今回2018年11月5日を1日目として11月6日を2日目、11月7日を3日目として、ロサンゼルの街の中を14車線の無料フリーウェイを使いながら、移動した観光地を自作GPS装置でプロットした移動経路から見る旅行の振り返りをしてみました。
1日目は日付変更線を太平洋上で越えるため、11月5日の9時40集合で成田空港へバスで移動し、17:30発のユナイテッド航空UA33便に乗って9時間9000kmを時速900km/h平均スピードで移動し、ロサンゼルス国際空港へ。その日の午前中の10:30にタイムスリップ?して、緊張しまくりの意味不明の電子入国審査と、税関職員の英語の質問に答えて、なんとか入国。初めて見るターンテーブルから自分のスーツケースを探して、女性ドライバーの運転する大型バスに乗り込み、いきなりの見学行程スタート。
機内で寝れなかった生徒は2日間寝てない状態で1日目の行程をこなすハードスケジュール。
ロサンゼルス1日目の行程は、30km離れたファーマーズマーケットで買い物とお昼を食べること。時差ボケと疲労と、英語を使って食事を頼む極度の緊張、それ以前に多国籍の街の中で、大勢の市民や観光客のごったかえすマーケットで勇気を出して、声を掛けるのはおそらく相当な勇気がいったと思います。
ここで担任が背中を押すために、超美味しいフレッシュパインジュースを5ドル(550円)で購入し飲むところを生徒がおどおどする中で見せると、我先にとジュースを注文、本当に超美味しいパインジュースが飲めて、気がつけば英語を使っている自分に気がついて、勇気が湧いて、ショッピングやお昼のフード店を探して迷路のようなマーケットを友人と散策し始め、途中で合流した普通科の生徒よりも積極的に買い物や昼飯ゲットをしてい2i1でした。特に数人で固まっている男子生徒はオロオロ、ゾロゾロと「どれ買う、どれ食う、あっち行く?」と迷っている間に、「チーズピザください」、「その肉ください」、「私もジュースください」などなど、ビシバシ行動していた2i1はすごいです。
1年の終わりに、外国人との電子回路制作ワークショップとAFP通信の記者取材に慣らしておいて、さらにキャリプロで恥ずかしさよりもまずは行動を経験してもらい、OST(オンラインスピーキングトレーニング)で実践的な英会話を外国人スタッフと体験して、もろもろ他のクラスとは全く別メニューで鍛えた効果がバッチリ生かされて、初日からいい状態でスタートできました。
担任は事前に現地ガイドさんから、超超美味しい肉屋さん情報をゲットしていたので、引率の栄先生と、お好みの肉(担任はガーリックビーフ、栄先生はロースロビーフ)と野菜サラダとご飯を9ドルから13ドル程度で(1000円前後)購入し、お店の前の通路にあるテーブルで外国人に混じりながら食べてみました。
超超超美味しくて感激して「うまーーーーーい」とパフォーマンスすると、生徒が近寄ってきて、食べたい!と一切れ渡すと「うまーーーーーーーーい!まじやばい!」と連鎖反応。自分たちも美味しい料理をゲットしようと目が輝き始めて、さらにヒートアップ。
実は事前に出発直前にチャイニーズシアター見学がこの日できないことがわかっていたので、急遽、ファーマーズマーケット60分間を90分間に延長してもらい、ギリギリなんとか余裕を持たせる時間を確保できました。さらに余った時間をUCLA大学キャンパス見学時にショッピングを楽しめるように少し時間を延長してもらい、時差ボケと疲労を少しでも緩和できるように、ガイドさんに交渉でき、ばっちぐーな1日目となりました。
2日目は今回の旅行で生徒全員が楽しみにしていた、USH(ユニバーサルスタジオハリウッド)でのプレイタイム。前日のチャイニーズシアターを見たいという生徒もいて、急遽これも、1時間早めに起床して、見学時間を30分作り出し、ロサンゼルスの映画の街、ハリウッドスターの街、映画館のいっぱいある、ネオンや派手な看板のある街の中をバスで移動して、TVでよく見る星マークや、レッドカーペットのある階段や、ハリウッドスターの手形を短時間で堪能し、いやおうなしに、気分を盛り上げて、いざユニバへ。
ちょうど大統領選挙の中間選挙の日と重なり、ユニバのアトラクションは最高10分待ちという奇跡的に短いラッキーデー。いろんな国の観光客、メキシコ系、白人系、中国系、入り乱れて、雰囲気も盛り上がり、日本にない、本物のの映画スタジオの現場や実際に使われた映画のオープンセットや、50以上ある体育館の数倍も大きな倉庫の屋内セットに設けられた4つの体感型3Dアトラクションをいきなり見せつけられ、生徒たちはオーマイガッと、ぎゃー、わー、おーー、なんじゃーこれー!、あつーい、つめたーい、こわーい、ぎゃわおえあべぼぶー!!!!? の絶叫で、後にガラガラ声になる生徒続発の、日本にない、映画の世界に突入させられ大興奮。
日本では考えられない、巨大なセットと派手な火と大量の水の効果に、疲れもぶっ飛ぶ状態で、ラッキーラッキーついでに、通常3つの体感アトラクションを見せてもらえるところ、最後のシーンで新作の4つ目の高速道路ぶっ飛ばしの超ど級の迫力体感ツアーが追加されていて、最後の最後までビックリラッキー状態で、すでに、出てくる悲鳴は「おーまい!がーーーっと!」と外国人になっていました。これは、トラムバスという日本のUSJにはない、LAならではの体験ツアーでした。
その後、日本と同じアトラクションを生徒たちが自由行動で遊んでもらい、お昼も適当に自分たちでたべて、買い物も、休憩するも、体感絶叫アトラクションも全て制覇した生徒も急増し、6時間のゆったりとした時間を200%堪能してもらえた様子です。
日本と唯一違っているのは、大阪の平面な園内とは別に山一個分を利用しているので、一番遠い場所は7回もエスカレーターを乗り継いで、50m下の絶叫系ブースまでハリウッドの街をみながら下っていかないといけない広大さを実感し、つぎなる場所の移動はまた7回エスカレーターで上って、気がつけば、担任ですら2万歩を歩く状態のなか、生徒たちはあっちに走り、こっちに走り、おそらく3万から4万歩も走っているだろう、生徒のパワーは凄まじいものがありました。
担任はトラスフォーマーと、ハリーポッターにだけ乗り、お昼はクラブサンドを優雅に食べて、最後はウォーターワールドで水がかからない中央の真ん中でショーを堪能しました。普通科の男子生徒は、英語で「お前、来い!」と外国人演技者から中央に立たされ、いきなりの全身ビショビショにさせられているのを見ながら先生方も生徒たちも大盛り上がり。本人も濡れるの覚悟で最前れるに座っていたから、大喜び。仲間がびしょびしょになっているからか、迫力のショーをいえーーーい!と観客一体となって楽しみました。
夕方はショッピングを楽しみ担任は(黄色い大判のミニオンブランケット)黄色い巨大ブランケットをマントのように羽織って、集合場所のシティーウォーク付近をうろうろしていました。
隣接するシティーウォークの奥にあるハードロックカフェまでの通路で最後のショッピングを生徒にたっぷり1時間楽しんでもらい、中にはお昼を食べずにアトラクション三昧の生徒もいたので、ハードロックカフェでは3cm厚のミディアムウエルダンの硬くてでかいステーキをがっつり食べてもらい、歯が溶けそうなチョコレートケーキにビックリしつつも、これが本場の味だー!とアメリカンな気分に浸ってもらいました。ハードロックカフェ自体が1960年代のロックな若者の雰囲気を醸し出す素敵なお店で気分もエルビスプレスリー。帰路もネオンきらびやかなシティーウォークを見ながら、バスにのりこみ、1000万ドルの夜景のロスの街並みを見て、少しロマンチックになって写真を撮りまくりました。この夜は少し街にガスがかかり、不思議な雰囲気でしたが最高の夜景が見れました。ホテルに戻ると班長会議、22:30の全員の点呼。興奮さめやらぬ感じでしたが疲労はマクス。どこもかしこもどこかの映画で見た場所ばかりに、普段見ないハリウッド映画を帰国したら見たいなという気持ちにさせてくれたようです。
USH体験前に、授業を割いて、トランスフォーマー、ハリポーッター1賢者の石と5死の秘宝、フォレスト・ガンプを映画鑑賞してもらって、あー!おー!ここ!と事前学習もばっちり効いて(これもパソコン室を映画館に改造した部屋を持つ情報総合科ならではの特権を最大限に利用して、すりこみ実験は成功。などなど、充実した1日となりました。
この日の夜は流石にホテルの夜中にドアをバタンバタン出入りして、きゃっきゃっきゃきゃ騒いで、前日外国人旅行客からビー、クワイエット!「何時だと思ってんだー!」とお叱り受けて、セキュリティーに通報される一歩手前の生徒たちも、疲れすぎて気持ち悪いくらいにシーーーンと寝静まっていました。担任も巡回警備が楽で助かりました。
3日目は、かなりの移動距離をあっち、こっち、またこっちとバスで移動しましたが、ロス名物の14車線渋滞の迫力に驚きつつ、ガイドさんと相談して、効率のいいルートになるように、ショッピングセンターをRarphsの場所を変更し、十分な買い物時間を確保できるように臨機応変に変更してもらいました。
ショッピングセンターでは、お土産物のチョコ、お菓子などなど、買いまくっていました。店内はコストコのような、ベニマルのような、アメリカ的スーパーで、どれを買えばいいか、ガイドさんに相談しながら、レジで英語を使い、お金を払って、もっと買い物したいというような、余裕もでてきました。
最後は、またもファーマーズマーケットの中にあるイタリアンレストランbucca di beppoで超イケメンのウエイターさんに、見とれながら、日本の味に近いトマトソーススパゲティーとミートスパゲティー、オリーブオイルとパン、チーズケーキを堪能し、忘れていた私の授業の宿題を実践(イケメンに声をかけてツーショット写真を撮ってくること)をやっていました。おかげで15分もバスを遅らせてしまいましたが、命に関わるわけでもないので、ここは穏便にガイドさんに謝罪しておいて、少し遅れてホテルに到着しました。イタリアンレストランはクラスごとに場所が異なり、2i1はラッキーにも初日のお昼に立ち寄った最初の場所なので、慣れた感覚で夜の風景も楽しめました。
そして、がっつり、イケメン写真をゲットした生徒はもー、大満足。おそらく、一生の宝物のように、スマホに隠しておくかもしれません。中には何人ものイケメン(UCLAボーイ、黒人、機長、ウエイター、などなど)をゲットしていた生徒もいました。
3日目の午前中にゲティーセンターで100億円級の絵画をガラスなしで見て、ゴッホ、ゴーギャン、レンブラント、モネ、マネ、などなど、一級品の絵画を見て、超広いラビリンスの庭園と、ロサンゼルスの街並みが一望できるサボテンの展望台、大理石でできた、あらゆる壁の岩石を叩くと全部違った音がなる裏技を体験し、ちょっとセレブに、ショップで高級お土産をゲット(担任は1000円のメモ帳げっと)をして、セレブ気分のまま、16:55に太平洋に沈む夕日をサンタモニカの桟橋と、ふかふか砂の砂浜で堪能しまたい。砂浜は100mも歩いて、水際で、真っ赤に燃える夕日をみて、キュンとロマンチックに浸ってもらいました。
そこは、間違いなく、アメリカ。映画の舞台に何度もなる、超有名な場所。気がつけば、クラスの生徒全員、女優になっていました。もう、国際人の仲間入り。
3日間を生徒とともに楽しませていただきましたが、とても文章では書ききれないエピソードや出会いや、驚きや、もう、語りつくせないほどの経験を生徒38名全員と共有し、いままで日本ではよそよそしい友人関係も少し、ちがった経験もできたようです。
1日目8000歩、2日目20000歩、3日目17000歩、という歩数は思い出の数と同じくらい良い経験になりました。
また、総集編的に記事を書きますが、ともあれ、ご息女の話を聞いて、写真を見て、語りあってあげてください。最終的には、日本が一番ほっとして、おそらく、どんな美味しいアメリカの料理よりも、家族と食べる家庭料理が一番おいしいと生徒は気づいたはずです。