なあむ

やどかり和尚の考えたこと

サンサンラジオ202 第14回松林寺集中講座

2019年03月17日 05時00分00秒 | サンサンラジオ
♪゜・*:.。. .。.:*・♪
三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!

今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ、第202回。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。

3月17日、日曜日。

木曜日には雪が降り少し積もりました。
心はもう春に慣れてしまっていてとても寒く感じました。

さて、新年度の行事が始まります。
今年の集中講座のチラシも出来上がっています。
今回、内容は特別企画です。
シンガーソングライターのやなせななさんがデビュー15周年で、全国各地11会場のコンサートの一つとして集中講座に出演ということになりました。
やなせななさんとの強いつながりは震災でした。
震災の年の10月に集中講座への出演が決まっていて、その下見で前の年一度松林寺に来てもらっていました。
そして震災。
私が4日後から現地に入り、その状況をブログで伝えていたのを彼女は毎回つぶさに読んでくれていたようでした。
その中でつぶやいた「まけないタオルをつくりたい、誰かタオル業者を知りませんか」の言葉にすぐに反応してくれたのがななさんでした。
「親戚にタオル業者がいます。紹介しましょうか」そこから「まけないタオルプロジェクト」はスタートしました。
更に宮城県山元町の早坂文明さんは、私のブログを見て初め何をしようとしているのか分からなかったと。少し考えてから「あゝそういうことか。それなら歌で伝えた方が分かりやすい」ということで庭の掃除をしながら30分で歌詞を書きました、よかったら誰かに曲をつけてもらって使ってくださいと歌詞を送ってくれました。
作曲ということであれば、ななさんはシンガーソングライターなわけだし彼女に依頼すべきだろうと思い連絡しました。
ななさん曰く「歌詞を読ませていただきましたが応援歌のようですね。そういう歌作ったことなくて。私、作曲するのに時間かかるんですよ。長いのでは2年かかりました」。
これは無理かな、早坂さんに誰か知り合いがいるんじゃないかなと思いました。
次の朝ななさんから電話があり「曲できました!聞いてみてください」と電話口で流してくれました。
ななさんは「私が作らなければ誰かが作るんだろう、それは嫌だと思い、昨夜一晩で作りました」と語ってくれました。
こうして、作詞30分、作曲一晩の運命的な歌『まけないタオル』が出来ました。
この歌とタオルを引っ提げてななさんと被災地を回りました。
避難所の体育館やお寺の本堂、校舎の軒下や青空の下などで歌いタオルを配りました。
真っ暗な闇の中でもクスッと笑えるユーモアがあれば光を見出すことができるのではないか。
「にもかかわらず笑う。」アルフォンス・デーケン先生の言葉を思い出します。
微笑んでくれました。涙を流してくれました。体を動かしてくれました。
被災地の外では、ななさんがコンサートの度に被災地の話をして「まけないタオル」を歌い、タオルの支縁を呼びかけてくれて、その輪は大きく広がっていきました。
最上町でも、小学校の課題曲になったり、合唱されたりして多くの人に歌われました。
いつしか、作ったタオルの数は85000枚に達していました。
今回の集中講座では、町のコーラス隊絆との合唱で歌うことになっています。

もう一人の講師は落語家の六華亭遊花師匠。
岩手県出身宮城県在住、東北弁の落語というスタイルで各地で口演、好評を呼んでいます。
平成30年度文化庁芸術祭大衆演芸部門優秀賞を受賞されました。
先日は山形市のシベールアリーナで、タレントの松尾貴史さんと「上方落語と東北落語の共演」という催しがあり、行ってきましたがとても面白かったです。
ということで、楽しみにしています。問い合わせは松林寺まで。

今日から25日まで熊本に出かけます。来週は熊本からお送りしま~す。


今週はここまで。また来週お立ち寄りください。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿