られながら。「誰もわかってくんねーや」とか思ってたんだろうね。

お二人と別れて仕事した後、今日のご飯はグラタンに決定。ああ、グラタンが大好きだぁー。出されると見境なく食べてしまう食べ物の一つ(他にはカレーとかとろろとか)。餃子とグラタンは僕にとっては別バラ。

しかしさぁ、グラタンってのも手間のかかる料理だよね。ホワイトソース作ってるだけで腕が疲れてぐったりしてくる。あとさ、なんていうのかな、緩急のある料理だよね。ホワイトソースつくりはあせっちゃいけない。じっくり練らないとダマになる。そのあたりはビール飲みつつ出来るんだけど、マカロニ茹でだしたあたりから余計なことは一切考えられない。マカロニをホワイトソースにぶち込んで、玉ねぎ、ベーコン、鶏胸肉をいためて投入、まではほんと24のジャック・バウアーなみの緊張感ですよ。いや、見たことねーけど。

つーことで出来上がりー。

うちオーブンないんで焼けないのが残念。でもまぁいい。僕が食べたいのはホワイトソースと玉ねぎとマカロニであって焼けたパン粉じゃないから。


うどんすき

2007-03-19 21:05:47 | 
最近思うところあって出来るだけ会社から早く帰ってきて自分でご飯を作って食べるようにしている。そもそも僕の仕事なんて会社じゃなくてもパソコンと電話ありゃ出来るんだし。

ということで今日のご飯はうどんすき。

昆布と鰹節で出汁をとって斜め切りにして冷凍しといたネギ投入。豚バラも投入。豚バラが色づいたらうどん投入。仕上げに卵とワカメ。お椀のポン酢でいただく。

うーん、豚バラ旨い。やっぱね「ニクヅキに旨いと書いて脂」なんですよ。体の旨い部分が脂ってことなんですね。いい出汁。

半熟卵もえらい。いい頃合ですくってあげてうどんに絡ませて食う。旨い。

こういう熱々系の食べ物だとついついビールを飲むのを忘れて一生懸命食べてしまう。そうならないように今回は丼に取らずに鍋から食べてたんだけどやっぱ一緒。基本的に「ご飯、おかず一品」でいい人なのでね。子供の頃も僕の食卓に漬物とか味噌汁とか出た覚えがない。大人になって母親にその話したら「どうせあなたに漬物とか味噌汁出しても食べないから途中で出すのやめた」とのこと。いや、そりゃそうだけどもう少ししつけてよ。

ということでお腹も満たされたしお仕事お仕事。肌が乾燥するメカニズムをまとめるのさ~。セラミドってのが大事らしいよ。(なんの仕事なんだか)

ビジネスは後ろから直せ(これすごい大事)

2007-03-18 23:27:01 | 
こないだの「グロテスク」が面白かったんで、桐野夏生の本が欲しくなった。と、ちょうどいいタイミングでブックオフのサイトから「あなたのポイントが3月末でなくなります」みたいなメールが来た。ポイントと言っても80円分くらいなんで惜しくもなんともないんだけどさ。

ま、ついでなんで、と思って検索してみたら結構あるんだよね。「文庫本になってから読むか」と思ってた本もあったんで何冊か注文。

注文したのは下記のとおり。

残虐記
アウト
犯人に告ぐ
魂萌え!
成功思考公式

全部、ハードカバー。さて、おいくらでしょう?

チッ、

チッ、

チッ、

チーン。

正解は2006円。安ッ!



いや、ほんと安いと思いません?こないだ買った「グロテスク」だって上下巻でそれぞれ600円くらいしたから2冊で1200円ですよ。ほんと安いですよ、ちまりですよ。

すげーな、ブックオフ。

僕はブックオフ、という会社の成功要因に実は気づいている。多店舗展開した、とか看板が黄色い、とか清水国明ということではない。成功要因は明らかに「お売り下さい」というキャッチフレーズ。これがすごい。

いいですか、今まで古本屋で「買う」ということに下手に出た会社がありますか?普通の古本屋は「買います」でしょう。「(いらないなら)買います」むしろ「買ってあげます」だったわけですよ。それをブックオフは「お売り下さい(買わせてください)」と言ったわけです。すごいのはネットでブックオフに注文したのでダンボールで本が届いたわけだけど、そのダンボールにこう書いてある。

「この段ボールにいらない本、CD、DVDを10点以上入れてコンビニお持ち下さい。」

こりゃすごいね。基本的に本を売らない僕だけど、売ろうかと思ったもん。

何がすごいか?そりゃ「買ってあげます」と言われるより「お売り下さい」というところに売りたいですよね。人々が本を売るとどうなるか?当然、ブックオフは商品が増えるわけ。さぁ、本がいろいろそろってる古本屋とそろってない古本屋、どっちに行きたいですか?そりゃそろってるほうですよね。しかも本がたくさんそろえば価格も下げられるわけだしね。

昔から何度も何度も仕事で言われることは「ビジネスは後ろから直せ」ってこと。たとえば飲食店で「お客さんが来る」「食べる」「帰ってもう一回来る」ってステップがあるとする。儲かんないお店の人は「どうしたらお客さんが来てくれるかな」と考える。それが違う。一回来たお客さんが満足してもう一回来てくれてんのか、ということを考えろ、ということ。

もっとわかりやすく言うと「出会いがないんだよねー」という人が居る。その人の課題は「出会い」じゃない。出会ったとしてちゃんと恋愛に発展させられてんのか、ということのほうが大事。

なんでもそうなんですよ、ほんと。

それはそれとして出会いがないんですよねー、最近、僕(笑)。

ご冗談でしょう、トビー先生

2007-03-18 22:43:02 | 日記
前も書いたけど「世界を広げる」ことはいいこと。新しい人に会う、ということは理屈ぬきでよいこと。

Keiponさんから「知り合いの英国人を浅草案内するの」と声をかけていただいて行って来ました。

出会いはよう知らんけどKeiponさんが飛行機で隣になった英国人物理学者。物理学者なのでてっきりファインマン先生のような人かと思ったら普通の英国人。何を研究しているの、と聞いて「磁石」と言われた瞬間の僕の不可解な顔であきらめたんでしょうね、それ以降は物理学の話はいっさいなし。だってさー、磁石の話なんてよくわかんないよね。S極とN極だっけかL極とM極だっけか、ってレベルですよ。

上野の博物館で落ち合って、上野で焼き鳥を立ち食いして水上バスに乗ってその後、おでん屋大多福へ。

博物館では展示品の説明を適当英語でする。

It's a samurai armar, made from a bamboo and something.

飲みながら相変わらずどうでもいい話を。

「日本では「サイコー」と言ってれば話は通じる」とかキャバクラとは何か、とか好きなシングルモルト(偶然、ラフロイグということで話が合った)の話とか。

本当に思うんだけど、英語を身につけるいい方法の一つは「何かを英語で説明する」ってことだと思うね。英語脳がフル回転するもの。おでんダネを説明するのとか結構頭使いまっせ。はんぺんは「fish cake」ですって。

ということでKeiponさん、また火曜日にお会いしましょう。